難物相談

相談　　　　　　2012-08-19

先週金曜日、私は磯子区役所の
外国人相談コーナーの当番でした。
10時から13時30分までスタンバイ
です。出だしは静かな日で、最近
の相談日誌を読んでいました。継
続の相談が良く有るりますので、
前の相談の経過を知っておかない
といざと言う時に慌てることにな
ります。11時に、外国人男性が　　

相談にきました。日本で会社を作
りたい。と言います。こんな相談
は滅多にありません。磯子区では、
初めてだと思います。そして、こ
れは難しい相談です。弁護士、司
法書士、行政書士の仕事ですから。

幸い私は、現役ビズネスマン時代
に、仕事に関連した子会社を作り
運営したことが有るので、基本的
な事項は教えることができました。
定款の認証が得られれば殆ど完了
です。が、これが難物です。

書店に行くと、会社の設立の手引
きが売られています。これにすべ
ての手続きが載っており定款のひ
な型もついていて社名とか事業の
種類を書けば良いようになってい
ます。今は多分CDになっていて、
ワープロで打ち込めるんですね。

ところがこれを外国人がやるとな
ると、なまじの日本語力では無理
でしょう。英語が話せる行政書士
さんが居ればbestです。

大切なことは、事業です。法律に
定めのある事業であれば、許認可
の有無などです。

意外に手間が掛かるのが印鑑です。
早めに準備した方が良いです。今
は発起人は1人で良いそうですが
実印登録している個人か法人が発
起人になります。そして作られる
会社の代表取締役の印、これは必
ず必要になります。そして良い物
を作ろうと思えば時間は十分に取
りたいですね。

これだけ教えたけど、また相談に
来るかな。