陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

自然薯の赤ちゃん

2012-09-30 20:27:08 | Weblog
台風が去ったらしく
雨はあがりウォーキングに程よい曇り空を確認して、
明日からしばらくショートステイの母に会いに出かけた。
実家まで、
最短コースの人も車もほとんど通らない山道を歩いて片道 約7000歩。

山肌道の左右あっちこっちでムカゴ発見。
ムカゴの蔓をずっと地面まで辿って、深く深く掘ったなら自然薯が眠っていると聞いた。
ウォーキングを中断してはポケットにせっせと収穫。
行きに見落としたムカゴを帰りには見つける。

パンツのポケットとウェストポーチから採ったムカゴをふるい出すと小さなカゴにいっぱいあった。
市民農園には芋掘り体験会のお知らせ看板があったし、芋肥ゆる秋真っ盛り?

少し茹でて発芽玄米と炊く。
お茶碗一杯分づつ炊きたてを即冷凍。

当分はむかごご飯が楽しめる。

      


明日からカレンダー一枚めくれて10月。
彼岸花は少し遅れて今日、満開だった。
我が家の放置庭には萩が満開…もう少し枯れる季節になるまで放置を続行しよう^^;


おまけの本日のモコ。

      



     本日の歩数  16,051歩





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家日和    奥田英朗著

2012-09-30 12:07:46 | 
家日和
クリエーター情報なし
集英社


我が家の問題の前作。
家という家族問題小説と言おうか。
家族と言う他人と、
わざわざ不自由の中で、とどう折り合いをつけてまで、
で暮らしてゆきたのか?
読んでいると、
家族っていいよねってちゃんと肯定したくなる。

「伴侶が欠けて自由でいいだろう?」とか
はっきり「自由だね」と言われる身の上。
まっ、ひとりには利点もあることは否定しないが、
副産物、副作用?も多いことを付け加えておこう。

家族ってなあに?
不自由だけどじんわりと良さがそこにしみ込んでいる。
混ざっておいしい煮込み料理ってとこ?
5編の煮込みがユーモアたっぷりに仕込んである本か?

一番はじめに収録してある『サニーデイ』でネットオークションにハマる妻が出てくる。
買う方も売る方もちょっとどきどき、スリルがあるみたい。
読み終えて、次の手に手にした小説に、
また違う意味合いでネットオークションが出てくる。
おぉ~頭の中で話が混じりそう(~_~)

奥田英朗さんの実話だろうかと思わせる最後に収録の『麦と玄米御飯』。
ロハスにハマる妻とその友だちを散々ネタにしてこきおろした作品を書いてしまって
発表を悩むユーモア小説家が登場する。

   ロハスとは、『健康と地球維持可能性を志向するライフスタイル』

と、小説の中で解説が入っていた。
真面目で正しいこと、正論は王道は、ちょっとナナメからみたくなる、茶化したくなる。
ユーモア小説の題材も川柳も似たところがあるみたい。

ちなみに私は玄米派。
自宅でご飯の時は玄米にしている。
玄米は免疫力を高めるとか聞き、末期がんの夫と共に食べた名残りだ。
炊きやすい玄米も出ているし、なんとなく健康に気をつかっている気分になれるし
ジャンクフード、手抜き料理や外食・買食と相殺されそうな気もしないでもない。
ロハスからはほど遠い^^;

さて、オークションの話へ~
ちょっと、読んだお印をここへ置いて、いざいざ~次へ~

軽い小説しか読めなくなった。
なぜか家族小説が続く。
ゆっくり時間をかけてが、料理や家事と一緒で減ってきた。
歳の所為か?持続力がどうも下降線


  本日の歩数まだ  428歩

    雨が降ってて家の中でごろごろしているとこんなものか?
    上がったら本を置いて、ちょっとウォーキングしてこようか?
    仕事辞めたら、どれだけ怠惰な自分になる?

        …注意する人も、止める人ないもんね…








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ドラマチック川柳のすすめ   杉山昌善 著

2012-09-29 21:36:54 | 
今日から始める現代川柳入門
クリエーター情報なし
有楽出版社


   今日から始める『現代川柳入門』ドラマチック川柳のすすめ

題名を全部長くと実に長ったらしいが、
ビビビッときたのはドラマチック川柳という個所。
著者は本来ドラマを書くプロ。脚本家だ。
巻末の著者紹介には脚本に『はぐれ刑事純情派』が上がっている。

はじめは初心者にも分かりやすく、俳句と川柳の違いや
川柳の成り立ちから、川柳の種類について説明があった。
ここは読みとばしてもいい。
中盤から本番に入る。
わざわざ『現代川柳』と区分されているジャンルに入ってくる。
17音の短い詩であるととらえてある。
まさに
作ろうとして作れず、詠もうとして詠めない、
私が一番作りたい川柳のことがここに説明し、作品群が載っている。

現代川柳との最初の出会いは時実新子

    雨の日のダイヤル通じそうで切る

私も最初の出会いが新子さんだった。
サラリーマン川柳みたいなのが川柳だと思っていたから
川柳でここまで詠める事に衝撃を受けた。
これと一緒に↓も目についたので再度借りてきた。
   
   
愛走れ
クリエーター情報なし
角川春樹事務所



脚本家である著者は、

  脚本のワンシーンの作り方にそっくり

と言っている。
総まとめみたいなのが、
NHK土曜時代劇「オトコマエ!」の原作者 井川香四郎 のまえがきにある。

著者のことばとして

 「俳句は風景画で、川柳は人物画、しかも自画像だ」

 権威だの見栄だのが性に合わない、自分の中の余計なものを見直せるのが川柳。
 下らぬことや間抜けなこと、愚かなことは人生に沢山ある。
 それを笑いとばすのが川柳の精神かもしれません。
 「人生、しゃにむにベストを尽くさなくていいんだよ」
 ということを表現するのにベストを尽くしているのが
 ”杉山現代川柳”の魅力ではないでしょうか。

ではでは、著者の句で私が好きなにを置いて終わろう。


   人間を少し休んでいる鸚鵡

   
   会いに行く私の地図を焼いてから


   安楽死 理由百回考える


   あの人を道連れにする滝がある

  



目指すはドラマチック川柳~と大口だけは叩いておく…(*^_^*)




     本日の歩数   10,799歩






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七十歳死亡法案、可決   垣谷美雨著

2012-09-28 19:04:55 | 
七十歳死亡法案、可決
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幻冬舎


新聞紙の装丁とタイトルにクラっときて、図書館から借りて帰った。
新聞の日付は2020年2月22日。
そう遠くないにゃんにゃんにゃんの猫の日となっている。
医療、年金、介護がついにパンク。
70歳になったら死んでもらいましょう法案が可決していまったということろから物語は始まる。
施行までのは2年の猶予。
現時点70歳以上の人も施行の日にお亡くなりになっていただく。
安楽死の方法は各種取り揃え、自己選択となる。
その時、70歳未満の人も自分の残り人生時間も簡単に割り出される。

ある家庭から法案可決をめぐり、思い思いの耐えていたものが噴出してくる。
家族構成は、
定年を数年残したサラリーマンの夫、寝たきりの夫の母親、
有名大学を卒業一流企業の就職したもののあっさり辞めて2階自室に昼間は閉じこもっている息子。
その3名の一切合財を世話している専業主婦の妻。

第二十五条  すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
○2  国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

第27条(勤労の権利義務、勤労条件の基準、児童酷使の禁止)1.すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う。

日本国憲法も権利があるけど義務も個々にあると言うとられます。
ねたきりであっても健康な生活を目指す努力、出来ることは自分でする義務がある。
ご飯を運んでもらってぬくぬく何にも有益な事をしない若者はもっての他って事でしょう。

この家は近未来であるにも関わらず、未だ男尊女卑。
ご飯も風呂も自然に用意されるもの、汚した衣類や食器、ゴミまでも自然消滅するもの
介護は長男の嫁に負わして当然と、
せっせと家事に介護にと励む一人を除いて無邪気に思っている。

自分の事は自分で面倒を看る、当たり前のことがちゃんと成されている?
と、小説は問うている。

最後まで読めば、法案可決も家庭のゴタゴタも、ショック療法だと分かる。
あまり書くまい。ネタバレになる。

介護従事者について、きちんと理解されている個所には安堵した。
給与の安さに比して、
介護技術だけでなく、医療、心理学に通じ、人に対する正しい倫理観を持ち
臨機応変の素早い対応が必要なと、
理想を追えば切りがないが、そういうことが本来求められると
介護士同士の会話に出てきた。

残念ながら、
現時点モラルや意識の低すぎる介護職が少なからず存在する。
七十歳死亡法案なそという乱暴な法案があっても怖いが、単なる話であって実際には
みんな歳とって介護され身となるのだから、
せめて、人としての扱いを最後までお願いしたいところ。

もうひとつ、何にもしない男どもを作ったのは、
何でもしてあげた方にも問題ありと、痛烈な批判もわすれていない。
自分だけが我慢して滅私奉公をしていると言う態度が、ますます男どもを増長させる。
世話したい人があって、世話されるのは当たり前のスポイルされた人間が出来る。

実際に在宅介護で、こう言うケースを目の当たりにする。
文句タラタラ言いながら、
他人の手では充分なことはしてもらえない、
その人のことを丸ごと一番知っている、自分が倒れるまで世話したい本心が前面に出ている人が結構ある。
逆もある。
妻以外の世話を一切受けつけない。
妻が極限にあったとしても、そのことには頓着ない。
自分の世話をしてくれて当たり前と思う輩。
そして大抵、それはその相互作用のがんじがらめとなっている。
介護問題の本質を、某政党首よりうまくとらえている。

パラサイトな子供についても然り。
親の常識、見栄が身動きとれない子供を作っていないかと問われている。

こういう状況は人でなくあなた自身が生み出しているのよと言われても気付かないのが人間。
自分自身の事は見えなくても、周りの人の事は良く見える。
私も含めて^^;

この小説の初版は2012年1月25日。
まだ消費税アップの福祉税のという法案が可決前夜。
なかなか意味深な内容となっている。

結末は
ちょっとご都合主義で無理矢理ハッピーエンドという観がないでもなかった。

作者は1959年生まれ。
私より5歳若い。

死ぬ日が分かっていたら?
それがそう遠くない日だとしたら?
私はまず、何をする?何がしたい?何がしたくない?
なんてことも、読みながら考えた。

明日は雨予報。
旧街道ウォーキングは中止連絡が来た。予定がなくなった。
図書館にこれ返して、次を借りてこようっと~♪



     本日の歩数   13,750歩






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映画「最強のふたり」

2012-09-27 23:37:40 | 映画(DVD)
映画「最強のふたり」予告編


職場に試写会のご案内が来た。
仕事が終わってから誰もゆとりなし。
私だけが喜んで申し込んで、ばっちり観てきた。

障害者、健常者、金持ち、貧乏…
差別、区別をしようと思ったらいろんな事柄が当てはまる。
意識せずとも無意識に人を色分けしている自分はいないか?
この映画にはそんなものはすっ飛んだ人間関係があった。

   世話される人⇔世話をする人

    雇用する人⇔雇用される人

そんな図式がない。
上映前の挨拶では

  『元気が出る映画』

と言われた。
ホントは辛い哀しい事いっぱいかもしれない…誰も彼も。

   俺だったら自殺するね。

   この体では自殺もできない。

どこまでジョークかどこまで本気か分からない会話にドキッとしながらニタっとしながら
たしかに気持ちかろやかに映画館を出た。
日頃、どこまでが本心かわからないコーティングこてこての人種ばっかり相手にしているから
ここまでストレートなのすご~~く楽。
明日、職場に行ったら、

   タダだったのに、観ないなんてもったいなかった

って、いっぱい吹くぞぉ~
ドア開けたとたん重苦しい空気で、無言って可能性もあるか?
まっ、良いでしょ。どっちでも



   本日の歩数  17,776歩






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川柳マガジン 10月号 掲載句

2012-09-26 21:19:36 | 川柳
印象吟 (下の写真を見て作った句)   荒砂和彦 選  

  


    【佳作】

       しあわせを測るメジャーの曖昧さ



必勝柳壇 (3句投句した中から選された一句が必ず掲載されるもの) 二宮茂男選

  題『和風』  

       切れ長の涼しげな目に宿る意志


実は和風と言う題ですぐ浮かんだ句?があった。
やっぱり選には残らなかったわ~川柳とは言えないわね^^;

   ≪あらがえぬ黒蜜抹茶餡きな粉
     
      ふっふっふ(*^_^*)


    
     本日の歩数    16,174歩
 


 おまけ 

        

       (今朝の彼岸花と気配に集中しているモコ)



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ブログ9周年目に突入

2012-09-25 21:10:30 | Weblog
2004/9/24から始まっている。
8周年目と言うべきか?数字に弱いとこの辺りで悩む(;_;)

振り返ればいろいろあった。

はじめ頃には
タイトルは川柳と決めていたらしい時期もある。
なにやら詩を書いている時もある。
五行歌も出て来る。

猫ブログのつもりで初めて、息子の事ブログになって
息子にバレて、
俺の事は書くな!と釘を刺され、
全部消去して、閉鎖も考えたけど、
なんとなく続いている。

ヘルパーの終わり頃は全身ぼろぼろだったみたい。
整形外科に通いながら仕事をしていたっぽい。
介護福祉士とケアマネW受験から転職をくり返し…

今、せっせとウォーキングしている予兆、
辞めたいのにおなじ会社で踏ん張っている意地の基、
読み返してみて、愚かな自分の行動や気持ちの帳尻が自分の中では合う。

愚かと言えば、
実は今年になって、
同級生から同窓会記事で随分人を傷つけたと言われ、
ものすごく気になっていたけれどいったい何を書いたのか、
探してはみたけれど、その年月日が思い出せず、記事は見つからないまま今日に至っていた。
その記事が、さっきようやく見つかった。

同窓会ってなんだろう?2006-11-27

もう6年も前の事だ。

前日まで短大時代の寮の仲間と京都へ旅した次の日が高校のクラス会だった。
同じ所で寝起きした、しかもうんと仲の良かった仲間との時間は、
確かに親しみの度合いが15年ぶりの同級生と違ったのは事実だった。
楽しい時間の事が書いてあると期待して、
読んでしまえば、人はその時その時、いろんな思いを持っている訳で
ショックを感じられても無理はない。

同じ電車に座りあった人の腹の中をブラックに書いてあったショートショートを読んだことがあるが
まぁ~そういうことだわ…

ブログを聞かれて教えたことすら忘れていた。
同世代のネット人口もまだ少なかったから、
教えたにしても見る人などないだろうと帰宅した頃には完全に記憶の彼方、
誰かれの目を気にしない記事アップをしてしまったらしい。

はっきり誰の事か特定できると言われ、どんな悪口を書いてしまったのかと戦々恐々。
発見したら、即、削除しようと実は思っていた。
ところが、
今、読んで誰のことを言っているのかまったく思い出さない。
もともと興味を持たないから、人の家の事情とか聞いても右から左の傾向はある^^;
人の事をうんぬんと言うより、
私自身の気持ちの屈折を恥じ、下手な五行歌で〆ている。
あの頃、まだ今よりひとり身がうんと辛かったらしいと思われる。

夫婦揃っていることの幸せに鈍い向きに、嫉妬心がたぶんメラメラしていた。
そういう人から同情の言葉に、まったく素直になれなかった。

読んで当時の屈折した思いの自分は、しっかり感じる。
愚かな自分のことを書いているのなら削除はいいかな?
と、またお叱りを受けるかもしれないが、自己判断で置いておく。

今は人の境遇をうらやむ事も、我が身を悲観する事もほぼない。
相変わらず幸せ奥様の上から目線同情は頂いており
気分で揺れるから100%ないとは言えないが、
最近、少々のことでは、気持ちはフラットだ。瀬戸内海の凪と言っていい。

しかし、忠告を頂いてから、
不特定多数の人の目に触れるのだからと
ちょっとペン先が鈍ってきたのは事実。
これでも?
と、言う人もあるかも^^;

最近、思う。
ブログってなんだろう?

そう思いつつ毎日アップしているのは、いったいなんだろう?
いつまで続くんだ?

思えばブログでなくったって、
面と向かって言われたことが、一度ならずある。

    『貴女は人を傷つけた』

どこか産まれっぱなしなとこが私にはある。
言われたことで、
その言葉に私はやっぱり傷ついた。
出た言葉はひっこめられないもの。

口もブログも禍のモト?



      本日の歩数  14,677歩
      


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蔦かずら   鳥越 碧 著

2012-09-25 20:52:54 | 
蔦かずら
クリエーター情報なし
講談社



先に読んだ↓の続編。

想ひ草
クリエーター情報なし
講談社


作者のあとがきによると、
想ひ草は
  時間と言うものの残酷さとぬくもりを主人公の来し方に重ねた8篇。
そして、蔦かずらは
  その時その時を慈しんで拾い上げようとする女性。おなじく8編。

主人公はどちらも50代の女性。
夫の不貞に気が付いてしまったその時、夫以外の人と旅に出てしまおうとおもうその時、
日陰の女として生きてふっとむなしくなったその時、
年下の男性に想いを寄せながら姉のように振舞った時間にピリオドを打とうとしたその時
恋の曲がり角のその時、その時、
もし反対に曲がったところで、むしろ辛い先が待っていたのではないか。
この選択でよかったのではと思わせる余韻あるピリオドが打ってある。

今現在はお金がなくとも元々家柄のよろしい女性、潤沢な贅沢の中で生きる女性と
庶民感覚で言うとどうしても家庭画報のグラビアを飾る女性を思う。
想ひ草は、長い時間を書かれていた所為か、耐えるはっきり自己主張しない女性ばかりな気がしたが、
蔦かずらは、その時その時にスポットが当たっている所為か、
きっぱりはっきり女性の意志が見えた。

どちらにしてもしっとりした秋にふさわしい小説だったかもしれない。
主として気ぜわしい通勤電車で読んだんだけど^^;





           


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オリンピックの身代金      奥田英朗著

2012-09-24 21:23:02 | 
オリンピックの身代金
クリエーター情報なし
角川グループパブリッシング


ダメ。面白すぎ。
とうとう最後まで読んでしまって今日は寝不足

話の区切り始めに昭和39年8月22日など日付が入っていた。
最初は気にも止めずに読んでいたが、途中からストーリー展開に重要なんだと気がついた。

ロンドンオリンピックはこの前終わった。
前の東京オリンピックは
日本の復興を世界に知らしめようと、日本全体が熱くなっていたが、
もう一回の誘致はあの時ほど、どうも盛り上がらない様相だ。

小説が面白かったのは、映画『三丁目の夕日』とおなじく
昭和のあの頃が懐かしく思い浮かぶからでもあった。

東京オリンピックのための突貫工事を支えた、
東北からの出稼ぎ日雇い労働者の悲惨な実態がこれでもかこれでもかと綴ってあった。
労災であろう死も闇から闇に葬られ、人柱と言う表現になっていた。
そして、
村に残って田畑、家族の世話と働く女たちは30歳で老婆と書かれてあった。
都会と田舎の落差を読んでいるうちに
弱者が浮かばれないと、
オリンピック会場爆破を企てるテロリストの応援をしながら読み進んだ。

推理小説仕立てではあるが、犯人は途中から分かる。

偶然が偶然を呼んでストーリーが展開してゆく。
AとBが知り合いで、
うまくダイナマイトが手に入ったり、オリンピック会場の抜け道を偶然知るなど、
ご都合のよい展開を気にしていると内容に酔えない。

相変わらず、ストーリーの面白さの中にちゃんと社会派。

私は当時小学生だったが、
もう少し年上の人に当時の様子をつい聞きたくなる。

古き良き、人と人とのつながりが今より濃い時代だった気がする。
今失くしてしまっている貴重なものがここでは展開されていた。

…こうして書いているうちにも意識がとぶ。瞼がくっつきそう。眠気が来る。
まとまりがないけど、この辺でおやすみなさいzzz


     本日の歩数   9,425歩

  (朝も完結まで一気に読みたくて、ウォーキングはなし。)



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川柳は生き残れるか?

2012-09-23 21:12:33 | 川柳
県の川柳大会に参加してきた。
参加者120数名。
シニアばっかり。
一昨年も運営スタッフの老齢化におどろいたが、空けて今年も青年はおろか壮年すら見えない。
どう見ても私世代が一番若い部類に入る。
選者も選に入る人の顔ぶれも変わらない。
と、言うことは年々高齢化は進む一途。

川柳マガジンにも書かれていたが、
新たに川柳を始める人も定年退職後の人が圧倒的に多い。

私の属している会も
参加している方は10年くらいになる。途中、数年止めて、
出戻ったら八つ年上の新人さんが入っていて
二人亡くなっていた。

会員さんが高齢化して絶えそうだと言われて投句だけしている会は
ほんとうに風前の灯。

世の中に川柳と言われるものは、
ただのダジャレや笑いを取るものと言う風潮で
短歌、俳句からすれば元々、マイナーだし
文芸としての川柳を知る人も減っている。
大会に出るたんびに川柳の先行きが不安になる。

どうしても読み込んでいる世界に年齢を感じ、
それを選ぶ選者にも年齢を感じる時、
残念ながら、がっかりしてしまう。

けれども、
中にきらっと光る
長年やっている人の年齢を感じさせない句に出会う。

ウォーキングはいつか身体の方からエンドマークが出てくるが、
杖をついても背が曲がっても、川柳の方は続けられる。

事前投句されたジュニア川柳が選されて表彰された。
夏休みの宿題とセンセに言われてしかたなく書いた川柳であるのかもしれない。
これをきっかけに楽しいと思って、
大人になるまで続けてくれるといいんだけれど。

真面目な入選句の中で素直な気持ちがよく伝わってきた句をひとつ置いておこう。

課題 『しっかり』

   しっかりねどうしていいかわからない


「しっかり」とか「がんばって」とか
大人は漠然としたことばっかり言って、
具体的にどうしろこうしろとは言わないこと多いよね。子供としては困ってしまう。
まっ、大人になっても言われるもんね。職場でもこういう叱咤激励は馬耳東風~♪


私の成績は一句だけ平入選。
全ボツはかろうじて免れた。川柳の先行きより自分の心配をした方が良さそう^^;

課題『流れる』

  
   親子孫流れています粗忽の血


流れるときて、すぐに浮かんだ句。
母、私、娘の女三世代で食事、温泉に行った時の事がふっと浮かんだ。
どうしてこう流れなくていいDNAは脈々と受け継がれてゆくんでしょ
文芸を語った後で、いと恥ずかし(*^_^*)

   


    本日、粗忽にて歩数計代わりにしているケータイを自宅に置いて大会へ(;一_一)


     本日早朝ウォーク歩数  5,766歩





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また巡る 彼岸花咲く頃

2012-09-22 21:31:52 | Weblog
本日は夫の命日。
12年前も同じ土曜日だった。

 『おまえはあきっぽから、もし働く気ならすぐ辞めんように。少しは我慢せんと。』

息絶える数日前に、言い含められた。
夫の収入だけで生計が成り立っていた我が家。
長く働いた事のない妻とまだ学生の子供二人を残すことに心配を残して逝ったに違いない。

葬儀屋の車で、夫の帰りたかった家に連れ帰る時、
車窓には、入院した時の夏風景から一転、真っ赤な彼岸花がずっとずっと続いていた。
季節の移ろいにすら気付かない極限状態だったことを知った瞬間だった。

今夜は夜になって雨が落ち出したが、
あの日はお天気が良かったように記憶する。
彼岸花の赤が痛烈な印象となって今も残っている。
花の開花とあの日が私の中で直結している。

死者の歳を数えてはいけないと言うが、もし生きていたら66歳になる。
わがままをいっぱい聞いてもらっていたような気が今になってする。
片身もがれたようなスースーする感じが今や日常になった。

亡夫の仕事関係者の人から、今日を選んで私宛に宅急便が届いた。
今回は↓の絵本が贈られてきた。

あっちゃんあがつく―たべものあいうえお
クリエーター情報なし
リーブル


     

毎年、私が笑顔に成るような物を選んで送って下さる。
夫を通した私しかしらない方が、未だ忘れずありがたい事だと思う。

今年の彼岸花は開花が遅い気がする。
季節を忘れないはずの花までおかしい。
9.11からも12年。どこかちょっとズレてきた?







       本日の歩数 11,559歩





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気の抜き方は猫に学ぼう

2012-09-21 20:03:48 | ねこ
やっと金曜日。
私にキレた君はどうやら相当精神的にまいっているっぽい。
一生懸命、関係を取り戻そうとしている。
お疲れさんですねぇ~

本日、前任者の過去書類と格闘。
目がしょぼしょぼ。肩がコチコチ。

電車を降りてマイカーへと、よろよろ移動していると。
いつもこの辺りで寝ているにゃん太郎くんがなんと、車の上で哲学しておられる。

 

近づくと逃げるかとおもいきや、平然。

    




今朝のモコもなんだかねぇ~^^;
ウォーキングから帰って脱いだ私の靴にスリスリ、頭を突っ込んでくんくん。
あのぉ…止めて欲しいんだけど…
モコたん、靴の前で何をお考えでありまするか=^_^=


    



あんまり力むとロクなことはない。
気の抜き方は猫に学ぼう。





       本日の歩数    19,720歩





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モコ3歳と半分 寝てばかり

2012-09-20 21:50:21 | ねこ
朝、散歩から帰って、仕事へ行くまでの短い間まとわりついて、
空きあらば忙しいのにおんぶしてもらおうと背中を狙っている。

帰宅の車の音聞きつけて、いつも玄関で待っている。
数分遊んでやってから着替える。
お風呂の脱衣場へ私が入るとついてきて、空の浴槽へジャンプ。
浴槽底でコロンと転がって、私が抱っこで助け上げるのを待っている。
抱っこして降ろすと、また浴槽へ飛び込む。
3回でも4回でもする。
いつまで経っても着替えが出来ず、夕飯の支度へも取りかかれない。

やっとこさ、仕事着を洗濯機へ。
楽チンワンピースに着替えてエプロンを占めたら、キッチンへ。
モコも付いて来て、足元でにゃ~~ん。
エサの請求だ。

テーブル下のモコの皿へカリカリ投入。
食べないでおすわり。
トッピングの猫ふりかけを待っている。
「猫のおねだり」というふわふわ猫用花かつおが今はお好み。
花かつおが乗ったらやっとお皿に顔をつっこむ。

満足したら、カゴにとびこんで、ちょっとガリガリしたらすぐねんね。

  

後はずっと寝ている。
今度は、私がちょっかいを出したくなる。
モコのおかげですっかり料理やら家事気分にならなくなったんだからね。

日中と朝夕の温度差の所為だと思うが、今朝、ひさびさに軽い喘息が出た。
発作止めを探したらあった。
ずいぶん前に病院へ行った記憶しかないから使用期限をチェックした。
2013年3月
喉に一吹きで収まった。

収まったんでウォーキングに出た。
ドクターが作者のとある小説の中で
医師が「喘息に朝の散歩は良い」と言う下りがあったのを、
都合よく思い出し、即、その気になった。

ほんとうは猫毛もアレルギー源と検査結果が出てはいる。
モコを拾った時点で、それはあっちへシッシッシ

今宵、息子が聞いた。

   かぁさんは窮鼠猫を噛んだら、猫の味方をするんだろう?

そうかも(*^_^*)
だんだん日が短くなる。
モコは日中遊んでもらえないから余計、寝てばかりなんではないだろうか?
暗くなるまでひとりぼっちっちはかわいそうだにゃ~
猫と遊びたいから、猫と一緒に居たいから仕事に行きたくない…なんて心が言う。おろかものめ




       本日の歩数    15,393歩





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嫌われている

2012-09-19 21:45:48 | Weblog
嫌いな人と会話をする時のコツを覚えて、人間関係のストレスを軽減する(ライフハッカー[日本版]) - goo ニュース

昨日、思いっきりキレられた。

中華料理店へ投石相次ぐ…中国系企業入居ビルも(読売新聞) - goo ニュース

大人げなさでは、↑の行動とおんなじではないかと思うわ。



最初に嫌われていると分かったのは、帰宅の駅でのこと。
私の方が後ろだった。
帰る方向は同じ。同じ電車に乗る。
電車を待つ位置には癖があって、私はいつも左の階段を降りたプラットフォームに立つ。
見えるわけないのに首をねじって左を窺ってから、彼女は右階段へ降りた。
私は彼女の後ろ1.5メートルの所に居た。
追いかけて並んで声をかけようと思った私は、相当めでたいって事らしかった。
ご期待に沿って、いつもの左に降りてあげた。

転勤してそう日数の経たないうちの事だった。

その後、数回にこやかにおなじ電車に乗り合わせて話もしたが、
数回を避けて、隠れるように遠くの人影に回ったのも目の端に見た。

どうやら嫌われているらしいと感じてからは、
こちらから積極的に気がつくのは止めにした。

朝も同じ電車。
いつも彼女が先に降り立つのを私が追いかけて挨拶をしていた。
最初は追いついて声をかけるか、会社前の横断歩道信号待ちでは必ず追いついていた。
それもだんだん面倒くさくなった。
最近では、1メートル先を彼女が歩いていても、
勝手に行ってちょうだいと追わない事に決めた。

電車通勤はまもなく終わる。
慢性的に公用車が足らず、正直、仕事にならない。
定期券の切れる10月11日から車通勤に替える。

こう言うストレスからは解放される。

昨日、彼女が私の言葉に初めてキレた。
捨て台詞を吐いて、訪問に出て行った。

私としては普通の相談事項だったわけで、キレてもらっては結論が出ない。
投げて置いておいていい問題でもないと思うけど、
私が責任者じゃないからもう知らんぷりんしとくよ。

彼女に留守にかかってきた電話をメモにしてデスクに置いておいた。
帰って来た時、メモの説明をしようとしたら切り口上で

 「分かりました!」

まだ継続して怒っている。
ごくろうなこと。
日頃は温厚で理知的に見えるけど、本性みたり。
まもなく定時になったからとっとと私は帰った。
ここのところ彼女は電車を遅らせてくれている。おなじ電車帰宅がなくなった。
よっぽど嫌いなんだね。

相手が怒ると逆に冷静に観察できる。
今日はやたら遠慮がちに低姿勢。慇懃無礼に近い。
これもめんどうくさい。
良かれと思って、アイデアを出したりもう意見言ったり
まして反論したりなんかしないからね。
たまたま自分の分だけきっちりしていれば、そう問題はない仕事だ。

彼女のことを好きではないが、別に嫌ってはいない。
どうやら、最初からライバル意識を持って私は見られていたらしい。
彼女が私に敵対心を持っていると6人しかいないスタッフ全体の風とおしが悪い。
そう長く居るわけでもなし、
私はいき合い合いで楽く~~に仕事をしたいんだけど。

    

夕暮れがだんだん早くなる。
真っ暗な家路になる頃には車通勤になる。
通勤時間が延びただけ、4月転勤からこっち疲れがたまる。







     本日の歩数  21,004歩
   
        (朝4時に目醒めて出勤前に10,000歩以上あるいているのはアホかも)
    





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連休あけは書くこともなし

2012-09-18 22:15:56 | Weblog
職場はあいも変わらず。
いろいろあったが書きたくもなし。

日が落ちるのが早くなった。
帰りにスーパーに寄って買い物カートを押して出たら、
真っ赤な大きな夕日が空を広く染めて家に早く辿りつきたい気持ちにさせた。

迎えに出てたモコと玄関でじゃれて、
よっこいしょとキッチンに立ったら
もう日は完全に暮れていた。
もう完全に秋らしい。

TVニュースは気分が滅入るような事ばかり。

朝ウォークで薫って見つかった道端のミントでも置いておこう。
誰かが植えたのか?勝手にどこからか飛んできて増えたのか?
このミントは謎。

    


     本日の歩数  12,995歩







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