この驚くようなイメージは、真っ黒なコールサック(Coalsack:石炭袋)星雲またはコールドウェル99の端の小さな領域を捕えている。コールドウェル99は、その背後のオブジェクトからの可視光線波長を完全にブロックする星間ダストの密度の濃い雲、暗黒星雲である。イメージの中心のオブジェクトは、(非常に小さい) 原始惑星状星雲 である。この原始惑星状星雲のフェーズは、水素ガスのシェルを放出し急速に熱している星の寿命の遅い段階である。この段階は、原始惑星状星雲の中心の星が約 30,000 ケルヴィンに達する前、僅か数千年間続く。この時点で、この中心の星は、その周囲のガスのシェルを輝かせ、知られている惑星状星雲になるための、十分なエネルギーをつくり出す。コールドウェル99は、南の夜空の非常に際立ったオブジェクトであり、晴れた夜に、暗い片として、星達のない、南十字星の隣に、肉眼で容易に見ることができる。それは南半球で秋の間見易い。(北半球オブザーバは、春に、赤道の近くにそれを見るだろう。)コールドウェル99は、地球から600光年にあり、差渡し約100光年である。
<出典>: 「星雲(Nebulae)」
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<火星探査>
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