陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

意味 わからんしぃ~

2009-01-31 07:17:58 | Weblog
ただいま引き継ぎ中の彼女の口癖に

  『意味 わからんしぃ~』

と言うのがある。
これは「その真意はなに?」と問うっているのではなく
聞いている人間をお腹中で「ばっかじゃないの?」と思っている口吻。

人それぞれの考え方感じ方があり、違っている部分を良く聞いて分かり合おうと言うタイプではない。
高圧的に自分の考えを押し付けで、それが最善と疑わないタイプ。
正直、熱い熱情?みたいなこの感じで利用者から信頼を得ている後任はものすごくやりにくい。

会社には会社の他所では通じない慣例がある。
会社を渡り歩くと信じられない慣例に遭遇するが、
そこはそこで回っている事であるし、慣例を早く覚えて馴染むのも新人の仕事?

正直、私の方が
「意味わからんしぃ~?」と思うご注意を多々受ける。
取りあえずご注意をありがたく拝聴し
「ここではこうするのね。」と記憶ノートに書きこんで
「ありがとうございました。以後そのようにしかるべく。今回は申し訳ありませんでした。」
自分の無知を謝っておく。

お腹の底から「意味わからんしぃ~???」
アスペルガー息子はこう言う異文化だらけ中で生きているのだろうか?

休日の朝、しっかり時を選んでお腹が下る。
在籍10日。
私 かなり気を使っていたのね



 ♪~野菜ジュースのカロリーはとてもとて~も高いよ~♪

というわけ分からん前任のド派手な着メロを聞かないだけでも気が休まる。
仕事を持って帰ったけど…丸2日忘れましょっと

腎不全猫の治療費  オヨヨ~♪

2009-01-29 05:24:39 | ねこ
ふぃんふぃんはめでたく退院したは良いけれど腎不全。
ほおっておくと尿毒症になる。
毎日、活性炭素を飲ませ、定期的な皮下輸液が必要になった。
元から猫エイズで口内炎が出来続け、皮膚病になり易く、傷も治りにくい。
治療途中で出血が止まらなくなった事もあった。

皮下輸液は毎日、自宅で飼い主がする方法が猫にストレスがかからず費用的にも安いという話だったが、
現在、完全な食欲不振。
栄養補給注射も必要で落ちつくまでは1日置きに通院と言われている。
口内炎もあるし、結局通って診てもらう必要がずっとありそう。

ほんとうは専用の治療フードがいいのだけれど
入院中は食べたのに自宅ではプイ。
ちゅんちゅんの餌を狙って食べる。
ただでも食欲がないから食べたいものを食べさせることにし病院で買う餌はあきらめた。

1回の注射代が2500円。活性炭素が一週間で850円。
これは腎不全だけの治療費。
後、口内炎の抗生物質に痛み止めが2匹分。
ストレス軽減に焚くのフェロモンが月3,500円。
状態が悪くなれば入院費。

病院への支払いだけで月いくら?
考えただけでクラクラする。

母がぼやくと息子がしっかりした声で
 
  治療を続けてやろうね  命があるんだから


私の帰り待ちわびて玄関に出てくる。
一時は6キロはあった体を抱きあげると骨がゴツゴツして軽い。
せっかく喜んでお迎えを拉致してすぐに大嫌いな病院へすぐに連れてゆく。
朝は嫌がるのに活性炭素3錠を抱きしめて無理やり飲ませる。

こんなイヤなことばかりする私を追いまわる。
今も真横にくっついてゴロゴロ喉をならしている。
腎不全は水を良く飲むと言うがお風呂に入れば必ず戸をガリガリ。
一緒に入りたがる。入浴剤入りの湯船の湯を飲みたがる。
夜は私の脇にもぐりこむ。
ふぃんふぃんの位置にも湯たんぽを入れてやることにした。
足元湯たんぽにはちゅんちゅん。
寝返りも打てない。

毎回、病院で体重を計る。
昨日は3,2キロ。増減なしに安堵する。

母と息子とふたりで働いて治療代を稼ごうと誓いあった。よしゃ

再再再就職から 1週間経過

2009-01-28 05:58:58 | Weblog
ようやく体が仕事モードに馴染んできた。
狭い地域の介護業界。
お役所から利用介護サービスから以前から知っている人ばかりに新たな社名の入った名刺を渡す。

 「流れ流れて漂着しました

あいさつ言葉も適当に口をつく。笑いにするしかないだろう
顔見知りだから向こうから貰えないことが多い。
過去のは…もう復帰しないつもりだったから捨てた
帰ってから名刺を貰い忘れたのに気がつく。
もう~ドジ
仕方ないんで、便利な介護サービス検索で必要な電話番号担当の一覧を作る。
利用者の引き継ぎは、無駄話が多い人で遅々としてはかどらない。
職場の濃いムードメーカーで居て良い面も悪い面もある
難ケースも混じっているけど、今までになくゆったりで焦りがない。
前任は2月いっぱい在籍してみてもらえることになっているからなんとかなるだろう。
今のところ定時でトットと帰れている。

ふぃんふぃんは一日置きに病院で点滴を受けることに今のところしている。
3日置くと食欲が落ちる。
仕事が終わってから連れてゆくから、家事が滞る。

姑は転んで軽いケガをしている。
いくら言って聞かせても
ストッキングを着用して3㎝くらいヒールある靴を穿く。
自宅まわりや店はすべりやすいつっかけ。
弱った足に最悪でまた転ぶ可能性大。
本人にも
「ストッキングは滑ると何度言っても聞かないから知らない。」と冷たく言い放ったら
去るバックミラーにものすごく暗い顔が写ってゾッとした。
前にもソックスを買ってあげたけど穿かないのだ。
絶対に店は開けていると回り情報。
89歳。買い物には休日に連れてゆく。後は好きにしてもらおう。

母はまた下痢でデイサービスを休んだと妹からメールが来た。
妹自身も退院後数日。どうしていることやら?

気になる家族と家事は休日にまとめてダンゴっと

息子はやはり嫌われていると思う上司が居た

自然体。自然体。改善しようと力むと関係が余計ギクシャクする。
与えられた仕事に集中、集中。これは母にも言えること。

一緒にハイ脱力

昨日、再就職先の責任者と事務所入口で鉢合わせ。
経営母体の建設業が倒産。
利用者には迷惑をかけない形で同業者に譲渡が決まったと告げに来られたのだ。
顔がげっそりと痩せて居られた。
「みかんさんなら太鼓判」
と社交辞令も忘れずに言ってくれ悪い人じゃなかったけど、
運営方針とは別問題。とっとと3ヶ月で辞めて良かったような安堵が去来。

トウキョウソナタ

2009-01-26 05:53:51 | 映画(DVD)
トウキョウソナタ - goo 映画

黒沢清監督作品『トウキョウソナタ』ある視点部門で審査員賞受賞!

新聞の小さな小さな記事を見つけて、息子が喜んだ。
息子はずっと黒沢清監督ファン。

以前、母にも黒沢明でない「清」を観て欲しいと一緒に↓観た。
ドッペルゲンガー [DVD]

アミューズソフトエンタテインメント

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はっきり言って自分ではセレクトしない分野。
ぼこぼこ殴ったり血が流れるシーンは好きでないが
奇妙なおもしろさがあった。
これっきり私は監督の作を観ていない。

同じ役所浩司とグーグーの小泉今日子が出演。

息子は清監督の絵の撮り方が好きだと言う。
そういうんでなるほどと息子の目になって観てきた。
息子は人ゴミがダメなので映画館に入れない。
DVDになってから観ると言う。

暗さは内包して表面的には淡々とユーモアで軽く流れる日常が
ドッペルゲンガーに似た映像で繰り広げられた。
ラストのピアノは柔らかで子供の手で弾かれた音色ではなかった。
そう言えば、あの子は小学生にしては大人だった。
いばっているオヤジが一番ガキっぽかった。

言いたいことは言わず表面の穏やかさで暮らす仮面家族。
案外、そこここにあるのかも?

息子が観たい映画を代わりに観に行く母親って私もヘンだ。


母に歌う子守唄 わたしの介護日誌   落合 恵子著

2009-01-25 05:52:38 | 
母に歌う子守唄 わたしの介護日誌
落合 恵子
朝日新聞社

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ちょっと著者が苦手で避けてきた一冊。
今、朝日新聞連載の「私の履歴書」がけっこう面白い所為もあって図書館で借りた。
もう返却日が来ている。
母を自宅に預かって本当に母に子守唄を歌ってしまった娘になって、やっと読む気になった。

人権侵害にモノ申す作者は
人質を取られているから言いたくても言えない多くの人の代弁をしている。
介護、医療の業界に無意識の人権無視があることは否めない。
しかし、少しずつ意識が変わってきている。
著者が新聞等に執筆掲載した2002年からもかなり変わっただろうと思う。

業界は著者世代である団塊の大量高齢化に対応できる体質に変わろうと努力し始めている。
すでに60代の介護保険利用者と80代以上では自己主張の度合が違う。

業界に普通に存在し続けた人権無視を
体が不自由になり人の手を借りる必要が出来て敏感に感じ
黙って耐えず、訴える人たちなのだ。

著者は介護保険枠以上に自費で月額25万円使ったと言う。
自費どころか、介護保険枠の金額すら負担出来ない人もある。
この本が書かれた時には保険で賄われていた
食費や室料等のホテルコストがすでに自費となっている。
介護保険では同居家族があると家事でヘルパーが使えなくもなった。
財政ひっ迫で、どんどん使えない保険になって実質的には自費を要求する保険になってきている。
「お金のない人はガマンしなさい」と国が言っている。


自費で月額25万円。
それだけ使っても夜間介護は著者ひとりでこなしている。
仕事をこなしながらの介護負担は相当なものだったはず。
読んでいくときめ細かな介護にお母さんへの深い愛情を感じる。
それ故に医療介護の他人の手の乱暴さに
人権意識だけでなく我慢がならない部分が大きかったろうと想像する。

利用ヘルパー事業所を変更している。
記録を書かない、病状に自己判断、読んでいるだけでヘルパーの資質が問われる。
慣れた『ヘルパーさんが良い』は分かっているが事業所の人員配置上むつかしいのが現状。
長時間の利用であるし、担当ヘルパーが一人、二人というのはかなり恵まれている。

著者が言う医療介護サービスの基本はまったくもってそうでなければいけないとおもう。

「対等に、充分に、選択しつつ受けることが出来、主役は利用する本人」

今の財源ではどんどん『充分』からは遠ざかってゆく。

今、ケアマネジャーとして利用者引き継ぎ中だけれども
疲れる一因に前任の「対等」無視がある。
言いかえれば
「本人の意見を聞いたふりの押し付け」「本人のためである」と言う驕り。
こうやって利用者に接して作られたプランを引き継ぐことより
介護される人に高圧的な介護者サイドに立つケアマネジャーの態度に慣らされて信頼している家族と
私カラーでどう接して信頼を得るかと言う難問に気が滅入る。

落合 恵子さんのお母さん担当だったら、
きっぱり利用者サイドからご指摘があって仕事がしやすかろうと思ってしまった。
本人を前にして出来ないことや認知症状をガンガン口にする前任に胸が潰れる思いがしている。


最後の
「後書きにかえて・・・『バタバタ』と『ホッ』の狭間で」で
介護者の「ホッ」が介護される人の「ホッ」に通じること、
「わたしひとり時空」を自分に贈ることを提唱されている。

息子のことを思う時、とても大事なことだと思う。
自分に「ホッ」がなくなった時、いつも息子に悪い因子の母になる。

母を預かって
介護は自分を世話してくれた人へ同じことをお返しするような気持ちがした。
手に力が入らない母用のコップに我が家で一番軽い磁気を用意した。
ちいさなピンクの小花が散った白いカップは気にいっていたらしい。
妹から「我が家のコップは暗い」と不服が出たと聞いた。
雪が溶けたらカップを持って行ってやろう。

先の時間の短さを思えば、
「いつまでつづく憂鬱な介護」でなく
「一緒に居られる短い時間」なのだ。
その時間は母に心地よい時間であって欲しい。

母が慈しんでくれた時間を思い出し、
私にしてくれた人に同じことを自分がしているそんな介護時間だった。

預かった時間はたった2週間。
「短いからね」と言われればそれまでだけど、
著者のお母さんに対する気持ちは私とおんなじと感じた。


明日 水瓶座はアンラッキー 特に仕事運

2009-01-19 21:30:42 | Weblog
明日がいよいよ初出勤。
息子が帰ってきて第一声。

 「今たまたまカーラジオで聞いたけど
  明日 
  水瓶座は一番アンラッキーなんだって。
  特に仕事運が

にっくったらしいニコニコ顔でそう言ってくれた。
フン!
星占いがなにさ

ふぃんふぃん夕方退院。
(写真は病院で待ってたふぃんふぃん)
帰ったとたんにトイレにまっしぐら。
エサくれ にゃん。水くれ にゃん。
だっこで『甘え』するんだ にゃん。
まだ食べる姿は口が痛そうだし、エイズである以上潰瘍は出来続ける。
さらに、これから腎臓障害との戦いが始まる。

仕事が終わって動物病院通いが日課となる。

妹がたぶん退院出来きて
預かっている母が自宅へ帰れる週末まで
有給休暇を取って帰省した娘が居てくれる。
母には悪いが毎日デイサービスへ行ってもらう。

ここまで回りに迷惑をかけて
次は3ヶ月で辞めるってワケにはいかない。
定年までつつがなく務めよう・・・ったって 5年程度か

ふぃんふぃんの治療代稼ぎまっせ



結局ふぃんふぃんまた入院

2009-01-17 23:27:38 | ねこ
注射、点滴も功を奏さず。
水も飲まないで一晩私の布団にもぐって顔だけだして眠っていた。
朝、布団から起き出して動き出そうとして足がすぐに立たない。
トイレかもしれないと抱きかかえて猫トイレへ連れていった。
ちゃんとおしっことちょっぴりウンチ。砂までかける。
こんなにしんどい時まで律儀で見ていて泣きそうになる。
トイレは私が教え込んだのだ。

動物病院の待合室はふぃんふぃんには怖い他所の犬猫がいっぱい。
待たされないように一番ねらって開院時間より早目に着いたら
でっかい犬の先客がいた。犬はぶるぶる震えている。
飼い主さんが「こわがっている」と言われ獣医さん到着前に診察室にわんこは連れていかれた。
わんこよりうんと小さいふぃんふぃんは
ウールの大きいスカーフに包んで膝に抱っこして
顔は私の腕につっこんで回りを見せないで順番を待った。

センセは「効きませんでしたか?」
とだけ聞いて
「ちょっと預からせて下さい。」と言う。

いつまでも無理な治療を続けて病院のゲージで点滴に繋がれて最後は迎えさせたくはない。
「 ダメならすぐ連絡を下さい。うちに連れて帰りますから。」
かなりしつこく獣医さんにお願いして、結局入院。

午後、母に食事をさせ落ち着いた時を見計らって、ふぃんふぃんを見に急いだ。
後ろ足が点滴に繋がれてしっかり絆創膏で固定されている。
顔には多少生気が戻っている様に見える。
水は飲みだしたけれど餌は食べないと聞く。
ゲージに入れてある餌のトレイから指ですくって口先に持っていってやった。
イヤイヤをしてちょっと止まりためらいながらちょこっと食べ
もうちょっと食べ、もっと食べた。
私の人差し指ごと歯のない口で噛みつくように食べた。
トレイの半分はなくなった。
食べられれば大丈夫。

もう一度閉院時間前にすべりこんで面会。
まだ水飲みの姿が痛そうだけど、動きがしっかりしてきた。
ゲージの扉が空いていても逃げようともしない。
お世話してもらう助手さんのよしよしに喉をごろごろするようになったと言う。
昼間は「う~~っ」と低く唸っていたのに順応性のあること。

退院しても、輸液を体に定期的にいれないと死んでしまう体になっている。
自宅皮下注射は私には出来ない。通院も毎日となると…
先のことは先で考えよう。

綱わたりだけどなんとかなる。なんとかなってきた。きっとこの先もうまくいく。
20日の初出勤が迫る。働こうってのは早計だったかな?
何の因果か、次の職場は動物病院の目と鼻の先にある。

病院に順応?職場に近い?
この際、出勤に連れてきて病院で預かってもらって輸液点滴。帰りに連れ帰る…
あの病院は構わないって言ってくれそうだけど…
ムムム…ふぃんふぃんには間違いなくストレスだ…


※ 今のふぃんふぃんはここ数日でみるみるやせて写真のようにふっくらしていない。
  だっこすると骨ばかり感じる。

焼香の作法って? 常識ってなに?

2009-01-15 23:51:40 | Weblog
つつがなく葬儀が終わり、住職退場かと思いきや
マイクで住職の説教が始まった。
「正しい焼香をする人が少ない。実に嘆かわしい。
 この際、いい機会だから、私が正しいのを教える」
と、
今日は用意のない線香のたてかたに始まって
さっき参列者が焼香をしたばかりの方法について、きっぱり1回と明言。

もしかして宗派によってまちまちなんじゃないの?疑問に思いつつ、
住職にとっては日常の葬儀かもしれないけれど
亡くなった方にとっては人生たった一回の葬儀。
わざわざ今日のように寒い日に参列してくれた人々に恥をかかすような住職の説教は
喪主、親族の胸に響いたのだろうかと気になった。

いつもはそう気にも止めないお寺さんの名をきっちり記憶に留めてしまった。

説教をたれた住職が退出した後、お決まりの『親族の挨拶』があった。
挨拶は亡くなった方の長女婿さま。
懐から書き物を出すでもなく
故人との出会いから最後に正月に組み交した酒の話から
1歳半で今日のことが何も分からずに今ここにいる孫のこと。
これから得意と聞いたスキーを一緒にしたかったこと。
言葉につまりまがらもとつとつと、
亡くなる直前の故人のことやお人柄がよく分かる話しぶりだった。
紋切型でなく、上手に話そうという構えのない自然体のこの挨拶に
住職の話や読経ではもれてこないすすり泣きが広がった。

このお婿さんが居られれば残された奥さんも安心な感じを受けた。
娘さんが良い人結ばれて旅立った故人も安心を見たようで、悲しみの中に小さな安堵。

いっそ住職抜きの葬儀の方が葬儀らしかったかもしれない。

ネットで焼香の作法を調べてみた。
やっぱりね。宗派によって違う。
参列者の混み具合によっては臨機応変な簡略な方が良いこともあるかもしれない。
故人を悼む気持ちと喪主や親族の悲しみを分かち合う気持ちがあれば
形はどうあっても構わないと私は思う。

なんであれ絶対にこうでなくっちゃ!というのは好きでない。

常識とはなんぞや?
かなりはみ出した常識では測れないアスペルガーの子を授かってから
特にそんな思いが強くなった。

長い透析生活にピリオド

2009-01-15 05:16:43 | Weblog
保育園とヘルパーと偶然2度も同じ職場で働いた人の夫君が亡くなった。
長く透析されて入退院を繰り返して、だんだん悪くなると聞いてはいた。

亡夫の最後の入院でも偶然、同じ病棟でであった。
確か死の2か月前。
膀胱がんから胆管へ大腿骨への転移でも再入院先は原発の泌尿器科だった。
透析患者の彼女の夫君と主治医まで一緒だった。
昨日亡くなられた夫君には
笑顔で夫の世話をしている姿も
隠れて泣きじゃくっている姿もしっかり見られてしまっていた。

長い闘病生活にピリオド。
そして闘病を支えひとり残された人の生活が始まる。

生老病死は自然の流れだと思うが
子供のようになった実母の母みたいな今の時間の中でいろんな思いが去来する。

母がデイサービスに行ってくれて自由の身となった時間が葬式となった。


団欒と言えば団欒かも?

2009-01-12 21:38:36 | Weblog
白内障の手術を終えて、
でっかい厚ぼったいばんそうこうが片目に貼られた母が我が家にやってきた。
居間の窓際に置いたベットで終始寝ている。
痛み止めが良く効いて眠気が来る所為かもしれない。

息子は頭の中が書道雅号を替えることでいっぱい。
書道の先生である姑が付けてくれた雅号を今年は替えると宣言した。
有言実行の人だから字画を調べて電子辞書を片手にああだこうだと自分の世界に入っている。
だいたいまともに書道を練習しているわけでもないのに、雅号を持つことに熱心。
悪徳商法にひっかっかって印鑑つくりまくりの姑から雅印ももらっている。
自分が考えた雅号で印を作ることまで計画に入っている。
給料が入って懐が温かいらしい。


寝ている人も自分の世界に入り込んでいる人も
一斉に夕食の食卓に無理矢理着いてもらった。
いつもなら息子と私とバラバラに別々に食事をする。
3人になるといちいち意向を考慮していては世話人が面倒くさい。

寝ている人には食後の薬がある。
一応食事の手順を踏んでおけば、
後は服薬、入れ歯はポリデントして熟睡してもらって構わないだろう。

雅号を練りつつ食事をする息子は片目しか開いていないばぁちゃんに
どっちが良いか名を書いた字を見せたりしている。
ばぁちゃんは開いている方の目も次に白内障手術を待っている状態で
字など読める視力ではない。
見えないながらも字を聞いて一応イメージして答えたりしてはいるが、
満腹したら座イスにもたれて目が閉じてしまっている。
見え辛いから目を瞑り、瞑れば眠気がくるらしい。

私はと言うとせっせと食器をお運びしつつ、見えつらい母がちゃんと食べられているか目配り。
ばぁちゃんが食べ終わったと見るや
鮭のムニエル狙って待ちぼうけの猫たち用に塩コショウ抜きで焼いたアラの部分の身を毟ってやり、
合間に自分のを口に運び、まったく落ち着かない。

いつもASの息子とふたり。
ひとり家族が増えるだけで雰囲気が違う。
噛みあった会話があるでなしイキアイアイで楽しいと言うのでもない。
でもなんかイイ

認知症兆候がある母は今夜がわが娘の手術前夜であることもほぼ忘れている。
アスペルガー息子は叔母の病で心が痛むと言うパーツを持ちあわせていない。
淡々とした夜でどこか救われる。


”眠る薬もらった”と病床からメール。妹が熟睡出来ることを願う。



閉鎖病棟    帚木 蓬生

2009-01-10 22:06:01 | 
閉鎖病棟 (新潮文庫)
帚木 蓬生
新潮社

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精神病院自体を社会からの閉鎖病棟と捕えてあるよう。
糖尿病や高血圧と同じ統合失調症も一般的な病気と研修では説明を受けたが
世の中の偏見は根強い。
一般社会から隔絶して閉じ込めて、その人ははじめから居ない人としてしまう。
20年、30年の入院生活をしている人と普通に暮らす人比べて
入院患者の方がより人間的な温かみや純粋さを感じるように人物像が描かれている。
発達障害もまた精神障害の中に入れられているけれども精神薄弱者まで入院患者にされていることに驚いた。
この小説は過去の精神病院のしっぽを引きずっているのであって
今は短期間入院で社会復帰が援助されていると思いたい。

最後に通院と訪問看護で生活サポートをしてゆく下りがあったが、
自宅での生活アドバイスや支援がしてもらえる訪問看護あれば
共に暮らす家族も孤軍奮闘しているような焦燥感やらが減ると思う。

一度、息子にも訪問看護にきてもらえた時期があったが、
息子が担当医師にプライドを傷つけられたと怒ってダメになった。
この小説にも患者の気持ちを逆なでする医師が出てくるが、巷に居ないこともない。

こういう素材は
我が家にとっては小説の虚構のと言う次元にはならず、つい身につまされる。


だんだん人間化してくるふぃんふぃん

2009-01-05 05:25:13 | ねこ
人間のコップに頭をつっこんで水を飲みたがる。
最近は自分の水を飲む前に『水くれにゃ~』
猫は手に持って飲むわけでないからコップの中にすっぽり顔が入る。
そのうちにコップに顔がはまり込んで抜けなくなるんじゃないの?

私の食べる口許をじっと見て、食べられないものでも欲しがる。
トーストバター、コーヒーミルク、ケーキの生クリームは
全部、自分のたべものだとにじりより、歯のない口からよだれが垂れる。

特に夕方はキャットフードじゃないのちょうだいとがんばる。
昨日はぶりかまを3つ焼いた。
2つは息子と私用に塩ふり、もう1つは塩ふらないふぃんふぃんの。
夕食はふぃんふぃんにしっかり骨抜き魚を食べさせて、自分のにとりかかるから
私の食事はいつもすっかり冷めたのを食べることになる。

食べても食べても太らない。痩せてきた。
『エサくれにゃん』はしつこさと回数が増している。
息子に言わせると餓鬼道に落ちている。

猫エイズで15歳は長生き。
食べられるうちは大丈夫、飲んでるうちは大丈夫と
ついつい、わがままふぃんふぃんに応えてエスカレートしたのかな?

写真は横の自分の水は無視して一心不乱にコップから飲んでいるふぃんふぃん。
コップの水は最初、上までなみなみ汲んであったもの。
おんなじ水道水なんだけど

老残のたしなみ―日々是上機嫌   佐藤 愛子

2009-01-04 05:06:19 | 
老残のたしなみ―日々是上機嫌 (集英社文庫)
佐藤 愛子
集英社

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迫力ある語り口でスッパっと世相を斬ってあり、胸が空く。
ひとつ気にいらないのは霊の話。
オーラの泉も好きでないし、どうもこの手の話には乗れない。
後は
豪快で痛快。自分の信じた道まっしぐら。
○○の品格を語るより
人の思惑かまっちゃいられない愛子さまへ軍配をあげる。

日々是上機嫌と言いきれるってすごい。

読んでいて突如、ぐはははっと笑いたくなる箇所があるから
自宅にて人のいないところで読みましょう
初笑い、初笑いっと

今年の運勢占い

2009-01-03 06:20:20 | Weblog
子どもたちは朝食に起きる気配なく久々に散歩に出た。
防寒はばっちり。帽子、手袋、裏フリースのパンツ、ダウンコート。
手には元旦制作の年賀状。耳には音楽気分快調

まずは息子の交通安全祈願に
ここ近年おさぼりの初詣をすることにした。
神社の出店も2日目の早朝とあって、やっと準備中。
人の出足もこれからと言う感じ。
牛年だけどこの神社には願掛けのお馬さんがいる。
鼻面を撫ぜながらお願い事をすると聞き届けてもらえるそう。
いっぱいいっぱいお願いしたいところ
    交通安全 家内安全 特に息子

社務所で息子のために交通安全キーホルダーを買い裏道へ抜けて帰ろうと階段を1歩

忌々しくもアスファルトがつるっつるに凍って
おもいっきり尻もちで3段落っこちた
ちょうど階段下に駐車しようとしていた車にしっかり見られた
裏フリースパンツがちょっと湿った。
じんわり痛い。
昔からよく転ぶ。自分がADHDかと思う所以でもある。
だけどだけど50過ぎて人前であまり転びたくはない。

もう一枚のお散歩パンツも
昨年カメラ構えってバックして側溝に落っこちて
この歳でカギ裂きを作ってしまっている。
新年早々、やぶけパンツはちょっとと思ってこっちを穿いたんんだった。
あの時は「大丈夫ですか?」と人に声かけられてものすごく恥ずかしかった。
息子の事は言えない。
つまらぬことは克明に思い出す



朝の景色はすがすがしい。
散歩はやっぱり空気のきれいな朝に限る。
なんでもない景色がちょっと残った雪や朝露でうんと違ってみえる。
朝歩きはお得感がいっぱい。
わざわざカメラ持って帰って、今時分ガーガー寝ている娘にちょっと胸を張りたい気分。



うふっふ
いつも捕まえられないビョウビタキくんもカメラに納まった。



痛い思いしたり気持ち良い事みつけたり
今年の運勢も去年とおんなじと占なっとこ