Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

成年後見制度の講習会

2011-01-06 23:52:45 | Weblog
成年後見制度の講習会        2011-01-06

昨年11月5日にこのことを書いてから、2ヶ月経ちました。
講座は今夜で第5回目、任意後見制度の活用に入りま
した。今日はモデル契約に基づいて勉強しました。

その出席率が90%を超えるので先生も驚いていました。
後、4回で終了の予定です。大事な点は殆ど教わりました。
ビズネスに復帰する決断をした自分としては、これを聞き
終えても、活用する場面は当分無い筈なんですが、最後
まで出席すると心に誓った講習会なので、3月3日の最終
回まで出席するつもりです。

財産家が年老いて、自己の判断力に異常をきたし、管理
能力が不安な状態になった時に、息子とか娘がそれを
上手くこなし、そして親もそれに満足していると言うのは
幸せな家族です。親が子供を信頼して任せることをしない。
子供は親の財産管理能力(家業の経営管理能力も含め)
に不信感を抱き、早くこちらに管理権を渡せと、争いが絶
えないと言うのは不幸の極みなのでしょう。

財産家でなくとも、死ぬまでの食い扶持を預金して持って
いて、年金を貰いながら、通常の生活をする。そう言う
日常の能力も、認知症などのために、危うくなる可能性は
充分に有ります。だから自分の判断力が健全なうちに、
危うくなってからの法律行為(預金を下ろしたり、大事な
ことの為に使ってくれる)を後見してくれる後見人を、自分
で選んで契約をする任意後見制度は、もっと普及して良い
筈なのですが、日本はまだ少ないそうです。

日本は後見が実施されている件数が、15~20万件だ
そうですが、総人口が日本より少ないドイツでは100万件
とのことです。だから、本当はもっと需要があるのに、この
制度のことが知られていない。良い後見人が少ない。この
制度を上手く運用する仕組みが整っていない。等の理由が
考えられます。財産家では無い人の後見の場合、安い
後見報酬で、広く引き受けてくれる後見人の存在がどうし
ても必要ですが、それには行政機関が直接やらなくても、
何等かの公的な機関が介入してくることが期待されます。
現在、社会福祉協議会が始めてきたようです。個人の後
見人だと頼む方も今一不安になるものですが、法人とか
機関が後見人である方が安心ですね(一般論として)。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿