外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

三澤投手の思い出

2009-10-21 17:09:23 | 大学野球
巨人を皮きりに、現在も、アメリカ独立リーグでプレーを続けるのが三澤興一投手です。

織田投手が孤軍奮闘する苦しい投手事情にあった早稲田に、センバツ優勝という実績をひっさげて、帝京高校から1993年に鳴り物入りで入学した三澤くんは、在学中に31勝16敗を記録。

特に、織田投手卒業後の二年間における三澤くんのシーズンごとの投球回数は、88回、72回、86回、68回。
文字通り、主戦投手として大車輪の活躍でチームを支えてくれました。

写真は大学一年生春の、少しポッチャリしていた頃の三澤くんです。

ちなみに、三澤くん入学当時の早稲田は、石井連蔵監督のもと、こんな選手たちがいました。
なかなか優れた選手たちが集まっていましたよ。

[投手]織田(3年、日向)、滝口(4年、安積)
[捕手]荒井(2年、安孫子)
[一塁]中村壽(1年、西日本短大附属)
[二塁]峯岡(1年、天理)
[三塁]半田(3年、秋田経法大附属)
[遊撃]仁志(4年、主将、常総学院)
[外野]浪岡(4年、桐光学園)、篠原(1年、広陵)、大森(2年、天理)


私は、斎藤佑樹投手が早稲田に入学してきた頃、彼が三澤くんのようなタイプのエース投手になる予感というか、期待を抱きました。

同じ甲子園優勝投手ということもありますが、抜群の制球力で粘り強く相手の打者を攻略していく三澤くんの投球スタイルが、低めに変化球を集める斎藤くんの投球とダブって見えたからです。
専門家の方からは「全然違うよ」と言われてしまうかもしれませんが。

このところ斎藤くんが、投球フォームが固まらずに苦しんでいるという報道を目にしました。
彼が目標としているのは、どんな投球なのかなあと考えていたら、早稲田が生んだ30勝投手の一人・三澤くんのことを、ふと思い出しました。

三澤くんがプロ入りした時、あの江川卓さんが「三澤投手のコントロールは、プロの投手たちと比べてもトップクラス」と高く評価されました。

ファンの皆様、お一人お一人に斎藤くんに対する理想像があると思うのですが、私は、三澤投手のような、緻密でタフな投手になってもらいたいと期待しています。

ところで、今日10月21日は早稲田大学の前身、東京専門学校の創立記念日です。
大学で、何か記念行事があったのでしょうか。
Comments (5)
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