友達と、友達の車で東京を応援に湘南に行って来た。
昔、湘南が平塚だった頃、一度電車で行った事があるが、その時の事は忘れてしまった。その後は、ツァーバスで行っている。
今回は、友達が車で行くというので、11時頃、家まで迎えに来てくれた彼女と楽しく出発した。
彼女は、カーナビは持っていないので、道路地図を見ながらの運転である。
会社で一人で経理から総務から事務一般から、諸々の手続きに車を利用しているから、道路には結構詳しい。
車で応援に出かけても、ほぼ、道路地図をチラチラ見ながら、そんなには間違わないで目的地に辿り着く。
「私は、アナログ人間だから。地図の方がいい 」 と言う。
私もアナログ人間だ。本は絶対に紙をめくりながら読みたいし、新聞も隅から隅まで読みたい方だし、ガラケーで十分だし…。
彼女とは、割と好みが合う。読む本も、映画も好みが合う。
だから、いつも、延々と話している。サッカーの話しはモチロンだが、本当にいろいろな話題を話す。
ただ、芸能界の事はあまり話さない。私が、タレント達をあまり知らないからだ。ドラマやバラエティ番組をあまり見ないから。特にお笑い系の人は知らない。ゆってぃも知らなかった…。
時々、道路地図を見ながら、話しをしながら、途中でコンビニでオニギリ等を買って食べながら、車は順調に進んで行った。
「ここまで、来れば大丈夫」 と。
と、と、と…。
「え、ちょっと、道路標識に、まっすぐ行ったら、八王子、曲がれば橋本…。何?」
「あれ、どうして、反対方向に走っているの?真っ直ぐ走って来たのに、どうして?」
夢中でおしゃべりはしていたけど、Uターンはしてないし、曲がって曲がって曲がった事は無かったし。
まるで、タヌキ?キツネ?にだまされたみたいな、春の珍事?
それで、Uターンして、元来た道を戻りながら、彼女は道路地図を確認して、もう一度、湘南を目指した。
不思議だ、どこで間違えたのだろう。おしゃべりのしすぎだったから。
「キックオフの2時間前には着く予定だったんだけどね。何とか間に合うと思うよ」
「大丈夫よ、試合に間に合えばいいから。試合を見れればいいよ」
後は、駐車場。ギリギリだから当たり前だが、どこも満車。それで、パチンコ屋に留める事にした。駐車場に入ると東京方面の車で満車状態。空きを探して、3階まで登った。そして、エレベーターで1階に降り、チンジャラの音を聞きながら外に出て、スタジアムへ。
バックスタンドのアウェイエリアなので、席を探しながら座席の上の方へ登って行ったら、
「ここが空いてますよ」 と女性の声。
「ありがとう」 とそっちに行ったら
「オーストラリアで一緒でしたよね。」 と。
ACLでオーストラリアに行った時の同じツアーの人だった。
友達と、ゴール裏と違って、ここはよく見えるね、と。キックオフの10分前だった。
相手は、湘南。きっと、面白い試合が見れるだろうと思ったが、本当に、まさに面白い試合だった。
お互いに良く走る。
以前と違って、今の監督になってから、本当にサッカーが面白くなった。
無駄な横パスバックパスが無くなったて、ストレスを感じない。私は、ボールの支配率が良かったとか、内容は良かったとかの言葉があまり好きでは無かった。
どんなに良い内容でも、負ければ何にもならないでしょ、と思っていた。
今のサッカーはシンプルで好きだ。全員で守る、そしてマイボールになったら早く攻める、そして走る。
前に、武藤やナオくんの足の速い二人がいるのは、相手にとってはイヤだろうな。
後には、森重とカニーニがいる。
カニさんはクリアの時には、大きく蹴りだす。以前は、蹴るよりは味方にパスして繋いで攻撃へ、だった。だから、無理して繋いで奪われてピンチになる事が多々あった。
後半にカウンターで攻められたときに、カニさんがイエローで止めた。イエローでも止めなければならない時は有りだと思っている。
東京は、ロスタイムに失点する事がよくあった。何で、身体をぶつけて止めないのよ、とよく思ったものだ。もう、時間が無い時なら、イエローやレッドでも、失点して引き分けたり負けたりするよりはいいのに、と思ったものだ。
あっちのライン側だったので、よく分からなかったが、河野くんが随分と怒っていた。イエローまでもらって。
そういえば、松本戦の時に、松本の人が、「あの、ちっこい17番、よく動きまわっていいね。」 と言っていたっけ。
しかし、武藤くんは凄い。カッコいい。世間のアレコレなんて関係ないみたいに私達の期待通りにゴールを決めてくれた。
そして、あの、ヨッチの “鬼キープ” 。
ロスタイムで、私達バックスタンドのコーナーで繰り広げられたよっちの時間稼ぎのボールキープ。
本当に、私達の目の前、というか目の下。
コーナーでこっちを向いて、両足を広げ踏ん張って、両手を広げ二人の相手選手を背負うようにしてのボールキープ。
全身の筋肉が張り詰め、まるで、一回り身体が大きくなったように感ずるくらいの踏ん張りで、その身体の強さ!!
もう、私達は皆で喝さいと歓声の拍手。
そして、満を期したように、上手く潰れてファールを取り、もう一度、繰り返される。
友達が、「やっと鹿島に追いついたみたい」 と言った。
確かに、したたかに上手い鹿島の時間稼ぎのボールキープに何回、泣かされブーイングをした事か。
平山もよくやったけど、もろに正面から見たヨッチの鬼キープは、カッコ良かっし、痺れた。
帰りの車の中で、「本当に、来てよかったね。楽しかったよね。」
「面白かったね。ゴールがボンボン入る大味なサッカーよりも、今日のようなサッカーの方が面白いよね。」
「うん、本当に面白かったね。攻撃的なデフェンスで、皆よかったね。湘南相手にウチの方が最後まで走ってたよね 」
一人として手を抜かず、全員で危険な芽をつぶし、確実にチャンスに結び付け、そして、最期まで気を抜かず勝ちきる、最高のゲームだった。
帰り、パチンコ屋さんの駐車場から出るのは時間がかかった。3階だったので。サッカー観戦の人が一斉に車を出したのだ。
帰りは高速に乗ろうと言ったけど、高速が渋滞しているとの事で、下の道で帰ったが、順調だった。
湘南で何も食べれなかったので、お腹が空いて、途中でユックリと食事をして、家まで送ってもらった。
9時半を過ぎていた。ほとんどが車の中での長い長い一日だった。でも、楽しかった。
挨拶に来た大竹。
カメラマンに囲まれた武藤
昔、湘南が平塚だった頃、一度電車で行った事があるが、その時の事は忘れてしまった。その後は、ツァーバスで行っている。
今回は、友達が車で行くというので、11時頃、家まで迎えに来てくれた彼女と楽しく出発した。
彼女は、カーナビは持っていないので、道路地図を見ながらの運転である。
会社で一人で経理から総務から事務一般から、諸々の手続きに車を利用しているから、道路には結構詳しい。
車で応援に出かけても、ほぼ、道路地図をチラチラ見ながら、そんなには間違わないで目的地に辿り着く。
「私は、アナログ人間だから。地図の方がいい 」 と言う。
私もアナログ人間だ。本は絶対に紙をめくりながら読みたいし、新聞も隅から隅まで読みたい方だし、ガラケーで十分だし…。
彼女とは、割と好みが合う。読む本も、映画も好みが合う。
だから、いつも、延々と話している。サッカーの話しはモチロンだが、本当にいろいろな話題を話す。
ただ、芸能界の事はあまり話さない。私が、タレント達をあまり知らないからだ。ドラマやバラエティ番組をあまり見ないから。特にお笑い系の人は知らない。ゆってぃも知らなかった…。
時々、道路地図を見ながら、話しをしながら、途中でコンビニでオニギリ等を買って食べながら、車は順調に進んで行った。
「ここまで、来れば大丈夫」 と。
と、と、と…。
「え、ちょっと、道路標識に、まっすぐ行ったら、八王子、曲がれば橋本…。何?」
「あれ、どうして、反対方向に走っているの?真っ直ぐ走って来たのに、どうして?」
夢中でおしゃべりはしていたけど、Uターンはしてないし、曲がって曲がって曲がった事は無かったし。
まるで、タヌキ?キツネ?にだまされたみたいな、春の珍事?
それで、Uターンして、元来た道を戻りながら、彼女は道路地図を確認して、もう一度、湘南を目指した。
不思議だ、どこで間違えたのだろう。おしゃべりのしすぎだったから。
「キックオフの2時間前には着く予定だったんだけどね。何とか間に合うと思うよ」
「大丈夫よ、試合に間に合えばいいから。試合を見れればいいよ」
後は、駐車場。ギリギリだから当たり前だが、どこも満車。それで、パチンコ屋に留める事にした。駐車場に入ると東京方面の車で満車状態。空きを探して、3階まで登った。そして、エレベーターで1階に降り、チンジャラの音を聞きながら外に出て、スタジアムへ。
バックスタンドのアウェイエリアなので、席を探しながら座席の上の方へ登って行ったら、
「ここが空いてますよ」 と女性の声。
「ありがとう」 とそっちに行ったら
「オーストラリアで一緒でしたよね。」 と。
ACLでオーストラリアに行った時の同じツアーの人だった。
友達と、ゴール裏と違って、ここはよく見えるね、と。キックオフの10分前だった。
相手は、湘南。きっと、面白い試合が見れるだろうと思ったが、本当に、まさに面白い試合だった。
お互いに良く走る。
以前と違って、今の監督になってから、本当にサッカーが面白くなった。
無駄な横パスバックパスが無くなったて、ストレスを感じない。私は、ボールの支配率が良かったとか、内容は良かったとかの言葉があまり好きでは無かった。
どんなに良い内容でも、負ければ何にもならないでしょ、と思っていた。
今のサッカーはシンプルで好きだ。全員で守る、そしてマイボールになったら早く攻める、そして走る。
前に、武藤やナオくんの足の速い二人がいるのは、相手にとってはイヤだろうな。
後には、森重とカニーニがいる。
カニさんはクリアの時には、大きく蹴りだす。以前は、蹴るよりは味方にパスして繋いで攻撃へ、だった。だから、無理して繋いで奪われてピンチになる事が多々あった。
後半にカウンターで攻められたときに、カニさんがイエローで止めた。イエローでも止めなければならない時は有りだと思っている。
東京は、ロスタイムに失点する事がよくあった。何で、身体をぶつけて止めないのよ、とよく思ったものだ。もう、時間が無い時なら、イエローやレッドでも、失点して引き分けたり負けたりするよりはいいのに、と思ったものだ。
あっちのライン側だったので、よく分からなかったが、河野くんが随分と怒っていた。イエローまでもらって。
そういえば、松本戦の時に、松本の人が、「あの、ちっこい17番、よく動きまわっていいね。」 と言っていたっけ。
しかし、武藤くんは凄い。カッコいい。世間のアレコレなんて関係ないみたいに私達の期待通りにゴールを決めてくれた。
そして、あの、ヨッチの “鬼キープ” 。
ロスタイムで、私達バックスタンドのコーナーで繰り広げられたよっちの時間稼ぎのボールキープ。
本当に、私達の目の前、というか目の下。
コーナーでこっちを向いて、両足を広げ踏ん張って、両手を広げ二人の相手選手を背負うようにしてのボールキープ。
全身の筋肉が張り詰め、まるで、一回り身体が大きくなったように感ずるくらいの踏ん張りで、その身体の強さ!!
もう、私達は皆で喝さいと歓声の拍手。
そして、満を期したように、上手く潰れてファールを取り、もう一度、繰り返される。
友達が、「やっと鹿島に追いついたみたい」 と言った。
確かに、したたかに上手い鹿島の時間稼ぎのボールキープに何回、泣かされブーイングをした事か。
平山もよくやったけど、もろに正面から見たヨッチの鬼キープは、カッコ良かっし、痺れた。
帰りの車の中で、「本当に、来てよかったね。楽しかったよね。」
「面白かったね。ゴールがボンボン入る大味なサッカーよりも、今日のようなサッカーの方が面白いよね。」
「うん、本当に面白かったね。攻撃的なデフェンスで、皆よかったね。湘南相手にウチの方が最後まで走ってたよね 」
一人として手を抜かず、全員で危険な芽をつぶし、確実にチャンスに結び付け、そして、最期まで気を抜かず勝ちきる、最高のゲームだった。
帰り、パチンコ屋さんの駐車場から出るのは時間がかかった。3階だったので。サッカー観戦の人が一斉に車を出したのだ。
帰りは高速に乗ろうと言ったけど、高速が渋滞しているとの事で、下の道で帰ったが、順調だった。
湘南で何も食べれなかったので、お腹が空いて、途中でユックリと食事をして、家まで送ってもらった。
9時半を過ぎていた。ほとんどが車の中での長い長い一日だった。でも、楽しかった。
挨拶に来た大竹。
カメラマンに囲まれた武藤