2016-10-10 耐震基準:
昨夜のNHK総合TVの内容には、愕
然とした。地震でも壊れない建物
を建てるための耐震基準が有る
ことは知っていたが、それに地域
毎に緩和率が決められていて、例
えば熊本がー1、福岡がー2となって
いる。とのことだ。-1だと鉄筋の
建物の場合、鉄筋の量が基準の9
割有れば良く、-2なら8割有れば
良い。-1、-2は地震の怖れが少ない
所なんだそうである。
このためであろう、今回の熊本
大地震では、築後5年の一戸建て
家屋が倒壊した例が報道されて
いた。地震大国日本で、地震に対
して安全に暮らす第一の原則は、
地震で倒れる建物を建ててはいけ
ない。第二の原則が、そういう建
物に住んではいけない。ことであ
る。国の安全基準について、始め
から緩和基準を設けるとは何事だ。
国はこの緩和率を撤廃せよ。県知
事は自分の県にこの緩和率が適用
されていたなら、県独自に撤廃せ
よ。特に、病院学校介護施設等に
はこの緩和基準を適用しては、絶
対にいけない。-1、-2ではなく、+1、
+2にするべきである。