全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

フィリピントヨタ社における争議支援 国際連帯行動に参加

2019年10月17日 21時38分26秒 | 津田工業


フィリピントヨタ労組支援・愛知行動がありました

 10月13日、14日の両日、フィリピントヨタ労組を支援する会はフィリピントヨタ労組(TMPCWA)の組合員237名の解雇撤回を求めて名古屋市と豊田市でトヨタ自動車への抗議と要請の行動を行いました。13日午後3時からはトヨタが入居するミッドランドビル前で抗議集会とビラまきを行いました。関東地域からの参加者が台風の影響で到着が遅れる中、新幹線で駆けつけたTMPCWAのエド・クベロ委員長とリッキー・チャベス執行委員も参加してビラを配布し、各団体から激励の挨拶がありました。
 その後、名古屋国際センターに移動してTMPCWAとの交流集会を開催しました。集会ではエド委員長からフィリピンの情勢とTMPCWAの闘いの報告がありました。フィリピンではドォテルデ大統領が労組弾圧に舵を切り、住友フルーツなどの日系企業で労組役員の解雇と労組破壊が横行していることが報告されました。
 またトヨタ自動車は労働争議について、現地のことは現地で解決することで本社は介入しないなどと言い続けていますが、フィリピントヨタ社30周年記念セレモニーに章男社長が自ら出席して、フィリピン政府に30台もの自動車を寄贈し、大統領の抱き込みを図ろうとしていることも明らかにされました。
 そんな中TMPCWAは労働雇用省との関係を維持しつつ、粘り強く闘っています。リッキー執行委員は解決の困難性を認めつつ、しかしフィリピンにおける労働者の地位向上と社会正義のために闘って行くという決意を述べました。
 翌14日には7時からトヨタ本社周辺でビラまきを行うとともに、本社前で集会を行い、ATUの若月委員長も要請団に加わり本社要請を行いました。要請団は制限時間を超え約1時間にわたってトヨタに対して、ILO勧告に従い、多国籍企業行動指針にのっとり、かつ東京オリンピック協賛企業の責任としても、早急にフィリピントヨタでの解雇問題の解決を図るように強力に要請しました。

トヨタ自動車は「言論の自由」を妨害するな!
 ATUの機関紙配布を妨害したトヨタに対して「抗議書」を社長あてに送ったにもかかわらず、他団体とは言え今回の行動にも、トヨタは本社周辺に約50人にも上る総務・人事担当者を配置して、従業員と市民を監視し、ビラを受け取った人から奪ったり、ビラを受け取らないように呼び掛けて妨害行為を平然とやりました。これは憲法で保障された「言論の自由」「表現の自由」を抹殺する犯罪を犯したのです。オリンピックのスポンサーにふさわしくない行為であり、直ちにスポンサーを辞退すべきです。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする