尖閣の射爆場 2016-08-14
尖閣諸島には、日本が日米地位
協定に基づいて施設提供してい
る米海軍用の射爆撃場(航空機
による地上攻撃や艦艇の火砲、
ミサイルの発射演習で着弾地と
して使用される演習場)が2カ所
ある。久場島の「黄尾嶼射爆撃
場」と大正島の「赤尾嶼射爆撃
場」である。
この2つの島は、尖閣諸島を含む
沖縄の施政権が1972年5月15日に
米国から日本に返還される以前
から米軍射爆撃場として使用さ
れてきていた。施政権返還と同
時に、日米合同委員会合意によ
り日米安全保障条約と日米地位
協定に基づく施設提供の方式に
切り替えられ、継続して米軍が
使用するものとされてきた。
ところが実際には1978年6月以来、
一切使っていない。日米地位
協定で、米軍に提供された施設
で使用の必要がなくなったもの
は、返還されることになってい
る。米国は使用継続するなら射
爆訓練して欲しい。しないなら
日本に返還して欲しい。返還し
て貰ったら自衛隊が射爆訓練場
として使用する。
尖閣が日本の領土であって、中
国の領土ではないことは、この
協定の存在を説明するだけでも
証明できる。