日々是好舌

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才はあっても徳がない。

2011年05月20日 08時49分20秒 | 日記
「才はあっても徳がない」これは菅総理に対する人物評である。今朝の静岡新聞の『論壇』に載っていた政治評論家・今井久夫氏のお説である。今井氏はまた、菅総理がいくら政界再編成や大連立を目論んだとしても、「菅総理の存在そのものが阻害要因なのだ」としている。

一方、西岡武夫参議院議長は、7日の記者会見で、菅首相について「今の状態で国政を担当するのは許されない」と述べていた。現職議長としては極めて異例かつ強烈な“総理退陣要求”である。

三権分立の一方の長である西岡議長の発言は重い。

西岡氏の発言の要旨は、

①大震災、福島原発の対応の悪さ。

②第二次補正の提出が遅い。

③サミットで、原発の方針を説明できないのではないか。と、いったところだと思うが私もまったく正論だと思う。
ここのブログで何度も 書いたが、菅総理の政治手法は現実を直視した機敏な対応とはとても思えない。この混乱の最中に電力事業の見直しを議論する暇があるのかと問いたい。

景気は完全に後退基調に陥り、一刻の猶予もできないという状況なのに、的外れな論議、問題解決の先延ばし・・・これでは西岡議長ならずとも黙って見過ごしにはできないだろう。

野党は当たり前として、民主党の中にも危機感をもって行動しようとする議員がいないものなのだろうか。


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