外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

薬物汚染に思う

2009-08-12 18:40:35 | 社会全般
西武ライオンズの試合で始球式をされた広岡さんのユニフォーム姿が、週べ今週号に載っていました。

77歳とは思えない現役時代と変わらぬ体形、そして美しい姿勢。
いつ見ても、広岡さんは格好良い方です。

やはり普段からの節制が私などとは根本的に違うのでしょう。


さて、薬物汚染が、またも社会を騒がせています。

以前にも書きましたが、薬物問題についてのマスメディアの報道姿勢に私は大きな疑問を持っています。

はっきり言ってズレています。

なぜ、反社会的勢力との関連を軸にして報道しないのでしょうか。

薬物問題を採り上げる番組を見ていると、例えば厚生労働省の技官をゲストに招いて身体への悪影響、中毒性、フラッシュバックなどの健康被害を説明するという構成が一般的のようです。

いってみれば、未成年者が喫煙あるいは飲酒した場合の健康上の悪影響と大差ない切り口です。

でも、薬物汚染の問題は、一人一人の健康の問題以上に、反社会勢力の資金源となっている問題の方が遥かに深刻。

薬物を番組で話題にするならば、公安関係者を招いて、薬物の購入代金が暴力団やテロリスト集団などへと渡っていく実態を明らかにして、そのような人物たちと接点を持つこと及び資金提供することの社会的責任の重大さ、そして、その責任の重さに応じた厳しい社会的制裁・刑罰などを伝えるべきだと思います。


また、いわゆる芸能人に薬物が蔓延している実態が明らかとなっているにも関わらず、マスメディアの姿勢が甘すぎます。

現実に薬物に手を出しているチンピラ芸能人たちに放送局内を闊歩させておいて、彼らに世間常識からかけ離れた法外なギャラを支払い、その資金が反社会的勢力に流れていくという構図をみた時、マスメディアは自らの責任をどのように考えているのでしょうか。

逮捕者だけを排除すれば良いと考えているのならば甘過ぎます。
まさか、たまに逮捕者が出たほうがワイドショーの視聴率が上がると、喜んでいるわけではありますまい。

利用者に安全を届ける商売である航空会社、タクシー会社などでは、毎日の勤務前にアルコール検査を実施するのが常識となっている時代です。

マスメディアは、報道機関の側面と、夢とやすらぎを届ける娯楽産業の側面とを兼ね備えた商売です。

例えば次のような手段を講じたらどうでしょうか。

(1) テレビ・ラジオ局、番組製作会社は、月に一度、出入りするタレントもしくは所属事務所から尿検査の結果に係る証明書を提出させる。

(2) また、時折、抜き打ちで尿検査を実施する。

(3) 万が一、薬物汚染で逮捕者が出た場合には、同じ事務所の所属タレント全員を、一定期間、番組には出演させない。(ゼネコンでいえば指名停止)

なんやかやと理屈をつけて検査を拒否する芸能人や事務所は、廃業していただいて結構ですし、このような手を打たないマスメディアも同様です。

当事者意識が希薄な芸能事務所やテレビ局は、この際、チンピラ芸能人を引き連れて、非合法のカジノへでも転業していただいた方が、企業の本質が世間に理解されてよろしいかと。

そんなことを考えるぐらい、私は腹立たしく思っています。

Comments (3)
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