日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
人生を大いに楽しむために言いたい放題、書きたい放題!!
読者のコメント歓迎いたします。

タケノコは淡竹が一番美味である

2016年05月22日 12時28分03秒 | グルメ
 静岡あたりでは一番茶の摘採が終わったころハチコが出ます。ハチコウともいいます。

 ハチク(淡竹)は中国原産の竹の一種。黄河流域以南に広く分布し、日本ではモウソウチク、マダケに次いで各地でよく植栽されている。北海道南部以南に分布し、モウソウチクよりも耐寒性を有するために特に日本海側に多い。山地では野生化しているものもある。別名アワダケ、呉竹(くれたけ)。

 直径は3~10cm、高さは10~15m程だが高いものは20mになるものもある。節の輪は2個で節間は20~40cm。若い桿には白い粉があり、各節から枝が2本出る特徴を有する。

 750年(勝宝3年)頃には日本にあったことが知られているが、起源は不明である。 細く割れるため茶筅などの茶道用具、花器に利用されるほか、枝が細かく分枝するため竹箒として利用される。 正倉院の呉竹笙、呉竹竿、彫刻尺八、天平宝物の筆などはハチク製と鑑定されている。 また、内側の薄皮は竹紙と呼ばれ、笛の響孔に張り音の響きを良くするほか、漢方薬としても使用される。

 ハチクの筍(タケノコ)は食用で径が約3~10cmで、最盛期は3月半ばから5月上旬、皮は紫色で まばらに毛がある。掘り出したばかりの筍は癖がなくモウソウチクのようにあく抜きをしなくても生で食べられるので美味とされる。時間が経つと通常ぬかを入れて茹でるあく抜きが必要。 筍はマダケと非常に良く似ているが、生える時季が早いことやマダケでは皮にある黒い斑点がない事や皮の色で見分けがつく。

 ただいまアク抜きのために茹でています。今夜はタケノコ飯にしてもらいます。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 静岡の茶祖は聖一国師です | トップ | 藻屑蟹伊豆は河津の名物だ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
茹でるだけでも (ふきのとう)
2016-05-22 20:07:08
淡竹は灰汁も弱く、採りたてですと茹でるだけでも灰汁が
取れるようですね。
淡竹とえんどう豆と煮干しの煮物は今の季節の代表的
おかずでした。
昔は翌日お弁当のおかずにも入っておりました。
返信する
こんばんは。 (秋山白兎)
2016-05-25 19:04:15
実家の東側と北側に淡竹の竹林がありましたが他家の竹林でしたからハチコを取れませんでした。ただし水路の中に出たのは採って味噌汁の実にしました。美味しかったです。
返信する

コメントを投稿

グルメ」カテゴリの最新記事