Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

俳句作りました。

2008-05-07 19:58:52 | Weblog
俳句作りました。           2008-05-07

と言うか、作らされました。私はボランテイアで、ある
俳句クラブの書記をしています。そのクラブの前の会長
さんは自分でワープロを駆使して毎月の例会に投句され
る句の一覧を作り、印刷をし、それを会員に配って、次
の例会では、一句一句批評し、感想を述べ合い、各人の
高点句を選び(一人で2句投句する決まりで、全員の投票
結果により2句のうち得票が高いものが自分の高点句に
なる。同票だったり、両方ともの0票の場合は、会長が
どちらか選ぶ)それを発表し、1年の成果を句集として
発刊する。句集の発刊は出来る人が集まって手分けして
やるが、毎月の作業は会長さんが一人でやっていた。 

このワンマン会長さんが体調を崩し、交代された。新会
長さんはワープロが全く出来ない。俳句クラブ存亡の危
機でした。勿論全部手書きでやってやれないことは無い
でしょうが、今時なかなかあり得ない話ですね。それで
私が、そのワープロ打ちとプリントとかコピーはやりま
しょうと手を挙げた訳です。引き受けてしまうと、原稿
を貰って、ワープロ打って、プリントしたものを届けれ
ば良いと考えていたことが如何に甘かったか判りました。

届ければと口で言うのは簡単だが、誰が何時どうやって
と聞かれれば大変に難しいことが判る。郵送となると金
と時間がかかる。FAXは、持ってない人も居る。それで、
結局は私がその場に行くのが一番早くて確実なのです。
そして、私が行けば、そこに居るんだから、ボケーっと
見てないでお前も作れ、意見を言えとなる訳です。そう
なると、行ってすぐ作れる訳は無く、事前に俳句を作ろ
うと心がけ、一生懸命に作っても、才能が無いから作れ
ない。と、こうなります。

ですが、こうなっちまったら、逃げることは出来ません。
昨年1年経ってみたら、一応12句作ってありました。1月
→12月に作った順に並べました。

極寒の腸に浸む粟雑炊     (これが第一作です)          
千年も経しと見まごう寒盆梅        
ゴビ砂漠風紋荒く月朧            
愛犬の白き眼悲し春の昼  
        
どくだみを摘んで匂いの広がれり   
蚕豆が茹で上がりきて冷やし酒   (月間最高点句に)
葉桜の梢くろぐろ街路灯
風蘭のいよよに匂う暗さかな

蟷螂の窓に登りて固まれり
亡き祖母の好物なりし零余子飯
冬の雲見続け居れば微動せり
美しく空晴れ渡り冬桜

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