パソコン遠隔操作事件については、前回記事の最後のところで、片山祐輔容疑者がもし真犯人だったら往生際よく白状して、今後の類似犯罪の予防に役立って欲しいと要望したところである。
ところが、この片山容疑者は東京地方裁判所であった勾留理由開示の法廷で意見陳述し「事件とは一切関係ありません」と無実を主張したそうである。
片山容疑者は、弁護側の質問に答えて、「江ノ島では猫と触れ合っただけ」「ウイルスは私が使えないプログラミング言語で作成されていた」と、全面的に関与を否定したという。
合同捜査本部は、片山容疑者の関係先のパソコンからウイルスを作成したことを示すデータを見つけたとしているが、片山容疑者は「全く心当たりがないと」と反論、裁判官らに言いたいことを問われると「私は犯人ではない。分かってください」と、あらためて無実を訴えた。
弁護側は「無実の確信が強まっている。誤認逮捕だ」と、意見を述べ、勾留は不当だとして早期の釈放を要請した。
検察官二人も出廷したが意見は述べなかった。裁判長は一連の手続きの冒頭に「事件記録から罪を犯したと疑う相当の理由がある」と、勾留の理由を説明した。
さて、こうした展開になると少し雲行きが怪しくなってくる。
逮捕当初の発表では、江ノ島で猫の首輪から証拠のマイクロチップを回収、防犯カメラの画像から容疑者の足取りを特定、容疑者の関連先から証拠のパソコンを押収したなど、有無を言わせぬ物的証拠を揃えたと思わせた。
ところが、その後、新しい事実や捜査進展の発表がほとんどない。押さえたパソコンから証拠となる新事実は発見できなかったのであろうか。
犯人を名乗るメール発信の事実さえも見つけることができないのであろうか。
私がもっとも危惧するのは5人目、5回目の誤認逮捕である。
もし、そうだとすれば警察・検察の面目は丸つぶれということになるが、面目を保つために無実の人を犯人にすることだけは絶対に避けてもらいたいとうことである。
そのためにも取り調べの可視化・・・ビデオ録画や録音は不可欠であろうと思われるが捜査当局の対応はどうなることであろうか。
ところが、この片山容疑者は東京地方裁判所であった勾留理由開示の法廷で意見陳述し「事件とは一切関係ありません」と無実を主張したそうである。
片山容疑者は、弁護側の質問に答えて、「江ノ島では猫と触れ合っただけ」「ウイルスは私が使えないプログラミング言語で作成されていた」と、全面的に関与を否定したという。
合同捜査本部は、片山容疑者の関係先のパソコンからウイルスを作成したことを示すデータを見つけたとしているが、片山容疑者は「全く心当たりがないと」と反論、裁判官らに言いたいことを問われると「私は犯人ではない。分かってください」と、あらためて無実を訴えた。
弁護側は「無実の確信が強まっている。誤認逮捕だ」と、意見を述べ、勾留は不当だとして早期の釈放を要請した。
検察官二人も出廷したが意見は述べなかった。裁判長は一連の手続きの冒頭に「事件記録から罪を犯したと疑う相当の理由がある」と、勾留の理由を説明した。
さて、こうした展開になると少し雲行きが怪しくなってくる。
逮捕当初の発表では、江ノ島で猫の首輪から証拠のマイクロチップを回収、防犯カメラの画像から容疑者の足取りを特定、容疑者の関連先から証拠のパソコンを押収したなど、有無を言わせぬ物的証拠を揃えたと思わせた。
ところが、その後、新しい事実や捜査進展の発表がほとんどない。押さえたパソコンから証拠となる新事実は発見できなかったのであろうか。
犯人を名乗るメール発信の事実さえも見つけることができないのであろうか。
私がもっとも危惧するのは5人目、5回目の誤認逮捕である。
もし、そうだとすれば警察・検察の面目は丸つぶれということになるが、面目を保つために無実の人を犯人にすることだけは絶対に避けてもらいたいとうことである。
そのためにも取り調べの可視化・・・ビデオ録画や録音は不可欠であろうと思われるが捜査当局の対応はどうなることであろうか。