陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

虫の眼と鳥の眼

2005-08-30 20:24:02 | Weblog
連日、落ち込みの激しい。息子が攻める。責める。

母は母で仕事疲れあり。試験勉強行き詰まりあり。ゆっくりな時間もなく慢性的疲労感がいっぱい。

大学時代。息子への送金を1週間忘れいた事を責められた。気分の悪い時はイヤな事がフラッシュバックするのが息子の特徴と分かっていても、この件を何度も言われると辛い。息子の命の綱。毎月の送金日を失念した。完全なうっかりミスだった。言い訳すれば夫没後で少々尋常な私ではなかった。

責められて、どうでもよくなって、私の方が部屋の隅にへたりこんだ。涙が溢れて視界も思考もぼやける。頭を抱えて座り込んだまま立ち上がれない。

「俺が何かしたか?悪かったらあやまる。」

何度も息子が問うが答えられない。場の空気や人の気持ちの読めない息子に説明の言葉も浮かばない。一生、息子の辛さと向き合う自分も哀れで、情けなくて。

しばらくして、息子に慰められた。

地面ばっかり見る虫の眼より、大きく高く空から地上を眺める鳥の眼に成れば良いよ。

アスぺの特徴的な性質ばかりに目がいって、息子を正しく見る私自身の眼に曇りはなかったか?

眼からウロコ。もっと肩の力を抜こう。反省。

精神障害者ホームヘルプ

2005-08-28 05:01:07 | Weblog
あんまり普及していないが、これから増えると思う。病院から地域へとの施策が始まる。老人介護と同じ流れだ。社会的入院と言う非人間的な扱いが減り、我が家でその人らしい生活が出来る様に手助けをするシステムだ。 とりあえず誰が行うかと言うと訪問介護員で、はっきり言って精神病の素人。それではマズイので研修修了者と言うお墨付きが必要とされている。

金曜日に講座受講。内容について書こうなどと前日書いて今、日曜日。ほとんど脳内に留まっていない
医師からのもっとも一般的な統合失調症と認知症について90分。他、保健センターの保健師、臨床心理、現場のヘルパー、行政から制度の説明。言わば知っている事の再確認みたいな、家族に障害手帳2級受給者が居てコレである。全部脳内消去ではないんで、まぁ~記憶に留まった言葉を挙げてみよう。なんだかキーワードは押さえている気がする。(自己弁護

現場ヘルパーさんから  

  思った事は顔に出る。敏感に察知されますよ。

受容、共感の難しさ。口先ではダメ。毎度、我が家の惨状を引き起こすアレなのだ。母だって疲れている日もある。適当に返答をした途端に、爆裂。他人であるヘルパーにブチ切れは少ないと思うが、信頼関係は出来ないから、仕事にならない。

臨床心理の立場の人から  

  出来ない事はあっていい。支えあいましょう。

やさしい視点だと思う。人と人と同じ空間時間を共有して、より良い環境を作り出す。与えられ与える関係。そこには相手への批判は介入しない。全人格を認める事が含まれている。 知らない人よりマシだろう程度の知識。そんな人がヘルプにあたる。それでも利用している人は今までより生活が安定して、利用を続けられていると言う。人を触れ合う機会の少ない人のお宅にズカズカ上がり込む。生活の問題点をじわじわ解決しようと提言して共に考えて手伝う。四面楚歌の人の小さな味方を目指す。

正直なところ、家族には限界がある。他人同士の遠慮の中から良い因子が生まれてくれば幸い。家族以外の人とのふれあいの必要性。ちょっとだけ基本的生活習慣がなんとかならないだろうか?身辺自立して欲しい。そんな事を思って、実は息子にもホームヘルプの申し込み用紙をかなり以前に貰ってきている。当人に障害者意識、生活の改善意識がないから、引き出しの奥に仕舞ったままだ。利用すればちょっと楽チンに成れると思うが当人の気持ちがなければダメ。

もうひとつ。障害者自立支援法が突然廃案になったのでテキストから削除できず、ついでに説明を聞いてしまった。ラッキー 読めば読むほど、聞けば聞くほど、利用者にキツイ制度で、【自立支援】と言う美名で誤魔化して感じを受けた。

介護保険だけでは決して在宅独居生活に充分ではない。現場の誰もが知っている。同じ轍を障害福祉も踏むのだ。国民に【痛み分け】と言った小泉施策そのものだ。【痛み緩和】と言う視点にならない限り、生きやすい、安心できる暮しにはならないんではないだろうか 

高速道路はおっかない

2005-08-27 06:46:01 | Weblog
3級以上のホームヘルパー資格を持つ人が1日の講座と作業所等での実習1日を受けると精神障害者施策での精神障害者のホームヘルプ対応資格者になる。職場で受講の順番が回ってきた。

行ってきました。軽四ヘルパー車で高速を走って
講習を受ける事よりも高速40分に緊張して夜眠れず、1時間も早く到着してしまった。何の事はない一般道を走った方が良かったかも。いつも市内走行で50キロより出した事のないヘルパー車。だいたいが自分の小型普通車でもおっかない苦手な高速運転。アクセルの踏み具合とブレーキの効きに不安があって、80キロまでしか踏めない。トンネルに入ると壁が迫って来そうで怖い。半分はトンネルの山陽自動車道だ。

トラックが後ろに来ると見る見る車間が迫る。ぶつかったら軽四はぺちゃんこ。
夫が死んでから【いつ死んでもいいわ】と思っていたつもりだけど、ぺちゃんこは恐怖。
車から降りると腋の下がぐっしょり。足はふらふら。昨夜の不眠で頭はぼぉ~

研修所の食堂でホットコーヒーをのんで、自販機のリアルゴールドを飲んで、研修会場へ。早く来た甲斐あって最前列確保。なんたって公私共に大事な研修。ひとことたりとも聞き逃したくない。

講義は5コマ。まぁ~こんなんで精神障害者が理解は出来るとは言いがたいけど、受けないで仕事をするよりマシだろう。1日でわかれって方が無理。統合失調症とアスペルガーとどこが違うのか?実に症状は似ていた。出ている薬も同じ様な?内容について詳しくは次回。

緊張運転のおかげで昨夜はぐっすり眠れた。今日明日の休暇、事務所を借りて介護福祉士実技免除講習のラスト実技試験に備えて同僚とお勉強。
脳の切り替えがオーノー(オヤジギャク

障害をマイナスでなくプラスで

2005-08-22 01:08:07 | Weblog
介護福祉士の実技免除講習はICF(国際生活機能分類)がベースで組み立てられていた。介護の流れが変わってきた感じを受けた。

障害を悪い因子としてとらえず、生活機能に問題がある人の全体のプラス面に着目して、その人が一番したい事、自己実現は何か?実現可能にむけてのケアプランやケアはどうすれば良いのか?が介護者の観察力やコミニケーション技術、介護技術になっていくらしい。

「何でもお世話いたします」がその人の自立を妨げて来た介護の現状方向転換。予防介護の導入も真近い。現場も変わっていかなかればいけないので、今年からしっかり介護技術オンリーだった試験見直しのワンステップ、新しい試みと成ったようだ。

ワーイ 一期生だ

介護サイドがひっぱりまわさない利用者さん本意な介護。その人の思いはどこにあるのか汲み取る介護。出来る事を奪わないおせっかいでない介護。考えたらミンナ当たり前な事ばかり。

『ICF(国際生活機能分類)』って『その人らしさの追及』ってことだワンと勝手に噛み砕いて、宿題の【事例Cさんの介護過程の展開】を書いたり消したり、まっいいか良く分からないけれどここら辺で手を打とう回答を作っていたら、疲れているのに目が冴えてしまった

こんな分からない状態ではマジイではないか
しかも、講習受けても免除といいつつ、ちゃんとラストの日に試験があって、落っこちたらアウトなのよね

むむむ~明日の仕事はヤバイわ~おやすみなさい

介護福祉士実技免除講習

2005-08-21 06:49:19 | Weblog
今年から筆記試験合格後にあった実技試験が講習でも可能になった。これは楽ちんと、いの一番に申し込んだ。4日間受講予定。

1日済んで、今日これから2日目。ものすごい詰め込みで、鈍摩型脳細胞の回転ではついていけない。宿題あり、最終日には試験あり。ぼぉ~っと受講させてもらえないしくみになっている。楽ちんコースは用意されてないらしい。
土日をつぶして、仕事の合間の受講はなかなか心身的にもハード。
息子からは隔絶体制でないと身が持てそうもなく、通う時間もキツイと判断。講習会場近くのビジネスに泊まっている。

試験通過して、楽になったらのんびり温泉にでも行きたいなぁ~格安ビジネスホテルの天井を眺めながら、今、ケイタイから。

さぁ~てと。本日も栄養ドリンクのお世話になって稼働開始といこう~♪

ほめ言葉

2005-08-14 10:27:21 | Weblog
出会いがしらにうれしい言葉をもらった。

「お肌の調子がいいみたいね。」

毎度、不幸の坩堝化していると思われているワタクシ。

「つかれてるんじゃない?」
「その後どう?」
「いろいろたいへんそうね?」

ハイハイ、日々たいへんなんス
ずっと、円形脱毛の治療後遺症から、種々のアレルギー湿疹がホホにございました。
体の節々もボロボロ。
動けばカラダが軋む音がしております。
ストレスのない暮しからは遠いわヨ

湿疹対策はいろいろした。
皮膚科の薬は言うまでもなく、
春から抵刺激化粧品に替えた。
あのウワサのカネボウ化粧品の新製品。
フリープラス。
効くか効かないか不安だったけれど、
たっぷり試供品を頂いたけた。
決死の会社の覚悟みたいなのにほだされて
使ってみたらなかなか良い。

湿疹がほとんど消えて、まぁまぁだと得心の日々。
人から言われるともっと、
ヤッター
と飛び上がりたい気分。

お化粧は最小限度。唇には発色性のリップだけ。
日焼け止めや洗顔はBaby用。
黒酢も飲んでみた。
化粧品が悪くないみたいなので、
カネボウ美容員さんから教わった
化粧水たっぷりのローションパックもたまにする。

色香とは縁遠いおばさんも努力の人なのですわ。
お願いだから、

「つかれてる?」

って聞かないでね。
余計に気分がメゲメゲします


郵政民営化より社会保障の審議して

2005-08-08 23:34:17 | Weblog
衆院解散、9月総選挙へ 首相「過半数割れば退陣」 (朝日新聞) - goo ニュース

この茶番劇はいったいなんなのだろう?
国会で審議されなければいけない、我々の生活に直結した問題はどうなってしまう!

小泉さんの靖国参拝は今年も続行なんだろうか?
少子化の人口減少が始まっているのに、年金はこれからどうなるのだろうか?
介護保険も10月から利用者負担が増える。障害者支援も介護保険と一本化の方向にある。
精神障害者の公費5%負担も介護保険利用者負担額の10%にいずれなる。
多くの制度の凸凹を平らに一律方向。トラブルがない訳がない。
弱者の声など聞く耳はどこに付いているのだろうか?

郵政民営化がなぜ自民党内でここまで揉めるのか?
単に自民党に流れていた郵政票のために思えてしかたがない。

特定郵便局長は未だ世襲。明治以来の地元の名士。
こんな前時代的なモノが自民党票の温床だと世に名言している様なすったもんだ。
国民の政治離れは益々進みそうだ。

どうなるんだろうこの先…
憲法九条改憲の行方も気になる。

こうやって先送りされた介護保険の関係現場で仕事をしている私。
障害者自立支援法の行方を見守っている障害者家族でもある私。

ものすごいエゴで言わせてもらうと
郵政民営化より社会保障の事で揉めて下さい。
もうひとつ平和のために揉めて下さい。

かぐや姫「ひろしま60」

2005-08-07 01:32:53 | Weblog

被爆60年目の広島のかぐや姫再結成コンサートに行って来た。黒田征太郎の「広島PEACEコンサート」のイメージデザイン「とりたち」の鳩が舞台を彩っていた。その絵は今、収益金を基金に設立された被爆高齢者のためのと特別養護施設「倉掛のぞみ園」のロビーに掲げられているそうだ。

懐かしいラブソングに若かったあの頃がよみがえってくる。演奏も観客も同世代。生きてきた時間も背負っている物も皆半端ではないだろう。日常はみんな音の波が消し去って高揚した熱気に身をゆだねた。5時開演から終演は9時過ぎ。4時間以上経っていたとは驚きだった。

帰路の電車でゆっくりコンサートのパンフを開いたら、こんな南こうせつの言葉が目に止まった。

世界には嫌悪や憎悪はいくらでもある。きっとそれより少しだけの多く愛が存在している。家族への愛、男女の愛、同胞への愛、人への愛、生きとし生きるものへの愛。その総量を僕らはみくびってはならない。

市長の平和宣言「あやまちは繰り返しません」の後で、総理の「非核三原則を守る」と言う言葉はあったけれど、自衛軍と自衛隊を改名。軍事色が強まった自民党憲法改革案を見た後だけに、郵政民営化を語るほど力強くはない口調に心底信じられないシコリが残った朝の式典だった。

戦争は普通の人、普通の日常生活を送って居た人たちを殺すか殺されるかと言う残虐な非日常へと追いやる。戦火を生き抜いてきたご高齢な人から戦争賛美を聞いた事がない。

平和と大上段に構えなくても、少しだけお隣さんを思いやる愛する事なら私にもにでも今すぐ出来る。「憎しみを上回る愛の総量」が充填されたかな?いっぱいのラブソングが体に満ちて、今夜の私はまだやさしい。

「広島PEACEコンサート」が1995年に幕を閉じてからもずっと「倉掛のぞみ園」への慰問は続けられているそう。
このコンサートはTBSで8/14(日)21:00~23:30に放映予定。

 


方位磁石で東へ

2005-08-03 08:08:14 | Weblog
「乗り換え分かる?」

「方位磁石があるから」

えっ!
息子に出かけに一応確認したら、東へ行けば大丈夫と言う。時刻も調べず、着かなければ野宿も可なんだそうだ。

生まれて来た時代を間違えた?!
まっ、こんなのもありかなぁ~

楽しい性格だね。息子よ。路線検索、乗り換え案内をプリントして、旅バックの上に乗せる母は俗人だね。