大みそかの雪

昼間の太陽が雪雲の向こうにある。
めったに積もらない温暖な瀬戸内。
このまま溶けずに年を越しそう。

息子が帰宅せず。
仕事だとかわいそうだがホッとする。
久々に昨晩は娘の友達と鍋を囲んだ。
猫と会話する声がこだまする我が家に若い娘たちの声が満ちた。
モコを見たいとやってきた娘の同級生たちについでに鍋をふるまった。
モコは人いっぱいに愛嬌をふりまいて、遊びたいのに疲れて眠い。
眠いけど遊びたいと、アイドルぶりを発揮。
息子が居たら、若い女性に緊張するからこうはいかなかった。
息子は家でまで人に気を使いたくないと言う。
来客は私の方もご法度だった。

息子は冬用タイヤに替えただろうか？
年中、不調だから細かな目配りができない今、どうやって暮らしているのか？




モコは家猫。外を知らない。
はじめての雪が窓越しでもちょっと怖い。
何もかもはじめてがある。
家族４人だったはずがバラバラで暮らし始めたこの１年。
天国に永久単身赴任の夫。
都会で５年目の自活生活の娘。
家を出てまだ１年に満たない息子。

私も一人に慣れてゆかねば。
鍋はたくさんで囲んでワイワイも楽しいが、一人鍋もまた楽しめる自分でないと。
南部鉄の小さな鉄鍋がＩＨのキッチンに常備してある。

お先に仕事納め

職場自体は３０日までやっている。
職員の方は年末年始休業日プラス１日だけ特別休暇がいただける。
ケママネ稼業は月初めに国保連に請求業務があるから、年始より年末に交代で全員が１日休暇を取る。
私は本日午後から娘の帰省に合わせて、半日有給を更にプラスして休ませてもらうことにした。

訪問介護ヘルパーの時は年末も年始もなかった。
１１月に常勤臨時職になったとたん、元旦の事務所詰め当番があたったのを思い出す。
小雪が舞うものすごく寒い元旦だった。
身体介護のおむつ交換訪問先が２～３あった以外、買い物と風呂掃除という元旦でなくてもという仕事が１件。
残りの時間のほとんどが事務所の電話番。
登録ヘルパーさんは事務所に寄らないが何人も稼働していたが、
電話の方は運良くかかりはしなかった。

ケアマネになって、ヘルパー派遣の依頼をする側になったが、
さすがに家事援助は休ませてもらえたり日変更をお願いした。
逆に、デイサービスが休むから入浴できなくなる人のために身体介護の追加をお願いもした。
私がしていた当時に比べたらヘルパーさんへの依頼は身体介護が増えている。
必要性がますます高まったわけで年末年始がまったく関係ない職種になった。
今、訪問介護ステーションが休んだら支援はお手上げ。

お気楽に休ませてもらえる職種で申し訳ない気が正直する。
調整役は役所や事業所が休みの時はする事がないのも事実。
今の事業所は土日祝がありがたい事に休みなので、なんとか働けてもいる。
介護業務では一番お気楽なポジションで
常に「ごめんなさい」と言う後ろめたさがくっついている。
だからと言って腰痛膝痛持ちで今更、現場復帰して手助けも出来ない。
しかも、おそるべし介護福祉士を取ってからすぐに現場を離れたから忘れるのの早い事。
完全介護資格ペーパーなトホホな自分でもある。

ごめんなさい。
職場で一番長くおやすみを頂きます。
本日午後より明けて３日まで冬眠です。

言葉で治療する 鎌田 實

言葉で治療する 鎌田 實 朝日新聞出版 このアイテムの詳細を見る

講演会場で同僚が買ってきた本を借りて読んだ。
最初にケアマネが出てきてドキッとした。
仕事上の事ではなくて、自分の父親へ対する医師の心ない言葉についての私憤の方だった。
医療であれ介護であれ治療、支援するものが上から目線で傷つけているケースは少ないと思う。
私自身も医者による心ない言葉は私も山ほど聞いている。
３０年前の父の癌死からこっち医師不信は続いている。
息子の受診した精神科の数も半端ではない。
鎌田先生が示されているケースが哀しいかな極端なケースではないと思う。

小泉政権下から医療現場は過労気味で疲れていると言う。
人と人、ゆったりとしたコミュニケーションを持ちにくくなっていると言う。
患者は正直なところ医師にそっぽを向かれてては困る。
困るからご無理ごもっともと従わざるを得ない。
痛い辛い気持をちょっとでも分かってもらえると患者は気持ちがうんと楽になる。

入院していて一番の名医は毎日回診 してくれる医師だそうな。
言葉による治療の大切さを繰り返し説かれていた。
先生のところに来るメールや手紙が取り上げられていたが、
実際のところ全部が全部救われるほど、
講演や海外へ出かけられる先生は手が回るかな？
少しきれいごとすぎないかな？と言う気がしないこともない。
何度か聞いた先生の講演の内容と被るところもあり、
初めて講演を聞いた時や『がんばらない』を提唱された時ほどの感銘は受けなかった。

聞いてあげることで、自らが考え解決をしてゆく力が湧くと、
最近受けたケアマネ研修で聞いたこととも被った内容でもあった。
支援業務をしている者としては、ていねいに聞いてあげているか？
一読することで反省の機会にはなった。

読んですぐ返して今、本が手元にないので忘れるところだったが、
がんの終末期の人の話だけでなく、発達障害児を持つ母親のことにも触れてあった。
予約して３ヶ月待って診察を受けた精神科医の配慮のない言葉に傷ついて、
内科のかかりつけ医に紹介された心理治療の先生に救われた話。
また紹介した医師との人らしい触れ合いエピソードも書かれてあった
治らない病気と同じく辛い障害であると取り上げてもらっていた。
それだけで、人に分かってもらいにくい発達障害児を育ててきた母としては気持ちが和らぐ。
これは特記しておかねば。

しいちゃん日記 群 ようこ

しいちゃん日記 群 ようこ マガジンハウス このアイテムの詳細を見る

究極の猫バカ日記。
猫好きなら、もう隅から隅まで　ずずずぃ～と分かる話満載。
しーちゃんの名の由来はお隣のビーちゃんの後から来て妹みたいだから
ＡＢＣの順でしいちゃん。
捨て猫しぃちゃんとの運命的出会いから、猫が中心の生活はまったく私の暮らしそのもの。
猫たんのする事は全部許しちゃう。
几帳面な妹は猫と遊ぶのはいいけれど、ウチで長く過ごすと具合が悪くなると言う。

物書き稼業で自宅で働く群さんと違って、私は出勤せねばならない。
我が子を家に放置してゆく罪悪感を毎朝、モコに感じる。
ちゅんちゅんは老境にあり、『餌食べて寝る』以外無駄な動きがない。
邪魔されない限り、他の事では感情も動かない。
ここのところ１９歳のビーちゃんにそっくり。
私の出勤『我関せず』だ。

ビーちゃんの点滴通院やら老衰の話は、今年３月に逝ったふぃんふぃんを思い出させた。
漫画猫村さんにも触れてあって、家政婦猫みたいな、役立つ猫が欲しいと、おんなじ感想が記されていた。
役に立たないどころか、人間にわがまま放題の猫が愛おしくてたまらないのもおなじ。

猫に留守居がさせられなくて、１泊以上の旅が出来ない群さんに限りなく親近感を覚える。

姑の虚言癖 妄想？認知症？

息子の便りのないのはインフルエンザだった。
こう言う時こそ母に頼って欲しいが、来るなと言う。
もう治ったし、
今度の休みはわざわざ自分の為に延期された忘年会だからまた帰れないと言う。

姑をいつもの買い物に連れて行った時、
息子が帰って来ない話をしたら
昨夜、夜中の１２時に酔っぱらって息子が電話してきたと言っていた。
「女の子がどうのこうのと言っていたよ。忘年会だったんじゃない？」
「女の子と遊んでいたんじゃないの？」
息子は残念ながら、女性と遊ぶ機会に恵まれないので悩んでいる。

姑はいやらしい含み笑いをして仔細について語らない。
帰ってこないのはそう言うことだと察しろと言う感じ。

インフルエンザの人間が飲みには行かないだろう？
女の子で悩むのは毎度、無視された、嫌われているんじゃないか妄想なのだ。
一緒に遊ぶことが出来れば苦労はない。
女性と付き合えるのなら大いに喜ばしい。

姑は何を聞いたんだ？
風邪声を酔っぱらっている？

負けん気の強い姑。
夜中に息子が年中電話をしてくる話を私がするから、自分にもかかって来たという作り話？

レジを通って買い物袋に移しながら、
世話になった親戚に酒を買いたいから一緒の選んで欲しいと言う。
いっぱいの荷物を持って酒コーナーを回るのはしんどかろうと
ここで待つように言って、買い物の大荷物を車まで運んだ。
待っていろといったのに、この寒い中、店から出てこっちを見ている。

酒を選んで支払いを終えて、お釣りを握っている。
『財布がない』と言う。

『車に持っていった方の袋に入っている。』と言う。
もしかして？
私が荷物を持って行ったから財布を取られた妄想？
その支払ったお金はどこから出したの？

とにかく車に帰って発進。
『探してくださいよ。』
私は荷物と共に後ろ座席の姑に向いて言った。
探すにしてはちょこっとだけしか音がしない。
『ありましたか？』
『はい』
ないと騒いだ時からして数倍大人しい。
最初から自分が持っているバックに入っていたに違いない。

金輪際、姑の荷物は姑から離してひとりで触らない。
もし、こう言う事が重なれば私は世話をおろしてもらう。

これだけたくさんの買い物の品。
毎回のように買う固形石鹸。
いくら洗濯機を止めて手洗いをするようにしたとは言い減り方が早すぎる。
ずっと気になっている食料品のストック。
毎週、あれだけ買って全部食べきっているだろうか？
どちらかと言うと小食な方。
古い物も捨てられない姑だ。
冷蔵庫の奥の奥で腐敗している物がありそう。

息子と連絡が取れたのは午後だった。
年越しの薬は取りに行って欲しい。自分は行けないと言う。
まだ咳が聞こえていたし、１００％完治してはいない感じ。
息子に代わって、病院を回って帰宅したのは暗くなっていた。

こたつでうたた寝…湯船でうたた寝…

あっちもこっちも気になりながら、
どっちもプライバシーを強固に保っているから手が出せない。
私自身もくたびれているから、手がだせないでちょうどいいか？
まぁ～先送りの惨状処理はいずれ私の手になるんだろうけど。

姑の作り話はまことしやかだから、周りが気がつきにくい。
理髪店はまだ閉めないらしい。
年末なのに客が来ない嘆いていた。
姑は来年１月で９０歳になる。

姑の隣家に住む甥たちも、自分のことだけで手いっぱいっぽい。
甥は甥。血の濃さでは息子に及ばない。夫はひとりっこ。嫁だけ残ったわね。
さぁ～亡夫の置き土産～どうする？
心から信じていもらえない他人である嫁の立場でこれからが大変だ。
物の理解に偏りがある姑を尊敬していると言うASの孫がまた事をややこしくしそうでもある。

なるようになるわ～先取り心配はしないでおこう。
ひとつづつ出来る処理だけっと～♪

年賀状 今日まで

【２５日までにお出し下さい】

は～い＼(^_^)／
しかしねぇ～
息子ドノにデータを消され住所録がない(?_?)

今年の年賀状は行方不明。
どうしよう？

なんともやる気が起こらず２５日が来た。

元日に届くのは無理。
住所がわらない人もいっぱい。

しかしねぇ～
年賀状だけは
アスペルガーの息子を持つ友達から買った。
１００枚。

売れと言われて、
売らなければクビと言われ、
額面とおり受け止めて、
１０万円分自分でお買い上げ。

身につまされるお話に、ごくごく一部の協力をした。

この件に関しては
幾人かの友達にも協力を頼んだ。
この方々だけでも出さねば～

しかしねぇ～住所録が消滅…
来たら出すことにしようか？

煮え切らない、
他人事みたいな
鳩山坊ちゃま風釈明をしてみました。

はぁ～o(_ _*)o

値踏みされ買われる命 檻の中

クリスマスプレゼント用ペットの広告がここのところ目に付く。
子供たちにサンタクロースが来ていた頃、
飽かずにおもちゃの広告を眺めていたのを思い出す。
昨今は、靴下に犬の子が入れられるのだろうか？

実は、売られてゆくペットを見るのが苦手。
狭い檻の中やガラスの中で値札を付けられて命が並んでいると胸が詰まる。
広告の写真もイヤ。

それなのに、のこのこ特設売り場会場へ出かけた。
モコはいったいなんという種類に猫の血が混じっているのか？
実際の猫を見れば種類が特定出来そうな気がした。
べつにモコはモコなんだけど、
『こんなの拾ったままで届けなくてよかったの？』
と言う人まで現れるし、お高いにゃん様だったのか？と気になる。
獣医さんの予防接種の証明書には『モコ　種類　Mix』と書いてある。
同じく拾ったちゅんちゅんもふぃんふぃんも『種類　日本猫』と書いてもらっていた。
野良猫ちゃんであることは間違いないが、洋のかおりがするのだ。
ミックスにしてどんな猫の血が混じっているのか、目でみて確かめたかった。
去年までお歳暮コーナーではなかったかと思われるコーナーがそれに取って変わられていた。
人様への贈り物はネットが手早い所為か？

子供の数よりペットの数が多いと言われている。
犬猫病院では１匹の付き添いに家族数人も珍しくない。時代だねぇ～
猫はどこ？
糞尿の匂いの中、圧倒的に多い猫みたいなロングチワワをスルーして本物猫を探す。
居た。居た。シャム、ヒマラヤン、スコティッシュフォールド、アメリカンカール、アメリカンショートヘヤ…
モコはスコティッシュフォールドがやっぱり一番近いかな？
↓我が家に来た時のモコに似ている。
スコティッシュフォールドの子猫ちゃん2009.1/31　02


なぜ？落ちていたのかな？しかも生後３週間の瀕死で。
モコの顔はきれいな白三角ではない。鼻黒模様が付いている。コレ嫌われた？
まさか…ね。

１５％下がったボーナスなんて言われながら大手の平均支給額７０万、８０万。
何万もするペットを買うくらい楽勝だね。
いつも思うが大手上場だけ平均してどうっての？
世の中にはボーナスと無縁か餅代程度の中小零細の勤め人の方が絶対に多いと思う。
福祉介護業界で７０万以上のボーナス貰った人手をあげて～♪
居たらこんなに転職やら退職が多くないわね。
９８０００円の猫たんや～
１ヶ月シコシコ働いて私の給与はあなた２匹分です。

あるところにはあるもんで、連れ帰ってもらえるペットたち、よかったね。
犬猫はどこかで生まれお困りを譲り受けるか、
おっこちていたのを拾って飼うのがやっぱり私の性に合う。
値段が付いてるのや純粋の証明書が付いているの苦手。
人間も無印の方が付きあいやすいしね。
最近、ものすごく駄犬っぽいのを散歩させている姿を見かけない。
売られている比率からすると
猫はまだまだ買うものでなく『拾った貰った』が多いのかな？

おもちゃじゃないからね。
命なんだから。
お金で買っても、ちゃんと命を全うさせる責任がくっついていますゾ。
モコが何種かより、ずらり並ぶ売り物…見なけりゃよかった。
クリスマスシーズンが終わってから、子供でなくなったまま残った子たちはどうなるの？

おばさんワールド

「一人暮らしだから、仕事を辞めたら話す機会が減るし、部署を変わってパートで出るのもいいかな？」
と言うような事を言ったら、
「だから、よくしゃべるんだ。」

「はっ？」

ここは飲み会。ほとんど親しくもない人々の集まり。
たまたま隣は同僚だけど、他の人には気を使ってしゃべっていた。
好き好んでニコニコをやっている訳ではない。
職場だってそう。
一応、場の空気ってもんがあるでしょうが。
この人は私が好きでしゃべっていると思っている。
しかも、一人暮らしだからその反動で外でしゃべっているんだと思っている。
好き好んで一人で居るわけじゃない。
アンタだってたまたま夫が死なないから一人暮らししてないってだけでしょうが。
腹の底からムカっときた。

「ものすごくキズ付いた。もうしゃべらない。」

と大人げなく横を向いてやった。

韓国料理店だから、次次運ばれてくる料理に唐辛子が入っている。
彼女は辛いのは食べれないといちいち料理に文句を言う。
ちぢみはチーズちぢみだった。チーズはダメだと言う。
「匂いがダメ。臭い。」
隣で人が食べているのに顔をしかめる。
サラダにも粉チーズがかかっていた。
「わっ、チーズ」
いちいちうるさい！

あげく果てに私に向いて
「よく食べるね。」
「職場でもお菓子が配られたらすぐ食べるよね。あんなに食べられるって感心して見てた。」

ハイハイ、私は大食ですよ。あなたに比べたらね。
だけど、今夜はせっかく出た料理にいちいちうるさいから、
場の空気が盛り下がらないように
アンタの分まで気遣って食べているのが分かんないのか！ばかやろぅ！

私は彼女の送りを最初に約束していた。
まったくもってお人好し。
帰りの車内では話すらしたくなかった。
降ろしたらサッサと排ガスふっかけて去った。

飲めないっておもしろくない。
飲んで誰かのお世話になる方へ回りたい。
言いたい放題言ってる方はストレス溜まらないんだろうね？

息子が叫ぶがごとく　飲み会は嫌いだ！

飲み会とは言え、節度がなくなって、全身イヤミ女。
いつものイヤミに拍車がかかっている。まったくもぅ！
おばさんってだんだん無神経になって、自分が全世界になるっぽい。
私もなのかな？

不安ありドカンと苦渋ない時間

息子からの定期便お悩み電話も途絶えた。
帰宅も今月は１回？２回あったか？
通院も自分で前月は行った。高速道路を走ってビビったと言ってはいたが。
会社での人間関係に悩んでいる風はあったが、
気に病んでもみえない部分は致し方ない。
息子のために取られる時間は確実に減っている。ほぼ今は無い。

妹も定期的な受診だけでほぼ落ち着いている。
母も姑も老いの下り坂をまっしぐらではあるが、今のところ落ち着いている。
どちらも週１回は顔を出す程度。
姑はバスに乗れなくなったから嫁タクシーで週一の買い物をしている。
タクシー料金として月末に３０００円くれる。
この微妙な金額
なんだか分からないけど私に負い目を感じない姑の気持ちかと、素直に貰う。

ほぼ、自分の事だけ考えて暮らしていいらしい時間が過ぎてゆく。
仕事の時間がなければ誰とも会わなくてよい。言葉を発する時もない。
私的なことでバタついている時は、
８時間拘束の仕事の有給を減らさないことに汲々していた。
自分のことを考えているゆとりもなかった。
ほぼ、すべての時間を自分だけに使うことに慣れていない。

さて、仕事を辞めた後、どうするか？
６０歳を過ぎて嘱託として給料を減額になっても、
実に居心地よさそうに仕事をしている先輩諸氏が
「仕事以外にすることがない」と、言う。
きっぱり定年で来年５月に辞めると意思表示している人を
「潔くてうらやましい」とも言う。
彼女は辞めてからの生活ビジョンをちゃんと描いている。

姑は年が明けると９０歳の誕生日が来る。
心筋梗塞でちょっと入院した後に理髪業は辞めると一時店を閉めた。
『退屈』とふたたび店を開いて現在に至る。
客が来ないと嘆きつつも、客がゼロではないらしい。
目も足も危ない姑の店に来る客がスゴイと私は思うが。
客待ち時間には自分では食べきれない野菜をせっせと育てている店横の畑に出ている。
そう言えば、実の息子の臨終の際にも、
自分の化粧品が手元にないと自宅に取りに帰り、育てている鉢物に水やりをしていたそうで
姑のその姿を見た近所の人が、『まさかその日に』と絶句していたのを後で聞いた。
おそるべし、マイペース。

私は人ごとで走るの慣れて、自分の事を第一に考える時間に慣れていない。
ぼちぼち仕事以外に自分の気の向くことに動きだしてもいいのかな？
何か手を付けるとドカっと身動きできない事態がおこりそうで、落ち着かない。
実は来３月のコンサートチケットを購入したにはしたが、
ちゃんとその日、その時間に行けるのだろうか？と不安が消えない。
一度ならず無駄にした過去の経験がそう思わせる。

こういうの貧乏症って言うのかな？

年末年始休暇までのバタバタ

『えっ！退院！』

「お正月くらい」のお気持ちは分かるが、
入院前のサービスが使えないお正月だと言うのをご家族もご本人も納得して退院を決めて欲しい。
ちょっとだけ外泊は介護保険が使えないから、ご家族がしっかり介護する気構えがある場合に限る。


『お正月は自宅で』か？
『年末年始は病院が職員手薄』か？

理由はどちらも考えられるが、
手のかかる要介護者がいきなり退院してきても、
介護サービス業者年末年始休みに入っているところが多い。

デイサービスで開いている所はあるにはあるがわずか。
通常稼働しているのはショートステイと訪問ヘルパーくらい。
ショートステイは日常的に不足して、
早くから予約で埋まっているだろうから今の時期にまず使えない。
自宅に帰りたい本人のお気持ちからは、まぁ～遠いんで言いだせもしないし。

デイサービス、訪問看護、訪問リハビリの代わりにはならないけれど、
介護の穴埋めに臨時的にヘルパー事業所にお願いするしかないケースが多々ある。

　
余分な余所休んでいるばっかり回ってくる余分な仕事は
主婦が多い訪問介護にお願いするのは、正直気が引ける。
事業所によっては正月出勤だけ時給を高くしている所もある。
介護保険報酬には年末年始加算はないから、アップした人件費は事業所が被る。
わかっちゃいるけど、お願いするしかない我ら。

余所にお願いだけして、我らは休暇を頂く。
２４時間３６５日、電話対応だけになる。かかってこない事を祈りながら。
自分の正月出勤の経験があるだけに、心苦しい。


「年内に完成させて欲しい」と、住宅改修の依頼も駆け込みで多い。
コレって訪問して業者と調整や書類書き、申請と手を取る割に、ケアマネには１円も入らない。

なんとなく「休暇はうれしいんだけどね」と、ストレスいっぱい。
誰かが「餡子が食べたい！」と言いだし、
午後になると誰かが、たい焼きを買いに走る。
外見は寒さで着ぶくれ、ウチからカロリーオーバーの脂肪拡張が認められる。

年末ってヤダねぇ～

買い求めるのは生きる希望

新聞を資源ごみにする前に書いておきたい。

１２月１９日朝日新聞の土曜版。
『悩みのつるぼ』というお悩み相談コーナー。
相談者は４０代主婦。
７８歳の母親が物をどんどん通販等で買って増やし続けて、
身の回りに物があふれかえっており、処分をしようとすると怒る。
足腰が悪くなった状態にふさわしい環境で生活して欲しいと願うがどうしたらいいか？という相談。

さて、回答者は　評論家　岡田斗司夫さん。

【相談を読んで落ち込みました。あなたはお母さんを分かっていない】
と、言う枕で回答が始まっていた。

　おかぁさんがカタログ通販で『物を買う理由は生きたいから』
　物を買うのは未来を買っている。
　「欲しい」と思う時が「生きている」と感じられる時。
　「使わないなら処分しろ」と言うのは
　「夢を捨てろ」「これ以上生きるな」と言っているようなものなんですよ。

回答を読んで、
『老いの片づけは５０代から』と言う意見を読んでから
少々重かった私の気持ちが軽くなった。
５０代の今の私には下降線とは言え、生活がある。変動の大きい興味がある。
これから先のビジョンが曖昧だと、『３年使わなければ捨てよ』と言われても
「４年目に要るかもしれない？」と思ってしまう。

私が着て娘が一度袖を通してくれた振袖。
もっともっと前の母が仕舞っていた私の七五三の着物。
幼稚園の時に編んでやったうさぎと熊の編み込みセーターとお揃い帽子。
これから先、絶対に要らない。けど捨てられない。

買ってはすぐに飽きる健康機器。
似たような服やバックを欲しくなる癖。
絶対に役に立たないのに「かわいい」と手に取ってしまう数々。

考えたら無駄を全部なくしたら、人生スカスカ。
高齢になった時、確かに記憶も危ないし、物は少ないに越したことはない。
生きてきただけ無駄が貯まる。

認知症になった母の持ち物は妹がセッセと整理して、デイサービスに行っている間に捨てている。
母はますますどこに何があるか分からなくなった。

何が正解か？
無駄のかたまりみたいな猫と遊んで考える。

寒い日は巣こもり

小雪が時にチラつく。
木枯らしが吹きつける。
団地の高台に建つ築２３年の軽量鉄骨低価格の○○ハウスは大丈夫か？

暖房の部屋から出る気がしない。
かつてやり掛けの編み物と食糧、水分を運び込んでコタツに籠城。
テレビスイッチ、ラジオ、携帯、モコを撮るデジカメ。手元に準備万端。ヨシ。
絶対に動かない。

モコは元気だねぇ～
キャットツリーを買って良かった。
１段目が一生懸命だったあの日が遠く感じられる。でかくなった。


爪とぎ、お上り
　

てっぺんは寝床。

良く寝た後は
　

　

好奇心のおもむくまま？
あのぅ～出来上がりを記念撮影しようと思ったんだけど…モコたんや。
我が家はどこを見ても爪とぎ痕。いいけどね。
家の歴史は猫たちの歴史でもあるから。

壊しているの猫だけでないし…ボコっと壁の穴空きは息子ドノだわ。
みんなみんな少しづつ成長してゆく。

私だけが下降路線か？

編み物もプチマフラーばかり。
これは絹１００％ラメ入りに遠赤外線効果のマイナスイオン発生と説明付き紀州備長炭の繊維入りの糸。
きっと高かったんじゃないの？
何か編むつもりで買って来て、何を編むか忘れて、取りあえず薔薇のモチーフ編んでみてまた放置して、
寒さ巣こもりが功を奏して、やっとやっと完成。形になった。
どっちかと言うと春先用かな？しかし、いったいいつ買った糸よ？？？
着ける前に　モコたんひっかきキズは止めてよね

障子だけは綺麗だね。
前の前の猫がバリバリにして骨格から朽ち果てて、アルミ製で障子紙でなく障子風ガラスにした。
ふっふっふ～モコも登ってこないねぇ

東京公園 小路 幸也

東京公園 (新潮文庫) 小路 幸也 新潮社 このアイテムの詳細を見る

小雪が舞ってものすごく寒い休日。家から出る気がしない。
活字好きは家の中を物色してて、娘の置き土産本を発見。
カメラ好きな娘らしいセレクト文庫本だった。

カメラマン志望だけど機械工学部の大学生が主人公。
公園を回っては家族写真をテーマに撮っている。
青春小説になろうと思うが、
恋愛というより家族愛に赴きが置かれている。
どちらかというと草食系男子か？
がんばりすぎない、良い具合に力が抜けている人物が登場している。
読み終わってふっと気がついた。
人を憎むパーツを持たない人々ばかりが出てくる。
特に主人公は天然に人に信頼感もたらす。

娘は父が亡くなる前に貰ったカメラを大事にしていた。
使うには修理代や手間がかかっているみたいだった。
それでも大切に扱ってくれていた。
もともとカメラが好きなったのかもしれない。
父のカメラがそれに拍車をかけたかもしれない。

ちゃんと育たない兄にばっかりかかりっきりだった。
幼少時よりしっかり者をやるしかなかった娘は、
とっとと自立して迷惑ひとつ今もかけない。
親としては尻の座りが悪い。

読み終わって
こう言う優しい話が好みなのかと、少し安堵もしている。

口先が仕事の我ら長電話

前の前の前の前の前の…介護職の一番最初の職場で
一緒に介護福祉士を取った知人が２年遅れで介護支援専門員資格も取ったままだった。
たまたま私の勤めている系列で空きが出て資格使ってみないかと声をかけた。
求めに応じて、就職して半月。

「辞めます。ごめんね。」

とメールが来た。
「なに？それ？」
理由の言わずメールでチョンはないだろう？

そのうち電話がかかってきた。
「資質がない。仕事が出来ない。」の一点張り。もう辞める意思表示をしたと言う。
ちょっとその前に相談して欲しかった。
私とはそれほど信頼関係がなかって事でもあるけどね。

ケアマネってそんな簡単に分かる仕事でもないし、出来るようになる仕事でもないと思う。
最初は誰も失敗するし、分からないことだらけ、偉そうな事は数年しかしていない私にも言えない。
調べては調べては返答したり、人からお知恵を借りたり。
人の気持ちは簡単に読めないで、何度も読み違えて少し見えた気になる。
叱られる事も、いつまでも心の通じない利用者もある。

女だらけの職場。
人間関係がややこしくないと言ったらウソになる。
だけどね。多少の辛抱ってないの？
私はケアマネになって３ヶ月目に顔に帯状疱疹が走った。
ものすごいストレスだったのだ。
転職では負けない回数だけど、半月ってのはちょっとね。

彼女との電話を切ってから、腹の虫がおさまらず
彼女と共通のケアマネをしてる友人に電話した。
この人は猫を飼っており、同じ獣医さんにかかっている。

話は彼女の仕事が辞める話はとうにスルーして、永遠と自分たちの仕事のことで話が弾む。
猫の事にも話は反れる。
また仕事の話に戻り、半月で仕事は何にも分からないと言う話に戻り、猫の話をし…

話はエンドレス。どうやって置こうかと思いつつ
「結局ね、働ける職場があって、働ける元気があるって有難いね。」
と向こうが言った。
「そうそう、ほんと、ほんと。今度、年が明けたらランチでもしようね。」

やっと受話器が置けた。電話に通話時間が出ていた。
１３８分。
時計はシンデレラタイムに近かった。
ケアマネはおしゃべりが多い。長電話が多いような気がするが、気の所為か？

冬毛もこもこ？

明日の朝、もしかすると雪。
懸念された息子の今夜の帰宅はもうないだろう。ホッと安堵。

寒くなってからモコの毛がバージョンアップした気がする。
仲の悪い２匹のためにあっちとこっちに２個も湯たんぽを置いて出勤する。
今日はミニホットカーペットも付けた。

モコは帰宅すると腕の中にすっぽり抱っこに来る。
腕かみかみでじゃれるモコはくるくると丸まってちっちゃい。
でも、ちゅんちゅんと並ぶと歴然。

１２ヶ月未満子猫用カリカリはもう止めにしようかな？

ちゅんちゅんの餌は１３歳以上用。
モコに吊られて食欲は旺盛なのに痩せてきた。

完全に大きさが逆転した。

冬一番の寒さもなんのその。
ちょっと甘えん坊して、食べる物を食べた後は寒かろうとドッタンバッタン。
　
紙袋よりコタツの方が暖かいと思うよ～もこたん

万一降ったら、我が家は坂のてっぺんで滑る。
冬用タイヤをケチってノーマルのままだから、登山靴で歩いて仕事に行こうかとも思う。
７キロ弱。歩けない距離じゃないけど…悩ましい。

毎日毎日冬一番の寒さ更新。さて、明日の留守居猫暖房対策の方はどうしよう？
モコはともかく、ちゅんちゅんは寒さが骨身に堪えている感じ。