陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

これしか食べてやらない!

2007-10-30 20:03:43 | ねこ
一缶105円~98円。
一円でも安いところを探す。
一日に5缶以上食べる。
空き缶ゴミもたまる。

同じ銀のスプーン11歳以上用アルミパッチを
息子の病院の近くの大型ディスカウントで68円のを確か見た。
次の通院のついでに買い占めよう。

注射が効いたみたい。
ふぃんふぃん前みたいに太ってまあるくなってね。
でも、なんで?
これしか食べなくなったの?


悠々のゆの字で終わるプチ旅行

2007-10-29 05:54:26 | Weblog
去年、国民文化祭のお手伝いを最後に地元川柳会を退会した。
辞めたにもかかららず、その時のスタッフメンバーから
春頃、徳島である今年の国文川柳大会へ
「おんなじメンバーで行こうよ」と誘いを受けていた。
その時は1泊くらいならと気軽に受けた。
5月に当日参加の申し込みと事前投句も済ませておいた。

事前投句が入選していたらお知らせがあるらしいが
数の多いそっちは予想どおりお呼びがなかった。
それだけで終わればいいが、
参加するからには当日投句の課題がある。

実は去年、前夜に宿で自分が投句を出し合って、
ああだこうだとアルコール入り勉強会が
えらく楽しかったのだ。
その時のメンバー4人は全員1句づつ入選。
ひとりはもう1句特選に輝いた。
おんなじようにみんなで楽しんで
今年も入選を狙うんだぞと、
特選のおいちゃんが今回に旅の発起人だ。

申込から半年経過してその時が来たら、
猫は口内炎、息子は何やら不穏、職場は転職気分と、
ゆったり川柳気分はまったくなくなっていた。

この日のために、何句も何句も作って推敲に推敲を重ね
みんな自信作を選んでえらんで投句出来る2句に絞り込む。

今回の課題は開催地徳島にちなんで
 『わくわく』『遍路』『徳』

前夜に資料を引っ張り出して確かめた。
わくわく以外、食指が動かない(涙)

約束したし、参加料を支払ったし、
会場で書店では見ない川柳本が買えるのがうれしし、
往路と宿泊と時間はあるから句は何とかなるだろう。
自宅だって空けると決めたら腹くくって
心配ことは放置。猫については息子に任せる。
息子自身のことは5年間の一人暮らしをした子だから信じる。

新幹線の中でもう絞り込む句の検討会が始まっている中、
ひとり話題に入れない。
宿は予約が遅かったとかで、女性3人はトリプル。
宿には同じ川柳大会参加の近郊の3人連れが居て
県の川柳協会の会長まで居た。
一緒に夕食、
その後酔ってしまった高齢で会長をのぞいて
我らの部屋に全員集合、お勉強会と言う宴会。句を作る時間なんてない(涙)

みんな課題3つに対して8~10数句作って紙に書いて持っている。
私だけ、まだメモ用紙にむにゃむにゃ書きつけては消して
大体、徳だ遍路だと抹香くさいし、私のキャラにないから浮かばない。
みんなものすごく熱心で長年の経験を積んでおられ上手い。
ますます私の書きつけは披露できない。
宴はたけなわ。
しら~~っと逃げていたら
最後の最後にメモでいいからとみんなに迫られて
ここはイマイチ推敲中とか、1句しかない、後考えるとか
言いわけの多い定数を切っている句数を読み上げた。

『あれこれ考えて技巧に走らず思いをストレートに』
『毎日、浮かんだらメモ』
なんてアドバイスをこのご一緒さま方から呆れモードで頂戴。

いよいよひとりになりたい。
皆様ご一緒じゃ浮かんでこない。
提出用句箋に書き込む直前上手く仲間を巻いて
やっとこさ受験会場のような机で推敲。
最後の最後まで鉛筆で消して書いて、エイままよ。

会ではひたすら入選句が読み上げられるのを待つ。
人の句には、自分にない着想やら表現やらありで
これでは自分のは選ばれなくて当たり前と頭の中は忙しい。

印象に残った句でちゃんと今、覚えているのは

  わくわくと八十路人生ど真ん中

川柳愛好家には高齢者が多い。おみそれしました。
帰りのタクシーの運転手さんからは
国文に初回から参加の80代の秋田の人を朝乗せた話を
おもしろおかしく聞かせてもらった。
自分は79歳で警官を退官してからタクシードライバーと言う。
話に夢中になって赤信号での侵入は元警官としてどうなんだろう?
ひやひやしながら『ど真ん中』パワーに負けてる自分を叱咤激励。

そんなこんなで1泊のプチ旅行は
ただいまの玄関で
もわ~~と猫うんちの香りで迎えられ
居間には
行った時に室内干の洗濯物が一応畳んである風団子状態で
アスペチックに小山で並べられて、
脱いだらしき服が部屋の隅を飾り
キッチンには空ペットボトルが転がり…生ゴミの異臭…

1歩家に入るまで、一切、いつもいつも頭を占める
あれやこれやがすっぽり抜けていたのにようやく気が付いた。
帰宅21時から日付が変わるまで片付けにいそそみましたとさ。

選ばれるとどうでもいいやと言いながらも
ちょっとうれしい平入選句を置いておこう。


  わくわくを 封じるごとく 重ね紅

  わくわくと地雷踏んじゃえ ピンヒール

















子が親を庇った砂糖菓子謝罪会見 

2007-10-27 04:48:43 | Weblog
協栄ジム、亀田家処分を発表…興毅は「反則指示」認め謝罪(読売新聞) - goo ニュース

親は子の鏡と言う。

一家を代表して謝罪の図は
本来謝るべき人を庇う行為で
頭を下げている人の影には
対外的不祥事、交渉は人任せでのうのうとしている

  「おやじはああ言う性格やから」

で甘やかされているオヤジが透けて見える。

頭を丸めてダークスーツでポーズだけは決めているが
会見には遅れてくる。

「ひじでもええ目にいれろ」
ボクシング選手に致命的な打撃を与える反則指示については
自ら謝る言葉の用意は最初からなかった。

「頭が真っ白になっていた。」
そう言う時にこそ、その人の持つ本来の姿が露見するのだ。
インタビュアーの巧みな誘導尋問で
やっと反則指示を認めた言葉が出たにすぎない。

人前で謝る決意は
頭を丸めることでも、反省のための服装でもない。
自分がやったことを
『悪かった。』と心底思うことから始まる。

父は人前で謝れない。
息子もまたきちんと謝れない。
自分たちに甘い。

父を庇い弟を庇い
かっこいい長兄のようであるけれど
単なる身内に甘いだけのこと。

まだまだ金蔓である亀田ファミリーをどういうアレンジで
リニューアルさせようかと言うジムのためのインタビューか?

まだまだボクシング界で生きてゆくつもりらしいけれど
本当の強さって何なのか?

父親は子思いのようなことを口にしたらしいけれど
父思いの息子たちに稼がせて
これからのうのうと生きていくのだろうか?
40代の父のこれからは長い。

ああ言う記者会見はいったい何のため?
興毅は内藤に
「ひじを目に入れろ」と指示して誠に申し訳なかった。
と、謝るのなら話は分かる。
父を庇う姿で判官贔屓の日本人体質に媚て
許してもらおうなんて
この前まで人を威嚇しポーズで居ただけに
気色悪いのみ。

ファミリーでもたれ合って甘やかしあって
外への団結した威嚇ポーズの裏返しなだけ。

家族でよしよしの傷のなめ合いは
人前でなく
家の中でやって欲しい。







ふぃんふぃんに口内炎の新薬注射

2007-10-25 07:39:38 | ねこ
注射の効力が切れると服薬でなんとかがんばってみるけれど
口内炎の悪化は薬入りの餌すら食べられなくなる。

おいしいものを見るとツゥーっとよだれが垂れる。
でも、食べられない。
よしよしを膝に抱いてすると
気持ちがよくて私の膝がよだれだらけになる。
痛みがあると口のしまりもなくなるらしい。

痛みがあるのと
ちゃんと食べられないので口のまわりが汚れる。
血も時折でているらしく
片方には黒いものがいつも付着している。
口を拭いてやろうとすると痛がる。

ついにおととい刺身のほぐしたのも食べられなくなった。
朝から病院へ連れて行ってやりたいが
勤め人の悲しさ。夕刻まで待たせた。

キャリーに4本足をつっぱって、
入らないとゴネていた巨体はゴツゴツの骨となり
扉からするっと入ってしまった。
キャリーに入れて車に乗せても嫌がってなく元気もない。

待合室には犬が居た。
怯えているだろうとキャリーから出して
洗たくネットに入ったままの体を膝にのせて
顔の方を上着の中に突っ込んでやって順番を待った。
私は着替えもせず会社のネーム入り制服のままだった。

洗濯ネット入りは見た目には酷だけど
猫的には狭い袋が好きだったりする特性から
おおわれている安心感があるようだ。
そして、4本の爪でいやいやができない。
話して納得治療といかないお猫さまの通院には適していると思う。

いよいよ診察台へ。
体重3.1キロ。
かつて6キロ近く、身がズシッと言う感じだったから
ほんとに瘦せこけた。

血も口内炎だろうと
痛い口をこじ開けられたら、カァーとセンセを威嚇した。

まだどの猫にも効くかどうかはっきりしないんで
まずセンセんちの口内炎長患いの猫に試したら
いい感触ではあった新薬を注射してみようかと尋ねられた。
これでも回復しなかったら他の病気も併発しているから
すぐに連れて来てとの注釈入り。
もう一つ、ちょっと値段が張ると。

お金なんか言ってられる状況でないし
口内炎が治って痛みが取れて
とにかく食べたいのに食べられないかわいそうな状況が改善されればと
注射を頼んだ。

首のところとお尻と2本。
助手の人に押えてもらってブスリ。

  4200円也。

2週間で薬の効力は切れる。次は11月7日。
忘れずカレンダーに書き込んでおく。

今朝、薬が効いたらしく
ひさびさに

  うぇ~~ん、うにゃ~~ん

餌ねだりの声をあげた。
食べっぷりもいい。

2週間に1回のきらいな通院はかわいそうだし
餌代の他に1か月8400円は私の財布にも痛い。
が、これで口内炎の辛さから解放されるなら。
できれば元みたいにまるまるの体になって欲しい。

  お猫さまのためなら
  えんやこ~ら~♪

かぁちゃんは注射代分
泣きごと言わずに働かねばならぬ



あなたがパラダイス

2007-10-24 07:53:21 | 
あなたがパラダイス
平 安寿子
朝日新聞社出版局

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更年期とジュリーファンが人ごとでない親近感を覚えて、
おもわず作者の年齢を確かめた。1953年生まれ。
1つお姉さんか?ひょっとすると同学年。

私の場合は
47歳の夫を亡くした直後に子宮筋腫の摘出手術で
一気に更年期を迎えたらしい。
「らしい」と言うのは
伴侶の死というでかいイベントがあって
正直、我が身がどうであったのか、定かな記憶がないのだ。
その1年半後に
ばっさり全身のありとあらゆる全身の毛を失った円形脱毛の親玉の治療に
心療内科から
当帰芍薬散包と言う更年期障害の漢方薬も処方されていた。
たぶん、意識しないで更年期をやっていたのだろう。

そう言えばホットフラッシュは今でもある。
今もかな?

老いてゆく我が身を感じながらも
自立しない身勝手な我が子やら、親の介護やら、
独身を通して今後の不安やら、専業主婦の離婚やらと
体が転機を迎える女性は年齢的にもいっぱいの何かを抱えている。

  精神的な揺れは?
  体の不調は?

更年期の所為なのか?
抱えていることの重さなのか?
あるいは両方なのか?

小説では
この救世主にジュリーが登場する。

韓流の追っかけより少し年齢が下がって
少女時代にジュリーに出会った世代が多いとか。
まさに更年期を真っ只中世代。
中年太りになった
彼の自作の歌詩が
長い人生を生きてきたからこそのもので、胸を打つと言う。

小説の最後に

  一難去ってまた一難。平穏な日々なんて、もしかしたら死ぬまで
  来ないのかもしれない。
  そして、老いてゆく。
  骨がつぶれる。関節がきしむ…(中略)
  家族が、友達が、自分が、次々と病に倒れる。
  その度に、思いものを突きつけられ、激しく消耗する。
  ・・・・(中略)・・・・
  歳をとるのは、ほんとうにつらい。
  でも、この歳まで生きてこなければ、会えなかった人がいる。
  立ち会えなかった時代の局面がある。
  だから若さなんか羨ましくない。  

老いたジュリーと一緒に老いた自分と再生のきかない
「今」をじわっと味わいたいから、「今」の儚さを充分しって、
万障繰り合わせてコンサートに集う。

儚さは舞台上のジュリーとコンサート会場のみんなと一時、
共有して燃えるのだろう。

昨年の中年結集の吉田拓郎とかぐや姫のつま恋コンサートを思う。
拓郎のコンサート開始のひとこと

 『みんなよくきたね』

ここに若い人たちにはない万感の思いがある。


南こうせつのコンサートに出かけたことを思い出す。
「こんな近くでコンサートがあるよ」と新聞の記事を
話したら
夫が「行っておいで」と切羽詰まった顔で言った。
毎日、病院に詰めて死の迫る夫に付き添っていた。
コンサート会場はその病院から車で山方向へ30分強の場所。
夕食の介助をしてから充分間に合う時間帯でもある。

何度かこれまで県内であればこうせつコンサートに出かけていたから
自分のために私に無理をさせている、
がまんさせている日々だと気遣ってくれたのだ。
一瞬、言わなければよかった。しまったと思った。

問い合わせたら
チケットはチョー田舎会場と言うこともあって残っていた。
行かないと夫が余計かなしみそうで、
ベットサイドから『行ってきます』と出かけた。
『楽しんでおいで』と起き上がれない体の夫に送り出された。

会場までのどんどん薄暗くなる山道の心細かったこと。
夫に頼れないこれからの自分の道のようにもあの時、感じた。
夫はもうベッドから自力で起き上がる事も出来ない体だった。

こうせつが開口一番
「こんな山また山の中に、ほんとうに今夜歌う会場があるのか心配だった」

それから数日後、
夫を転院させ緩和ケア病棟への一番近道の裏道として
この道を何度も通ることとなった。
今は、息子の通院への近道として月に1度は走る。

通る度にあの日のコンサートを思い出す。
なんであの時、あのタイミングで、こんな場所で、
南こうせつのコンサートがあったことが不思議。
あの後、全国レベルの人のコンサートがそこであった話は聞かない。

抱えるものの多い中年期にとって
ライブはいつもいつも『万障繰り合わせて』

同時代を生きてきたもう美形ではないけれど
じんわりと時間が作った人間的魅力に満ちた
ジュリーだから、
きっと『万障繰り合わせて』会場に来てくれた人への感謝を忘れず
充分に楽しませる気づかいに満ちたコンサートに違いない。

全然、ファンでもなかったけれど
コンサートは無理でも
せめてAmazonで新譜を購入してみようっと言う気になっている。

合わせて読んだ↓

センチメンタル・サバイバル
平 安寿子
マガジンハウス

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ぶきっちょな若い女の子のラブストーリーだけど
脇を固める中年がそれぞれいい味で描かれていた。

平 安寿子も図書館で
いつも新しい本が入っていないかチェックを入れている一人だ。




  


おつかれですか?

2007-10-22 07:32:57 | Weblog
美容院は日曜その日のなって予約を入れたら
夕方6時にしか空いていなかった。

朝からこたつ布団一式を出してうんとっこしょと外に干す。
息子が寝ていたから掃除機を使わないでコロコロでそっと掃除。
シャキッとすっきりしないけど、しないより良い。
衣類の入れ替え。きゅうに寒くなったもん。
ブツブツ…
猫の餌、人間の食材買い物。
休日に買いだめ。なるべく後は必要最小限度で仕事帰りの負担減を図る。

11時半から昼食作り。
息子の起きだす気配がないからひとりで昼食。
息子は13時になっても起きてこない。
昼食は寒くなったから温かいうどん。
出汁も具もうどんを茹でる湯もスタンバイOK
これだけは作って待ってはいられない。
起きだすのを待っていたら
待ってるだけで貴重な休日が終わりそう。

13時10分。
声をかける。
寝ていたことを悟られまいとしてか
元気な声で返事がくる。
起きだした顔はやっぱりさっきまで寝ていた顔。
うどんを用意してやるが
不機嫌なことこの上ない。

母と家に居る休日は不愉快であると
息子の態度が言っている。
このまま不機嫌モードにつきあうと
自己否定メビウスの輪的会話が永遠と続く恐れもある。

ひとりで海辺のドライブと言い置いて当てなく家を出る。

風は冷たくて強いが
空気は乾いて日差しは心地よい。

時折寄る雑貨屋さんが
海辺の自宅でニット展を開いている案内はがきを思い出した。
少し高台にあるその家からは
目の前に瀬戸内海が臨める。

ニットの銘柄が『無垢』と言う名にも惹かれた。
急勾配の住宅に通じる細い道にハンドルを切ったら
駐車場に1台も止まっていない
日を間違えたかと思ったら
中からオーナーではない人から『いらっしゃい』と声がかかる。

ニットは糸の染めからこだわって
職人さんに手編み機械で編んでもらった物と言う。
なんだか子供の頃、母に編んでもらったセーターに似ている。
古い物をほどては湯伸しして新しい糸を足して
自宅用編み機でシャッシャッシャと編んでくれた柄のよう。

練炭火鉢と湯気にあたった毛糸が発する匂いが交じる
締め切ったちゃぶ台の置かれた部屋で
編まれていたくるくる糸が
やかんみたいな火鉢の上の道具をくぐって
をまっすぐな糸になって繰り出される風景まで浮かんだ。

見せてもらったお礼だけ言って去ろうとしたら
せっかく来られたからお茶でも言う。
何にも買わないのに悪いから固辞していると
奥からオーナーが笑顔で出てきて
結局、海の見えるテーブルに座ってしまった。

ふとニットの応対をしてくださったメーカーさんの頭に目が止まる。
5ミリくらいの坊主頭。
きれいなお顔立ちと巧みなメイクの所為かとても自然。
てっきりシニオンに結ってある髪だろうと思っていた。

ついつい自分が望んだのではなくて
円形脱毛のヒドイ分でつるっぱげになって
生えはじめはそんなヘヤーだった話をしてしまった。

なんとオーナーさんも寡婦だった。
50代で独り身となって、
それまで片手間にやっていた店舗を大きくして
この海辺の家を建てた経緯を語られた。

海が見えるところに住みたいと言う亡き夫の言葉で
ここに家を建てたと。
同じく7回忌が済んだところと話された。
家を建てて4年目。
借金があるとがんばれると言われる。
さらに車が好きでボルボを買ってしまって借金が増えたとも。
『借金があるとがんばれる』
会社を辞めると同時に家を求めた亡夫そっくり。

同じ寡婦でも金銭的には守りに入っている私と
正反対の責めの生き方をされている。

伴侶を亡くした時のものすごいショックと、
同じ時間を経て
再生してきた自分が、夫の死から教えてもらった命への感謝と、
ひとりで決断して生きてゆくこれからと、

誰もお客が居ないことで
ついつい客と店主でない話の盛り上がりとなってしまった。

おしゃべりの高揚感で、まっすぐ帰路につく気がせず
もう少し半島の端っこまで
こんなきれいな海に原発を作ろうと言う計画がある場所まで
窓を開けて車を走らせた。
少し傾きかけた太陽が波のない海面を銀色のさざ波に照らしている。

はっと、美容院の予約を思い出してUターンした時は
ちょっと時期を失していた。
家にはコタツ布団の取り込み作業も待っていた。
秋の陽は落ちるのが早い。

コタツ布団を取り込むだけにしとこう居間に投げ込むと
猫たちが浮足立っている。
しかたがないのでホットカーペットからセッテング。
この秋初のコタツスイッチON。
よろこびの猫たちはこたつに姿を消して、人間様は大忙し。

夕飯の粗支度は済ませておく腹つもりだったが何にもできず予約の時間が来た。
美容院はカットだけだから所要時間1時間。
済んだら19時過ぎになる。

ここはカットの後で念入りにシャンプーと頭のマッサージをしてくれる。
カッティングがどっちを向いてようが
毎度おんなじストレートショートカットなのだ。
この店の売りはコレ。

若夫婦ふたり美容師で切り盛りしている。
年下の夫君は息子とおない年。
話しかけられるとちょっと面倒くさい。
ジェネレーションギャップがつままらない気遣いを私にさせる。

美容師夫婦は家に帰ると両親が食事を用意して待っているそうだ。
ワタシは、ワタシは、ワタシは、
これからこれから刺身が半額の閉店前スーパーに寄って猫用にゲットして、
息子のために今日は簡単ながら、カモ鍋のご用意が待っている。

シャンプーで寝てしまったから
美容師さんが
「お疲れですか?」と
首筋を丹念にもんでくれた。

なんででしょうか?
休日もお疲れなんですぅ~。

ヒトラー~最期の12日間~

2007-10-21 07:42:07 | 映画(DVD)
ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション

日活

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息子と並んで3時間。最後まで観た。
テレビはドラマでも映画でも大抵、途中でうたたねモードとなり
中盤が記憶から消えていることが多いが
珍しく完全におめめぱっちり。
寒かった所為かな?
途中からエアコンの存在に気がついて、この秋初めて暖房をつけた。
画面のベルリンの早春はもっと寒そうに見えた。

ヒットラー56歳。ヒットラー役が実によく似ている。
だんだん戦局が悪くなると猫背が一段と丸まって自信なさげな様子がうまい。
追い詰められた地下宮廷で、
最後まで自分のことしか考えていない小心者の姿は実像だったのだろうか?
このわがまま者に忠誠を誓ったことにがんじがらめで最後を迎える側近たちの
それぞれの心の揺れと行動の現れ方の違いも興味深かった。
また、日本の場合と対比しながらも見入った。

ヒットラーの口から出た言葉に盲従して
死んでいった膨大な人の数に唖然とする。
どうやって人心を引きつけたのか
どうやって大きな権力になっていった?

権力に盲従して
自分自身のなくなる人たちは
これだけの国家権力ではないにしろ
小さなことなら身の回りに転がっている。

最近も宗教団体の集団暴行があった。
ここまで特異なことではなくても、
『長いものには巻かれろ』
『郷に入っては郷に従え』
そこらにあるある。自分で考えない姿が。

崩壊寸前の極限状態になって人を魅了していた
ヒットラーの像の虚構性がよく出ていた。
実際は軟弱な小心者だったのかも?

自死を決めてから長年の愛人とわざわざ結婚をする。
やさしげに見えてひとりで死ぬことすらできない弱い自己中心性が露見している。
遺体は晒しものにされないように焼けと
幾万人の人の死を招いている事態収拾より、自分の心配だけをしている。

それでも
逆らえない権力の人となったら権力の人なのだ。
戦力の壊滅状態すら信じない大きな判断ミスの指摘すらできない。
言えないことがどんどん事態を悪化させ、多くの人を殺した。

権力が大きければ大きいほど
『ダメじゃん』と思っても言えない
こう言うことってあるよなぁ~と。

こんな歴史上の大惨事も
日常瑣末な事柄の
只のでっかいバージョンでしかない事に
背筋が寒くなった。



夕暮れどきはさみしそう

2007-10-20 05:13:13 | Weblog
夕暮れどきはさみしそう~♪

えらく古い歌のフレーズが浮かんでくる。
秋の夕暮れはスコンと早い。

会社を辞めたくなってから
絶対サービス残業しないと心に誓い
みなさん尻眼にさっさと定時に帰る。
お残りの方々は無駄話が多くて、仕事能率が悪いだけだから。
この人たちよりちゃんと利用者に関わってる自負もある。
給与でくくられた時間が過ぎたらさっさと帰りまっせ。

会社を出るともう暗い。
夕焼けに向いての帰路。
我が家にたどり着いたら真っ暗。

やたら不服の多い利用者が増えた。
思うように動かない体で先の心細さ。
自分のことでいっぱいいっぱい。
聞いてあげるだけで済むことなら聞く。
聞いただけですまないプラン変更ならする。
全部、一時しのぎだろう…

寒くなってきたら
膝に痛みが出てきた。
要介護状態の人は私よりもっともっと痛い。

不服だらけの方々に振り回されて疲労困ぱいの夕暮れ。
『行く道だもの』とだれか言っていたけど
自分のこれからに重なって
心細くさみしい思いが支配するのは季節の所為?

暖を求めて膝にくるふぃんふぃんも骨ばって軽くなった。
休みの明日には炬燵を出そう。


ホスピスマインドの訪問介護さんに出会った

2007-10-19 06:51:04 | Weblog
生活の一部始終にこだわりの多い利用者さんに
ヘルパーさんでは出来ない医療行為の必要性が出た。
担当ヘルパー交代も人の訪問時間にもいろいろとこだわりがあり
正直、担当になって1年半。ずっと苦労させられてきた。
新しいサービス、新しい人の受け入れがスムースにいくか
訪問看護師さんにかかっている。

なんとか訪問看護の利用OKにこぎつけ
ステーションに依頼したものの
どんな方がみえるかドキドキで看護師さんを待った。

介護保険には活動時間に制約がある。
仕事内容からして今回は30分プラン。
この方のこだわり様式を踏襲していては
時間内にことがすむかどうか?
気に入ってもらって定期利用できるか?
先方に来てもらう都合のあることに頓着しない人だから
この利用者さんと訪問看護さんの空き時間が合うかどうか?

あせっている自分をみせず
にこやかにゆったりと訪問看護さんをご紹介。
看護師さんは自己紹介やらバイタルチェックやらで
利用者さんを安心させ、生活状況や痛みなど聞いて
なかなかメインの医療行為に入られない。
次の訪問先はないのだろうかと、だんだん一緒にいる私が不安になった。

やっと医療行為に入っても
ご本人に痛みやら、利用する持ち物に触ることにいちいち了解を得られる。
この方なら安心して任せられるとホッと胸をなでおろした。

最後に毎週利用してもらうことを納得してもらえた。
さて、問題の訪問曜日と時間も決まった。
ところが、
実はこの方の前に末期がんの人を訪問することになるので
時間が不確かだともらされた。

この利用者さんに限りそのあたりのご理解はむつかしく
きっちり予定時間の訪問でないと受け入れられない。
時間にゆとりのある別の人にしっかり引き継いで
担当してもらうこととなり一件落着。
この看護師さんの指導を受けた人なら大丈夫と思おう。

退出した時には2時間は経過していた。
今日の時間は大丈夫だったのかと聞いたら
やはり次の訪問先へ今から急ぐとのこと。

緩和ケア医の存在を聞いたこともないこの地域で
末期がん自宅療養を選択された人があり
支える訪問看護師さんがあったのだ。
医師はだれかと思わず聞きそうになったが、個人情報。
聞くことはできない。

この訪問看護師さんのゆったりした安心感のわく物腰は
夫を看取った緩和ケア病棟のナースとおんなじだった。

初回なので時間がかかるのは覚悟して来たと言われた。
時間にゆとりを持たせた仕事をさせてもらえる事業所は少ない。
それにしても時間のかかりすぎ。
このステーションではこの超過分は請求しないとのこと。
30分以上の今日の時間はサービスになる。

時間内に仕事を急ぐヘルパーが気の毒だから、
来られる前に出来ることをして待っている、
ヘルパーさんとゆっくり話たいと言う利用者は多い。

時間から時間に追われ、何軒も気づかいをしてこなし
しかも低賃金の訪問介護ヘルパーに
今、一番成り手がない。
このままだと、訪問介護の方は成り立たなくなりそう。
深夜、早朝、僻地を支えていたコムスンがあの状態。
土日に働く人員確保すらむつかしくなっている。
ヘルパーの手配も仕事のサービス担当責任者と言われる人は
みんな疲れきっている。

時間、時間に追われて仕事をさせる介護保険は問題が多い。
ケアされる側が気をつかうようなケアはケアでないだろう。

末期がん患者へのホスピスマインドをもったケアを
すべての人へ提供できて初めて福祉だろうと私は思う。

いい訪問看護師さんに出会った。
だけど、みんなにこれを要求するのは酷だと思う気持ちもわく。
半分、働く人のボランティア精神で支えられている
今の介護の世界はおかしい。

利用する人にも働く人にもやさしい介護保険制度から
改正のお達しがある度にだんだん遠くなる。


放課後まで管理される子供たち

2007-10-18 06:59:34 | Weblog
人目避けて日没後狙う 兵庫の小2女児殺害(共同通信) - goo ニュース

またかという悲惨なニュース。
道草しながら開放感いっぱいでの下校はむつかしい状況が続いて
教師や保護者、あるいは子供を守るボランティアが付いている集団下校が増えた。

昨夜のクローズアップ現代で満杯の学童保育を特集していた。
もう10年前になろうか?
学童保育で肢体不自由児の専属指導員をパートで頼まれたことがあった。
あの当時から場所の広さに合わない大人数で
保育園集団しか知らない身には
声の大きさ、活動量が学童と年齢が上がった保育園児とは
雲泥の差であることにまず驚いた。
そして三々五々下校してくる子供たちに対して、
いかにも借り物という場所環境で、
『担当の肢体不自由児が突き飛ばされたりしないようにお世話してね』
が冗談や誇張でないことを思い知らされた。

子供たちは
学校でもない家でもない開放感で
少しの指導員の言葉などに耳も貸さない。
通常の話しかけでは声も届かない。
隣の公共の公園を使って遊ばせていたから、
近所の子も混じり、お年寄りも混じり、
垣根オープンだから道路に出る子まで居た。
何を投げているのかと思えば「石」と言う兄弟げんかを止めたこともあった。
安全確保も子供たちの心の安定にも疑問が湧くが
どうしようもない感じだった。
働く親にとってはそれでもそこはセーフティネット。

クローズアップ現代の特集では
今はもっとひどいことになっているようだが、学童保育がないと
こんな殺人事件が起こると下校時間に帰宅が間に合わない親は
おちおち働いていられなくなる。

利用児数が70人を超えたら助成金が打ち切られる話が出ていた。
介護保険で大規模デイサービスの報酬が減らされたのとつい並べてしまう。
1月の利用延べ人数が900人を超えたら大規模型と報酬が少ない施設になる。
900÷稼働日30=30人
学校の一クラス以上は多いわよという厚生省の判断基準だろう。
人が人を世話するのに
何人に対して何人という基準が示されているが
集団規模にも目が向けられたのは良いことだ。
しかし
人としての集団は30人でも多い気もし、
『金で締め付ければ小規模になる』
と言う発想では
困る人が続出するだけだ。

学校が終わったら誰にも管理されない子供の時間で
暗くなったらお家へ帰るご飯の時間で
それまでは年齢を超えて近所の子で群れて遊んで
学校で教わらない社会性の勉強をしていた時代は
ただの郷愁になった。

保育園育ちのカギっ子が母となり父となり
当然のごとく
保育園は食事も出る、時間も長いと利便性も良いので
幼児から集団生活の方を選択し
学童になったら保育園の延長で学童保育へ預けて
自分スタイルの生活を守る親世代が増えるのは必定。

こうして乳幼児期から大人の管理下だけで育って
もう20年後
どんな若者たちが誕生するんだろう?
私がもしかしたら介護のお世話をしてもらう方々だ。

「とりあえず」謝った それでも許す

2007-10-17 19:43:53 | Weblog
王者へ明確な謝罪なし 亀田大毅は無言で退席(共同通信) - goo ニュース

父親の謝罪も「とりあえず」の連発で一般通念からズレまくり。
父から他人への謝り方を教わったことがないであろう18歳は
丸坊主でうなだれるのみ。
謝る言葉のひとことも出せない。
威嚇行為は弱さの裏返しだったのか。

折しも、息子が会社に始末書を書いている。
仔細については語らないので聞かない。
「どうやって書くんだ?」
と悩んでいるから、ぴこぴことネット検索。
ちゃんと始末書のひな形が出てきた。

   今後は、
   このような不始末を
   二度と繰り返さないことを
   お誓い申し上げます。

「とりあえず」ってのは
一番、謝罪で使ってはいけない言葉ではないだろうか?

「あれは我が家スタイルの言葉使い」で
この後に及んで反則指示はしていないと言う父親。
あのパフォーマンスは変えないと言う。
パフォーマンスとはきれいな言葉でありのまま亀田家ってことだろう。

記者に反論を言う時だけ
うなだれていた頭がギッと持ち上がり
ギロリと恫喝するような目つきに変っていた。

「とりあえず」も亀田家スタイルの最大級の陳謝なのかな?


それでも、そんな姿でも
内藤は
充分に謝っている、お疲れさんと言いたいと。
抗議することはしても、許すことも知っている。
チャンピオンは試合に勝っただけでなく
器の大きさでも勝っていた。

 

転職もままならぬ・・・

2007-10-17 06:51:02 | Weblog
労働条件や賃金だけで雇用先はきめられないけれど
最初にきついなと感じた部分は働き出すとそこだけ必ずクローズアップする。

昨日、面接を受けた。
面接者は中年域に達した精力的な感じの社長と老年期のその場所の所長。
社長の構想にはアメーバーのごとく根拠地の増設案がある。
社長の名刺の裏にはいっぱい営業所が書かれている。

そこで増員募集なんだけれども、
私応募した拠点は新任を連れていったけれど、
3人もの人が短期間で辞めてしまって信用が失墜。
とりあえず今度はみっちり教育して赴任してもらおうと言うことらしい。
私は数か月は
我が家からは車で1時間強のこの面接場所へせっせと通って来ることになる。
よ~く社長の名刺の裏をみれば
私が赴任するらしい今は無人の亡霊事務所も書きこまれているし
これからの予定だろう
この近くの橋でつながってはいるけど島まで書き込んである。
私が担当の立地条件は悪くないところでこんな状態なのに
誰が赴任するの?
これからデイサービスも
儲からないと言われている小規模多機能も作りたいと言う。
ヘルパーが足らないから養成も自社で始めたと。
おいおい、どこかに似ていませんか?

転職するということは、
仕事内容は変わらなくても会社、会社で使っているソフトも違うだろうから
新しい方法やソフトに慣れるそのあたりは覚悟していたけど、
任地には、どうも給与に見合うだけの利用者が用意されていない。
別に歩合と言われている訳ではないが、ユニークな年俸制。

介護産業のあらゆるものに手を出したい。
なければ自分で作って行くと言う意欲はすごいなぁ~と感心しつつ
この社長の構想をお助けすべく働くのって少々きついかもと。

なんだか福祉用具の倉庫みたいなところに
ヘルパーステーションも居宅も福祉用具事業所もごったに机が並んで
働いている皆さんが起立してにこやかにその場を送りだされ、
出口まで面接してくれた社長、所長が見送りに出てくれて、
きわめつけは
『その気になったら電話下さい。』と言う最後のお言葉。

普通、面接を受けた方が『よろしくお願いします。』と言って去る。
『では後日、結果をおしらせします』と先方が受けるのがお決まり。

思わず『おじゃましました。』と言ってしまったワタシ。
アットポームな雰囲気は良さそうではあったけど
なんだか社長は、はったりっぽい。
まず、はったりかまして成長させる、現実にしてゆくタイプなんだろう。

帰る道々1時間の通勤を数か月でもやってるとダウンは目にみえている。
ウイクリーマンションを借りて、その間はひとり生活も悪くない。
息子と別々生活の甘い誘惑が…
息子は大学5年はちゃめちゃ独居生活を送っているから
週末に帰れば、家の維持管理の点は大丈夫だろう。

あぁ~他の扶養家族たち。
老猫には毎日、薬を飲ませなければいけない。
飲ましていても、今も不調で
餌やりには体調と気分とを見極めて微調整が居る。
場合によっては病院へ連れてゆく。
下痢、嘔吐は年中。まいど後始末が必要なわけで、
気分次第で自分も食事を取らなくなる息子に猫は託せない。
私と屋移りは老猫には酷だろう。

考えたら、
私の通勤圏内にあるケアマネの事業所は全部把握していて
特徴もほぼ分かる。
ちょいと調べれば人員構成、会社の雰囲気みんな何となく分かってしまう。
みんな帯に短したすきに長し。
ちゃんとしている感じのところ程、求人リストに乗ってこない。
働きやすい環境のところはなかなか辞める人も出ないってことだろう。

あの会社に移るのは起業ほどの覚悟が要りそう。
起業とちがって持ち出しもなく、給与が最初から出るが
今の何十倍、何百倍の働きや行動が必要ってことだろう。
フランチャイズみたいなものか?
そこの居宅が成功しなくても
私の資格でつぶしの効く仕事がじゃんじゃん湧いてきそうな会社でもある。

在職中の会社を中から改革すべく、嫌がられながらも提言し続けるか?
まぁ~それで変わるようなら多少、もう変わっているわ。
最近、利用者本位の正論を吐きすぎて、
各部署責任者が前みたいに冗談も言わず、
しらっとした雰囲気で挨拶だけで目の前を逃げる。
声をかけたら、また何か言われると構えるのが分かるし、
彼らは会社経営者との板挟みで何にも言えない人たちだと私も分かったし、
わが社は利用者より儲け、人を踏みつけても儲けなのだ。
我が社長はロクな死に目に合わないと確信する。

さて、根性据えて、金儲け、労働者に徹してっと。
ずぶとく居座るか

休んで面接受けて、よい社会勉強しました
さて、これからどうしよう

パワーハラスメントで労災判決

2007-10-16 06:53:52 | Weblog
上司の暴言と自殺の因果関係認める 東京地裁判決(朝日新聞) - goo ニュース

死ななければ労災にならなかった。
生きている時のちゃんとしてほしかったと願う。

息子が郵便配達員の時の上司を思う。

「みんながきらってます」
「きてほしくない」
「やめてほしいと回りが言っているんですよ」

この上司は息子に対して職員アンケートを書かしていた。
それを盾に取って辞職を迫った。
まるで人権無視。
息子の精神状態は最悪だった。
自己否定される続けると人は壊れる。

叱って奮起させるつもりなのか?
単にこいつはキライだと言う主観なのか?
権力ある上司の言葉は普通以上にきつく部下に届く。
うつ病から自殺に至るまで
上司が吐いた言葉はまるで子供間のいじめそっくりだ。

目に見えない心の問題に労災認定が下された。
これを機に
無自覚なパワーハラスメントが自覚に変り、減っていくこと祈る。

扶養家族の面々

2007-10-15 08:11:49 | Weblog
寒くなったらやたらくっつきたがる。息子まで猫ざぶとんにこけている。

定時にズルズルばっちい冬物シーツを引きずって『おひゃよぉぉぉ~ぅ』とねぼけつつ起きて、倒れ込んで母が淹れるコーヒーを当然のごとく待っている。
ふぃんふぃんは去年までちゅんちゅんより大きかった。口内炎で食べられないからどんどん縮んでいる。この子も支えねば。

夫が生前
『会社で気をつかい、家で気をつかい』とよく言っていた事を思い出す。大黒柱の気持ちは大黒柱を失って分かる。遅いよね。同年代の主婦のみなさまの無自覚なお気楽さに苦笑させられる事が多いけど、ちょっと前までそっち側だったのね。

扶養家族ありの53歳。会社を辞めようとしとります。今ドロップアウトは冬ボーナスなしってことだよね。懐寒い年越し…ヤバイ精神構造してるよ。まったく…


いじめらっれ子からチャンピオン

2007-10-12 08:51:46 | Weblog
33歳内藤、最年長防衛=亀田大は最年少王者ならず-WBCフライ級 (時事通信) - goo ニュース

時計かわりのテレビからボクシングの事。
あの傲慢に育てられたこの先が心配な亀田なんたらくんがまた勝ったのかと
ボクシングを知らないけど彼はみたことある私は勘違い。
やさしげな奥さんと子供が映った。
あれれ?彼は10代だったと思ったけど早婚?
勝ったのは33歳の内藤で亀田ではなかった。

やさしげなお顔がキズだらけ。
昨夜の激戦がしのばれる。
殴り合いは苦手だけど結果が分かっている安心もあり
じっと、リプレイが流れるのを見入った。

一夜明けたスタジオでのインタビューもついつい手を止めて見入った。
ボクシングを始めた動機は息子が空手を始めようと思ったのとおんなじ。
気になる。

息子は大学に通うワンルームで
自分そっくりの少年がモデル写真の一冊の空手ハウツー本を
ぼろぼろのなるまで読んで試して、空手の型だけはいっぱしになっている。
人が怖いからサークルにも道場へも行けなかった。
一度も人と組んで練習しないで、本当の空手は分かる訳がないが
本人は真剣そのもの。

いじめた奴らに勝ちたい。ぼこぼこに殴られたみじめさはイヤだ。
怖がった自分を強くしたい。
チャンピオン内藤の話と寸分違わない。

そして今、息子の方はあのワンルームを出て私と暮らして3年目。
合気道に出会い同好サークルへと通うほどにはなった。


人として亀田よりうんとまっとうに見える最高齢チャンピオンの話ぶりには
じんわりくるものがあった。
いじめられたからいっぱい育つものも人間の幅も出来た方に見える。

亀田は負けた事で、
人としてのまっとさを取り返すチャンスにならないかな?
あのお父さんは息子の一生をどう考えているのだろう?
亀田は父親のあやつり人形にも見えて将来が気になる。
まだ18歳だもの。
横山やすしの息子が事件を起こす前の不遜な姿とちょっとオーバーラップする。