日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
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校長は鈴木 教諭は 田口です

2015年07月11日 15時03分36秒 | 日記
 いじめを苦に電車に飛び込み自殺した村松亮君が通っていた矢巾町立北中学校の対応に非難が集まっている。 亮君と女性担任の生活記録ノートやり取りがひどすぎる。

 亮君と生活記録ノートでやり取りしていた女性担任教師はいじめの事実をスルーし、いじめが毎日あったとの証言も出ているのに矢巾北中の校長はいじめがあったかどうかは分からないなどと言葉を濁している。

 この事件ついて新たな学校内の状況がわかった。

 まず村松亮君と担任教師との「生活情報ノート」の内容では、村松君をいじめていた加害者生徒は6人であり、しかも生徒達の聞き取り調査によると、担任教師が彼らを何度も注意したり叱り続けていたという。

 しかしながらこの6人の生徒達は全く担任教師の言葉を無視していたようで他の生徒も怖くて彼らを止めることは出来なかったようだ。

 生活情報ノートにあるとおり、加害者生徒6人は常軌を逸したいじめ行為を7月5日直前まで続けていたと思われる。

 矢巾町立矢巾北中学校の校長は鈴木美成氏で岩手県教育委員会教職員課主席経営指導主事の肩書を持つ。担任教諭の名は田口千賀子氏である。

 生徒の父親(40)や学校によると、生徒は担任とやりとりする「生活記録ノート」に4月以降、「体操着や教科書がなくなった」と書くようになった。6月以降は特定の生徒名を出し、「なぐられたり首しめられたり悪口言われた」「もうつかれました。もう死にたいと思います」と記した6月28日には「氏(死)んでいいですか?(たぶんさいきんおきるかな)」、翌29日には「もう市(死)ぬ場所はきまってるんですけどね」と書いていた。

 父親は、生徒が2年生になって「学校に行くのがだるい」「嫌なやつがいる。しつこい」と言うようになり、5日続けて学校を休むなど異変が目立ったと証言。「息子はSOSを出していたのに、学校は問題視せず対応しなかった。助けられた命を助けられなかったのが悔しい」と話した。

 同じクラスの生徒は「休み時間に言い合ったり小突かれたりして、からかわれていたのを見たことがある」と話した。学校は、担任が生徒間のトラブルを認識していたが、「双方から話を聞き、問題が大きくなることはないと判断した」と説明。

 校長は「このようなことが起きて痛恨の極みだが、現段階でいじめと断定できない」と話す。学校は7日夜、保護者説明会を開いた。町教育委員会は、学校の調査結果を受けて対応を検討するとしている。

 こうなると校長の方にも報告が行っていなかったということで、矢巾北中学校内の生徒指導に関する体制が果たして健全に運営されていたのかについても大きな疑問を抱かざるを得ない。

 ここで鈴木校長の岩手県教育委員会教職員課主席経営指導主事という肩書に注目いただきたい。つまり天下り人事であり田舎町の教育委員会では位負けしてしまって指導監督できなかったのではないだろうか。

 鈴木美成校長も在任中は何とか無難に過ごしてまた県教育委員会へ戻ろうという魂胆だったのではないかと勘繰りたくもなる。学校のホームページも閉鎖してしまうという姑息な手段もとっているのである。

 岩手県警は加害者生徒の事情聴取や事件性捜査を速やかに行うべきである。岩手県及び矢巾町教育委員会は「いじめ防止対策推進法」違反事案として速やかに調査し、結果を公表すべきである。校長と担任教諭、そして教頭などの関係者には厳正なる処分が必要だろう。
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校長も 女教師も 無責任

2015年07月08日 10時47分25秒 | 日記
 7月5日岩手県矢巾町のJR東北線矢幅駅構内で起きた飛び込み自殺の背景は悲惨である。

 矢巾北中学2年の男子生徒村松亮君(13)がいじめを苦に自殺したと見られる問題は、学校側の対応が不十分だった可能性が濃厚だ。生徒と女性担任が交換していたノートで、生徒は「もう氏(死)ぬ場所はきまってるんですけどね」と書いたが、担任は「明日からの研修 たのしみましょうね」と翌日からの学校行事(合宿)に触れただけだった。6月30日ごろの記述とみられ、このSOSが生徒の最後のメッセージとなった。

 同校には生徒と担任がほぼ毎日交換する「生活記録ノート」があり、この中で生徒はいじめについて何度も担任に訴えていた。

 「生活記録ノート」に4月以降、「体操着や教科書がなくなった」と書くようになった。6月以降は特定の生徒名を出し、「なぐられたり首しめられたり悪口言われた」「もうつかれました。もう死にたいと思います」と記した。

 日付が明確でない記述も多いが、今年5月以降、生徒が「なぐられたり、けられたり、首しめられたり」と書き、担任は赤ペンで「それは大変、いつ?? 解決したの?」と返事を書いていた。直後に生徒は「解決していません」などと書いたが、担任の欄は空白で、生徒の記述に二重丸がつけられていた。

 その後、生徒が「もうつかれた。……。どうなるかわからない」と書いた時も担任からの記載はなかった。別の日に生徒が「ここだけの話。(中略)氏(死)んでいいですか(たぶんさいきんおきるかな)」と自殺をほのめかした時には、担任は「どうしたの? テストのことが心配? クラス? ××(この生徒の名前)の笑顔は私の元気の源です」などと応じていた。

 校長は7日夜に開いた緊急の保護者会の後、取材に応じ、ノートのやり取りについて「担任から聞いていない。いじめは否定できないが、あれば私に報告があるはずだ」と話した。担任は生徒の自殺後、病欠しているという。

 私も校長のインタビューをテレビで見たがまるで他人事のような発言で呆れて物も言えない。

 7日夜の保護者会の出席者によると、学校側からいじめの有無について明確な説明はなく、生徒が死亡したことへの陳謝もなかったという。

 そもそも、大津の事件以後、学校内のいじめが問題となって平成25年6月28日「いじめ防止対策推進法」が公布されているのである。同法によれば、
(学校及び学校の教職員の責務)
第八条 学校及び学校の教職員は、基本理念にのっとり、当該学校に在籍する児童等の保護者、地域住民、児童相談所その他の関係者との連携を図りつつ、学校全体でいじめの防止及び早期発見に取り組むとともに、当該学校に在籍する児童等がいじめを受けていると思われるときは、適切かつ迅速にこれに対処することになっている。

 法律を遵守していれば事件発生後二日も経っていじめかどうか判らないないなどという頓珍漢な発言はないはずである。

 校長の発言内容や担任教師の対応は明らかにいじめ防止対策推進法違反であり、教職員にあるまじき行為であると断ぜざるを得ない。

 「『緑風北魂』=相手にやさしく、自分にきびしく」を校訓とする矢巾北中学校は平成8年4月に矢巾町立矢巾中学校から分離独立して開校された比較的新しい学校だが、過去にもいじめがあってその時も学校側が握りつぶしてしまったようだ。

 今回も教育現場の事なかれ主義を見せつけられたが、ここでもう一度真剣にいじめ問題を考え直す必要がある。

コメント (2)
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