陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

ねむれない

2006-03-28 01:53:17 | Weblog
う~ん…なんだろう?慣れない職場で、かなり気を使って、芯は疲れているみたいなんだけど…

緑茶がいけなかったかな?食後に最近元気のない息子に和菓子をススメて、和菓子にはおいしいお茶を…ってのはマズったか?

羊でも数えて…ねないと明日がマズイ…などと思う気持ちがまたマズイよね。

猫たちは昼寝て夜寝てうらやましいなぁ…



元気な時こそ尊厳死の意思表示を

2006-03-27 08:11:35 | 終末医療

呼吸器外しの外科部長を聴取 富山県警、立件の可否検討 (朝日新聞) - goo ニュース

[日本尊厳死協会の尊厳死定義から抜粋 ]

尊厳死とは患者が「不治かつ末期」になったとき、自分の意思で延命治療をやめてもらい安らかに、人間らしい死をとげることです。

 安楽死とは違います  

尊厳死と混同しがちですが、安楽死は第三者が苦痛を訴えている患者に同情して、その患者を「死なせる行為」です。それに対して尊厳死は不治かつ末期の患者本人の「死に方」のことで、「死なせる」こと(殺すこと)とは違います。

本人が自分の意思を伝えられなくなった時が問題だし、家族も決断に困ると思う。実際、ガン末期で痛みを訴える夫を緩和ケアに転院させたことで、
『治療を放棄させた。死を早めた。』
と、葬儀の後、骨に焼かれている待ち時間に親族から罵倒された。見舞いに一度来たっきりの人に、本当の何が分かるのかと唇を噛んだ。誰もが精神錯乱に陥る死後、事実や真実は記憶などには頼れない状態になる。 今回の事件も本人の意思確認、家族の意思確認がはっきりしないから事件としてクローズアップされている。 これを機に自分の意思をちゃんと残しておこう。いつかリビング・ウイルとずっと思ってきた。 日本尊厳死協会から今、資料を取り寄せた。


時のくすり

2006-03-26 13:00:17 | Weblog

ずど~んと落ちるときは落ちる。誰の励ましも疎ましい。落ちるトコまで落ちたら不思議と自然と浮かんでくる時がくる。渦にのまれて沈んでいった葉っぱはやがてきらきら水面に浮かんで流れ出す。

 沈み込むだけ
 沈み込んだら
 浮かび上がるっきゃない
 奈落の底の
 葉っぱ

雑貨屋でレトロなボンボン時計を買ってきた。真面目に時を刻まない。今の時間は正しいかな?

 


俺ルール!-自閉は急に止まれない-

2006-03-25 15:38:17 | 
俺ルール!-自閉は急に止まれない-ニキ・リンコさんの自閉症に関心のある人の間ではあまりに有名なこの本を片田舎の我が町の図書館で発見。

だれが購入を頼んだのだろうか?司書さんの好みかしらん?と想像たくましくして借りた。悲壮感のないあっけらかんとした語り口がいい。この本を読むまでニキさんが結婚されていることは知らなかった。結婚が出来るかどうかが、我が息子の今、最大の悩みの種でもある。予定の立たない事はすこぶる不安であるらしい。アスペであってもこうやって結婚生活をされている方があると言う事実が心強い。

本にあるとおり、言葉の受け取り方やルール理解にアスペは幅がないので、通常考えられないカン違いが生じることも確かにあると、親の私も息子が成人した今頃になって思い当たる節が多い。

小暮満寿雄さんのマンガと読みやすい大き目な活字で、本人が語るまぎれもない自閉の世界をいろんな人に知ってもらえる手助けになりそう。自閉にも個性あり。また十人十色の特徴があって、まったくこの通りではない方も多いとの含みも持って読んで欲しい。なんたって小さな市立図書館に置いてあったって事がすばらしい。

職業柄、認知症の方に接する事が多い。昔は問題行動を押える方針でケアされて、介護者もされる方も辛い話をよく聞いたが、今はその方の気持ちに寄りそうケアに方向転換して、問題行動もなくなり、認知症であってもその人らしい自分回復がみられるように成ったというグループホームの取り組みなど聞くようになった。

自閉症者も同じではなかろうか?その人らしさ認められる環境から、楽な豊かな生活が広がってゆくに違いないと確信する。

さぁ初出勤

2006-03-23 06:43:25 | Weblog
やっと欠席も遅刻も許さない介護支援専門員の講習が終了。毎回、会場に滑り込むまで、事故に遭遇しませんように、行けなくなる諸問題が発生しませんようにと気が気ではなかった。乗っている車も10年目に入った、いつ買い替えようかと言うポンコツ。会場は県内の真ん中。かなり遠い。ついつい途中、エンコのシュミレーションが運転中の脳内をめぐった。早く会場に入ったつもりでも相当な人がすでに到着していた。一回でもアウトなら、来年また全部受講と聞かされているから皆、思いは一緒。悪い咳をしながらマスク姿の受講者も数人見かけた。親族の通夜も葬式も断りを入れて出席の人も居たと漏れ聞いた。

無事、資格証を手にして自宅にもどったら、こたつにもぐりこんで息子は絶不調。合気道にだけは行きたいから起こしてと言う。見ればまだ制服姿。周りには昨日欲しがったので買い置き用に買って置いたスナック菓子の袋が散乱。仕事帰り、昼食getコンビニ経由の元気もなかったようだ。配達には最悪のどしゃぶりだったしなぁ~

時間に起こしたら、連れて行って欲しいと言う。よろよろしている。休むと言う発想はないらしい。こう言う精神状態の時は、私の言葉や態度をマイナス要因にしか採らないから細心の注意がいる。母だって運転は正直イヤってほど疲れているんだけど、まっ、アッシーするわよって心境はおくびにも出さない。

なんとか練習場へ連れて行って、迎えに行くまでに入浴を済ませようと、湯船で手足を伸ばした途端、電話が鳴った。素っ裸でバスタオル、バスマットずるずる受話器をとる。新しい職場からだ。明日から3日は併設デイ・サービスにまず慣れてもらうからと言う。

えっ!第4土曜は休みじゃなかったの?と思ったけれど、最初から言えない。とりあえず慣れたヘルパーで利用者さんや職場に慣れよう。介護支援の仕事も4月から減る傾向。介護状態の軽い人のケア・プランは地域包括支援センターが行う。ケアマネ1名に8件までの委託が出来るらしいけれど、一件あたりのペイはおそろしく低い。介護支援事業所の存続も危うい時期に、面接時一人採用したばかりと聞かされた。

2番目の新人として採用を決めさせたって事は、居宅サービスは訪問介護よりデイ・サービスにウェイトが傾いてくるとも予測されている今、おそらくデイ・サービスのヘルパーとケアマネとどちらにもつぶしが利く人材と判断された公算も強い。ここまで読みが深い経営陣ならつぶれる事はないだろうと楽観していいかも。

賽は投げられた。後戻りは出来ない。新しい職場に慣れたヘルパースタイルで初出勤。デイ・サービスはかなり前に実習に行ったことがあるだけで様子が分からない。息子がどんなに不調になっても、最初から休んで病院周りも出来かねる。毎年、春先でみんながるんるん気分になると逆に落ち込む傾向は確かにあったなぁ~

まぁ~なるようにしかならず。先取り心配しても始まらず。さぁ~初出勤。天気は良さそう~♪

宿命「よど号亡命者の秘密工作」

2006-03-21 22:07:11 | 
宿命「よど号亡命者の秘密工作」高沢皓司

休暇最後の日になんとも後味の悪い本を読んでしまった。出来の悪いサスペンスならサッと記憶から消せるけれど、ノンフィクション。未だ未解決の北朝鮮の拉致問題やらを彷彿とさせる。1998年の出版だから、それから事実は動いてきている。よど号犯人の子供たちも成人した記事を読んだ記憶がある。

なんと無邪気な発想ではじまったハイジャック。若気の至りだったのかもしれないが、題名のごとく待ち受けた「宿命」に身の毛がよだつ。拉致されて帰国された人々が付けていたあのバッチが胸から外されるまで、表情など思い出した。まるで国をあげてオカルト集団のよう。

息子が、よど号の事件を知っているかと問うたひとことが本を手にとらせた。よど号の後に続く赤軍派の浅間山荘、なぜか何年も経って中東でゲリラで出没した赤軍派とぽつりぽつり記憶がある程度で、学生運動から発した狂気集団のような感じしか持っていなかった。

膨大な資料や取材でじわじわと事実に迫る。洗脳され北朝鮮の工作員に仕立て上げられるしか、その国で生きてゆく道が残されていなかった上に、妻選びに日本人拉致と言う不幸を重ねたと言う事実。犯人2名の死も本当の部分は闇の中。ウソしか発信しない国交のない近い国で、よど号で入国したばっかりにその後の運命は本当のところどうなってしまったのか?ウソの中から真実を丁寧に拾う作業で書かれているが、題名の『宿命』が痛烈にあれこれ想像させる部分を含んでいる。著者の筆運びの上手さに、ついつい一気に読んでしまった。事実は小説より奇なり。

ちょっと検索したら最近のニュースにもよど号があった。

よど号犯との「協議」要請 北朝鮮が2月、日本に (共同通信) - goo ニュース

よど号犯の妻2人告発 松木薫さん拉致で親族 (産経新聞) - goo ニュース


子ぎつねヘレン

2006-03-21 00:24:12 | 映画(DVD)
子ぎつねヘレン - goo 映画

相当古い映画でキタキツネ物語 THE FOX IN THE QUEST OF THE NORTHERN SUN - goo 映画を思い出して封切を待っていた。子ギツネが夏毛になるまでふわふわでころころで北海道の大草原で無邪気に遊ぶシーンにゴダイゴの歌がとても合っていて、当時レコードでサントラ版まで買っていた。

目も見えず耳も聞こえない子キツネと言うことで、病気の話は映画で観るのは堪忍してと思う方なのだけれど、昔の映画を思い出しキタキツネの子供の可愛さ観たさが足を運ばせた。少しお子様向けな演出が気になったけれど、中途半端でない愛情を上手く感じさせてくれた。鳴けないはずの子キツネがお母さんと認識した太一少年を恋うて呼ぶ声を発する。動物にちゃんと伝わる愛情はペットを飼っている人なら良く分かる。飼う責任が動物の殺生、幸不幸、一切に関わる。本当のところ、人間界には子育てより自分大事の動物的本能を忘れた母親が増えている様な気がするけれど。欠損家庭同士の再婚。親子と言うより友達感覚の親子。人間界の愛はややこしい。映画が終って鼻水を噛んだティッシュをゴミ箱へ捨てている人、何人か見っけ。キタキツネの子はやっぱり予想を裏切らず可愛かった。

県庁の星

2006-03-20 23:49:03 | 映画(DVD)
県庁の星 - goo 映画

予告を見てたくつしなさそうなドタバタが期待されて観る気になった。水戸黄門よろしく題名とスーパー派遣の予告シーンだけで、ストーリーが想像出来てしまった。織田裕二の県庁マンは実にはまり役。私自身三流スーパー「満天堂」に近い所で半年働いた経験があるけれど、原作が漫画と言うこともあって、ちょっと現実離れし過ぎか。でもこのぐらい賑々しい展開が話をおもしろくしていたのだろう。公務員のこき下ろしは民間人の好むところであるけれど、営利目的で働いた事のない人は確かに頭が高いまま高齢を迎えられる。ヘルパー派遣で最も嫌われるのが、元女教師。現役県庁マンさんはコレを観てどんな感想を持たれただろうか?予想を裏切らず笑えた。県民のみなさまの税金で賄われていたおいしそうな職員用コーヒーがラストでは100円自腹と言うささやかな改革が、上意下達、前例主義のお役所改革らしくって、なかなか現実味があった。

愛の小説雑読乱読

2006-03-20 07:36:39 | 
GOOの簡単HPに読んだ本の覚え書き欄を持っていたのだけれど、管理が面倒でHPを閉鎖したので、読んだ本もBlogのカテゴリー『本』でまとめようと心つもりはあったけれど時間が…読むことは楽しいけれど、記憶もすぐにふぁ~と消えるタイプで…昔の記憶はちゃんとしているけれど、最近の記憶は…な年齢にもなっており…牛のよだれ状態の言い訳はこのヘンでおしまいに。さて、図書館でピックアップしての乱読、雑読メモ。

『愛の保存法』 平安寿子著
『太陽と毒くも』 角田光代著

とんんでもないカップルばかり登場。ありえないけどありそうで。世の常識をう~んとはみ出しているところが心地よい。『愛の保存法』は女心の機微がなんだかジーンとし、『太陽と毒くも』はカップルでいる事のホレ具合と醒め具合を相手のイヤなところをどれくらい許せるか?で測っているところがおもしろかった。『太陽…』に出ていた575で目を惹いたものひとつ

  過去恥部をともに笑えぬ暗い我
       投げ捨てちまえ羞恥心など

『anego』 林真理子著

この人独特の階級意識で、金と学歴と『このレベルでは…』的な表現が多い。うんざりしながらも、読んでしまうのは損得ばかり言っていながら、お人好しな気のいい主人公の突っ張り加減に惹かれるからか?

『背く子』 大道珠貴著

自衛隊員で我がまま横暴な父親と気分次第の自己愛で子供を従属物の様に扱う母親とのなかで早熟に自己防衛本能が育っていく課程が興味深かった。普通の子ならこう育つかな?と、発達障害の我が子のケースとついつい比べたり…

チョイスする本は大抵、女性作家みたい。女こころは女でなくちゃと思っているのかな?


新介護予防給付って余計なお世話みたい?

2006-03-20 07:02:15 | Weblog
介護保険を使っている人の半数くらいの要介護度の低い人たちと、要介護認定、要支援認定にはならないけれど限りなく予備軍に近い人たちをひっくるめて、これ以上状態を悪くして、介護度を上げないように、自助努力をしてもらうプランなど立てる予防給付と言うのが4月から始まる。

それは、一手に地域包括支援センターと言う新しく立ち上がる部署が引き受けるの事になっているのだけれども、ケアマネに8件までは委託できると言うことで、今までよりも1日多い研修で、ケアプランの立て方をタラタラと習ったけれど・・・なんだかヘン。

今までは介護保険を使ってヘルパー派遣で家事の手伝いをしていた部分は、本人のためにならないから、自助努力をしてもらう。どんどん社会参加を促して、生活が不活発にならないようにしてもらう。一応、本人の意向を聞いて承諾をしてもらうと言うことになっているが・・・

竹の子のように出来たヘルパー事業所の仕事は当然減る。今まで関わってきたケアマネの仕事も軽度の人は地域包括センター扱いになるから、当然、仕事が減る。一件あたりの単価を上げて、持ち件数を減らす改正も4月からと言うが、介護支援事業所もいっぱい出来てしまっている。淘汰されてどこかが経営が成り立たなくなっていきそう。ただでも安い労働力で成り立っている在宅介護産業。働く人の先行きも暗い。さて、自分の立場の話このくらいにして、本筋に戻そう。

新予防給付の雛型のケアプランを聞いて、余計ウン?と首を傾げてしまった。

『ボランティア活動はいかがですか?』
『車を使わないで週一くらい歩いて買い物しましょうよ。』
『地域の高齢者お料理教室に行きませんか?』

こんなプランを立ててもらうために相談に出かける人があるだろうか?自主的にああしよう、こうしようと言うのならいざしらず。心身の状態が悪いから、少し介護保険でお手伝い願えないかと頼みに来たつもりが、出てきたプランがこれって余計なお世話じゃないかしらん?

これまでの通所型デイサービスやリハビリテーションは大いに使ってもらいましょう、家にこもって生活不活発症候群にならないでねともお上は申されております。

『介護保険どんどん使ってよ。介護は家庭から社会で。』と、これまで嫁がひとりで耐えて美徳と言う意識は払拭された事は望ましいけれど、介護保険オールマイティとカン違いした、まったく介護無関心家族、親族を現在、生んでしまっている。

『老いて尚、人に頼るな、自助努力せよ。』と言う改正らしい。

イラクでバックパッカー香田証生さんが人質になった時、『自己責任』と言う言葉が聞かれた。自分で蒔いた種がとんでもない事になった。どうしよう?こんな経験は誰しも持ったことがあるのではないだろうか?

自己責任と証生さんを見殺しにした政策と、『要介護状態に勝手になって、国に迷惑かけるなよ』と言っているかのような介護保険改正と。どこか優しみのない国民性に日本はなってしまったような薄ら寒さを覚える。

わずかな障害年金から、世話を受ける都度、介護保険と同じ様に1割の支払いをする自立支援法も4月から始まる。障害者政策はこの介護保険との一本化を目指している。ほんとにこの先、どうなるんだろう?

介護支援専門員まで後講習ふたつ

2006-03-19 09:12:12 | Weblog
絶対、欠席も遅刻も認められない。試験をクリアしても講習を受けないと×。再度認められる講習も来年の合格者と一緒。雨にも雪にも矢やツブテにも負けないで遅刻しない様に県内一カ所の会場をみんな目指すしかない。会場にすべり込むことに意義がある?提出の宿題も出さないと×。次回最終日に出せる用意も万全だよ~ん♪

会場駐車場には虹がかかっていた。小雨もあがった。

会場入り口ではコムスンさんがケアマネ募集のビラ配り。支度金10万円って元職種を彷彿とさせるけど、試験場でも回答速報3000円のビラ配りは確かコムスンさんだったような?先手必勝アイデア商法は介護産業でも健在?

ただいま会場に席確保。眠気との戦い開始かな?内容的にはどうなんだろう?利用者本意、自立支援も何度もしつこいくらい語られた。

今日は新介護予防の点数計算とか習うらしい。とりあえず講習クリアせねば。資格ゲット確定で、就職を決めてしまっている。わたくしは少々せっかちな性格らしい。つんのめって前に出てアワヮって事が多い。ブレーキかけつつ、まいりますか~♪早く仕事につきたい。おっとっと(^_^;)


右手のしびれは『手根管症候群』

2006-03-18 07:45:46 | Weblog
朝起き立ちがいちばんいけない。こわばった感じで力もはいらない。右手は試験勉強の時に書かないと頭に入らなかったから、しっかり酷使した。単に腱鞘炎かな?そのうち治るかな?と放置していたけれど、試験が終わって1ヶ月経過しても一向にしびれが消えない。病院に行けそうな日は後2日。ちゃんと診てもらおうと検査のできそうな総合病院に出かけた。

開院前から高齢者ズラリ。問診票を受付で書いて、整形外科外来に回されて、そこでまた患部の様子や受付で書いたのと同じ、病歴や飲んでいる薬を書く問診票を書かされて、受診前にレントゲン撮影。撮影書類と受診カードを持って、あっち行って、ここ曲がって、こう行って、ああ行ってレントゲン室に辿りついたら、受付窓口に持たされたものを差し出して、前の長椅子で待つ事10分。一番のレントゲン室に通される。首を腕と手とあっち向きこっち向きで7枚くらい撮った。レントゲン技師の声かけが優しかったので救われた。

やっと診察。2つ診察室があって、通されたところに先に撮ったレントゲン写真が貼られている。同じ医師が2つの部屋を行ったり来たりしているらしい。時短の配慮か。

レントゲンに異常なし。手をああしてこうして、ふむふむ。だぶん『手根管症候群』らしいと、カラー印刷の病気説明の紙が出てきた。結局、この程度の痛みなら治療もシップかビタビン剤。はっきり知ろうと思えば、電気の検査、リウマチの疑いを晴らすためにリウマチの血液検査。こわばりが両手でないから、たぶん違うと思うがまぁ~とりあえずとの事。電気検査は予約制。リウマチ検査結果は10日後に聞きに再度来院が必要。新しい仕事にもうすぐ付くのに、次の時間が取り辛い。検査はまたいつかにしてもらった。

結局、治療も薬もなかったわけで、あいかわらず起きぬけにはジンジンしびれてこわばって、今もちゃんとしびれている。病院で大人しく受診を待っていた高齢者の方々予備軍の我が身。確かに老人医療が健康保険を圧迫しているし、医療は医療でなんであんなに検査が多いのだろう?病気の診断が付くまでに、昔はなかった検査料が相当かかる。

支払い〆て¥3860也。

病院へ支払うより、おいしいものでも食べた方がよかったかも。時間も損した気分。『手根管症候群』に『慢性膝関節炎』。調べたって治らない加齢現象と言われる病気ばかり増えていく。この程度はガマンしなさいなのね。民間療法や健康食品、サプリメント、みのもんた信仰が増えるわけだわ。


ある日突然に遺された人

2006-03-16 06:17:43 | 終末医療
山口の母子殺害、弁護士欠席で口頭弁論開けず…最高裁 (読売新聞) - goo ニュース

このニュースが目に触れる度に怨念に胸が詰まる。7年の月日が若かくて遺された夫の方の顔にも感じられた。私は看病の末に夫を亡くした。末期ガンと宣告され死を覚悟して遺族になった。それでも簡単に死が受け入れられた訳ではない。

私の周りに突然の事故で夫を亡くした人がふたり。突然の病で寡婦となった人がひとり。同じ伴侶のない身を身近に感じるものの、話していると私よりも簡単には受け入れがたい無念の思いが強く、簡単にふっきれないものを引きずっておられる気がする。

まして人によって殺められた、しかも犯人が少年法に守られて成人のような罰を受けない。裁判が終らないことがいつまでも思い出にさせない。忘れること、死を受け入れることの困難さを思うと、なんとも言えない思いに包まれる。

夫が骨になってしまった時の歌

 熱い
 白い骨拾った
 さくさくとさらさらと
 あなたであって
 あなたでない

『時のお薬』はそれが突然であればあるほど効きにくいようだ。
死んだ人の無念を思う上に、もう少しあそこでああしてあげておけば等といつまでも自身を責めてしまう材料が浮かんでくると言う。

そのあたり、充分な看病をしてあげた感の強いホスピスでの死は遺族の立ち直りも早いのかもしれない。どんな死であれ、遺されたものには生の道が続く。時節を経て、その事実を受け入れることでしか、その後のかたっぽをうしなってもひとりの道をゆく覚悟が生まれてこないような…どんな死であれ、いつまでも忘れがたく辛い事には違いがないのだけれども。

精神科医は薬を出すだけ

2006-03-14 13:21:38 | Weblog
昨夜、パキシルが最後の1錠になった。雪が降っても嵐だって配達はある。息子はいっぱい着込んで出勤。今日、病院は午前で閉まる。午後からはセンセが大学に教えに行くとからしい。しかたないので休暇中、失業中?の私が薬とりを買ってでた。

病院は盆地にある。なるべく積雪していないルート選びで、いつもの1.5倍の時間がかかった。

雪もようで通院患者も少ないのか、廊下でセンセに声をかけられた。センセはトイレ帰りっぽい。いつもの白衣を脱いでセーター。一瞬、誰だか分からなかった。

『息子はどうしたの?』

悪気でないんだろうけど、『むすこさん』と言えないかな?ご子息と言ってくれなくてもいいけどね。

『調子どう?最近、電話してこないけど。』

廊下の立ち話でも、白衣着てなくても、精神科医の用は済む。一応、診察室へ。センセと机をはさむ。カルテが出ている。私が日常を話すとペンが動く。

私はこの人に期待していない。社会資源は自分で探せと言った。心理治療の担当は長期療養中のまま。替わりを頼んでも無しのつぶて。

センセがかきあげる髪が薄くなっている。初めて受診した時、25歳の息子が4歳だから、医師も老けて疲れるのも無理はない。

治らない病気だものね。パキシルだけ多めに出してもらうためだけに、雪道を来たのか?どの医師でも処方するスタンダードな薬のために。

むなしいが、他に専門医がみあたらない。息子が今のところ、この医師に情が移ったと言い転院は望んでいない。ここがキーポイントか?