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12月10日: NuSTAR からのX線で見る太陽/火星探査

2021年12月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

太陽黒点の上の領域は何故熱いのだろう? 太陽黒点自体は、それらをつくっている磁場が対流する熱を減らすので、周囲の太陽の表面より少し冷たい。したがって、これらの領域が、太陽のコロナさえも上回る、数百倍も熱いことは異常である。その原因の発見に役立てるために、NASAは、地球軌道を周る核分光望遠鏡アレイ(NuSTAR)衛星の非常に高感度のX線望遠鏡を太陽に向けた。ここに示されているのは、赤い色で示された、軌道を周っているソーラーダイナミクス天文台(SDO)によってとられた紫外線光の太陽である。疑似カラーの緑と青で重ねられているのは、極高温領域に焦点を当てて高エネルギーX線の異なるバンドで NuSTAR によって検出された太陽黒点の上の放射である。このように、太陽の大気の熱のメカニズムに関する手掛かりが NuSTAR イメージからもたらされ、また、異常な熱を駆動するかもしれないエネルギーの短い爆発として、太陽のナノフレアとマイクロフレアに光を投げ掛けている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査>

今日のテーマ: 火星日 3319:ギャップを打つ (キュリオシティ)

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