ブラジルのバルカン砂丘
元NASA宇宙飛行士ジャック・フィッシャー(Jack Fischer)は、2017年7月9日に、国際宇宙ステーションから、ブラジル南部の大西洋岸にあるラゴアドスバロスと三日月形のバルカン砂丘(barchan dune)のこの写真を撮った。
バルカン砂丘は、風の向きが一つの方向に向き、植生が少ない地域に形成される砂丘である。この例では、西大西洋からの激しい風が、海岸沿いの砂を独特の三日月形に彫る。バルカン砂丘の先端は風下を指し、風の向きを示している。これらの脆弱な地層は、風や波が内陸に浸透するのを防ぎ、嵐の影響を鈍らせ、海岸の侵食を最小限に抑える障壁として働く。
<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」
<大判>: 右上の大判はイメージをクリック。
<ひとこと>: バルカンまたはバルカン砂丘は、代表的には右図のような三日月形の砂丘を言い、多くの例ではこのような砂丘が連続して多数発生する。この例では風の向きは右から左。火星ではしばしば目にするが、地球で右上の図ほどはっきりと見られるのは珍しい。この写真は6年も前の撮影だが最近掲載された。恐らく地球では珍しいので敢えて取り上げたのだろう。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
<ミッション別ページ> --- 今日の更新項目はありません。
各ページへのリンク(ペ-ジ欄をクリック: スマホの方は横位置でご覧ください)
火星探査の今 | 土、日、祝日は休載 | ||
ハッブル宇宙望遠鏡 | 週の初めに掲載 | ||
ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡 | 週の初めに掲載 | ||
<参考> 宇宙科学の話題 | 発表の都度 | ||
<参考> NASAテレビ放送予定 | 宇宙ステーションの定常業務は省略 |