『十二月のうた』 茨木のり子

いよいよ　おおつもごり。
帰省ラッシュでへろへろになって故郷に降り立った人は
口ぐちに

　『ゆっくりします』
　『のんびりします』

いつもは閑散としている田舎は
人口密度がドッとあがって
ゆっくりのんびりの人々のお腹を満たす食糧を
買い求める人びとで
スパーマーケットはごったがえしている。
『年末年始、休まず営業』
が当たり前になってきて、休めない人も増えた。

年末年始の日本列島は寒波ですっぽりの予報。
冬眠しなさいってことかしらん？


　　『十二月のうた』　　茨木のり子

　熊はもう眠りました
　栗鼠もうつらうつら
　土も樹木も
　大きな休息に入りました

　ふっと
　思いだしたように
　声のない　子守唄
　それは粉雪　ぼたん雪

　師も走る
　などと言って
　人間だけが息つくひまもなく
　動きまわり

　忙しさとひきかえに
　大切なものを
　ぼとぼとと　落してゆきます


　

重なる電動ベッドの事故

介護用電動ベッド出火？　１人暮らしの女性死亡(朝日新聞) - goo ニュース

電動ベッドの可動部にはさまれ４歳男児が窒息死(朝日新聞) - goo ニュース

続けて電動ベットの事故が起こった。
ひとつは通販購入だが、
もう一つは介護保険でレンタルベッドでない事を祈る。
私は購入を希望される方にもレンタルをおすすめしている。
レンタルなら貸している福祉用具業者からのきちんと定期点検があるからだ。

介護用ベッドのレンタルは
去年の秋から
要介護２以上の歩行や起き上がりがむつかしい人だけにしか貸せなくなった。
介護１以下で使っていた人はあわてて購入された人もあった。
業者によっては中古品の斡旋もしていた。

訪問介護を使って一人暮らしだったこの方のベットは
介護保険の福祉用具貸与のレンタルベットだったのか？
あるいは購入されたベットだったのか？
もしかして、中古品購入だったのか？

とても気になる。

こんどは歩行器のレンタルが中止されようとしている。
月にレンタル料３～４００円の歩行器を利用している要介護者は多い。
定期的にブレーキやタイヤや点検してもらってこそ安全が確保出来ている。
購入劣化事故が起こったら厚労省はどう責任をとるのだろう？

この年末にイヤなニュースだ。

年末年始はゆったり過ごす

公私共に
バタバタと過ごした１年だったように思う。

ずっとずっと背中がハリハリ。
世の中は師走だけど
私は動かないことに決めた。
いままで充分に動いた私にごほうび。
整体へ予約電話。

かなり凝っていると言われた。
途中で気持ち良さに熟睡。
施術が済んだら
背筋がシャンと伸びた感じ。

夕刻までだら～っとしたらようやく動く気になった。
帰省する娘の部屋を掃除しようと
２階へ上ろうとしたら
階段の上り口に壁にゲンコで殴った穴。
最近、息子のちょっと心中穏やからしからぬ態度が見えてはいた。
穴を開けたのはいつなのかな？

姑から電話が入った。
「今日は休みなの？じゃぁ野菜を取りにきなさい。用意しとくから。」
休みなら今すぐ来れると、
こっちの様子も聞かないで毎度、一方的。
どうせ、おせち用のカブや連根。

息子が行くと言うのでホッとして任せた。
息子は母と違っておばぁちゃんが好き。
きっぱりはっきりモノを言うところがアスペには分かりやすいのかも。

野菜と一緒に、
１年前おせちを詰めて渡したっきりの容器もお持ち帰り。
もらった野菜をおせちにしてお返しの要求付きらしい。
子供たちは大しておせち料理が好きでない。
どうやって手抜きでいくか？
頭をめぐらせる
もう家事よりも心身を休める休暇でいたい。

この前までのんびりしていたくせに
正月明けの戦闘体制を思うとやっぱり動けない。
動きたくない。

ゆったり気分でいたら息子もおだやかな気もするし
なんて
自己都合の良い言いわけも用意してある。

発った鳥の後始末

なるほど前任がさっさと職場を去った訳が分かった。
利用事業所から
前々月末には渡していなければいけない書類が
まだ届いていないと電話が入った。

あわててPCの開け方を習って
データを調べるも聞いたサービス内容と一致しない。
再確認の電話を入れて、
前任の作ったプランを訂正してFAX。

おいおい、
置いてあるデータはどこまで信じたらいいの？
茫然としている間にも
利用者の面会、訪問依頼、業者からのサービス変更連絡が入る。
この会社のPCソフトにはまだ私が登録されていない。
手書きで記録を残す。

さっさと去らなけっればいけないほどヤバイ仕事ぶりが
私の目の前で露見するのを恐れたんだろう。

　　どうする？アイフル？～♪

今はなきコマーシャルが頭を巡る。
もう前の穴あきは知らん！
今日から真っさらさらでまいりやしょう
ってワケにもいかんわなぁ～

いっちば～ん迷惑なのは利用者さんだと思うけど、
そっちもまともな関わりをしていたのかどうか？
何もかも前任の仕事ぶりは疑わしい。

人には出来る容量が決まっている。
私が出来る範囲で
やれるようにやるしかない。
人のお助けも借りていこう。

ひとりで発った鳥の後始末と業務は並行してやれないわ。
会社の細かい暗黙の取り決めごとも
どひゃ～っと思い腹に入れてゆかなければ。
なんもかんもこれから。
年内消化は無理、無理。

腹くくったら、元気、元気

途方にくれそうな引き継ぎ終了

いったい何件引き継いだのやら？
とりあえずガーっと交代の挨拶まわり済ませたら
前任は『もう退職していますから』とトットと去っていった。

各家を回っただけでまだ、担当の書類すら手にしていない。
荷物じゃないんだから、ちゃんと引き継いで欲しかった。

昨夜は頭痛と吐き気に襲われて
自宅に帰ってから当分動けなかった。
担当範囲はかなり広い。

昼休みも飲み物すら口にする間もなく運転しっぱなしで丸２日。
担当はかなり広範囲。
前任はさっさと行動するので、付いて歩くのが必死。
充分なメモをとる暇さえなかった。

書類不備を会社からつつかれて、
一時も早く手を切りたい態度がみえみえ。
会社も不備のまま渡しては気の毒と
今、事務方がフォローに回って
書類の不備チェックをしてくれている。

嘆いても始まらないけど
ひとりでする仕事だから、
今日からは
不備と言われている頼りの書類がどうなっているのか？
置き去りの担当利用者を今日から必死で
読めない字のメモと不備書類やら業者への聞き込みで確認。
とにかく把握。覚えこむ。

昨夜は
息子に猫の餌やりを指示してしてもらった。
洗濯も畳んで、洗って干してくれた。
夕食は息子だけ外食にしてもらった。
私はウエザーインゼリーをかろうじて飲んだ。

猫湯たんぽは作ってやれなかったから
朝、猫が私のふとんに入り込んでいた。

ひさびさに世間の風にあたって
体がビビっているのか？
免疫力が落ちているのか？

今、息子が攻撃体制のような声で吼えた。
寝言だ。ひさびさに聞いた。
母が仕事に出て
なんだか心的な無理をさせているのかもしれない。

頭痛が朝、引いていない。
鎮痛剤を追加して這ってでも後、２日出勤。
出来ることはして、年末を迎えたい。

さすがにくたびれた働きマンモード

のんびり黄昏モードから一気に働きマンモード。
担当なる人の引き継ぎに前任と一緒にダッシュでかけた。
ゆっくり毎日、５件づつ頭に定着というのがベストだろうけど
が～っと２０数件。

正直、くたびれて
夕食は昨日のお残りおでん。
猫ドノはもうどうしちゃったんだか、キャットフードを食べない。
食欲はあるのに、くんくんしてプイ。
やむなく刺身を疲れた体に鞭打って買いに出た。
（半額でなかった）
黄色い液体を吐く。肝臓も悪いらしい。
刺身ならなんとか食べた。口が悪いのかな？
薬入りの小アジの水煮も汁ごと、骨をのぞいて
そろりそろり与える。

息子にはインスタントマーボー茄子を追加。
洗濯も畳めない。
こたつでマルサの女を観ながら睡魔と闘う。

主人公の寝ぐせが印象的。
国税庁へ初登頂の朝、ネームプレイトで髪を直すしぐさ。
はっはっは、
私もいつもは簡単なぱっぱらぱ化粧を
再デビューの朝ちょっとだけ念入りにしたのさ

さすが会社に入ると貧乏福祉を間のあたりにする。
充分にパソコンもない。公用車もない。
私用車でガソリン自腹でケアマネは回っていた気配。
事故ったらどうなる？
ガソリン高騰の今、そのあたりきっちり雇用側と話そう。
たぶん、働く側が遠慮しないと立ち上げから
３年のこの会社はやっていけない雰囲気だったんだろうけど。

結構、社長から気さくなのが救われる。

そしてこれから担当する人々は
独居あり。介護５自宅介護あり…
介護現場の介護保険じゃ救えない現実をまた目の当たりにする。
『聞くだけで楽になるなら聞く』
そして
『介護保険枠で救えることはお伝えする』
『使える社会資源があったら必死で一緒に探す』
程度しか役に立たないケアマネをまた開始するんだ

利用者のことは個人情報に触発するんで
これからもブログには書かないけれど
しみじみ

　たいへんだぁ～

社長が廊下ですれ違いざまに
『ゆっくり慣れて下さい。』
と声かけてくれたから、ほんと
肩の力抜いて、無理しないように行こう。

昨日、使った公用車に名刺忘れている気配。
直飲み水筒を確か持って出たんだけど…自宅にない。
タイムカードの所か？靴箱の所？
緊張モードだとどう言うワケかポカが多い

ケアマネ責任者は私と交代で辞めてゆく人の代わりに
昨日から責任者になったそうで、我が事で頭がいっぱいの雰囲気。
それでも新人でトウがたった私に気づかってくれている。
『目から鼻に抜ける人は付き合いにくい』
って言ってったっけ。
しっかりお抜けぶりを
初日に置いて帰ったらしいのも愛嬌ってことで

よっしゃ、御支度しまっしょ～♪

いよいよ再デビュー

年末まで４日だけど
前任者と引き継ぎ。

市内に向かうから道路はラッシュ。
今までより１時間出勤も早い。

朝、ネットはもう出来ないかも。
久々に血圧測ったら

　144/107

う～～ん。寒い所為もあるけど、
最低血圧のＯＯ７は
四の五の言ってないで
いざ、出陣

覚えも悪くなっているんだから。
気合いを入れて

乱読

図書館で目に付いたのを借りて
猫とこたつモードで乱読。
気がついたら全部女性作家の小説だった。
女の機微は女の目を通さないと無意識に思っているのかも。
しかし、師も走るこの時期にごろごろタイムは初めて。

借りた本をまた借りたりすることがある。
数ページ読んで気がつけばいいけれど３分の１くらいで

　　あれ？読んだ記憶が…と、

そういうことも時々あるんで、読んだ本をメモっておこう。

パンドラの壷 谷本 多美子 叢文社 このアイテムの詳細を見る

世間のドクダミ 群 ようこ 筑摩書房 このアイテムの詳細を見る

プロポーズはいらない 中村 うさぎ 中央公論新社 このアイテムの詳細を見る

アッコちゃんの時代 林 真理子 新潮社 このアイテムの詳細を見る

ヴィーナス・ゴールド 山崎 洋子 毎日新聞社 このアイテムの詳細を見る

毒気の多い小説が多かったかしらん？

ダンダンダンと たそがれモード

早朝から餌ねだり猫に起こされた。
なんだか換気扇カバーの汚さに目が止まり
続けて換気扇掃除、レンジ回り掃除。
大掃除はしないつもりが
ひとつきれいになったら隣へまた隣へとお掃除モードが波及する。

外した汚れきった換気扇カバーは何ゴミかな？
自治体がくれたゴミ辞典を出して区分を確かめる。
油べたべたの紙の部分は外して可燃ゴミ。
枠はアルミで『金属類』かと思ったら『その他プラスチック』
いつの間にかゴミ分別は１２種類となり、なかなか覚えられませぬ。

カバーの性能が良くなったのか
昔のように換気扇自体はほとんど汚れていない。

そう言えばバック類も７年くらい前の物には
ケイタイを入れる小分けが中に付いていない。
普及してそう長い時間経っていないのだ。
ケイタイ進化し続け、通話以外の機能満載で
おばさんには付いていけない世界のモノになりつつある。

PCも買い換えてから４か月
年賀状作りや写真の取り込みなど
前のと違うと思うだけで開けて見る気がしない。

こうやって世の中から遅れていくのらしいけど
こう進みが早くては
もう追いかけるのは息切れするから、
もう徒歩でいいやと思う。

働きマンモードになったら
こう暢気に朝からレンジ掃除だホイホイホイとはいかない。
休日は家事などしたくない程疲れてぼぉ～として
また、家の蓄積汚れは見ないふりするのだろう。

あんまりダッシュで生き抜くのは
もう止しにしたくなった。

昨日のこたつねこ状態での息子とのアスペチック会話を思い出す。

　　「夕飯なんにしようか？」
　　「憂鬱か？」
　　「えっ！　料理のリクエストがないか聞いただけだけど？」
　　「そうなのか」

映画『めがね』で言ってた
『たそがれる』ってこう言う感じかな？


＊息子の脳内方程式

　　たそがれる→元気はつらつではない＝憂鬱
　　

恋空

恋空はケイタイ小説から映画になったとか。
主人公が高校生で
おばさん向けではないけれど『家族愛』とも書かれていたし
上映時間がお暇時間にぴったんこ。
本日１０００円にも惹かれれてふらふら入館。

げっ！ちょっとかなりストーリー展開が甘い。
画面はほとんどパステルカラー。乙女チック。
甘くて甘くて涙がダダもれ。
泣くことは脳解放してストレスの解消になるとか。
その意味ではよき時間の使い方だったかも。

ガン死の話は私にはダブーだった。
知ってたら絶対観なかった。

主人公の女の子みたいに
不要になったふたり分の結婚指輪をチェーンに通して
時に身につけていたけど
映画を観ちゃったんでこっ恥かしくって
当分、中止。
世の中が忘れるまで引き出しに厳重に仕舞っておこう。

帰ってテレビを付けたら
定期健診なしの飛び込みお産をやっていた。
産褥受診のせず、入院費未払いから産院で生み捨てドロンまでの
安直な妊娠のご時世な特集。

１５歳同士で子供をつくんなよ。

『男が守る。女が守られる。』
なんて恋愛法則が
今どきもまかり通っているのはちょっと驚き。
白馬の王子さま願望は今の根強いのかな？
そう言えばなんたら王子が流行っているわ。

男と女。
きっちり自立した関係で
恋愛してお子様はお作り下さいな。
と、おばさんは説教を垂れたくなった。

それからね。
人の死はそんなにキレイキレイじゃないから。
残されて生きてゆくってもっとキレイごとじゃないし。

もう一つ
熟年親の離婚問題が絡めてあったけど
親の気持ちなんか無視した子の身勝手を親に押し付けていたし
母親は家事、父親は仕事ってなんかパターン化していない？
家事をまるで手伝わない家族思いって
そんなの自己愛だけでしょうが

転職先

退職のした足で転職先へ向かった。
あって当たり前の雇用条件を書いた用紙を示された。
前よりキチンとしている感じでホッとする。
もしなかったら、前回つい貰いそこねたまま働いていたから
こちらから提示を求めるつもりでいた。

給与はちょっと下がるけれど
土曜がまるまる休めるのがうれしい。
息子を定期受診に連れて行ける。

転職先ではすでに
出勤のボードに名前があって
タイムカードが用意されていて
名刺も作ってあったのを渡された。
ウソ冗談でなくココで働くことになったんだと背中を押された気分。

覚えが悪くなっているから何もかもメモで補うことになる。
新年から独り立ち。
さぁ～頭のスイッチ切り換えだ。

まぁ～３連休明けの２５日から出勤して
前任から引き継ぎされる事になったから
もうちょこっと休暇が伸びた。世はクリスマスらしい。

高齢者虐待死の加害者は息子が最多

高齢者虐待死３２人　加害者は息子が最多　０６年度(朝日新聞) - goo ニュース

いったい何年前の資料で調査をしたの？
厚生労働省の調査の手ぬるさが分かる。
ねんきんやら薬害患者救済のいい加減さを思えば、
この省はヤル気があるのか？ないのか？

介護現場ではこれは周知の事実。
しかも介護保険の利用を押さえるのために
家族が同居もしくは同一敷地内に住んでいるだけで
家事のヘルパーを最近使えなくしたのも厚労省。

痛みがあり体の動きも不自由な要介護状態の老母が
逆に
同居の６０歳過ぎた息子の
生活全般の面倒をみている現実に
何件も遭遇する。
この手がかかる息子が居るために
掃除洗濯料理にヘルパーが使えない。

面倒をみてくれていたかぁちゃんが
いよいよ自分の面倒をみてくれなくなったどころか
自分に面倒をかける事態が来た時
誰しも虐待に走るワケではないけれど
やさしい気持ちだけでは介護は出来ない。

これは虐待死だけを調査したもの。
死にいたらないが表に出ない虐待は数知れない気がする。

母の気持ちの中には
老いても
我が身はどうあれ
息子へ不自由はさせたくない気持ちも根強い。

虐待ではないけれど
無理をして息子の世話までしている老母は多い。
双方に自覚のない虐待と言えなくもない。

調査結果から、問題点を洗いだして
これから解決策をいつの日か考えるのだろう？たぶん。

息子とふたり暮らしの我が身。
先行く高齢世帯を目にするにつけ、身につまされている。

節約生活を考える休暇終わりの日

本日の料理素材は
農協に趣味で野菜を作る人たちの市で、
形は悪いけど旬のとれたて１００円野菜と
スーパーの９９円セールの瀬戸近郊の魚介類。

９９円で１０匹前後の小アジは２パック購入。
フリーザーパックに小分けして冷凍。
足元でごろにゃ～んには数匹、さばいたほぐし身をサービス。

あさりの味噌汁。
烏賊ねぎバター焼き。
野菜は５種類くらいで煮しめ。
春菊のおひたし。

〆て二人分と猫とで１０００円ちょいか。

満腹で脳に酸素が薄い状態で、
こういう生活も有りかな？と思う。

明日はいよいよ会社に
制服と健康保険証を返しに行って退職。
その足で、次の事業所へ呼ばれている。
今後の話と言うか明日から稼働の具体的な話をつめる。

働き出すと
素材の買い物やら、手料理気分になかなか成れない。

休み間
息子との軋轢も思ったほどではなかった。
掃除機嫌いの息子が居ても掃除したい時は
ちゃんと断りを入れて掃除機もかけた。

ケンカ、口論タイムもあったけど
お互いに家を開けたり、別々の部屋で過ごしたり
おんなじコタツで別々のことをしたり、しゃべくったり。

息子の障害年金と私の遺族年金で
節約の知恵をしぼって
清貧生活も悪くなかったかなぁ～と、
今さら思う。

辞めると挨拶したらウチへ来て欲しいと言って下さる他業者もあった。
もう少し休む予定だったけど、介護の現場はどこも人手不足らしい。

介護支援専門員として２年に満たない経験の若くもない私を
必要と言ってもらえる場所があるだけでも有り難い。

もう少しお役に立てる間は働いて、
先の先では清貧シンプルライフを目指そうか？

ばらまき施策の民主党にも不安

８５歳男性に１２年分、特例法で時効年金２７５０万円支給(読売新聞) - goo ニュース

時効年金２７５０万円にも驚くが
当時は５５歳支給だったことに驚く。
いつの間に１０年も支給年齢が上がってしまったのだ！
思わず今の８０代はいいなぁ～とため息。

徐々に徐々に厳しい世の中になって
定年６０歳から６５歳まで、今では何とか働くことが当たり前。
高齢者には簡単になれない。

団塊世代より後に控える中年世代は
いつまで働くんだ？と言う不安の中で
気力、体力、記憶力落ちの自分を鼓舞しつつ踏ん張っている。
医療費だって使わせない方向へ走っており
メタボなどと脅しをかけられ切磋琢磨しない人はダメ人間みたいな風潮。
日夜、健康維持、現状維持の努力を強いられて悲鳴をあげている。
後期高齢者７５歳以上になって初めてお助けの時代まで見えそう。
我らは『一生現役』が当たり前で『楽隠居』は望めない。

私立高生に年１０万円援助 民主、通常国会に法案提出(共同通信) - goo ニュース

中学校修了までの子ども一人につき、
親の所得制限や国籍要件は設けないで国が月２万６０００円を支給。
財源として５兆８０００億円が必要な『子供手当法案』提唱も民主党だった。

年金も医療も障害者福祉も
社会保障のどこをとっても財源不足で不十分な今、
それを担う子どものために金を使い少子化に歯止めと言うのだろうが、
そんなハシタ金をばらまくことが有効だろうか？

子供手当など出さなくても
世の親たちは義務教育以外にじゃんじゃん教育費を使っている。
親のために金を出し渋っても
子のために金を出し渋しぶる話はあまり聞かない。

手当などなくなって先、
閉じこもり、ニート、アルバイターの中年親は
自らの先行き不安の中で
成人した我が子を支える。
『それは自業自得よ。子育てが悪かった所為』
との声が聞こえてきそうだが、
そう言う人の中に
発達障害者が多く含まれているとも聞く。

我が子かわいやで教育費をつぎ込まれた子が
他人を蹴落とすがごとく
いじめに走り
発達障害児はターゲットとなった。
そのキズは成人になっても簡単には癒えない。
ゆえに
子供にお金をかけるにも方法があると深く感じるところがある。
『教育の在り方をもっと考えて使えよ』と私憤がうずく。

こういう票稼ぎにしか見えない
財源もはっきりしない施策ばっかり口にする
民主党に国の舵取りを任せることにも不安を覚える。

３７歳無職男の親

乱射容疑者　消費者金融に借金　父の退職金で返済も(産経新聞) - goo ニュース

３７歳無職の男の事件。
こういう事件の親の気持ちがとても気になる。
簡単に甘やかし親と言って責めることは私にはできない。

どこか破たんしている息子に気が気でない日々が積み重なり
自分たちの老い先を気にしつつ
いつまでも親としての役目が終わらない辛さを噛みしめて
必死で出口を求められていたのではないかと想像する。

何年にも渡って心痛の連続の結果がこれだ。

死の道連れにした人たちや遺族へいたたまれない思いで
今、居られるだろうことは想像に難くない。

自らの死に場所に少年時代まで通っていた教会を選ぶなら
死に至る前に、
他人まで巻き込む死のストーリーを考える前に
教会に自身の救いを求めてドアをノックして欲しかった。

お母さんは信者さんだったと言う。
通っていた教会へ息子が迷惑をかけた自責のにもかられているだろう。


我が家にもまた
光射す出口を求めて悶々としている息子が居る。

１０年後、息子は３７歳。
迷路から抜け出しているだろうか？

もちろん迷い子がすべて事件を起こすなどと
思っていないことを
誤解のないように付け加えておこう。

ただ、子を思う親とは哀しい存在だと思う。