桃月庵白酒に笑いころげた。

桃月庵白酒に笑いころげた。　　　　　　2010-02-10

昨夜野毛、にぎわい座に行きました。演目は落語「寝床」でした。
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昔義太夫、今カラオケ。うまいと思うは自分だけ
【あらすじ】
素人義太夫にこった大旦那、日頃の成果を披露しようと家作の
長屋連中を呼び集めるが、女房が臨月、夜なべで注文をこなさ
なければならない、親戚の通夜で、…誰も来ない。家の者はと
いうと、番頭以下、旦那の義太夫があると聞いたとたん、それじゃ
あと得意廻りに出るは、奥方までが、それなら子どもを連れて
里へといい出す始末。怒り心頭の大旦那、そんな奴らに家を貸す
訳にいかない、すぐに長屋を出ていっとくれと、全面戦争の構えに
入ってしまう。

白酒の、一人一人の言い訳の仕草が可笑しくて大笑いなのだが、
その中に、時々爆弾が入ってきて、涙が出るほど笑った。例：

大旦那「小沢一郎はどうだ？」　皆さんの都合を聞いて回ってる
手代「今事情聴取で」　この2つのセリフで、会場は大爆笑の渦。

次に、大旦那「あの相撲取りはどうした？」　手代「今夜は理事会
に呼び出されて」

皆さんが家を出されては大変だと、手代が再度招集をかけたので、
仕方なしに、ぞろぞろやって来る。一端へそを曲げた大旦那が、
「女房が臨月で来れなかったんだろう」と嫌みを言うと「いや想像
妊娠でした」

「夜なべで注文をこなさなくて良いのか？」　　「人を頼んでやって
もらってます」　「小沢一郎はいいのか？」　「不起訴になりました」
「相撲取りは？　「引退して今は自由です」　爆笑爆笑でした。

彼、白酒の独演会、チケットすぐ売り切れって判ります。