陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

もう辞めたい・・・

2008-06-30 19:45:40 | Weblog
私は辛抱が足らないのだろうか?

ケアマネで採用されたのに
デイサービスを手伝わされ、訪問介護に出され
あげくにサービス担当責任者までしろと言われ
やっとこさケアマネとしての利用者が出たけれど
本業にまったく専念できない。
休みだって勝手なデイサービスの都合に合わされて
まったく自分の都合を聞いてももらえない。
それでも
オーナーに苦情を言わない新人27歳は
私より人が出来ている。

公私混同はいけないと言いつつ
自分のところのデイサービスが肌に合わないから
他所へ移りたいと言う希望が出た利用者に対して
20年来の信頼を裏切られたと激昂して
『もう来なくていい』と電話したオーナーの行動が許せない。

私は利用者味方が仕事。
オーナーと利用者の板挟みになっている。

昔からの知り合いだからと言うのは公私混同。
自分の怒りだけが正統。
私が反論しかけたら
『黙っていろ!』

オーナーと言うのはそんなに横暴な言動が許させるのだろうか?
駅前留学のnovaのオーナーも暴君だったらしいなぁ~

人として最低。
表向きだけに善意の人を標ぼうして内面はただのわがまま。

人の言うことは
自分の都合の良い以外に耳を貸さない。

なんでも言って下さいと言うのも
自分に都合のいい事だけ言って下さいって事。

反省のない人間に進歩はない。
謙虚さのない人間に成長はない。

オーナーナイズされた施設は
オーナーカラーを嫌う人間は少数派の異端ってことで無視しても良いらしい。
あまりのくだらなさに
また早くも辞めたい病が起こっている。

気楽に流して過ごすか?
やっと信頼してもらえ始めた利用者とさよならするのにも抵抗がある。

『見ざる聞かざる言わざる』
にどうして成り切れないのだろう?

こんどこそ金儲け主義でないと安心して就職したのに
まるっきり何か勘違いした人物の私物会社だったらしい。

息子の誕生日も忘れていた

2008-06-28 05:29:56 | Weblog
ようやく新しい職場で1ヶ月。
不思議と職場を変わって頭がパニクっている時に姑の入院が重なる。

ひとり分の仕事量もないのに、新人ケアマネが雇われた。
履歴を見れば息子とおない年。
しかも誕生日がちょうど1ヶ月違い。
特別養護老人ホームの介護士を辞めて
せっかく取った資格を生かしたくてウチへやってきた。
仕事がないんでずっとデイサービスの手伝いやら
訪問介護の穴埋めをさせられている。
私も変わったばっかりなので私の利用者を渡すのは利用者に失礼。
何と言っても
私と前任の間に2週間でギブアップしたケアマネを挟んでいる。
担当変更は事業所の信用問題になる。
なんとか彼女に仕事を作ってあげたかった。

地区のケアマネの協会への入会を手配してあげ
包括支援センターに仕事依頼をしに行き
やっと彼女の初仕事が出来た。
今日、2件同行する。
経験2年目で後輩の指導はおこがましいが仕方ない。

併設デイサービスの利用者をちゃん付けで呼ぶことにも
月末の初会議で抗議するつもり。
不快だと言って利用者がデイサービス変更を求めてきた。
むきつけに言えないので、ポカッと時間が空くと策を練ってしまう。

利用者数は少ないけれど、
なんやかやと仕事が回り出した。仕事エンジンが温まってきた感じ。

術後順調な姑の所へは
夕食を終えてから散歩を兼ねて行く。
病院は緊急出入り口しか開いていない。
姑の様子見てぶらぶら洗濯物を持って緊急出入り口を出たら、
停まったばかりの車に呼び止められた。

前の前の会社の施設職員さんだった。
入居者が具合が悪くなって救急受診しに来たと言う。
見れば私の担当だった人。
救急での診察を断られ続けて4件目との事。
意識朦朧で倒れていたと言うには
にこにこ顔で私をなつかしんで居られる。
車から車いすへの移動は私に抱きついてもらって久々に介助。

こだわりの多い人で各事業所泣かせだった。
連絡調整係の担当ケアマネの私は走りまわされた。
懐かしいでもらえるってケアマネ冥利に尽きる。

  まいどの低血糖かしらん?
  何か口にして回復?

小声で職員会話をして
念のため受診と車いすはドア内に消え
私は夜の帳の帰路に付いた。

そんなこんなで完全に息子の誕生日を失念していた。
28歳になった。
28年前の初出産がちょっと前の事のように思える。

赤ちゃんに最初にかけた言葉をTVで特集していたけれど
私はなんて声をかけたんだろう?

自宅破水して病院へ入ってから二晩微弱陣痛が続き
ついに陣痛促進剤を打たれ
いきなりきた激痛の中で誕生した彼の産声は覚えている。

暴走老人の本を読んだら現実に

2008-06-27 07:24:08 | Weblog
老人の起こした柏市の惨事

家族に邪魔者にされている感じはどこの家にもありそう。
同居が必ずしも幸せでないと多くが感じている。

露骨に老いた父母を怒鳴る声がいつもしている家庭がある。
虐待とはどの辺りに境界を引くのだろう?

怒鳴っている実の娘がポロっと漏らした。

『あの事件は他人事とは思えない。』

夜寝る前には両親に優しく出来なくてごめんなさいと思うのに
朝が来たらまた怒ってしまうと。

介護に煮詰まっていながら、
老いた姿の両親を恥として人の手を借りる介護サービスが使えない。
家族が要るのに他人の世話は要らないと娘を追い詰めている事に気付かない。
双方が他人の目を気にして
介護受ける人もする人もぎりぎりの所へ来ている。
似た者親子の不幸。

どちらからの愚痴も聞きつつ
気長に介護サービスがあることを伝えるくらいしか部外者はできない。
惨事に至らないことを祈りつつ。

暴走老人  藤原 智美著

2008-06-26 06:19:30 | 
暴走老人!
藤原 智美
文藝春秋

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姑の鼠蹊ヘルニアの手術を待ちながら、
終了後はゆっくり麻酔がとけてゆく側で読んだ。

表紙いっぱいに『暴走老人』とでかでかとタイトルが目立ち
老人のつきそいにははなはだマズイ雰囲気を醸し出していたけれど
たまたま図書館の貸し出し期限が近づいており
バックにひそませるにちょうど良い文庫本の用意もなかったから
ままよと持って行った。
活字さえあれば、時間つぶしは苦にならない。

姑への感情移入がやっぱり薄いのだ。
手術は全身麻酔で5センチ程度切って
筋肉が弱って腹腔が出張ってしまった部分メッシュの人工物を入れると
執刀医で担当医から説明があった。

前日に長いむつかしい手術をこなした後と聞いていたけど
若い医師は疲れもみせず丁寧で親切な説明ぶりだった。
かつての老年医師のような患者見下した態度は見えない。
言葉を選んでわかりやすく噛み砕いての術前説明。
何度も何度もおんなじ話をしているんだろうと推測するが
客商売に徹している。

親切丁寧ではあるけれど、手術に関してだけで病気のことへ説明はもうない。
鼠蹊ヘルニアには内から出てくるものと外から出てくるものがあると言う
内から出てくるものの袋の中には腸がはみ出ているものもあると言われ、
てっきり脱腸といわれるからはみ出しは腸であると思いこんでいた私は
頭の中が???になってしまった。

手術直前であり
医師は前日の長時間手術の話も聞いており
おだやかに質問はないかと聞かれたけど
後でネットで調べようと、
『よろしくお願いします』と辞した。

姑に至っては自分の体がどういじられるか
皆目分かっているようには見えなかった。

分からないけど型どおり
本人、家族の同意書へサインと押印。
ナースが書類を術前に病床へ取りに来た。


『暴走老人』はどこに行っても
まごころと笑顔のマニュアル接客は過去になかったことにも触れていた。

著者は成熟して丸くなるはずの老年期の犯罪が多いのに注目。
原因を『時間』『空間』『感情』にわけて考察してあった。

時間はかつてないほど進歩が速く中年期の私も少々ギブアップ。
どこ向いてもケイタイ画面を眺めている人間が居て
耳からコードを垂らしてお一人様の音の世界に酔っている人はかつていなかった。
高齢者の理解を超えているのだ。

マニュアルどおりで感情を覆いかくして
絶えずにこにこして本心がどこにあるのか見せない接客風景が
日常になってからの時間も考えたらそう長くない。

介護は社会のものとなり家より個を重要視する風潮で
大きな家にひとり。あるいは狭いアパートにひとりの高齢者が増えている。
家を支えて家長に仕えて、
自分が支えてもらう立場になったら回りは知らん顔。

ぷっつんは若者でなく老人に多いと作家である著者は言う。

にこにこまごころ接客は
アスペルガーである息子も強いられて悩んでいた。
『客を心から尊敬しろと言うのは無理だ』と言い
気持ち悪いおかしくもないのに笑う練習を鏡に向かってやっていた。
アスペルガーほど額面とおりにとらえない定型発達人も
『お客様は神様接客』がストレスフルであることには間違いない。


病院はいつから患者を『○○さま』と呼ぶようになり
診察券を機械に入れたり、あっちで診察料、
こっちでもらう薬が書かれた紙もらい
あげくに遠く薬局へ出向いてやっと薬がもらえる。
いつから複雑怪奇なシステムになったのかな?
しかも微妙に各病院でそれが違うのだ。

世に中蔓延する暗黙の了解システムでスムースに流れている事が
スタバやスーパーのレジを例に取って書かれていた。
客もベルトコンベアーの流れに乗ってグズグズ出来ないと言うのだ。


保険証と言っても健康保険証、介護保険証、そして今回、後期医療保険受給者証。
年金から介護保険料が引き去られ、今度は医療保険が引き去られ
なんでこんな領収ハガキがきているのと
ケアマネとして訪問した時に
年度変わりでどっと各役所の担当から届いていて
何が何だか分からない独居の人から説明を求められた。
ねんきん特別便に正しく返答出来る人が何パーセントあるだろう。

親切ごかしてやってくる悪徳業者が後を絶たないのも
こんな不安感や孤独感にうまくつけいられるのかもしれない。

『暴走老人』は老人だけの問題ではなく、
現代社会のひずみでもあると著者の切り口は鋭い。

鼠蹊ヘルニアをネットで調べたら、最近は日帰り手術でも可能になっている。
そんなことを姑は誰かから聞きかじって、
最初、日帰りで手術だと言っていたのかもしれない。

麻酔が溶けたらお腹が空いたと言い、夕食は完食。
2月に心筋梗塞で入院病院は違う初めて入院している病院である認識がなく
いつも出る食事と違うとさかんに言っていた。
見舞に来た昨年11月から無職と何度も話ている息子に
『仕事は済んだの?』とたずねていた。

認知症のはじまりなのか?
世の流れについていけない現象か?

病院へ寄って姑の様子を見てから、
キレやすいしPCは皆目わからない初老のオーナーの
隣のデスクのPCの前に座りに行こう。
介護疲れで電話口でキレていた家族へ面談の約束も今日入っていたっけ。




あらら~休んでしまったわ~♪

2008-06-23 23:33:56 | Weblog
まだ1ヶ月にも満たない職場に もうメゲそう。
石に上にも3年。
石の上にも3年とくりかえす。

私ひとり分の仕事もロクにないのに
もう一人ケアマネが採用された。
娘と同じ27歳。
特養の介護職を辞してケアマネをやりたくて入社してきた。
仕事がないからデイサービスの手伝いをさせられている。
気の毒でしかたがない。
オーナーは先行投資などと言い、有資格者2名も居るんだと外部に誇らしげ。
空っぽ高層ビルを作って胸を張っている近隣の国にそっくり。

日曜日は5周年記念のお祝いと言うことで
デイサービスにいろんな人がやってきてイベントが繰り広げられ、
利用者のカラオケ披露やら職員の出し物やらでもうギンギン。

介護職が盛り上げようと声を張り上げて、
まるで自分たちがカラオケで楽しむノリ。
若くない私はそのハイハイハイと言うのせる掛け声にドッと疲れた。

しかも利用者ほとんど全員をちゃん付け。
ひどいのなると呼び捨て。
親しさからの呼びかけと思っているらしい雰囲気だけど
人生の大先輩、それなりの社会的地位のあった方々もあるわけで
聞いているだけで冷や汗もの。
1日の終わりには相当ムカついた。

オーナーは他所より看護職が多いと質の良さをPRしていたけど
介護職がコレではどうしようもない。
ケアマネの数を揃えて喜んでいる図に等しい。

某議員までやっているらしいが
オーナーの話はいつも長くて要領を得ない。
はじめと終わりの挨拶がまた牛ヨダレのごとく。
何が言いたいのかさっぱり要点がつかめない。
本棚に
『3分間スピーチ』だの『頭の良い人は話が短い』だのの
ハウツー本が並んでいたけど自覚はあれど改善なしだ。

騒音と人の熱気と雨が上がって高温高湿度。
私がぐったりだったから
高齢な利用者は相当疲れただろう。

実母が利用者だから機嫌よく帰って行った姿は見たけれど
心配で夜、電話をしたら予想どおりぐったりしていた。
母からも私の顔がくだびれていたが大丈夫かと問われてしまった。

いったい誰のための何のイベント?
利用者家族やら近隣の人々にまで炊き出しの昼食がふるまわれた。
やらなんたら団体やらご祝儀もってくる人の出入りもあった。
もしかしたらオーナーの票集め儀式?

姑の手術が日延べになって用事がなくなった月曜日だけど
まったく行く気が失せて、知らん顔して休暇撤回しなかった。
あらら、休んでしまったわ

息子と大議論タイムも
雨上がりの庭いじりタイムも
定期的な歯の掃除もシーツ洗いも
気になっていたこと
全部、全部、ぜ~~んぶ済ませた。

ふっふっふ。
石の上にも3年。
ムカつかずに過ごすには脱力モードでまいりましょう。

玄関ドアの閉まりが悪いのでメンテナンスにも来てもらった。
築23年。ドアを取りかえることになった。
我が家にとっては大金が出てゆく。我慢して働こっと


精神病者も入国できない北京五輪

2008-06-22 07:54:41 | Weblog
北京五輪「ハンセン病患者入国禁止」 撤回求める声続々(朝日
新聞) - goo ニュース


「ハンセン病患者入国禁止」の新聞の見出しを見て驚いた。
読んでいけば
『精神病やハンセン病、性病などの伝染病患者』

精神病は伝染しない。
あぶない人と言うイメージだろうか?
我が家に居る精神障害者福祉手帳の交付を受けている息子はキケン人物か!

社会適合模を索して毎日一生懸命の彼から
この新聞記事も隠したい。

ハンセン病の伝染性なさへの中国の無理解にしか
記事は波及していないけれども
精神病者への激しい差別観を感じる。

凶悪犯が胃潰瘍で通院してた事は記事に誰も興味を持たない矛盾。
世の中の射るような視線が障害の上に苦しみもたらしている。

ごちゃごちゃが多すぎる北京五輪に興味が完全に失せた。

朝なお暗い

2008-06-21 06:51:14 | Weblog
眠れない息子と朝のコーヒーを飲んだ。
昨日は1年の10分の1に相当する雨が1日で降ったらしい。
今朝は小止み。
ようよう明けた朝陽に露がいっとき輝いた。

夜はイラついていた息子も朝は落ち着いている。

  『どんな人生にも意味がある』

口に出して確認している所に彼の苦悩が見える。

朝刊には秋葉原のニュースがまだ載っていた。
ささいなことで激昂した犯人の日常が記事になっていた。
また、自分との類似点を見つけたか、
私の後から新聞を広げた息子の舌打ちが聞こえてきた。

姑の手術は日延べになった。
せっかく仕事の段取りをして手術日を開けていたのにパー。
なぜ、急ぎの手術が入ったら後送りになるような簡単な手術にまで
家族の立会がいるのだろう。
独居の姑は夫亡き後も私の家族なのだろうか?


国民健康保険の支払い通知書が届いていた。
息子の扶養で所得税は非課税になったけてれども
健康保険の方は基礎控除以外は認めないとの事で
月額3万近い。
会社のオーナーは社会保険の手続きをすると言ったまま。
国保+年金14000なにがし。
公費支払が家計を圧迫している。

せめて年金支払いがなくなるまで世帯主はせっせと働くしかない構造。
ガソリン高騰、食料品の値上げが続く今、
一番KYなのは消費税UPを口にする総理じゃなかろうか?
問責決議は金魚のあぶく?

この日曜は
施設創立の記念日とやらで利用者やその家族まで招いて
オーナーの一存でお祝いのため全員出勤。
代休を聞いたら、
そんなことを聞くのは非常識という非常識なオーナー。

月曜に姑の通院に付き合うため休んだっきりだけど
次の休みは姑の手術のために休みの算段をせねば。

大体、役所やら各事業所との連絡調整が仕事の職種を
土曜出勤にして平日休みと設定するオーナーがおかしい。

金儲けより善行のオーナーに惹かれたけれど
経営者として雇用主としてはちょっと問題ありき。

有給休暇の規定もはっきりないらしい。
用事があればオーナーに申し出ればOK。
入社早々なのだ。
そうそう申し出れない。
仕事には不都合な平日休を当て込める事で対応するしかなかろう。

完全なぽっかり休みが欲しい。
ちょっとくたびれてきた。
回りのための踏ん張りがだんだん効かなくなってきているみたい。
休みたいなぁ~仕事。

朝なのに雨雲が垂れこめて
暗くて重い天候の所為にしとこかな?



女という病  中村 うさぎ著

2008-06-20 07:49:38 | 
女という病
中村 うさぎ
新潮社

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思わず、うん?と惹きこまれる↓
ショッピングの女王
中村 うさぎ
文藝春秋

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壊れたおねえさんは、好きですか? (文春文庫 な 41-8)
中村 うさぎ
文藝春秋

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題名の著書↑がが多い中で
比較的地味目なタイトル。

13のワイドショーにぎわせた事件の犯人の女臭さが描かれている。
ちょっと短すぎて喰い足らない感じを受けた。
ひとつひとつ小説にした方がおもしろかったかもしれない。

ショッピング依存症とまではいかなくても
買うという行為だけでスカッとする気分は私にもあるので
ここまで壊れた自分をさらけだす中村うさぎから目が離せない。

わかり易いうさぎ解釈に砕いた女のイヤな部分がぷんぷん。
私の中にもある女、ただ隠れているだけと思うものも、
こんな女が近くに居る居るとうなずける話も13篇の中にあった。

一番気になったのが
13章の『バービー・ナルシシズムが生んだ狂気』
名古屋の切り裂き通り魔の話。

彼女の生活感なさ、この世の生の理解の無さと言うか
そのあたりが息子とクロスして気になったのだ。

人の言うことは額面通りにとって
回りと自分がズレていることへの理解もない。
コミニケーションの不得意。
自分の思いを上手く相手に伝えられない。
他者と心が通わせることができない。

生活のためお金が働かなくても何とかなっているので
ますます実体験が乏しくなって歳を取ってゆく。

猫をかわいがるが猫の世話の仕方はわからない。

猫に避妊手術を施した傷跡から、
ぬいぐるみではなくて中には汚い内蔵があることを知って
バービー人形ではない生身の人間のリアリティが欲しくて
自転車で通りすがりに人を包丁で刺したという解釈だった。


息子の憂鬱は自分が描いてきた未来像から
どんどん自分が離れて歳を取っていること。

誰でも野球選手になる夢から醒めて現実を生きてゆけるのに
息子を見ていると子供の時のままのような
生きると言うリアリティのなさを感じてしまう。

『かわいいね』と言われて育ち
バービー人形と生身の女である自分との区別もつかず
ずっとパービー人形ファッション。
好きなひらひらで凶行に及んでいる。
動きやすい服を着ると言う発想もないのだ。

作者の意図とズレたところが琴線に触れてしまった。
息子のことから意識が離れない愚かな母。

心から猫好きな獣医さん

2008-06-19 06:11:21 | ねこ
ちゅんちゅんがまた食べなくなったので
仕事から帰って動物病院へ急いだ。
夕方はいつも混雑している。

完全室内飼いで他の犬猫を見ることのない我が家の猫には
待合室で待つことも恐怖なのだ。
誰にでも愛想よくしっぽを振って病院大好きで
帰らないとドアで踏ん張るワンコにも出会ったけど猫ではそうはいかない。

毎度、ちっくん痛い注射の記憶もある訳で、
出来たら待たない時間に連れてゆきたいが、人間の都合でそうもいかない。

ちゅんは毎日飲まなければいけない抗生物質を飲まない。
餌に混ぜると食べないし、口に押し込むと舌で押し出す。
バスタオルで前足をしっかりくるんで、大変な思いをして飲ませるが
ちゃんと後から錠剤の形まんま、床に転がっているのを発見する。
おまけに薬タイムの察知が良くて、飲ませる気配だけで
私が入り込めない息子の部屋へ逃げ込む。

ちゅんのための行為でだんだん嫌われている感じまでする。

食べなくなって3日目。
病院嫌いだけどいたしかたない。
ちゅんは抱っこしてると大人しいから洗濯ネットに入れて
顔だけ出してやって車の運転席の膝に乗せて連れてゆく。
キャリーに入れるとギャーギャーと大鳴きで暴れる。
人のぬくみを感じていれば多少不安が減るらしい。
ハンドルがちょっと切りにい。安全運転義務違反
犬猫病院の駐車場が空いていた。

待合室にはキャリーの中で撫でられて大人しくしているのが1匹。
ものすごくラッキーだ。
洗濯ネットごと抱っこで順番を待つ。

先客は蓋を開けたキャリーの中でうずくまっているから、そうとう重症な感じ。
悪くても猫ならもそもそ逃げようとするから
犬かなとチラッとみたら、とんがり耳。やせた猫だった。
飼い主さんに話しかけると20歳だと言う。

子供が入ってきたらキャリーでぐったりしていた猫が
にゃあ~と鳴き出した。
その家の子供たちで甘え鳴きだった。
キャリーから逃げ出す元気もないのに、
可愛がってくれる人の気配にはちゃんと反応する。

出来たら入院させて点滴を試みたいと告げられて
飼い主さんは悩んでいた。
猫にとって家を離れてサークルに入れられての生活は一晩でも恐怖。
具合の悪い時に手放すのは治療と分かっていても
理解できない猫には大変な事だ。
高齢でもあり点滴治療の効果は100%ではない。

一時あって、「預けます。」と言われた。
「おばぁちゃんがさみしいね」と子どもたちが言う。
毎晩、その人の傍で寝ているらしい。

キャリーごと入院する奥へ運ばれたら、
大人しかった猫が不安で鳴き出した。

そして、ちゅんちゅんの治療の順番。
診察台で助手の人に抑えられて、ちくんが2本。
終わったら、いそいで抱っこ。
私の肩にすがりついてくる。

獣医さんちにも猫が10数匹居るそうで口内炎猫も居て
何度も注射が必要だと話される。
嫌われたくないから助手の人に注射をしてもらうんだそうだ。

『20年生きるんですね』
『22年の子もウチにきますよ』

14歳ちゅんちゅんも15歳ふぃんふぃんも、
まだまだこうやって治療を受けていくのかも。

『20年可愛がられている様子が良くわかりましたね』
と入院猫のことを言ったら、
獣医さんの顔がにんまりほころんだ。
この人は本当に猫が好きなのだ。

ふぃんふぃんが入院した時も
夜中にまで起きて様子を確認して下さったと聞く。
おかげで今もわがままいっぱいそれなり元気。

今夜もこうやって何匹も診て、
夜中にさっきの入院猫を気づかわれるのだろう。

生まれた時というか
我が家に野良子猫登場して時からのお付き合い。

ちゅんちゅんはガリやせで声まで出ないブサイク野良だった。
声が出るように注射をしてもらった後で
ウチの猫になったお祝いの猫缶と鈴をもらった。

猫も人も何かの出会いかな?不思議。
獣医さん、最後までよろしくにゃん


誇り高き容認幅の狭い人

2008-06-17 22:03:43 | Weblog
福祉用具のレンタル屋さんにブチキラレてしまった。
ふと、タイトル書きこんで眺むれば息子みたいだと感慨深い。

最初の出会いから違和感のある人だった。
担当を替わってすぐに
本来、前任がやって置かなければいけない会議への出席をお願いしたら、

 『形式だけの会議なら出席しません』

私とは初めての顔合わせとなる席。
これから仲良くやってゆく挨拶の意味もあったのだ。

それから数日後、
住宅改修の設定をケアマネの私抜きで
訪問リハビリの理学療法士とやったと言う事後報告FAXが届いてびっくり。
前任との間にどう言う話が出来ていたにしろ
ケアマネが住宅改修理由書なるものを作成して役所へ届け出ないと
利用者さんの負担金が介護保険で9割出してもらえないのだ。
どこをどう言う風に体の動き見ながらの設定には私も同席させてもらいたかった。
と言うか、
普通こういう人を調整するのはケアマネの仕事なのだ。
ひとこと

 『私にお声かけをくだされば良かったのに』

と言ったとたん

 『担当がコロコロ変わるのはお宅の都合でしょ!』

しかしねぇ~何にも分からないでここに手すりが必要とか
理由付けをどうやって私は書くの?
ひとこと言えばすぐにカチンとくるタイプらしい。

全部、私が悪ぅございました。申し訳ありません。
と事を納めて今日まできた。

これまで10人以上の福祉用具屋さんと仕事を組んできたけれど
こういう一方的で高圧的な人は初めて。
新規利用者には絶対に他業者さんをお勧めしようと心の中で決めていた。

別の利用者さんの件で
歩行器の見本を頼んでおいたら、
まるで利用者さんの思いとかけ離れたものを持ってきた。
家の中で使うのだから小ぶりなモノと頼んだのに
どう見ても自宅向きではない。

ちょうど他業者が持ってきた歩行器が小ぶりだったから
利用者さんに使ってみてもらったら、これが良いとご本人が言う。

その旨を伝えて、同じのがあれば持って来て欲しいと頼んだ。
いつになるかと問えば、
自分にも予定があるとまた自分の都合を主張。
重ねて、じゃぁいつが良いのかと言えば、歩行器を手配してからだと言う。
さらに重ねて、いつになるのかと問えば、数日かかると言う。

『うんじゃ今週中ですね。連絡を待っています。』

こちらで預かっている見本はいつでも良いから
持ち帰ってもらうように頼んで電話を切った。
いつでも良い、こちらに便の有る時にと言ったにもかかわらず
『予定がある』身ですっとんで取りに来た。

利用者さんが使いたいと言った歩行器は
あそこがこうでああで
転ばれて苦情がくるのは貸した福祉用具屋だとか
自分の査定した歩行器以外は
なんだかんだと貸したがらない様子。
なんだ自分の選んだモノにケチをつけられたから
次の約束する事を渋っていたのだ。

とりあえず見本を貸してもらうと言う交渉も出来ない。
私はもう利用者に借りる事を頼まれたいるのだ。
業者は正直、どこでも良い。ゴマンと同じ機種を扱う業者はあるのだ。
腹を割ってお互いの意見を出し合って利用者さんを支えるのでなければ
仕事がやりにくい。自分の思いだけ押し付ける人は困る。

 『貸したくないなら貸してくれることろに頼む』

と、言ったとたん、
その人に貸している手すりも引き去ると捨てゼリフを吐いて去ってしまった。
そんなことを言う権利が福祉用具屋にあるのだろうか?

名刺を見て雇用主に担当変更を頼もうかと思ったら
『代表』と肩書があった。
彼が事業主と言うことらしい。

プライド高き一国一城の主は
ワタシだけでなくあっちこっちでトラブルを起こしていないかな?
そう言えば、連れていた従業員さんの様子が固かった。
務め辛い職場だろうって気がする。

仕事に出るとこう言うめんどちぃ事に遭遇する。
いやだねぇ~

どうしても好きなれない姑と言う存在

2008-06-16 23:51:27 | Weblog
せっかくの週半ば休みを返上して
姑の通院に付き合った。
脱腸の手術のための検査だった。
入院や手術についての話があるかとわざわざ休んだが、
手術についての説明は入院してから
土日のどちらか先生の都合の良い時間にあるとかなりアバウト。

この週末限り、
開設5周年記念のお祝いとやらで代休ももらえないのに出勤。
デイサービス利用者から家族か全員に案内を出している。
家族の参加はほんの数人。片手で数えられる。
利用者さんの方も参加予定はまだ半分にも満ちていない。
オーナーひとりが張り切っている。

病院は土日なんで家族が付き添って当たり前と言う感覚か?
医師の都合に合わせて仕事を抜け出してくるから
日時の連絡が欲しいと頼んで帰ったが、
今日中に連絡の約束が今日中に来なかった。

お医者様さまさま病院の体質がここにも露見。

姑ひとりで聞いたとことろで正しく理解出来るかどうか危うい。
今のところ息子に付添を頼んでいる。

絶対に自分は分からないからとか、
不安だから付き添ってとは言えない人なのだ。

とんでもない間違った解釈で行動を取っているから
正してあげても
最初から知っていたことと言う態度で
絶対に知らなかったとか間違っていたとか言わない。
常に自信満々。

88歳と言う年齢からして
総合病院のあっちいけこっち行けと、
はっきり聞いておかないと分からない指示やら
永遠と待たされる順番、受付、会計、投薬の手順など
まごまごしてもしかたがないと思うが、
絶対にSOSと言えない。
勝手な判断に始終する。

昔から私に指示的で
ものすごいケチぶりが私は苦手で
口を開けば
自分の知識のひけらかしと自慢ばっかり。
これほど嫌いな人はいない。

一人っ子である夫亡き後、
姑の血族ご一同さまは
私が面倒を看るモノと決め込んでいる。

2月の心筋梗塞の時、
留守宅に私が物を取りに行くことすら嫌がられた。
術後に介護申請の話もしたが
店をたたまないと言うことで流れた。

脱腸と分かっても変わりなく店は開けており
かなりな畑や花壇の手入れまでやっている。
歩行状態はいたって悪い。

脱腸は長年の立ち仕事も原因のひとつではないだろうか。
しかし
毎日の行動パターンを止めることができない人なのだ。

病院の帰りに
いつもの月曜日に立ち寄る近々閉店の噂もある寂れたスーパーへ回ってあげた。
帰り道の大きなスーパーには自分の思う品が揃ってないそうだ。
スーパーへ入ったら回るコースも決まっている。
毎週月曜日休みにはバスで買いだしが長年の習慣。
おそらく買う物も決まっているのだろう。

私の車を降りる時にガソリン代といって千円札を置いて行った。
タクシーより安いから私を使うのか?
なんでもお金のこの気質もイヤ。
千円は財布にも入れたくなくて、ひらひらつまんでホームセンターへ寄り道。
ブルーベリーの苗に姿を変えた。

本当は誰かに付いていてもらわないと通院が不安なんだと思うが、
相変わらずそう言うことは一言も言わない。

18日にもう一度検査がある。
次はタクシーで行ってくれとわざと言ってみたけど
血族の誰かに私が頭を下げて、また頼むしかあるまい。

  『今日は日曜日よね?』

と言う、おそろしい言葉も聞いた。
手術の3日前からうがいと言う指示は覚えているだろうか?
ちゃんとうがい薬が冷蔵庫に仕舞えただろうか?
次の検査は心臓が手術に耐えうるかどうかの検査だから
手術をする外科でなくて内科に行くんだけど大丈夫かな?

姑は好きではないが放っても置けない。
今年は姑の入退院がまだまだ続く予感…

野良にメタボはいない

2008-06-14 20:55:26 | ねこ
橋で本土とつながった島に利用者を何人か受け持つ。
島にはいっぱい野良が居る。
人を恐れることもなく、そこいらに自然なポーズで居る。
おそらく漁のおこぼれをもらって生息しているのだろう。
そこに住んでいる人たちからも迫害を受けないで共存している感じ。
写真に撮りたくてムズムズする。
看板車に乗って、会社の名札ぶら下げてさすがにカメラで追うわけにもいかない。
ふっふっふ。
本日、こっそりデジカメをバックに忍ばせて、隙あらばの下心で島回り。

運よく「失礼します」と出た玄関に猫が寝そべっていた。
じっくり構えもせずパシャと1枚。
贅肉がなくシャープであらせまする。

ちょっと同じ三毛であるウチのちゅんちゅんと比較をしてみよう。

↑齢14歳。完全室内飼い。
これでもちょっと高齢にゃんになって口内炎を患って痩せたのだ。

広々とした外界で過ごす猫は
縄張りもありストレスに常時さらされているから短命であると聞く。

猫生としてどっちが幸せなのか?

人間も人生85年、90年時代。


デイサービスに来ている認知症の女性は
夕方が近づくと、
家に帰りたいと言い出す人が多い。
家事をしなければ、家族の世話をしなければ
という長年習い性が
外出先であるデイサービスなんかに居る場合じゃないと焦らせる。
お家にはもう誰も待っていない。
むしろ預かってもらって家族がホッとした時間を過ごしていると言うのに。


後期高齢者医療保険料は長寿医療保険と名を変えたらしいが
本日も訪問先で
「これは何?」と年金額決定のハガキの説明求められた。
『早く死んでください』と言われているとまで思う人のある医療保険。
天引きについてだけ
かすかに聞こえる右耳に口を近づけて大きな声で説明した。
内容までこの方に理解はむつかしかろうと思えた。

法治国家に生息し野良にもなれない我らは幸せなのかしらん?




後期高齢者医療保険の2回目天引きの日

2008-06-13 22:08:06 | Weblog
数日前に今年度分の年金振込通知書が届いた。
いままでもあったのかどうか思いだせないが
天引き欄が支給額の下につらつらつらと並んでいる。
去年より一列増えただけ目立ったのかもしれない。

 ○ 介護保険料額
 ○ 国保保険料額
   長寿医療保険料額
 ○ 所得税

取りやすいサラリーマンの給与天引きに似ている。
あぁあ~あ 引かれてなかったらなぁ~
と給与明細見てため息をついた覚えのない人はないんじゃなかろうか?

ちゃんと支払われているか不安な薄い年金額から
特別徴収分が差し引かれて振り込まれる。

我が家の場合は
遺族年金に障害年金で差し引きはない。
ないけどちゃんと私の労賃の方から社会保険料として差し引かれる。
年金もらう身で年金を支払う。

国から年金をもらっている人間から国が年金の支払いを要求する。
何度考えてもややこしい。
寡婦になって一番の疑問だ。
どうしても支払困難な人は支払免除手続きをすれば、
最終的にもらう金額が減るが支払わなくても済む制度もあるにはある。

息子については障害年金の手続きとカップリングで免除申請をしているそうだ。
『そうだ』と言うのは
年金特別便に支払ってないのに支払っているように記載されていたから
特別便の記入の相談電話で確かめて知ったからだ。

息子の特別便は面倒な書類は苦手だから私が代筆した。
あの相談電話もいつも込み合っていて、
何回もチャレンジしてやっとつながって聞けた。
書き方や見方が分からない人がいっぱいだったんだろうと推測する。

後期高齢者であの特別便の正しい判断が出来る人は何パーセントだろう?
家族に見てもらえる同居者の居る人はまだ良い。
独居の人で、過去の記憶が危うい人も多いはず。
大体、何十年前の年金を収めたかどうか?
何年どこへ勤務してどういう年金に加入していたかどうか?
定かでない人も多いと思う。

特別便の後に年金額の決定通知。
がっぽり天引きのある老齢年金者はムッとされたに違いない。

手間を省くためか?少ない額を底上げ風に見せるためか?
年金は2か月に1回支給される。
息子の様な金銭感覚が危ういタイプに2か月のやりくりは無理。
多く月給取りで1ヶ月単位の収入で生活してきた人たちにも
ちと感覚を狂わせる不親切な支給の仕方だと思う。

   薄い分2か月足して目くらまし

薄給でも働けている間はまだ良い。
我が家もやがて年金のみ生活になる。
おそろしくて今も大きな出費は極力控えている。

また減った振り込み額にがっくりしている人も多い今日。
『デイサービス回数を増やしたいけれど、お金がかかるからガマンする』
こう言う人が今もいらっしゃるけれど、もっと増えそうな予感。

エイリアンの地球ライフ―おとなの高機能自閉症/アスペルガー症候群  泉 流星

2008-06-10 21:44:09 | 
エイリアンの地球ライフ―おとなの高機能自閉症/アスペルガー症候群
泉 流星
新潮社

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この手の本が図書館に並んでいただけで感激もの。
思わず借りてしまった。
職場で30代の小学生持つ女性に
『我が息子はアスペルガー』と話したら
『昔は支援教育もなくて大変だったでしょう?』
と返事が返ってきた。
時代は良い方向に変化しているに違いない。

アスペルガー当事者である著者の
地球生まれの異星人―自閉者として、日本に生きる
泉 流星
花風社

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↑は書店にみつからずAmazon購入したのはいつだったか?

本書は
僕の妻はエイリアン 「高機能自閉症」との不思議な結婚生活
泉 流星
新潮社

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↑の続編であろうか?
地球人日本国籍の技術者である夫がアスペの妻を語っている風に書かれてある。
実際は妻である本人が夫になりすまして、自分を観察していることになる。
このくらい客観性があれば悩みは少なかろうと思いきや
いつも鬱でアルコール依存症も経験スミ。
なかなか厳しい日常を送られている。

自身をエイリアンと称するくらい
世間一般とかけ離れた自分を感じて居られるのだろうと思う。

我が家のエイリアンとは
少々違う部分も
言葉の正確さ追及や難しい言葉を多用するそっくりな部分もあった。

夫君のあとがきに
「13年以上夫婦をやってきて、僕も妻に似てきたなぁ~」
とある。
28年間、母をやっているワタシ。
もっと色濃く似てきているかもしれない。
似ている人が増えれば、
エイリアンと地球人との差は縮まるよねっ!

著者は女性。
結婚されている人の率は女性の方が多いのではあるまいか?
読後に
圧倒的に多い男性当事者の方が
エイリアン振りは勝っている気がしないでもないでないような?
ウチの息子が思いの外、重症ってことだけなのかもしれない。

自分の特徴書いたカードを渡して
トラブルを回避する方法はなかなか良いと思われるが
我が息子の場合
自分自身についての客観性が乏しいし
自分はパーフェクトでありたいと思っているので
自分凹んだ部分など相手に示すことが出来るかどうか?

ASにもいろいろありきで
全部が全部あてはまらないからややこしい。分かりづらい。





利用者のためでは…儲からないよ

2008-06-10 07:29:31 | Weblog
要支援者のサービスは月定額になっている。
たとえばデイサービスを1回利用しても10回利用しても
利用料も事業所へ入るお金もおんなじ。

デイサービスは要支援1はいくらいくら2はいくらいくらと決まってしまった
でも、
利用者の状態に合わせて何回利用しても構わないという但し書きが付いている。

おおむね
支援1の人はデイサービス週に1回。月に4回。
支援2の人はデイサービス週に2回。月に8回。

それ以上の利用は事業所側の持ち出しサービスになってしまう。
ところによってはそれ以上の利用にはぎ実費求めているところも多い。
前の会社2つはそうだった。

逆に利用者側から見れば
要支援2で週に1回しかデイサービスを利用したくない人は
もうワンランク介護度の重い介護1の人より
利用料が高くなると言う矛盾も出ている。

うちの慣れないソフトで7月の利用票を打ち出していたら、
うん?と思うような事にでくわした。
ソフトはおりこうさんに
支援1の人には4回以上になる5週目のサービスはカットして表示する。

オーナーに尋ねたら、
利用者さんが来たいだけの回数を入れて構わないとのこと。

あちゃ?
支援1で週3回利用の人まで居る。
月4回のところ13回の利用。
ぜんぜん会社が儲かっていない。
儲からないどころか人件費を考えたら持ち出し間違いなし。

ふたたびオーナーに尋ねたら
この人は要支援の制度改革前からの週3回利用で
デイサービスを楽しみにされているから減らせないとのこと。

ふ~~ん~~むむむ~
私のお給金が少なくても文句言えない。

デイサービスの壺に生けられた花が枯れていた。
庭の紫陽花やら摘んで持っていくことにした。
職場に花なんてはじめてだ。
自然にそんな気にさせるオーナーが憎めない。