成年後見について

成年後見について　　　　　　　　　2011-02-21

19.20日の土日で、成年後見の講座に出てきました。
ラパスと言うNPO法人が主催する市民後見人・養成
講座です。

http://www.lapaz-j.net/about.html

一言で言って、凄く頑張っている。それにしても成年
後見は大変だなーと言ったところです。

成年後見と言うと、何か難しい、大抵の普通の人には
関係ない、特殊なことがらと言うふうに受け取られる場
合が多いと思います。ところがこれが大間違い。成年
後見とは、元気な人が交通事故に遭って、あっと言う
間に死んで行くような場合以外は、殆ど全ての人が
お世話になる事態なのです。

親の死期が近づいて、ボケが来たり、頭はしっかりして
いるが、体が不自由になっていたりした場合、成年後見
が始まります。えっ？そんなことないよ。と言う人が多い
でしょう。法的措置の成年後見で無い場合は、配偶者や
子供や兄弟姉妹による「親の面倒を見る」これが既に成
年後見なのです。法的措置によらない成年後見の場合
は、親子の情、夫婦の情、世間の常識によって支えら
れた成年後見になります。

従って、情の篤い時代、常識が通じる時代には、成年
後見などと言わなくてもちゃんと上手く行っていた訳です。
そういうものが無くなってしまった今は、法律できちんと
決めておかないとトラブルになる訳です。