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5月1日(月): 巨大な銀河集団の初期宇宙/ミッション別ページ

2023年05月01日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

<お知らせ>: 5月3日~5月6日の更新は休みます。

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ウェッブ、巨大な銀河集団の初期の宇宙の前篇を明らかにする

NASA/ヨーロッパ宇宙機関/カナダの望遠鏡のこのイメージで強調された七つの銀河は、ビッグバン後6億5千万年に相当する、天文学者達が赤方偏移 7.9 と呼ぶ距離にあることが確認された。このことは、これらを、これまでに発展途上の集団の一部として分光器で確かめられた最も初期の銀河達にしている。

ウェッブによって確認されたこれらの七つの銀河は、NASA/ヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡のフロンティアフィールド計画のデータを使った観測の候補として最初に確立された。この計画では、非常に遠い銀河を詳細に観測するために、ハッブルの時間を重力レンズを使った観測に使った。ただし、ハッブルは近赤外線を超える光を検出できないために、観測できる詳細さは低かった。ウェッブは、ハッブルによって探査された銀河達に焦点を当て、イメージに加えて分光器の詳細なデータを集めるこの調査を取上げた。

天文学者達は、ウェッブの近赤外線分光器(NIRSpec)を使って距離を正確に測定し、これらの銀河が発達中の集団の一部であることを確認した。 YD4 銀河は、これまでのイメージデータから更に遠くにあると推定されていたが、他の銀河と同様赤方偏移によってより正確に位置づけすることができた。(以下一部略)

この結果はアストロフィジカルジャーナルレターズに掲載されている。

<注>:この記事はヨーロッパ宇宙機関から発表されたものを引用しています。

<出典>:  Week in image:ESA

<参考>: ホームページの記事 「ジェームスウェブ宇宙望遠鏡」 および 「アストロサイエンス」 。

参考までに、ハッブルによるこれまでの深宇宙の探査の経緯を挙げて置きます。

1,ハッブル宇宙望遠鏡は、1995年12月18日から10日間続けて、空の、星や銀河が見えない、非常に狭い暗黒の部分を、長時間かけて露光して見た。この試みは成算があって計画されたものではなかった。しかしその結果は、かって見たことのない遠い宇宙の存在だった。この領域は ハッブルのディープフィールド(HDF:Hubble Deep Field:ハッブルの深宇宙) と呼ばれる。

2,その後、2003年9月24日から2004年1月16日にかけて(実観測日数 11.5 日)、ろ座の1度ほどの暗黒領域の露光が行われた。この領域からは更に遠い銀河などが発見された。この領域は ハッブルのウルトラ・ディープフィールド(HUDF:Hubble Ultra Deep Field:ハッブルの超深宇宙)呼ばれる。

 

 

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