シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

いまさらながら見てきました「ハウルの動く城」

2005-03-08 23:55:10 | Weblog
「ハウルの動く城」は昨年から封切られ4ヶ月のロングラン、「もののけ姫」の記録をぬいて邦画興行収入2位になった宮崎駿作品だ。

今ごろでお恥ずかしいですが、今日見てまいりました。

正直全然期待していなかったのですが、ヨカッタですよ!

キムタクのファンではない私だが、彼の声もあまり存在が濃くなくてかえってよかった。

このキムタクが演じるハウルはすんごい美しい魔法使い。
ハウルが最初に登場したシーンでは、「おおおおお~~、きっれいいい」と感激。
そしたら、あとのシーンで「美しくなければ生きている価値はな~~い!!」とハウルが叫ぶシーンがあって「なるほどね~美しくあるってことがすごく優先順位が高いのね」と痛感。

ストーリーはね~ちょい、意味不明なところがあるけど、そんなこといいじゃ~んって感じです。
とにかく、何ともよいんですよ。

特に美輪明宏が声を演じる荒地の魔女。
まんまのキャラなの~
美輪明宏って魔女みたいだもんね~

まあ、小さな動物や子供やらが主人公の少女(魔女の呪いがかかっていて老女にされちゃっているんだけど)ソフィーになついていくプロセスなどは、毎度おなじみ宮崎駿ワールド。
毎度おなじみの要素が満載でも、手堅く見せますね。

ただ、あくまでも期待してなかった分、「へ~~いいね~~意外と」というランクで、私にとっては「千と千尋の神隠し」での充足感には及びませんでした。

なんでだろ、たぶん過去の宮崎作品に満足させてもらったレベルが高くて、作品を見るときのあらかじめの基準が高いんだろうね。
このくらいはやってくれるでしょ、みたいな。

そういう意味では「千と千尋~」は私にとっては、最高傑作のひとつになっているので、次にはこれ以上でなきゃって感じになってしまうのだろう。

でも、きっと時間がたってDVDで見たりすると「最初に見たときよりいいね~」なんて思うんだろうな。期待は多くの場合、裏切られるためにあるってことですかね。

濃い、あまりにも濃厚な「サンドゥ、学校へ行こう!」

2005-03-08 00:16:48 | Weblog
今や大人気、韓国製テレビドラマ、つい最近民放での放映が最終回を迎えた「サンドゥ、学校へ行こう!」

大人気らしいピって歌手であり俳優でもある男の子が主演、初恋の女の子をず~~っと思っているんだけど、違う女性との間に子供ができ、その子が難病でお金が必要なのでヒモ(まあ詐欺っぽい感じ)でお金をかせいでいる男性、サンドゥが主人公だ。

これ、毎回見ていたわけではないので、感想を言えた立場ではないけど・・

でもね~あまりにもストーリーが・・しっちゃかめっちゃか・・

韓国のドラマのファンの友人に言わせると、こういうのが韓国ドラマの面白さなんだそうで、だとしたら、率先して見たいことにはならないですな~

とにかく、くどい!しつこい!
そして登場人物がそろいもそろって泣きまくる。
これって感情が熱いのかな~

最終回にいたっては、オチがなんだったのか理解ができない・・っていうか、主人公たちが死んだのか、生きて幸せに暮らしたのか、なのかもわからない。韓国ドラマ通の彼女もわからなかったそうだ。
お笑いトリオ、安田サーカスの、ドンドンドン「オチで~す!」ドドンドドン「オチで~す!」みたいにこれがオチでしたってわからせていただきたいんですけど。

NHKで放送中の「美しき日々」(だっけ?)も、チェ・ジウとイ・ビョンホンが抱き合うシーンで交互にカメラは彼女のサイドから、そして彼のサイドから、また彼女のサイドから、そして彼のサイドから、そして!!みたいに何度も切り返す。も~~~~気が短い私は「しつこい~~~~!!」と叫びたくなる。

要は「濃厚」それも「特濃」なのよね。それがサービス精神なんだね、たぶん。

だからストーリーも、悲しい男女、とっても愛し合っているのに諸事情でいっしょになれない、その理由も「兄妹」だから、とかどちらかが難病だとか、そしてうまくいきそうになると主人公のどひらかが交通事故にあったり、あるいはあいそうになって助けた側が大怪我・・
難病、血統、事故・・この3大要素は欠かせないらしい・・

昔の大映テレビみたいなもんですか。
この濃さは・・

「サンドゥ、学校へ行こう!」はサンドゥを演じるピ君がベビー・フェイスでなかなかスッキリ感を出しているのが救い。
でも、それにしてもあのラスト、ほんとうはどういう展開だったのか、正解をご存知の方、教えてほしい~後ひきますよ!