中部電力の浜岡原発は昨年の大震災後、菅前総理の唐突ともいえる停止要請によって現在も運転が停止中である。
停止要請の根拠は他の原発に比べて断トツに大地震の発生リスクが高いということであったが、私はこの判断を高く評価している。
東電福島原発の事故処理をめぐって菅前総理が出しゃばり過ぎたという評価乃至は風潮であるが、では、そのときの当事者である東電や原子力委員会、原子力保安院等々専門家の対応は適切であったのかというと、甚だ疑問である。
まあ、その辺の検証、評価は専門家に任せるとして、中部電力浜岡原発に対する運転停止要請はまことに時宜を得たものであったと私は思う。現に、中部電力管内では電力不足は生じていないし、節電要請もほとんど無い。
当時の状態では津波に対する備えはほとんど無防備といってよい程度であった。中部電力ではその後、高さ18メートルの防潮堤を新設するなど総工費1400億円に及ぶ津波対策工事に取り掛かっているが、最近では最大20メートル以上の津波が予想されるなど防潮堤の高さ一つとっても健全性に万全とは言えない状況である。
浜岡原発5号機では、昨年の5月、政府からの要請を受けて、原子炉停止作業中に復水器内の細管が損傷し、海水約400トンが流入するトラブルが発生した。中部電力では復水器内の水を浄化するため、復水器内の水を回収タンクに移して塩分除去装置に送る作業をしている。
海水流入後の調査では、復水貯蔵槽や原子炉内部の部品などに複数の腐食箇所が見つかっている。
そんなこんなの矢先にまたもや5号機タービン建屋内での漏水騒ぎである。今回のトラブルはタービン建屋内の配管から放射能を帯びた水約3リットルが漏れたというものだが、運転停止中であったからよかったものの、これが運転中の漏水だったらと思うとぞっとする。
中部電力は、配管の溶接部付近に微小な穴が見つかった。漏れた水の放射能濃度は低く環境に影響はないと説明しているが、問題はそういうことではなくて、設備の老朽化や整備点検の不備ということである。あっちもこっちも海水の塩分で腐食しているのではないかという心配である。
私は原発再稼動には反対である。総理官邸前のデモ行進には参加できないが原発再稼動には絶対反対である。
太陽光発電や小型水力発電など官民一体となってもっと積極的に推進すべきである。
原発再稼動反対っ!!
停止要請の根拠は他の原発に比べて断トツに大地震の発生リスクが高いということであったが、私はこの判断を高く評価している。
東電福島原発の事故処理をめぐって菅前総理が出しゃばり過ぎたという評価乃至は風潮であるが、では、そのときの当事者である東電や原子力委員会、原子力保安院等々専門家の対応は適切であったのかというと、甚だ疑問である。
まあ、その辺の検証、評価は専門家に任せるとして、中部電力浜岡原発に対する運転停止要請はまことに時宜を得たものであったと私は思う。現に、中部電力管内では電力不足は生じていないし、節電要請もほとんど無い。
当時の状態では津波に対する備えはほとんど無防備といってよい程度であった。中部電力ではその後、高さ18メートルの防潮堤を新設するなど総工費1400億円に及ぶ津波対策工事に取り掛かっているが、最近では最大20メートル以上の津波が予想されるなど防潮堤の高さ一つとっても健全性に万全とは言えない状況である。
浜岡原発5号機では、昨年の5月、政府からの要請を受けて、原子炉停止作業中に復水器内の細管が損傷し、海水約400トンが流入するトラブルが発生した。中部電力では復水器内の水を浄化するため、復水器内の水を回収タンクに移して塩分除去装置に送る作業をしている。
海水流入後の調査では、復水貯蔵槽や原子炉内部の部品などに複数の腐食箇所が見つかっている。
そんなこんなの矢先にまたもや5号機タービン建屋内での漏水騒ぎである。今回のトラブルはタービン建屋内の配管から放射能を帯びた水約3リットルが漏れたというものだが、運転停止中であったからよかったものの、これが運転中の漏水だったらと思うとぞっとする。
中部電力は、配管の溶接部付近に微小な穴が見つかった。漏れた水の放射能濃度は低く環境に影響はないと説明しているが、問題はそういうことではなくて、設備の老朽化や整備点検の不備ということである。あっちもこっちも海水の塩分で腐食しているのではないかという心配である。
私は原発再稼動には反対である。総理官邸前のデモ行進には参加できないが原発再稼動には絶対反対である。
太陽光発電や小型水力発電など官民一体となってもっと積極的に推進すべきである。
原発再稼動反対っ!!