陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

15年目経っても偲んでくださる方

2016-09-24 05:49:39 | Weblog
55歳のと言う働き盛りの死は
友人たちにもショックだったのか、
3年位は多くの方が命日には訪ねて下さった。

5年目から、自然とそれもなくなった。
そっと過ぎる日も、気持ちにはぴったりきた。
墓前に、庭の花々を手向ける。
ひとりで行く。

15年経っても覚えて下さっている方が在る。
ありがたい。

ブログの更新がないけれど、お元気ですか?

とメールも頂いた。
送られてきた供物は、
私好みの猫スリッパ。
しかも、大好きなオレンジ。

亡夫の仕事関係の方で、
本当に唯一、15年経過しても偲んで下さる方。
遺族の私へのお心使い、
こころから感謝です。

もう遺族と言うには、たくましく、
ひとりで生きることにすっかり慣れ
じわしわ老いる心身と折り合いを付けつつの日々。

内館牧子さんの「終わった人」など読みながら^_^



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彼岸花の頃

2016-09-24 05:09:30 | Weblog
緩和ケアに入院したのは真夏だった。
家で最後を迎えさせたかった。
在宅医療も緩和ケアケアも芽が出たばかりの
15年前。

「家での最後は怖い」

亡夫の一言で入院となった。
55歳の誕生日の翌日のこと。
真夏まっさかり。

玄関にある二段の階段が大腿骨に癌転移の体には辛い。
体を支えて、降りて、亡夫はローンの残る家を振り返った。

「もう帰ることはないね」

家族のために心骨削って自分が建てた家だ。

予想どうり冷たくなった体での帰路。
季節は知らぬ間に移ろって、車窓から鮮やかに目に入ったのは
彼岸花のどこまでも続く葬列。

嫌いな花ではなかった。
いつも摘んで家に生けていた。

今年は温暖化の所為か9月初頭からチラホラ見た。
どういう心持ちか、そのまま満開なってと願った。

やはりお彼岸の頃、夫の命日頃に満開。
田んぼの畦に沿って真っ赤な花が続く。
15年目も経過したのに、当時の事がまた、(まだかな?)胸に去来する。

あえて
秋の楚々とした花々を置いておこう。





おまけのモコ
秋太り?






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