陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

いきなりの秋に体がついてこない

2007-09-30 00:33:32 | Weblog
長らく忘れていた喘息が起こった。
たいしたことない、気管支拡張剤の吸入さえすれば治まると
あるべき定位置をさがしたが
ない!
鏡台も薬箱もポーチも探したけれど
どこにもない!
5月連休の大掃除でみんな使用期限切れだったから
いつか病院でもらえばいいやと
全部捨てたのを思い出すまでに時間がかかった。

ひーこらひーこら
家中を探しまわっていたら
息子から
 
  機嫌が悪いのか?
  怒っているのか?
  何が気に入らないのか?
  オレのどこが悪いのか?
  オレの何が間違っているのか?

とんちんかんな質問がマイナス下降路線でエスカレートして矢継ぎ早に。
ほんま、こう言うしんどい時にマジ勘弁して欲しい。

自分がビデオを見ているのに
母がうろうろすれば落ち着かないのだ。
自分の見ているものをバカにされたと思ってもいる雰囲気。
母の話し方は呼吸が困難で尋常でないから
ますます落ち着かなくもなるのだろう。

夜間緊急病院へひた走る程の発作じゃないが
横になると呼吸が苦しい。
ちょっと吸入さえすれば納まるはずなのに、もうワタシのドジ

とりあえず余っていた花粉の時期のアレルギー剤を飲んだ。
ホームセンターで冗談で買ってきたストレス解消の酸素が目にとまった。
いけるかもとしつこく何度も吸い込んでみた。
少し楽になったような。
なんだか治まってきたような。
やれやれ。

喘息はもう完治したのかと安心していた。
10度以上の寒暖の差はまずかったらしい。
ストレス多い職場でもあることだし、
家には母が不調になると、ややこしくなる息子も居ることだし
用心。用心。

放置したままの毎日の予防吸入もちゃんとしよう。
発作止めももらっておこう。

どうしてこんなことに

2007-09-29 08:26:25 | Weblog
撮影中の長井さん、至近距離から狙い撃ちか(読売新聞) - goo ニュース

流れ弾ではなくて狙い撃ちとは。
カメラを持った報道関係者と分かった上での蛮行なんだろうか?

大切にされていると聞いていた僧たちに向けられていたものだから
ミャンマーのデモへの発砲映像は異常に見えていた。
軍事政権は何を目指しているのだろう?
力で人を封じて、何の幸せが訪れると言うのだろうか?

こんな大事でなくても、
身近にも
権力や札束で頬を叩いて人の気持ちを封じる行為はある。
あの相撲部屋の少年の死は正に、暴力を持ってだ。

インタビューに答える長井さんの
お父さんの杖が痛ましさをつのらせる。
「言うことを聞かない子」と言うお母さんの言葉に
危険を案じて居られた日々が伺える。

強い信念で仕事をされていた姿に敬服すると共に
そんな人を大きな暴力が命を奪ったことに怒りを感じる。

人が人を動かすものは外圧ではない。
内から突き上げてくる何物かではないかと思う。

国内だって、国と国だっておんなじではないのかな?
殺し合いで変わる歴史はいつまで繰り返されるのだろう?




相撲界は不気味

2007-09-27 06:26:04 | Weblog
遺体「まるで別人」 急死力士の父「体中に傷」(朝日新聞) - goo ニュース

昨夜は家ではニュースにチャンネルを合わせなかった。
日中のカーラジオでこのニュースが繰り返されていたから
この前の高校生のいじめ自殺報道の時のように
息子の精神状態がまた悪くなると困る。
まるでいじめの構図。
中学校の部室で事件にはならなかったけれど似たような話はあった。

よってたかって鍛えあげた力士が暴行を加えたらどうなるのか、
そう言うそうことも分からない親方が管理する相撲部屋は不気味。

タオルに巻かれてひとりで葬儀屋の車で
まるで犬猫のように送り返された姿の異様さを
目にした親御さんのショックは計り知れない。
逃げて来たのを送り返したから、
SOSを受けてやらなかったからと
ご自分が責められてならないお気持ちもよく分かる。
死はどうあがいても取り返しのつかないものだ。

これもあれも相撲部屋を親方を信じたからこそ
子の未来を思う親ごころであったろうに。

もし解剖にだされないで、そのまま埋葬されてしまっていたら
暴行の事実は闇の中だった。火葬して返そうと言われたとか。
恐ろしいことだ。

あの甘やかしモンゴル横綱といい角界はわけがわからない。
上に甘く下に厳しいのかな?
厳しさが強さを産むからファンも多いのだろうけれど
厳しさとは
未来ある少年にこう言う結果を招くようなことを言うのだろうか?
これが結果最悪だから、やっと表に出た氷山の一角でないことを祈る。

そして君の声が響く  池永 陽

2007-09-26 06:45:34 | 
そして君の声が響く (集英社文庫 (い50-4))
池永 陽
集英社

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心身キズとはなにか?
欠点や醜い部分も含めての
大きな自己肯定や本当に愛すると言うことはなまやさしいことでない。
マイナスな自分が
美しい少女がまっ白いシャツの中に隠している火傷跡に象徴されていて
分かりやすい話にまとまっている。

心にいじめから受けたキズを持ち不登校になった子の通うフリースクールで
体のキズからいじめを受けた少女をみんなが応援するうちに
みんなが知らず知らずに成長してゆく
ありがちと言えばありがちな設定かな?

フリースクールの経営者はアイヌかもしれず
差別経験から開校したのかもしれないと
いじめは大人の中にもあるとほのめかしてもいる。

あたまのてっぺんに猿が生えているジィサンの話
『走るジイサン』
走るジイサン
池永 陽
集英社

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を読んだ時ほどの衝撃はなかったけど
ちょっとほのぼのちょっとせつない読後感。


深夜の頼みごと

2007-09-25 12:40:38 | Weblog
息子が『かぁさん、かぁさん』の声で目が醒めた。時計を見れば深夜1時を回っている。
何の大事件か?お悩み聞いてちょうだいモードかと必死で眠い目をこじ開けた。

合気道の帰りにバイクのガソリンがない事に気がつき、財布にガソリン代すら入ってないことに気がつき、コンビニから貯金を卸そうとしたら時間が過ぎてダメだった。それで、明朝、バイク出勤途上のガス欠が怖い。職場に連れて行ってくれないか?と。

しっかり目が醒めてしまった。トイレに起きたら猫のしっぽふんずけた。

それから外は大雨らしい音が聞こえてきた。朝、デジタルタイムが全部チカチカしていたから停電もあったらしい。

毎度、深夜にぎにぎしい我が家。外も同じだったらしい。ねむい、ねむい…昼休み…ちょっとちょこっと寝よう…


石見銀山バスツアー

2007-09-24 16:10:56 | Weblog
山陽から山陰ヘ間違っても私の運転では行けない距離を、5000円ぽっきりお弁当付き。世界遺産に登録されたとかで○○フレンドツアーの広告に目が止まったのが7月半ば。電話で『ひとり参加でもいいですか?』と確認の上、きっと9月24日は涼しいだろうと申し込んでおいた。

石見銀山には子供たちが小学生の頃、三瓶山に家族で登って翌日に立ち寄った。夫と銀山入り口でふざけている記念写真がある。 懐かしさ半分。もうひとつはここにある『群言堂』の本店に一度立ち寄ってみたかった。

山奥発知る人ぞ知る全国ブランド? 古い銀山の町並みに古民家を改造して本店はあると聞いた。生活雑貨と色も形も田舎生活に良く似合う体をしめつけないふんわりした服や小物がメイン。 服は何年前の物も流行に関係なく私は長く着ている。いつも買っていたデパートのテナントが撤退して、残念な思いがしていた。もし、夫が生きていたらきっと連れて行ってくれただろうとも思う気持ちがぬぐえなかった。

本店の入り口はごくごく町並みを邪魔しないさりげなさで、中は古民家をうまく改装して、木のぬくもりのあるおしゃれな雰囲気だった。 店内の喫茶こまめいもで休憩。窓から見える山並みにはうっすら霧がかかり雨が落ちだした。来た記念に1枚綿のコート購入。

今、帰路のバスの中。息子にはおでんを炊いて出た。帰宅は9時前になるかなぁ?曇りから雨で夏みたいな暑さでもなく、なぁんにも考えない時間は肩こり頭痛が消えたような。行きで文庫本一冊読めた。帰りは本を枕に寝て帰ろうっと。

ジャージの二人 長嶋 有

2007-09-24 06:18:32 | 
ジャージの二人
長嶋 有
集英社

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読んで数日経つんで本を探したけど、はて?どこへ行ったやら?
もしかすると図書館の本でこの前返してしまったか?
出てきたわんこの名はなんだっけ?
だらだら父息子の別荘暮らしでものすごく脱力した雰囲気がよかった覚えだけしっかりある。

Amazonからコピペ

出版社/著者からの内容紹介
『猛スピードで母は』で芥川賞を受賞した著者が、「低スピードな父」との関係を描いた話題作。仕事嫌いの父と失業中の息子が夏の山荘で過ごすアンチ・スローライフな日々をジャジーに描く。

山荘はいわゆる別荘地のボロ屋。
スローライフを満喫するには、
お助けの管理人にばっちりいつもメンテナンスしてもらってて
たまに行っても快適よと言う
本物のお金持ち仕様の別荘とはここは違うらしい。
別宅を持たない庶民には別荘と言うとお金持ち仕様を想像するが
克明にそのボロさ加減が書いてあったので
家は使わない間は閉め切ってあり
行ったとたんのカビ臭ささ、
その晩は取り合えずじっとり湿ったせんべい布団寝ると
リアリティを持って伝わってきた。。
風呂は薪で焚く五右衛門風呂と言う環境。
生活するためには、なまけものも仕方なく体を動かす。
薪割りははまるらしい。
体力のない私が無我の境地になれる草むしりみたいなものか?

だらだらな二人が連れている犬もなかなかのおバカさんで親しみがわいた。
自分がだらだらしたくても犬の世話だけは必要。
働くことが嫌いな二人が扶養義務が派生する犬連れって
含蓄ある小道具に見えたんで、ふと、わんこの名が気になった。
う~~ん思い出せない。

印象的な箇所をここに置いておこう。
失業中の息子の妻が
「小説を書いているか?」と聞く場面。
妻は夫の無職を小説を書くと言う一項で許している。

本がないんで仔細が不明なんだけど
何か有機的な事をしていると安心する一般的な傾向を
ふわぁ~とかわしている感じにキュンとなった。
そういう事に、日々何か窮々と価値を見い出して
あくせく自分を追い詰めている、
無意識に我が息子まで追い詰めていないだろうか?

辻内智貴の小説もやたら定職につかない
世の中のきっちりかっきりからはみ出した部分の男たちが登場し
ベースのところは似ている雰囲気。
こちらのお二人の方がボロくても山荘あり犬持ちで
お金の心配が少ない感じがする。
そのあたり妻が稼いでいるのかな?遺産かな?と現実的になる私。


最後あたりで父親がこの息子とは母親が違う娘の世間体が良いからと
自分の気分ではない動物写真を撮るんだと言い出す。
生活のためでなく娘の世間体ってとこ、
親って自分よりついつい子が大事があるもんだけど
だらだらオヤジキャラにもそんなもん内包させている。

ひたすらどうでもいい日常的な事柄に始終して山荘生活は終了。
劇的な展開はどこにもない。
物を捨てたられない上にどこからか要らない物をもらってくる祖母が
仕舞い込んでいた『和小学校』とネームの入ったジャージを着てる
30男とその父親の図だけでどこか踏み外した脱力感。
ごりっぱです。

胸のネームの「和小」は「なごみしょう」と読むんだっけ?
はて?本はどこへ行った?
やっぱり図書館のだったんだっけ?
記憶がとみにヤバイが、まぁ~いいか。
こう言うリラックス効果のある小説っていいわ~

咲かずとも咲いても重い彼岸花

2007-09-23 07:10:49 | Weblog
これだけ暑いのに彼岸花が時期を忘れず咲いている。
彼岸花を見ると思い出す。

亡骸になった夫を自宅へ葬儀屋の車で連れ帰った田舎道。
車窓にはずっと真っ赤な彼岸花が咲き誇って連なっていた。
気温ではなく日照時間で開花する花なのかもしれない。

夏の盛りに末期がんを宣告され、
一般病院ではどうしようもない痛みに緩和ケア病棟への転院。
とても帰りたかった我が家へはもう息絶えての帰還となった。
私は私で夫の容体以外何も見ておらず
もう見守る必要のなくなった時
彼岸花でようやく季節の移ろいに気が付いたのだった。

2004年9月24日開設の当BLOG。
明日で4年目に入る。そして夫の死から7年目突入。
開設当初は、
全身の体毛を失う広汎性円形脱毛症がようやく発毛へと転じ始めた頃。
人から乞われては就いていた単発の仕事の休憩時期でもあり
通院が唯一の仕事だったからたいくつしのぎで開設したBLOG。
こんなに長く続くとは。
ちょっと過去記事で命日の自分など振り返ってみた。

昨夕、
夫婦ぐるみで付き合っていた人が仕事帰りに
線香をあげたいとメールが来ていた。
待っているうちに
私に利用者の緊急入院連絡が入り家を空ける都合ができた。
息子に仔細を告げるように頼んで出た。

急いで帰ったら待って下さっていた。
息子のこと、言われた通りと告げたら
自室にこもってお茶ひとつ出してはいない。

コーヒーを淹れつつ
お互いの近況報告をしていたら、
彼のポケットで携帯が鳴った。妻からの帰れコールだった。
そくさとコーヒーを干して立ち去った彼が
仏壇に残した御香料の薄墨は
書を嗜む彼の妻の手になるものだった。
鈍感力が養われていない私は片割れの寂しさを
彼の座っていた空の椅子など見ながら感じてしまった。

弔問は
私のためでなく亡き人への思慕の現れなんだと
当たり前の事に思い至った。
そして
まだ思い出してくれる人が居るほど夫は良い奴だったってこと。

良い奴だった、そしてもう居ないと
色濃く感じてしまう命日が法要がいつまで経っても重い。

私は未だに線香をあげても仏壇に手が合わせられない。
私にとって共に歩む人であったから
どうしても拝む対象として馴染むことができないでいる。

 


秋だと思うのはやめた

2007-09-21 12:14:33 | Weblog
うだうだとあじぃ~!
にっぽんの秋はどこ行った?
と思うと腹立つ。

まだ夏なんだと思おう。そう思えば若干、涼しいわん~♪

地球がみしみしと音を立てて壊れているのかな?
マイバックやゴミのややこしい分別収集で追いつくのかしらん?しないよりマシかぁ~

分別にまごまごする高齢者、障害者がまた増えるわけだけど…(忙中閑ありねこねごと)


マラソン

2007-09-19 08:31:37 | 映画(DVD)
マラソン

アミューズソフトエンタテインメント

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韓国映画の日本版テレビドラマが明日21時からあるらしい。
ちらと予告が流れたけど放送局は民放だった。

映画の方は母親の愛から出た行動が
方向指示や押し付けへと知らず知らず流れていた辺り
パターン踏襲で落ち着いたり習得したりする
自閉症児の教育、しつけの陥りやすい難点をうまく取り上げている感じがした。

何のしつけも実らなかった我が家の場合
日常生活習慣をあれだけ身につけさせた母親の強い意志の方へも関心が向いた。

何の障害があっても
子供であっても
人としての尊厳を大切にと
言葉としてはたやすいけれど実践には
難しさや矛盾が常に背中合わせに存在している。

映画の方はハッピーエンドで感動モノだった。
日本版テレビドラマはどんな風に仕上がっているんだろう?
息子の様子次第でテレビが観れたら観よう。

中学校の時、長距離選手だった息子は
テレビのマラソン画面を
あんなに苦しい競技をしている人を見たい気がしれないとか言って毛嫌いする。
さらに、
自閉症には過敏反応で私がその手の番組を見る事を嫌うのだ。

今も変わらない保身学校体質

2007-09-18 08:01:12 | Weblog
同級生を恐喝未遂で逮捕 高校生飛び降り自殺(神戸新聞) - goo ニュース

校長の話ぶりは
10数年前の息子の小中学校の対応とそっくり。

  いじめの事実はありません
  友だち間の遊び感覚の悪ふざけ

いじめている方は遊び半分でも
いじめられる方は死を選ぶ以外にないほどの苦痛なのだ。
こう言うことが
即、犯罪となる世の動きの中で
学校の鈍感さは少しも変っていない事に驚く。

発達障害児の支援教育も始まったから
少しは変わってきているのかも思っていたんだけど。

この手の出来事の度に息子の古傷が疼くから
TVチャンネルを急いで換えてしまったりする。
今、自分に自信が持てなくて服薬の日々。
起因はあの日のいじめにある。

学校は人を育てる場であるのなら
この鈍感さで

  人が育つ芽を殺している


葬儀と言う難儀なもの

2007-09-18 07:03:54 | Weblog
法事をしてもらった寺は
散歩の途中で外から手を合わせた事はあったけれど
葬儀以来だった。

たった5人が1列に並んでいるだけで
薄暗くだだっ広い。
住職が焼香台の向こう一段高いところでお経を唱えているのを
ぼんやり見ながら
葬儀の最後に親戚一同ひしめいていたのもここだったのだろうかと
葬儀の時の事を思い出していた。

葬儀の時も私より20は若いだろうあの住職だった。
病院で息絶えて葬儀屋の車で夫を連れ帰ってから
ずっと人への気遣いの連続だった。
夫をめぐる人たちは
私にとっては夫を通しての関係の人たちだから
肝心な人亡き後は、
余計に全身にちくちくと感じるものがないとは言えない。

仮通夜、通夜、葬儀、斎場、最後の寺と
場所は移って、夫は骨壺の人となってしまっていた。
読経が終わって寺から湯茶がふるまわれた。
親戚のだれかれが湯呑はどうのポットがどうのと聞いていて
私はちょこまか動いていたらしい。

住職が
『喪主にこれ以上、何やかや言わないで下さい。』
と一喝した。

私からずっと張っていた緊張が切れた。
身内の冷たさの中で
住職のたったひとことの温みが
私をプッツンさせてしまった。

もう挨拶も碌にせず
夫の骨壺をひったくって娘と息子を車に押し込んで
自宅へ帰ってしまった。

自宅の畳の上で着なれない和服の帯を引き毟って
倒れこんで泣いて泣いた。声をあげて泣いた。

あれから親戚とは距離を置いている。
法事にも呼ばない。

今回の7回忌法要で
息子にとっては日常的な
しかし満座が凍るような言葉を吐いた時も
この住職はさらりと傷つかない言葉を返してきた。
説教は月並みで心を打たなかったけれども
ちゃんと人を見ている感じを今回も受けた。

我が家が一般的な有り様で回っていないから
一般論的説教は上滑りに聞こえたのかもしれない。

息子には父親の死に対して
私が感ずる悲のベクトルと同じ様な感情があるのかどうなのか未だ疑問。

そんなこんな守るべきことでいっぱいいっぱい。
親戚にまでの気配りはあの日、止めにしたのだ。





青空のルーレット

2007-09-16 06:42:30 | 
青空のルーレット (光文社文庫)
辻内 智貴
光文社

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2000年第16回太宰治賞受賞の『多輝子ちゃん』も収録。
どっちかと言うと
本の題名になっている青空のルーレットの方が
作者の原体験らしさが伝わって良い。
『多輝子ちゃん』は
ちょっとストーリー展開が通俗ドラマ仕立てっぽいところが酔えなかった。
ミュージシャンでもあった作者の
歌はこう伝わって欲しいと言う願望がうかがえる。

『青空のルーレット』は
飯のタネに高層ビルの窓拭きバイトをして
歌や演劇、小説とほんとうにやりたいことを持っている人たちの
利害ぬきのあったかいつながりが
なんともじわっわわわ~としみてくる。
若い人に交じっている小説書きの40男は自分自身のよう。
↓ハードカバーの表紙の方が小説の雰囲気かな?

青空のルーレット
辻内 智貴
筑摩書房

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あと手持ちの未読は2冊になった。

野の風
辻内 智貴
小学館

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帰郷
辻内 智貴
筑摩書房

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どちらも短い小説。
すぐに読み終えそうでもったいない気がする。
帰郷はモノクロ写真も楽しめそう。
辻内 智貴作はゆっくり飴玉のように口で転がして楽しもう。

貧乏くじ

2007-09-15 07:18:42 | Weblog
夕食買い物スーパーでの立ち話。

娘が帰ってくるから、
新鮮なお魚でもと急いでいた。
お互い夕暮れ家族のために立ち働く時が迫っている。
特に私の方は
新幹線口へ娘の迎えと言うタイムリミットも背に背負っていた。

二言三言の最後に
友人の瘠せ方が気になって
『やせたね』
と言ってしまった。
『あなたもじゃぁ~』
と気の置けない関係のこと
軽口で返ってきた。

『人のことばっかりしてるからよ。』

別れ際の一言
たしかに。

親の介護に
身障2級の夫と精神病の息子を抱えている人も居る。
病弱な夫と重度心身障害者の子を抱えて
経済的支えもやっているものすごいがんばり屋さんも知っている。

世話をされる人
する人の役回りは決まっているような気がする。

次の首相は貧乏くじだと言ってるのを聞いたけど
だれかが引かなければいけないくじは存在する。

それもありかなぁ~と
さして考えず目の前の蠅を追うのみ。



こんなもんで罰はいいの?

2007-09-14 08:47:24 | Weblog
給与10カ月分の返納要請へ 前九州厚生局長に厚労省(朝日新聞) - goo ニュース

ポスト安部ニュースいっぱいの影にかくれそうなニュースに注目。
思わず返納額を10で割って1か月分を計算。
むむむ年俸にしたらボーナスもプラス年間5カ月はあるなぁ~
なんと最前線で体張ってる介護職の年俸と違うことよ。

返納額をざっと引き算しても
ワイロの額より少ないじゃん。

この福祉施設への補助金計10億7千万円也は
ちゃんと施設に使われているのかも調べなくっちゃ。
ワイロ分を引いても
私腹を肥やせると踏まなければ
こんな金品を損してまで出すバカはいないと思いますが
いかがざんしょ?

金勘定だけがすべてっヤダねぁ~
貧乏人のボヤキかもね