波打ち際の考察

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波屋山人

雑草を栽培したらどうなるか

2009-03-27 00:18:35 | Weblog
ふと思うことがある。
何千年も前の人たちは、食べられる植物や動物を確保するのに、大きな労力を費やした。

いつの頃から農耕がはじまったのか知らないけど、すでに縄文時代には栗や豆などが栽培されていたらしい。
野菜はいつの頃から栽培されていたのだろう。

もちろん、最初は野山に生えている草を煮て食べていたのだろう。
でも、野生の植物の多くは苦味成分があるものが多く、アクのない柔らかい植物は少ない。
秋や春の七草ですら、少々アクがある。

もしかしたら、アクの少ない植物を栽培するために、さまざまな取り組みを行っていたのかもしれない。
そして、土地を耕してから栽培すると、ひょろひょろとしてアクの少ない、食べやすい草になることを発見したのかもしれない。

現代人が一生懸命畑を耕して野菜の成長を願っているけど、ほんとうは畑の土を細かく耕すというのは、植物の生命力を弱める効果があるのかもしれない。

古代の人が、アクの少ない淡白なひょろっとした植物を作るために行っていた技術が、現代では植物が元気に育つための技術として認識されているのだろうか。

ちょっとした空き地に雑草が青々と育っているのを見ると、あのように野菜を育てることは出来ないのだろうかとふと想像する。
逆に、よく耕した畑で雑草を栽培すれば、ひょろっと細くなるのではないかと想像する。

だから、こんど実家に帰ったら家の裏の畑でちょっと実験を行ってみたいと思う。
畑を雑草だらけにする。草の根で土を耕させる。
そして、草を刈ってそのまま肥料代わりに放置し、野菜の苗を植える。
雑草が生えてきたら伸び放題にして、野菜と競わせる。

きっと、モロヘイヤやシソや大豆やピーマンなどは元気に育つのではないかと思う。
実家の畑では、すでに雑草の中でゴーヤーやツルナはよく育っているしね。


※不耕起栽培というのは、福島正信さんの著書で知った概念。
福島正信「自然農法わら一本の革命

<参考>
http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008081601000051.html
■縄文時代に九州で豆類栽培か 土器に痕跡、熊本大調査
 九州各地で出土した約3600-3000年前の縄文土器の表面に、栽培種とみられる大豆や小豆の痕跡があることが熊本大の調査で分かった。定説では豆類の栽培は弥生時代以降とされるが、調査した小畑弘己准教授らは「縄文後期には九州地方にマメ科植物の栽培技術があった可能性がある」と指摘している。
(略)
2008/08/16 08:05 【共同通信】

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