日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
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ひとめぼれ。

2011年05月23日 07時33分56秒 | グルメ
 私が貧乏であることはかなり有名であるらしい。それを証拠に友人たちは私のところへ米を送ってくれるのである。米さえあれば飢えることもない。温かいご飯に生卵をかけて醤油を数滴垂らせば私にとってはご馳走である。梅干を載せて茶漬けにするのも捨てがたい。米を貰うのはなによりもありがたい。

 昨年の暮れに”さいたま市”の友人から30キロ入りの紙袋が届いてここ6ヶ月間はその米で食いつないだ。昨日、半年振りに白米10キロを購入したのだが、昨夜になって今度は栃木県の友人から白米10キロが新たに届いた。現在、我が家の米櫃には20キロ以上の米があるからまたしばらくは食いつなぐことができる。夫婦二人だから一度に炊く米は1合にも満たない。

 普段、米はスーパーで買うのだが、スーパーの米売り場には色々な米が置いてある。「こしひかり」「ささにしき」「あきたこまち」「きらら」・・・。産地も地元・静岡県産から東北各県産までまちまちである。
今回は大震災の被害が大きかった宮城県産の「ひとめぼれ」を食べることにした。被災地の米を買うことによってほんの少しでもお役に立てればと思ったからである。袋には登米産石越町限定とあるが、元々宮城県登米郡石越町が合併により登米市石越町になったようだ。登米市は今回の東日本大震災で壊滅的な被害を蒙った気仙沼から少し内陸に入ったところに位置する。

 私自身も農家の生まれだが、生家はお茶やミカンの栽培農家で稲作はしていなかった。子供のころにはずっと麦飯を食って育ったから所謂”銀シャリ”には憧れがあった。現在、64歳であるが自分で働いて食えるようになってからは、麦飯は”とろろ汁”のとき以外には食べたことが無い。

 小学生の頃に、近所の農家のお兄さんが田圃を耕しに行く牛の背中に私を乗せてくれた。小学校までの長い道のりを牛の背に揺られて行くのは実に楽しかった。
 
 小学校には学校田というのがあって田植えをしたり草取りをしたり稲の刈取りをしたりした。代掻きや苗代や普段の水の管理は農家の人がしてくれたようだ。田植えのときに”けらどん”という虫を捕まえて遊んだことが懐かしい。ケラ(螻蛄)は、バッタ目(直翅目)・キリギリス亜目・コオロギ上科・ケラ科の昆虫である。ケラが前脚を広げるのに合わせて、お前のチンチンでっかいなどと友達をからかったものである。

 今日はなんだか取り留めの無い話に終始してしまった。
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