日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
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卵茸無毒と識るも口にせず

2023年10月16日 13時36分30秒 | グルメ


卵茸無毒と識るも口にせず   白兎

たまごだけむどくとしるもくちにせず

茸(きのこ)は晩秋の季語。
卵茸は、ハラタケ目テングタケ科テングタケ属のテングタケ亜属タマゴタケ節に分類されるキノコの一種。夏から秋にかけて、広葉樹(ブナ科・カバノキ科)および針葉樹(マツ科)の林内、あるいはこれらの混交林に孤生ないし点々と群生する。鮮美な色調を有することから、日本では有毒キノコのように誤解されがちだが、実は無毒であり優秀な食用キノコとして人気がある。キノコ自体壊れやすいため、一般にはほとんど流通していない。茹でると煮汁に黄色い色素が出るため、色を楽しむには茹でずに焼いた方がいい。味は強いうま味があり、フライや炊き込みご飯、オムレツなどによく合う。殻を破る前の幼菌は生食されることもある。現在、信州大学で栽培に向けた研究が進められている。写真はFBフレンド満森傑さん撮影。

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神宮に神嘗祭の神酒捧ぐ

2023年10月15日 16時14分43秒 | 日記


神宮に神嘗祭の神酒捧ぐ    白兎

じんぐうにかんなめさいのみきささぐ

神嘗祭(かんなめまつり)は晩秋の季語。子季語に、度会新嘗祭、かんなめさい、しんじやうさい。 
十月十七日、新穀で造った新酒と神饌とを、伊勢神宮に奉納し、五穀豊穣を感謝する祭礼。新嘗祭とともに、大切な国民の祭日であったが、戦後、現行憲法により廃止された。皇室では賢所で祭儀が、伊勢神宮でも祭礼がとり行われている。画像出典:伊勢志摩経済新聞。
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小流れに数多は要らぬ網代打 

2023年10月14日 12時26分37秒 | 日記


小流れに数多は要らぬ網代打  白兎

こながれにあまたはいらぬあじろうち

網代打(あじろうち)は晩秋の季語。子季語に、網代木打つ。
川や湖に杭などを打って、網代を作ること。網代は網の代わりに柴、竹などを編んで端に簀を設け、魚を捕る仕掛けである。画像出典:コトバンク。
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吹き鳴らす唇乾く瓢の笛

2023年10月13日 21時57分38秒 | 日記


吹き鳴らす唇乾く瓢の笛     白兎

ふきならすくちびるかわくひよんのふゑ

瓢の実(ひょんのみ)は晩秋の季語。子季語に、ひよん、蚊母樹の実、蚊母樹、蚊子木、瓢の笛。
実といわれているが果実ではなく、マンサク科のイスノキの葉に生じる虫瘤をいう。大きさは鶉の卵くらいになる。
イスノキの材は本州や四国に自生する木の中ではウバメガシと並んで非常に堅く重い部類となる。家具、杖の素材にされ、とくにイスノキ材の木刀は、薩摩示現流系統の剣術で使用されているのは有名。材や樹皮を燃やした灰(柞灰(いすばい))は陶磁器の釉の融剤とする。また、樹皮はトリモチの原料ともなる。樹皮を採取した後のイスノキを長く放置すると辺材が失われて心材のみとなるが、この心材をスヌケと呼ぶ。スヌケは濃い茶色で、磨くと光沢をもつ。
樹木そのものは乾燥に強く丈夫なので街路樹や生垣として栽培されることもある。 また、虫瘤(ひょんの実)は成熟すると表面が硬く、内部が空洞になり、出入り口の穴に唇を当てて吹くと笛として使える。これが別名ヒョンノキ(ひょうと鳴る木)の由来とも言われる。また、この虫こぶにはタンニンが含まれ、染料の材料として使われる。画像出典:英彦山からの便り。

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