日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
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十月の俳句色紙に書きました

2018年09月27日 15時55分45秒 | 日記
◆富有柿レタスに和えて酒を酌む
(よみ)ふゆうがきレタスにあえてさけをくむ
柿は私の好物である。勿論、皮を剥いてそのままで食べるのだが、レタスなどとマヨネーズで和えたサラダはまた格別に美味い。季語は「柿」で秋。

◆草じらみ日雇渡世幾年ぞ
(よみ)くさじらみひやといとせいいくとせぞ
草じらみはセリ科の二年草。荒地や道端に多い。全体に細毛があり、高さは約60センチメートル。葉は二回羽状複葉。夏、枝頂に複散形花序を作り、白色の小花を多数つける。果実は小卵形で刺毛を密生し、衣服につきやすい。屋外労働者の土工にとっては盗人萩や栴檀草と同様に厄介な「ひっつき虫」である。季語は「草じらみ」で秋。

◆鳴りたくて鳴れぬ風船葛かな
(よみ)なりたくてなれぬふうせんかずらかな
秋にみのる風船葛の種は猿の顔のような模様をしていて面白い。莢は小さな紙風船のようでもあり風でも吹けばいかにも鳴りそうな感じであるが鳴るのを聴いたことはない。季語は「風船葛」で秋。

◆石仏の鼻欠けており青みかん
(よみ)せきぶつのはなかけておりあおみかん
路傍の古い石仏の鼻は欠けていたが青いみかんが供えられていた。季語は「青みかん」で秋。

◆宝蔵に薄墨の笛鵙猛る
(よみ)ほうぞうにうすずみのふえもずたける
宝蔵・・・宝物館に「薄墨の笛」が所蔵されているのは清水区の補陀落山鉄舟寺です。この笛は源義経が牛若丸だったころに使用していた笛とされ、義経によって鉄舟寺の前身である久能寺に寄進されたものとされている。俳友とここを訪れたときには国宝の「久能寺経」も笛も拝観できませんでした。鋭い声で鳴いていたのはモズでした。季語は「鵙」で秋。
コメント (4)
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