陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

妖精と妖怪のあいだ―平林たい子伝  群 ようこ

2008-11-30 08:11:36 | 
妖精と妖怪のあいだ―平林たい子伝 (文春文庫)
群 ようこ
文藝春秋

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宇野千代を書くつもりといったら佐藤愛子が
この人の方がおもしろいとにすすめられて書いたと言う。
いずれもおとらぬ女傑のイメージ。
平林たい子を妖怪といわればすっと飲みこめるが妖精といわれるとちょっとひく。
妖精らしいところを見つけるところが群ようこのすごさかと思う。

ろくでもない男をずっと養って離れられないあたり
恋した相手には盲目的になるあたりが妖精か?

自立した女を目指して結局良妻賢母をお尻にくっつけて
男より男らしい男で男にすがりたい女でもあり。
愛された男はんの苦労がじっとと分かる気もした。

お友達にもお近づきにもなりたくないスゴイパワーを感じた。
群ようこの筆でなければ手にもしない平林たい子伝だろう。
そう言えば平林たい子の本は一冊も読んだことがない。
デリカシーからは遠い感じはするけどちょっとこれを御縁に読んでみようかな?



朝、時計が鳴る前に目が覚める

2008-11-28 06:43:32 | Weblog
トレンドランギング1位に思わず目がいった。

「朝、時計が鳴る前に目が覚める」 働き盛りに多い「過緊張」ほっておくと危ない

いつからかずっと私はそうなのだ。
早朝覚醒型の睡眠障害ではないかと思う。
息子が5時20分に起きてきて6時前には出勤する。
合わせてもっと早起きして弁当を作る。
半端でないデカイ弁当で作る量は夕食に匹敵する。
朝食べたがらず、夜はジャンクフードに走る息子の唯一の栄養バランスの良い食事なのだ。
あまり手が抜けない。
目覚めの悪い息子にコーヒーと矛盾するが精神安定のリーゼを飲ませる。
物忘れの多い息子が出るが出るまでさりげない風で時間との戦いで神経はピリピリしている。

眠る薬ももらっているけれど、飲むと間違いなく起きられないので息子の休日以外は飲まない。

「過緊張は万病のもと」ねぇ~
「30歳すぎの働き盛りは…」
はっはっは当に過ぎて曲がっておりまする

まぁね。今は昼寝するからいいけどね
新聞折り込みの求人に目がいく昨今。
思わず良さそうなのを切り抜いてお昼寝こたつで猫いっしょに考える。
条件やら仕事内容やらじっくり眺めるとまた辞めそうな理由が浮かびあがって
こたつ回りに鎮座ましますゴミ箱へ丸めてストライク。

働くとまた緊張は極度に増す。
あかんたれですわ~

息子は上司になにやら資格試験受けさせてと言ったらしい。
「妻子を養えるほど給料が欲しい」
すばらしい理由に老母は入っていないが、まぁっ いい。 
なまけ母は
反面教師として結構役立っていると勝手に思って~無職ライフを今しばらく~

グーグーを聞いて猫ととろとろとけとこっと(=^・^=)



グーグー

2008-11-27 17:18:02 | Weblog
グーグーを聞いている。ふぃんふぃんです。

節約貧民生活なのに、小泉今日子と細野正臣のgood goodを携帯にダウンロードしてしまった(/_;)/~~

ふぃんふぃんが本の上に座るのがいかん!
読書の邪魔するのが悪い!
手持ち無沙汰についつい(=^▽^=)

グーグーだって猫である

2008-11-27 07:29:15 | 映画(DVD)
グーグーだって猫である

観た人が
「別にどうってことないストーリーだけど猫がかわいかった」
と感想を漏らしていたけど、猫好きとしては観ないと話に加われない。
無職はレディス・デイに観ると決めたら、なんだかんだと水曜日が空かない。
短期間だったみたいで気がついたら終わっていた。
ガックリしてたらもっとも近い映画館にやってきた。
このチャンスを逃す手はない。
カレンダーに大きな○を書いて絶対空けておいて観に行った。
今週末には終わってしまう。ギリギリセーフ。
確かに
待ちに待ったわりに何と言うことはない映画だった。
キョンキョンも中年になったなぁ~と言う感想。それだけ自分も歳取ったってこと。はぁあ~
猫への思い入れとガンの扱いがちょっとクサイ。
ガンだと言えば即死。治療の副作用で鬱って美しすぎてうそっぽい。
吐き気やら脱毛やら夫に付き添っていたから
副作用はそんなもんじゃないって突っ込みいれつつ観てしまった。

妹が今、子宮摘出術後でどうも鬱っぽい。
訊ねても家中にカギかけドアホーンにも答えない。
電話にも出ない。
ようやく開けてもらったらまだパジャマで過ごしていた。
開腹手術でなはなかったから傷の痛みは少ないはず。
まったく外にも出ないでただ寝ているらしい。
どよ~んと暗い。
病人の自分に酔っていると言うのは意地悪いだろうか?
パジャマくらい脱いで普通っぽい人で居てもいいんじゃないかと思うわけ。
本当の鬱?本当に病気?
分からないんで本人に何にも言えず協力はするけれど、こう言う助っ人の存在が甘やかしにも通じるワケで。
なんともかんともこっちまで憂鬱。

全編に読んだ人は元気をもらうという漫画作者の性格の暗さが流れていて
妹とついついオーバーラップ。
デイサービスでない日中は母を預かることにした。
あっちこっちにやられる母も可哀想だけど、あの陰気虫と一緒に過ごす時間よりウチで過ごした方がマシだろう。

話はズレたが、あの挿入マンガがイマイチ理解不能だった。
あれで元気もらう?
漫画が最近読めない。絵と吹き出しを追うのが面倒くさい。
なぜかハイテンションで出演している楳図かずおの
「ヘビ女」も「まことくん」もちゃんと週刊漫画で読んできた時代もあったのに。

ラストシーンの玄関に猫お出迎え。かわいいの分かるわ~
ウチの場合は「餌くれ にゃん」
腹へって待ってたよの意志表示で
すでになんでもないのに玄関まで動くパワーがない老猫だけど。
猫は人間の何倍もスピードで歳を取るってホント。
1年で20歳の大人。後は1年で人間の7歳分だそう。
元気いっぱいの井の頭公園お散歩シーンが一番の見どころだったかも。
元気猫もいつか老いる。
生老病死はペットも人間おんなじってことよねぇ~


当分はママ車でね

2008-11-25 16:09:12 | Weblog
堂々の若葉マーク
「みかん色の車は最低」と、ぶつくさ言いながら初運転。
母に横に乗って欲しいと謙虚、謙虚。ヨシヨシ。

コーナーリングは左に寄りすぎ。
停止線のはるか前から減速。
ハラハラドキドキおとろしかった(/_;)/~~

もう製造もしていない日産パオが欲しいと言う。
平成元年式が40万円で見つかった。
20年も前の車をローン組んでまで買う気だろうか?
諸経費、税金、車検…車にはお金がかかる話はしておいた。

他の車は考えられないこだわり自閉くん。
もうちょっと買うのは考えて、当分はママ車で練習してね。
ぶつけるだろうなぁ~自損に留めて欲しい。
南無阿弥陀…(*v_v*)

自動車免許試験合格

2008-11-25 12:24:48 | Weblog
どよ~んと暗い顔の息子を捕まえて
「どうだった?」と 聞くと「残念ながら、合格。」
たかが免許が取れたごときで飛び上がって喜びを露わにするのも、どうかなぁ?と、
暗い自分をイメージしていたら本当に気分が落ち込んだと言う。

「どうしてこうネガティブなんだ。」
「俺は芯からネクラなんだろうな。」

昨夜は勉強せねばとか言って、
薬も飲まず、
ホラーを目覚ましにみてしまって本当に怖くて眠れなかったとか。
会場に来るまでの車内でピリピリしてテキスト見てたねぇ~

まぁ~おめっとうさん\(^_^)/

手続きが終わるでネクラ君を待つとしよう。
今日の空も暗いわ。

元次官殺害犯の父親に罪はない

2008-11-24 06:36:10 | Weblog
元次官夫妻殺害で再逮捕へ 小泉容疑者、連続殺傷関与認める(共同通信) - goo ニュース

顔は映らない犯人のお父さんがインタビューに答える加工しない生の声が流れた。

 我が子が犯人だと知る前は犯人を八つ裂きにしたいと思った。
 今は、我が子も自分も八つ裂きにしなければなるまい。

同じ山口県で起こった下関駅無差別殺人犯のお父さんは自殺された。
我が子が大罪を犯して生きていけない気持ちは分かるけれど
そこまでマイク向けて言わせているマスコミに腹が立った。
田舎でなにやら商売をされているらしい親ごさん。
10年も都会に出て音信不通の息子を案じてこられたに違いない。
家賃を滞納していないことで安堵していたと言うひとことに胸が詰まる。
成人した46歳の犯人の親ごさんならもう老境だろう。
しかも日頃は閑散として人の目煩いだろう田舎だ。
そんなところへ大挙しておしかけマイクを突きつけ、追い詰め、
なんの権利があってこう言う暴力をマスコミは働くのか!

凶行の原因に飼い犬が保健所で処分されたとこと犯人が言っている。
処分のきっかけはこのお父さんの近所の目をおもんぱかっての行動なのだ。
近所迷惑回避のために息子に隠しての行動。
今、悔やみきれない思いがされているに違いない。
大挙してやってきたマスコミに『ここが犯人の家』と隣近所に知れ
もうここには住めない思いもされているだろう。

私が短期間に同業種の退職を重ねただけで
20代の女性の引き継ぎをした相手が
「もうここに住めないことはないですか?」と問うた。
田舎とはそう言う所なのだ。

もしこのお父さんが自死されるような事があったら
あの付きつけられたマイクはピストルであったに等しいことになる。
顔を流さない配慮だけですむことではない。

お父さん言葉の端々に息子さんを心配し続けた気持ちが感じられた。
そして最悪な状態で知ることになったのだ。
親だからと責めを感じ責任を感じ命を自ら落とすことないよう心から祈る。
罪の償いは法に基づいて本人がとる。

人一倍親の苦労をしてきた人だと辛い半生だったろうと想像する。
思うように生きられず苦悩する息子を持った同じ親として心中を察するにあまりある。

非正規社員のASの人たち

2008-11-23 07:55:47 | Weblog
三菱自、国内全5工場減産 非正規社員1000人規模削減(共同通信) - goo ニュース

辻先生講演を聞いた時に土地柄トヨタ自動車に就職している人の話が出た。
軒並み自動車産業では職失う人が出てきている。
辻先生のお話に出た人は正規雇用だったのだろうか?
この度、クビになったりしていないだろうか?

こう言うニュースは他人事でない。
障害者の大多数は正規雇用されていない。
ウチの息子もそうだけれど簡単に就職が決まるのは非正規雇用ばっかり。

郵便配達も民間になって大半がゆうメイト。最近、真っ暗になって遅く配達されているのが気になる。
コスト節減ばっかりやって人が人らしく扱ってもらえな部署に障害者がなんとか採用されている。
弱い方から弱い方からひずみの荒波を被る。

小泉さんの自信満々顔が昨夜のニュースに流れた。
被害にあった厚生事務次官のドンは彼だったのだ。
因果関係は不明で犯人らしき人物が自首してきたらしいが、
構造改革からこっち弱者に冷たくて当たり前の世の中になった気がしてかたがない。

あのライオンヘア見る度にムカっとくるのは私だけだろうか?
バックパッカーと言うだけでテロに若い命を奪わせた憎い顔を思ってしまうのは。

女ともだち

2008-11-22 07:48:46 | Weblog
記憶や物の把握が歳と共に悪くなる。
夕刻、猫に煮魚のアラを箸では間に合わず手で小骨をきれいに外してやっていると電話が鳴った。
手が魚まみれで出ることができないから、息子に出てもらった。

私宛だったので急いで手を洗って出たら明日の夕方約束している相手だった。
明日の話かと思ったら
   『お見えにならないの?』
えっ!明日じゃなかった?ワタシがまた日にちを間違えたかと冷や汗。
約束の時間を40分は過ぎていることになる。
あわてて飛んで行った。

約束のメールが

  21日(土曜日)

となっていたらしく発信元のあそびにいらっしゃいと誘った彼女は
21日(金曜日)のつもりであり
私の方は

  土曜日なら息子が合気道へ出かけるので丁度出かけやすいです。

と返信していた。
彼女は出かけているはず息子が電話に出たから日にち間違いに気が付いたそう。
考えたらどっちもどっち。
間違いに双方で気がついていないのだ。

同い年。年齢的にだんだんヤバくなってきている。
彼女は独立ケアマネで私の希望の星なんだけど
「内緒だけど、仕事に穴あけないの必死なのよ。」と言う。
いっぺんに多数の人の約束事や書類処理を同時進行する仕事。
抜けないように必死だったのは確かに現役の間、私もそうだった。

彼女と話すとムラムラと事務所開設をしたくなるが記憶などの衰えを考えると自信が持てない。

常日頃おしゃべりに飢えていたのを感じた。
話して楽しい相手は指折って数える程しか居ない。
最近、話がおもしろくないと感じる人とはだんだん疎遠となり必然的に一人で居る時間が長い。
毎日、話相手はコミニケーション不全のほぼ息子だけ。
理論的に感情を交えない会話ばっかりやっている。息子の気持ちに沿うことばかりに汲々している。
あれは会話ではない。

上手くあ・うんの呼吸で軽やかな会話のキャッチボールできる友だちは貴重だわ。
ちょっとヒズミを持っていて、ぽっかり空いてる心の空虚の埋め方が上手い女の人がいい。

しかし、話し足りない気がするのに9時には目がしょぼしょぼ。
お互い夜を徹して熱く語らう歳でないところも丁度いい。

総決算のとき

2008-11-19 12:47:56 | 
総決算のとき
メイ サートン
みすず書房

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これは私小説っぽい小説?
がん死を前にして残された時間が少ないと分かった時に何を一番思うのか?
家族と言う絆のわずらわしさが素直な気持でむきだしにされていたし、
肉親の死さえも
その人への思いより自分の気持ちへの折り合いが優先される。
あの時、夫の死を看取った時を思い出させた。

夫は実の母親に会いたがらなかった。
それは子のエゴだろうけれど死に逝く者にはエゴは許される気がした。
当の母親には耐えがたい仕打ちである事をさっ引いいても。

人と人との関係を織物に喩えてあった。
犬猫利害の絡まないストレートな情の表し方が人間のそれより救われることも猫と共居の私にはすっと胸に落ちた。

同性愛者である作者が女にこだわった部分も、女は女同士でないと気持ちの機微が伝わらないと言う点では腑に落ちる。
母娘の関係のしんどさ、女姉妹のわずらわしさ。
女くさい関係がまたウチはそう濃くはなのだけれど分かる気がした。

病院の人をつい物扱いしてしまうことに逐一傷ついている様も痛いほどわかった。
家での死を今、介護医療費高騰の視点もありながら実践に向けての取り組みが始まっている。
最後まで自分らしく、最後の最後に自分は何を思い、どう過ごしたいのか?
自分の事として考えるきっかけになる1冊だった。
先に読んだ↓
82歳の日記
メイ・サートン
みすず書房

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とクロスする部分もあった。
老いを綴った『82歳の日記』より若い肉体への痛みの方が強い気感じ受けたけれど、実際はどうなのだろう?

2冊に共通して草花自然の描写が透明な雰囲気を醸し出していたような気もする。


正直なところ諸事雑多に追われて図書館貸出期限にやっと間に合わせて読み終わった感じ。
わざわざ県立図書館から借りだしだからちゃん期限守らなくてはと妙に律儀に思った。
長い2週間で季節は一気に冬に移行したみたい。

『何かをする』ではなく『何かを思う』
ことが大事だと一節にあった。

総決算を意識して死を迎える準備は日々の中にあるのだろうが、
時間に埋没してこのフレーズもわすれるんだろうな?きっと。

耳にラベンダーを付けて気持ちを落ち着けるシーンを読んで、
夫の死の枕もとに忍ばせた紫の小瓶を思い出し、実際に耳朶に付けてみた。
今、いい香り~

直径1センチの口内炎も母ゆずり?

2008-11-19 05:24:26 | Weblog
人の世話ばっかりでぐるぐる回っているウチに小さな口内炎だったのが大きく育ってしまった。
家にあった塗り薬は効かず、薬局で購入したもも効かず、病院へ行きたいと思っても時間が上手く取れずに来た。
痛くて食事がちゃんと採れない。
メタボ検診にひっかっからなかったから、体重減はしなくていいのに少しづつ痩せてくる。
なんとなくだるい。

やっとこさ午後時間が取れて耳鼻咽喉科へ行ってこれた。
医師から大きいけれど浅いと聞いて安堵。
治るのには2週間と聞いてガックリ。

めんどうだけうがいをしては清潔な手で薬を日に4回塗る。
後はビタミン剤が出た。

喘息の吸入か風邪薬に負けたのかもしれない。
風邪が引き起こしたのかもしれない。
と、原因は弱った体にたたり目ってことらしい。

息子と同じくちゃんと睡眠が確保されていない所為かな?

息子は自動車学校を無事卒業出来た。
朝の追い出しは母を我が家でコーヒーを飲もうと伴って一時帰宅して
『おばぁちゃんに挨拶しなさい』を口実に起こしてなんとかクリアした。
お祝いの新免マークをもらって帰ってきた。
後は交通センターで筆記試験を受けるのみ。試験の受付時間は朝早かったから連れて行った方が良さそう。
妹は昨日は熱が出なかったと言うからそろそろ退院か?
来週には落ち着いた生活が戻ってくるだろう。
仕事もしていないのにこう気ぜわしいのはなぜだろう?
性格か?

母がショートステイ生活は気楽だと言っていた。
一応あれで同居の妹夫婦に気を使っているらしい。
皮膚科通院のついでに紅葉の公園をまわってやったら
『わぁ~紅葉が観たかった』はじゃいで、
寒いから止めろというのに、車から降りて落ち葉拾いをはじめてしまった。
杖では足元もおぼすかないし、しゃがむとコケそうになる。
落ち葉拾いも手取り足とり。ハラハラさせる。
きれいきれいといっぱい拾っても帰る先は自宅ではないのだ。
ショート先の部屋に飾ると言い張る。飾るとこあったかな?

そう言えばこの人もリウマチの強い薬に負けて口中に口内炎を作って入院したことがあった。
母もアレルギー持ちで皮膚も弱い。
私はどうもこの人のDNAを色濃く受け継いでいる気がする。

ワタシ…ADHDに近い?

2008-11-16 06:52:28 | Weblog
昨日、発達障害フォーラムを聞きに行った。
講師の事例にADHDの子供さんの話が出て、なんだか私の素の部分と共鳴する気に襲われた。
もちろん大人なんで走り回ったしはしないが、やたら気の多い私。
思わず大人のADHD検索。かなり当てはまる。

家で本を読んでいると何度となくキッチンへ立つ。
お茶を煎れる。お菓子を探す。ふと用事を思い出す。電話をかけたくなる。ついメールチェックをしてしまう。
それしか出来ない環境では実に集中して読める。
図書館、喫茶店、屋外ベンチ、乗りものの中。
家が一番まずい。家事の場であり生活の場。やたら気が散る。
手芸はやりかけがいくつもある。
確かにじっとする、まったりする、からは遥か遠い無職ライフ。
絶えずガチャガチャ動きまわっていないと落ち着かない所為?

忘れ物失せ物はもう回りが気にしてくれている。
「さてっと」と、帰り支度に入る周りの人が私の持ち物をチェックしてくれる。
旅に出ると何か忘れる。絶対に忘れない覚悟でも忘れる。
車のキーを落とした。キーレスになっているから現在、注文中。
友が絶対失くしては困る今使用中のスペアキーに鈴を付けるようにと強制的にくれた。
常にバックの中でチリチリと気が散るのでイヤだしダサイ。
でも「ここにあるよ」と知らせてくれる存在は心強くもある。
友の好意を無にしないように使わせてもらっている。

子供が小さい頃は荷物が多いので行く先々で必ず何か忘れた。これは100%だった。使用スミおむつまで忘れた^^;

小学校の成績表にははっきりと1年から6年まで『落着きを欠く』と書かれてあった。
中高では試験にケアレスミスがない答案がなく、点数至上主義教育では常に惜しい、もったいないと言われ続けた。

映画館で映画は観ることができるが、家でレンタルやテレビはじっとして最後まで見ることが出来ない。
息子推奨映画など並んで観るが、AS息子は当たり前ながらじっと集中。
母は絶えず動きたくなるので息子から『観たくないのか!』と怒り砲火を喰らう。
何度も観てストーリー展開が全部分かっている映画に集中出来る能力が私はうらやましい。

確かに学生時代は一貫したクラブ活動はなかった。
高校の時は3日だけバレーボール部とか、文化部も2つかけもち。
大人になってもやり通した趣味の会もなく、職に至っては今年、3ヶ月退職を2つもしてしまい…
『仕事に就いたら辞めてはいけない。少々のことは我慢して続けなさい』夫の遺言だった。
一緒に20年も暮らして居れば私の性格はお見透視だったのだ。

家事も一斉同時進行でなんとなく丸く納まっているし、
ケアマネの仕事は一点集中でなくいろんな人をお世話するので結構気に入った仕事だった。
人へのおせっかいもこの特徴らしい。

私が一番長く務めた仕事も保育士だったっけか…

正直、メゲル。

今朝目覚めは4時。
あまりに早いので源氏物語の読みかけを読んで、途中トイレ、水飲みに立ち、
猫のゲボに遭遇。処理。猫の餌ねだりの答え。
昨夜のお残りご飯を焼きおにぎりに作りかけ、ネット前に座ってしまった。
こうやって打っていて焼きおにぎりの存在を思い出した。
完成してこよう~焦がしてないよね?タイマー入れおいたばす…

先日、紅葉道を散歩していて、人はじゃんじゃんまっすぐ手を振って歩いていくのに、紅葉に立ち止まり、デジカメを構え、
黄色い蔓見つければムカゴでないかと確かめ、ムカゴ採りに励み、
川柳が浮かんだらメモ用紙を取り出し書きつけ、さっき抜いた人抜かれて姿も見えず。
究極は対象にデジカメ構えて側溝へ落ちた。
50歳過ぎて膝小僧を擦りむき、パンツに穴を開けた。
↓コレが落ちた憎い側溝。落ちるまで気が付かない足元を見ない私ってやっぱりヘン?


記事の最初に貼ってあるのが砂防壁の上から「こんにちわ」して私の全神経を集中させたタンキリマメです。

里山歩きグループではこの気ままを自省して歩くのがかなりキツイ。
結局、ひとり道草で人を待たせるし、里近くになると一人遅れ最後に山を降りる。
山頂で座って仲良し話が面倒でひとりデジカメ持って外れる。
集団乱す分子…

確かに
 『見る前に飛んでコケ』
 『石橋は叩いて渡たらず、目の前の面白そうなことには考えなしにかぶりつき』
 『計画より出たとこ勝負』
でここまで来た。
人の話は最後まで聞かずに分かった気になり、興味が移るがままに行動する傾向は…治らない。
今さら病名を付けてもらおうとも思わないが母が私に向いて口癖のように叱っていた
「このおっちょこちょいのとんきょさく!」というのはADHDだったのかな?

(注)とんきょさく… 当方の古い方言で 『慌て者』の意味です。


おひとりさまマガジン

2008-11-14 17:33:19 | Weblog
靴のかかと修理30分の時間つぶしに本を立ち読み。
うん?目に止まったのがおひとりさまマガジン


最近まわりが家族家族している。
年齢的に夫が定年退職で家に居る。子供が結婚して姻族が増えた。孫が出来た。
何かしら他所は増殖中。昼間ひとり率は低くなる。
仕事している時は気にならなかったけれど、ぽっかりお暇なひとり身は結構手持無沙汰。
だれかれ誘ってと思う前にためらいが生じる。
話題もついつい家族話になるワケで聞いてその時は楽しかったりしているけど、後ちょいむなしい。

息子が居るいは居るが相談相手にも頼りにも成らないワケで一人張っているに等しい。

おひとりさまの老後って本もあったっけ。
こんな雑誌が出るところをみると意識的におひとりさまで居るの女性が増えているのだろう。




地域の総合病院は変われるか?

2008-11-13 07:35:53 | Weblog
喉痛でだるい。今、病気になってはいられない。
早目にかかりつけで薬をもらった。
睡眠作用があるのかこたつで午後7時半息子の帰りを待ちつつ、ついうたたね。
電話の音に起こされた。
母のショートステイ先だった。
痛み止め座薬を持って行き忘れ本人から訴えがあったとのこと。

瞬時に頭が回らない。
痛み止めは実家の冷蔵庫だろう。
妹は自分の入院準備もあり、冷蔵庫内の薬の存在まで忘れたらしい。
母は母で夜痛みが出始めて気が付いたらしい。
今すぐでなく明日持ってきてと母が言っているとのこと。
リウマチの痛いのは早朝なのだ。
今から持っていく方が良かろう。

妹婿は確か夜勤。家には誰もいない。実家のカギを持っていない。
妹の病院へ行って、カギをもらって…
息子の帰宅また何時になるか分からないし…
何をどうすれば…
ぼぉ~とすること30分。
やっと息子へは置き手紙をして妹の病院へ急いだ。

夜は面会が多いのか病院の駐車場はいっぱい。
空きスペースを探しながら足が不自由になってから夫を通院させる大変さを思い出した。
夫は歩くことも立っていることも困難な時期にきていた。
病院の車寄せに滑り込んで、玄関から車いす探し当てて、夫を車いすに移動。
待合室まで押して行き人邪魔にならない場所へ落ち付かせ、
自分は車へ取って返し駐車スペース探したものだ。
込みあう病院で通院すら人への気兼ねでいっぱいだった。
今より7年若い私は頭も体もフル回転していたらしい。

妹は6人部屋だった。
夫がガン告知を受けた日もこんな古びた病院の狭い6人部屋だったのだと、また思い出す。
嘔吐の気配がカーテン越しに聞こえる。
妹が小さい声で
『今日、手術が済んだ人みたい。』
明日は我が身の苦しむ気配と共に妹は一夜を過ごすことになる。

患者の思いなどここではゴミみたいなもの。
修理しては日常へ返す修理工場みたい。

医師からの奨めもない緩和ケアへの転院を頼んだ時に
担当医から脅された。

 『治療放棄して後悔しないか。』

そして満足なケアが受けれないも言い訳も聞いた。

 『ここは救急病院です。』

地域の誰が救急病院と思っているだろう。
ちょっと高度な治療が必要なったら頼りにしている地域の総合病院だ。

夜の帳が感傷へといざなうのか?
ここしか頼りになる病院が近くにないから誰もが利用する。
闘病の辛さ原因はこの箱に起因することだらけだったと憎々しい思いが占めてきた。
時代はすすんで、ここに緩和ケア病棟が増築中だ。

筑紫哲也さんはあの緩和ケアで有名な聖路加病院で緩和ケア拒んで亡くなったと聞いた。
心身の痛みを配慮されれば病がちょっとお休みしてくれることだってある。
病気の時こそ周りに気を使いたくないもの。
命の時間を苦しい治療で終えるより有意義に使うことを考えるのは人生の土俵を降りる事ではない。
緩和ケアは敗北ではないと私は思う。
緩和ケアはまだまだ誤解の中にある。そして終末期医療は緩和ケア病棟だけの問題ではない。

6人部屋。今では少なくなったけど人とカーテンを仕切られただけの病棟は結構シンドイ。
この古い総合病院は緩和ケア病棟という器を作って看護の中味も変わってくることが出来るだろうか?
修理不能の終末期患者はこの箱へぞくぞくとやってくるのだ。
家で死ねなければせめて近くの病院でと。

介護界の常識という非常識『入浴は週2回』

2008-11-12 07:22:27 | Weblog
母が今日からショートステイを利用する。
同居して世話をしてきた妹が長い間貧血になりながら頑張り続けていたがいよいよ子宮摘出する。
妹の入院予定は1週間。母のショートステイは用心のために2週間取ってある。
息子もウチへ来てもらえばいいのにと言ってくれたが、
あまり好きでない猫がうろうろするし、母としては普通の会話でキレる孫とのコミニケーションにも気をつかう。
歩行困難で床からの立ち上がりも困難な母の受け入れには、我が家の大模様替えも必要で今回はショート利用となった。

母はショートステイでは自由が利かないのと、認知症の人が多くて会話が成り立たないので今回の2週間を正直憂鬱に思っている。
特にイヤだと思っているのが次の2点。

 毎日、コーヒーを食後に飲む習慣だけどそれが出来ないこと。
 毎日、入浴してから就寝するのに週2回しかお風呂がないこと。

コーヒーはたまに午後のおやつに出るけど、家に居るみたいに気が向いたときには飲めない。
外でラーメンが食べたいと言った後で『コーヒーが欲しい』と言う人なのだ。
ラーメンだってリウマチの痛みがあって箸はこびがむつかしい事は忘却の彼方。
割りばしだって割ってもらわないともう無理。
回り気づかいはものすごい事に頓着なく天真爛漫と言おうか天下泰平。
ラーメン屋から近くてい入り口に段差がなくて、おいしい店を瞬時に計算している私の気持ちなどどこ吹く風。
駐車場から歩行距離が長いのもいけない。杖歩行はせいぜい2メートルが限度。
ショートステイ先へもデイサービス内で利用するため購入した歩行器持参する。
母は自分の体が不自由な事をしばしば忘れる。気持ちだけは元気な自分の位置に留まっているのだ。

施設入浴、あるいは自宅介護のケアプランでも大抵、入浴は2回確保にしてしまう。
介護保険枠で清潔を保とうとすると毎日入浴をプランに入れこむと他何にも使えなくなったり、大幅な自己負担となるからだ。
施設も施設の採算ペースを考えると2回に抑えざるを得ないのだろう。
そうせざるを得ない利用者の介護保険利用限度額や介護産業への介護報酬額を決めているのはだ。

母のおもいを単にわがままと一蹴できない。
私たちは普通、毎日入浴し毎日洗髪し毎日洗濯したてに着替えて
好きな時に好きな事をして好きな物飲んで暮らしている。

いい日、いい日が介護の日ならば
普通に過ごしていたことを気兼ねなくケアしてもらって継続できて当たり前だろう。

『ケアマネさんに毎日コーヒーを飲めるようにしてと言う』などと母が言うから
ショートステイ先の確保だけでも大変なのを知っているから言わないでと頼んだ。
私がコーヒーくらい毎日運ぶし、結構町中にある施設だから近くの喫茶店に外出させてあげるからと説得した。
話相手も欲しかろうし、不慣れな場所には違いないから不安でもあろう。
お風呂入りたければ日帰り温泉で我が家へでも外出させる方法もある。
時間がある私がなんとかフォローしよう。

妹は妹で手術は不安であるらしい。
昨日は何度も電話やメールがきた。
子宮摘出は私の方が先輩なのだ。
『取ってしまえば楽になるから』
『私のした7年前よりうんと麻酔も手術技術も進んでいるはずだから大丈夫。』
安心できる言葉を紡いだ。

人様のお世話になるとは斯くも不安で不自由なことなのだ。
医療も介護も我が身に置き換えて考えれば、何がベストなのかおのずと答えは出てくる。

国に現時点でばら撒く税金があるのなら、いますぐこういう事に利用すれば良い。

  給付金12000円也

もらえるなら欲しいけど、いったいアレは何なんだ?
福祉の貧困是正に使ったって焼け石に水ではあろうけれど。