Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

日本の技術

2016-10-04 13:13:20 | Weblog

2016-10-04   生体肝移植

沸騰Zipang、TV東京の番組を見て
感動した。日本人医師の臓器移植
の超絶技巧である。日本人の死生
観として、脳死はまだ馴染まない
ようだ。特に脳は死んでるが他の
臓器は殆ど生きてる状態を死と認
めることができない。だから臓器
移植も認めない。あ、私は自分の
脳死を認めて署名し、全ての臓器
のドナーになることを承諾してあ
る。但し臓器の経年劣化が激しい。

日本は臓器移植は生きている親、
親戚等からの生きた臓器の移植が
中心となる。2つ有る腎臓は一つ
を移植する。1つしかない肝臓は、
大人の肝臓を部分切除して子供に
移植する。子供同士の移植となる
と、脳死移植しかないから、日本
では殆ど無いことになる。

大人の肝臓を通る血管は子供の
同じ部位の血管より、当然太い。
それを子供に移植するとなると
大人の太い血管を子供の細い
血管と接続することになる。だか
ら一本一本対応する血管同士を
丁寧に縫い付けることになる。こ
れをいい加減にやれば、そこから
血液が漏れてしまい。大変なこと
になる。

こういう手術が得意な医師は日本
で生まれることになる。手術は、
大人と子供、同時に隣接する2つ
の部屋で行う。凄いの一言。