ウェッブのこの新しいイメージで最も印象的なものは、惑星のダイナミックなリングの鮮明な眺めである。そのうちのいくつかは、1989年のボイジャー2号のフライバイ以来、この明瞭さはもちろんのこと、まったく見られて来なかった。いくつかの明るく狭いリングに加えて、このウェッブのイメージは、海王星のかすかなダストの帯をはっきりと示している。ウェッブの非常に安定した正確な画質は、これらの非常にかすかなリングを海王星の近くで検出することを可能にした。海王星は、1846年の発見以来、研究者達を魅了し、また当惑させてきた。太陽から地球よりも30倍も遠い海王星は、太陽系で最も暗い領域の一つを周回している。その極端な距離では、太陽は非常に小さくてかすかなので、海王星の正午は地球の薄暗い夕暮れに似ている。
<出典>: 「ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡(Webb Telescope)」
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<ひとこと>: この記事はヨーロッパ宇宙機関からの提供です。海王星の衛星を含めた注釈付きイメージは こちら から。
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今日のテーマ: 軌道から見たインサイトが検出した衝突現場 (リコネッサンス)