国際宇宙ステーションの三名のNASAの宇宙飛行士達は、今日、来週の船外活動の準備に焦点を当てた。クリスティーナ・コッホは、8月21日に今年の5回目の船外活動の準備をする宇宙歩行者達、ニック・ハーグとアンドリュー・モーガンを支援した。二人は、ハーモニーモジュールの宇宙に面するポートに、6時間半の作業で、新しい国際ドッキングアダプタ3(IDA-3)をインストールする。(以上国際宇宙ステーションの日報からの一部。)
<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」
<大判>: イメージをクリック。
<ひとこと>: イメージは、昨日に続き軌道の複合体から見たエジプトのナイル川デルタ。加えてハーモニーモジュールとスペースXドラゴン補給船。
2003年2月に起きたスペースシャトルコロンビアの重大事故では7名の宇宙飛行士達を失った。これによるシャトル計画の廃止以来、NASAは、宇宙飛行士達のステーションとの往復はロシアのソユーズに一任し、低地球軌道との往復は米国の民間企業に任せて開発し直すことに決めた。NASAは、並行して、国際宇宙ステーションに共用(国際規格)のドッキングポートを開発した。今回の船外活動は新しい国際ドッキングアダプタ3(IDA-3)の配線等を行う作業である。新しいドッキングポートの最初の利用(民間クルー船の利用)は、今年末に予定される日本の野口飛行士(宇宙滞在の後半には指揮官を務める)達になる予定である。なお、米国の新しいクルー船は2社が開発しているが、どちらが最初になるかは発表されていない。但し、9月後半に、ボーイング社の CST-100 スターライナーが無人で打上げられる予定がある。