ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

今日はお通夜

2011-05-26 07:32:12 | 夫の事
やっと、通夜の日となった。

こんなに、亡くなる人が多いとは知らなかった。

予定していたお寺さんでの、葬儀は早くて一週間待ちと言われ、市内の他の葬儀場をいろいろ当たってもらったが、どこも順番待ちで笑ってしまった。

一番、早い所での町田市での葬儀となったが、駅から3分の所なので遠くから来る人には分かりやすくて良かったかも。

中3日間の猶予は私と子供達の心に安らぎを与えてくれたと思う。

予定していたお寺さんで、夫を昨日まで預かってもらい、そこに通いながら家族だけでユックリとお別れの時間を持てたし、私達も身体を休める事が出来た。

夫とは、丸40年も一緒に苦楽を共にして来た。その間には、5回の引っ越しをして来たが、それぞれの所で沢山の家族の思い出を作って来た。

結婚した時、私が夫に言った条件は一つ。
「出世しなくていいから、いつも家族と一緒にいて欲しい」 だった。

時は、高度成長の時代。でも、彼は、家族だけでなく彼の親族、私の親族を含めて大切に一番に考え行動してくれた。

彼は、あの頃には珍しく、今で言う “イクメン” だった。私は、子供達をお風呂に入れた記憶が無いほど、赤ちゃんの時から彼の仕事だった。

お休みの日には、近所の子供達といつも一緒に遊んでいた。子供が高校になり、忙しくなる頃まで、朝夕の食事は家族一緒を基本にしていた。そのうちに、子供も私達も忙しくなっては行ったが、基本は変わらなかった。

夫は、私の友達・知り合いや、子供達の友達も大切にしてくれた。特に、娘の友達には 「ウチのお父さんとは何年も話をしてないけど、おじちゃんが私のお父さんみたい」 と、一緒にお酒を飲みながら楽しそうに話していた。

彼に、100%守られ、頼って来た。この40年、私と子供達の人生は彼の手のひらの上だった。

私達の平和と安定と幸せの為に、一生懸命に生きて来てくれて有難う。
幸せでした。

この年になると、大切な人との別れが増えて来る。

生きとし生きるもの全てが、必ず、その生の終わりが来るとは知っていても、別れは辛い。

5年前の、天寿を全うした父の死も悲しかったが、それは順番だからとの納得はあった。

でも、去年の秋の姉の死は、未だに納得出来なくて、悲しみが癒えていない。

そして、今度は夫との別れ。

受け入れた生きて行くより仕方が無い。

入院していた夫にサヨナラを言う時、毎日、夫のおでこにキスして帰った。照れくさそうに嬉しそうに笑っていた彼の顔を胸に生きて行く。

そして、これから子供達と、泣きたい時には、一緒に一杯、泣こうねと言っている。

一杯の幸せをありがとう。
さようならは言わないよ。
又、いつか会う日まで。



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