トヨタ社員労災認定裁判7回目の口頭弁論が、11月30日午前11時から名古屋地裁でおこなわれました。原告側からは準備書面4,5号が提出されました。これに対して国側から次回までに反論(準備書面)が出される予定です。
被災者の働き方について「求釈明」の形で国側に求めていたのですが、トヨタ自動車の協力が得られなかったことから、原告側は被災者が残していた業務記録ノート等を解明して準備書面を作成しています。
・三好工場プリウスの仕事の内容、上司による繰り返されたパワーハラスメント(準備書面4)
・リーマンショックとトヨタへの影響…収益改善活動→残業規制、人員削減(準備書面5)
「準備書面5」の要点は以下のようにまとめられています。
第1 会社の急成長
第2 リーマンショックの会社への影響
1 リーマンショックとそれの会社への影響
2 リーマンショック後の会社の対応
3 2009年6月以降の会社の動向
3 中国市場と会社の新戦略
4 まとめ
第3 リーマンショックが会社の開発・設計分野の労働者に与えた影響
1 生産現場労働者とは異なる状況
2 危機に対応するための新たの課題の追加
第4 残業禁止と被災者への影響
1 被災者の残業の状況
2 残業規制に関する被告の主張等
3 残業規制と被災者の労働密度
第5 人員削減と被災者への影響
1 人員削減の状況
2 人員削減と被災者の業務への影響