今日の考え事〈applemint1104〉

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「パーフェクトワールド」7話の感想

2019-06-06 08:54:29 | ドラマ

 何がパーフェクトなワールドか分からないままここまで来ました。
つぐみと樹は別れ、二人は未練を抱えたまま前に進もうとしています。

今週は、ある一組の夫婦の姿を見てつぐみが何とか力になりたいと動き出します。 不治の病で病床にある妻が、夫が家を建てるというのを頑なに拒否して殻に閉じこもっているのですが、つぐみは考えます。 そして樹へこの夫婦の家の設計を頼みます。
樹に、気持ちを共感できる建築家として彼らの役に立ってほしいと願うのでした。

第三者の目で見ると、つぐみの行動は樹にまだ未練があって何らかの関わりを持ちたいという不純な動機に見えます。
が、見て行くとどうもこのドラマの登場人物たちがそういう人たちじゃなく、信じられないくらい純粋な人たちであるのに気付かされます。

つぐみは樹を夫婦に会わせ、妻の気持ちを聞き話し合い、樹はそこから新しい家の発想をします。
樹は家と店を一体化した家を提案し、更にアイディアを盛り込み、理想に近い建物にしようと考えます。

一方、是枝はじわじわとつぐみに迫ります。そして一気に結婚してほしいとつぐみに打ち明けます。
意外や意外、つぐみは承諾しました。そこまでの間に、葛藤は感じられません。

是枝はウキウキです。ですが、ななんと実は妹のしおりが彼を好きだったらしいのです。
「失恋確定、目的達成」と友達にラインで送っています。 是枝はつぐみをホテルに誘います。が、躊躇します。
「君の頭の中が僕一人になるまで待つよ」というのです。 まぁなんと健気な。
でもそうなるには、一度深い関係になったほうがいいんじゃないの? と不純な私は思うのでした。

樹は何だか浮かない顔です。それだけ見ると樹の方がつぐみを引きずっているようです。
つぐみの勤め先にヘルパーの長沢が尋ねてきました。不審に思っていると「私、樹さんと付き合うことになりました」というのです。勿論嘘です。
これを聞いてますますつぐみは気持ちを固めたようです。是枝と結婚式場の下見などへ出かけました。
 この辺がつぐみが何を考えているのかわからなくなります。身を引けばいいという犠牲的精神なんですかね‥

つぐみは両親からも祝福され、めでたしめでしたです。
ところが、この八方丸く収まった和やかな世界を破壊する出来事が起きます。

それは人災ではなく、自然災害でした。地震が起こったのです。
樹は車いすのため、突然の揺れから逃れられなくなり、建築中の建物の中で建材の下敷きになってしまいます。
ハッ!としたまま終わりました。
今まで積み上げた物が一挙に崩れ落ちました。穏やかな流れは伏線だったのです。
来週、樹は生死の境をさまようようです。

さぁ、つぐみは全てをひっくり返して樹と再び一緒になるべく行動するのでしょうか?

素朴な疑問ですが、この中で主人公は誰なのでしょう。
つぐみなのか樹なのか。 パーフェクトというのは健常者のこと?
では障害者は初めから完全な世界を望むべきではないのでしょうか。それぞれの人が望む幸せとは。

最終章になってその答えが一つずつ語られていくことでしょう。



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