いろんな年越しを思い出しつつ

今年最後の日も夕刻からウォーキングに出た。
数名のランナーとすれ違う。
歩きは大半が犬連れ。
ワンコに年末も年始もない。お散歩タイムがあるのみか。
歩きながらいろんな大晦日を思い出していた。

ひとりバタバタと忙しく立ち働いているのに
コタツでゴロゴロの子供たちに向いて

　『外に出て遊びなさい』

と、でも言ったか？
その日はめずらしくあったかな暮れだったように記憶する。
　『ハイ！』
お返事よくコタツから抜け出てのは、なんと夫だった。
そして渋る子供たちを引き連れて外に出て行った。
当時は、おせちを重箱に詰めて、大皿にもごちそう、巻き寿司等々
５人分の正月料理を大車輪で用意して、
大掃除を済ませた家に鍵をかけて
家族揃って姑宅に移動して年越しをするのが恒例だった。

家を追い出された３人は意気揚々と帰ってきた。
団地裏の山へ登って来たという。
冬苺がいっぱいあったと摘んできている。
夫は団塊の世代。
満足におやつのない子供時代を過ごしており、食べられる野の物に詳しかった。
学校帰りの野苺はおやつだったに違いない。
採ってくれた野苺は蜜柑の皮をくりぬいた中へ、
食紅で少し色付けした蜜柑果汁を冷やし固めた甘い寒天の飾りになった。
庭の南天や波瀾と一緒に葉っぱもお重の色どりになった。
姑に楽しい土産話も提供した。

忙しかった専業主婦の大晦日から、夫亡き年の喪中を経て
仕事をしている大晦日が続き、
だんだん大掃除はナシになり、
おせちはどんどん手抜きになった。
そのおせち料理も、姑のケアハウス入所で一昨年で終わった。

年末年始まるまる休める今の職に就いた時は嬉しかった。
今年は職場の転送ケータイ持っている。
配食サービスが届かないと連絡が来て、業者へ電話。
３６５日稼働のデイサービスから連絡が来て、担当に指示を仰いでリターン。
介護福祉業界は姑が居るケアハウスをはじめ、休める所が稀だ。
稀なところに席を置いて’ごめんさない’な気をケータイがさせる。



結婚生活２０年、シングルになって１２年目。
やがてひとりの年月の方が長くなる。
ぐるっといつもの朝ウォークコースを回って団地に帰ったら、
灯りが点っている家といない無人らしい家と、いつもとはちょっと違う雰囲気がした。
帰省家族でにぎやかな家、あるいはどこかで年越し家庭か。

今年は、
見るともなしＢＧＭの紅白がひとりでにぎやか。
忘年会の余興でデイサービススタッフが仮装で踊ってはじめて知った曲名
　　”きゃりーぱみゅぱみゅ- つけまるける ”
言えぬ間に年が変る。

さて、来年は？
二つも川柳新年親睦会へ参加をする事になってて…正月中に句なんとかする…つもりだった
図書館で
読むつもりで全巻借りてしまってもいる…
年明け休みが３日で足りる？（*^_^*）

おせちはしないつもりが黒豆だけは煮ており、
一日過ぎるだけだから年末年始と騒がないつもりで
ちゃんと年越し蕎麦も作って食べた。

来年も適当な無計画無軌道スタートが予想される。

さぁ～最後のお風呂に入って～除夜の鐘と共に近所の八幡様へ～
いやまず寝て～初日を見に海へ～
いやいや～ぬくぬく年越しで「四千歩の男」を読もうかな？伊能忠敬はウォーキングの祖だわ～
朝ウォーク兼ねて初詣するのがいいかな？





　　　　　　本日の歩数　　　１３，９７９歩

　　　

　



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どんぐりの木の下に

雨が降っていたけれど、朝一番に墓参りがしたくなった。
夫の墓は里山にある。
ぐい～～んと上がれるところまで車で上がって、後は徒歩で墓地へ入ってゆく。
山肌に作られた墓地のてっぺんの端っこに墓は位置する。
いつものウォーキングシューズでぬかるみを登って行った。
墓にどんぐりの木が迫っている。
平成１３年に建てから１０余年。
どんぐりの枝が墓を覆いそうな勢いで成長している。
私の技量では枝打ちはむつかしい。
誰か頼もうと思いながら時が過ぎる。

どんぐりは私の好きな木。
人はやがて自然に還る。
このままどんぐりに埋もれるのが自然なのかもしれないとも思う。
今回はお供えしても減らない缶ビールは止めにした。

線香は雨の中でもちゃんと着火。煙ってくれる。
仕事納めな事、相変わらず歩いている事、子供たちの事、これから面会に行く姑の事等々
語っているうちに毎度恨み節になる。

なんで置いて逝ったの？
先に逝っちゃってもう！

何を言っても返事はない。
ビールの代わりにつやつやした綺麗などんぐりを拾って供える。
子供たちがちっちゃい頃、お弁当を持っては目的なしのドライブ。
亡夫は迷子になりそうな山奥の辿道を走るのが好きだった。
どこかでどんぐりを拾った日なたの匂いがする記憶がある。

　　　　

亡くなった夫を詠み続けると句集に書いておられる人がある。
だれもおんなじなんだと思える句。

　　　殿方のどなたを見ても亡夫が勝ち　　　徳江
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（きみ）
　　

良い事だけしか思い出さないから、どんどん美化されていく。
先に逝ったもん勝ちだ。
忘れて好きに生きよと言い残してくれたけど、
ひとりじゃ何にも本当は前に進んではいない気がする年末。
来年は本当に忘れてやるんだから。





　　　　　　本日の歩数　　　１５，８８２歩

　　　

　



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くまちゃん 角田光代著

	くまちゃん
	クリエーター情報なし
	新潮社

タイトルはかわいいけれど、童話でない。
大人の恋愛小説。
大学を卒業したての年齢からだんだん年齢があがって４０代までの、
主人公がシンクロしながら、いくつかの恋の顛末が描かれている。
角田さんらしい、
終わらない夏休み、学生気質を引きずったままの大人、物に囚われない生き方の人物が登場してくる。
自分の価値観や夢を追って、成功してゆいく者、芽がでないまま違う人生を歩み出す人。
打算もなにもないどうしようもない恋心。
時間の経過とともに変質して行く気持ち。
心の機微を描くの、うまいなぁ～と関心しつつ
こういうの川柳にどう料理する？
なんて、どうも最近、私の目線はいやらしい。

人の気持ちは一筋縄ではいかない。
自分で自分の気持ちを持て余す。

読み終わってＴＶを付けたら黒木瞳の黒い女シリーズをやっていて、ついつい惹き込まれた。
小説より年齢が上がったしたたかな女がここにも描かれていた。

先に読んだ３Ｇさんの中にも
「めったにおらんが、ばぁさんはかわいい方がいい」
なんてことも書いてあったっけ。

簡単に枯れてはいかない複雑怪奇な心模様。
どんどん角田さんも年齢が上がったキャストでも、書き続けて欲しい。

　　　二十人いれば二十通りの恋があり、二十通りの失恋がある。
　　　みなそれぞれ、そのときの自分に必要な恋をしたのだ。

そして

　　　人を思う気持ちというものは、私たちのどんな器官よりも現金で頑丈なのだ。

大けが、火傷は繰り返すまいとするが恋は性懲りもなく繰り返すんだそうな。
確かに。
恋だけじゃない。人との関係はなかなかですわ。
一人ではまた生きて行けない柔に人は出来ているみたいだし。







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三Gが行く―喜寿三人組のユーモア放談

	三Gが行く―喜寿三人組のユーモア放談
	クリエーター情報なし
	法研

喜寿の３人の同級生のウォーキング放談。
男性はあまり群れない。
一人歩きは良く見かけるが、男性が毎週１回欠かさず集まって歩くというのは珍しい。
しかも、千葉市、中野区、逗子市と住んでいる場所も近くはない。
本のイラストもこのメンバーの一人が描かれたもの。

歩くアル中の私としては興味深い本だった。
定年後時間が出来てからの習慣ということだけれど、
６０代の最初の頃は１５キロ歩いても物足らなかったと言う。
７７歳のこの本現在は５キロペースでゆっくりとのこと。

駅に集合して駅で解散。
ウォーキング協会の例会方式とここも同じ。
気の合うメンバーでおしゃべりしつつ歩くのは確かに楽しい。

さすが７７歳。含蓄ある話がぎっしり詰まっていた。
このメンバー、動物にもやさしい。
ついて歩いてくれた犬については”ゆきずりの恋”と命名。
「犬は繋がれて、人間のご意向のままに生活して不満はないんだろうか？」
「逃げ出す奴もいるんだろうけどだいだい満足しているんじゃないか」
「散歩の時など嬉々としているなぁ」
「大した欲望があるわけじゃなし、まぁこんなもんだと思っているんだろう」
そして仏教の煩悩の話に発展。
しつけられた犬は聖者のようだと言い、
人間は煩悩を追いかけている時が一番充実しているように思うとか
煩悩がなくなったら社会は成り立たないとか
犬談義は続き、犬に吠えられて、人相の悪いじじいが三人も入れば、吠えて当然と締めくくってある。

ついでに猫の話だけ書いておこう。
猫はなにを考えているんだろうに始まって、
猫は唯我独尊、マイペース。人におもねないところが神聖。　
そして、猫タイプ人間に話が発展。　
友人や上司にはいいけれど、部下にはちょっと。よっぽど良い上司に出会わないと出世しない。
猫は出世なんかどうでもいいさに、話は落ち着く。




本日、月一回の土曜出勤日にしてオフィスに一人出勤。
この年末年始はさして用事がない。
土曜出勤しないと有休消化になるので、仕事も昨日で納めているんだけれど余録のお暇出勤。
ずっと気になっていた会社近くの公園で朝ウォーキングしてから出勤することにした。
対外の仕事がない土曜だからウォーキングスタイルで出勤して可なのだ。

　　　

いつものウォークマンは外した。小鳥のさえずりが聞こえていた。
小高い丘を抱いた公園があるなんて
工場群の傍で大っ嫌いだったこの地がちょっと好きになった。

ひと汗かいて、のんびり御用納め。
明日から５連休。１月４日を休暇にしている人は９連休になる。

本日、人がいないオフィスは快適だった。
猫型人間はホント勤め人には向いていない。
はやく３Ｇさんのような生活がしたいなぁ～

お所月行事の準備であくせくした専業主婦時代もあったけど、
今年は気ままにだら～～っと過ごそうかな？



そうそう忘れるとこだった。
３Ｇさんの歩いたコースの本も出版されている。
関東圏の方お勧めです。

　　

	川辺の散歩道―首都圏厳選100コース(東京・神奈川・千葉・埼玉)
	クリエーター情報なし
	法研

出版は平成１０年。
１５年が経過した現在、この３人はどうされているのだろうか？
いつまで歩き続けられるのか？
気になる。

私も歩ける間、歩きたい。

　　




　　　本日の歩数　　１５，６５９歩







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「いじめ防止に武道家の先生を」 谷川文科副大臣が持論

「いじめ防止に武道家の先生を」　谷川文科副大臣が持論 - asahi.com

ネットを閉じて寝ようかと思う直前に、こんなニュースに遭遇してしまった。

早くも失言。
安倍さんからして名家のぼんぼん。
山口県選出議員だけど、ばりばりの東京弁。なまりなし。
まったく父親の選挙区内では育っていない。
東京さでお育ちあそばした。

政治する人ってちゃんと庶民感覚を持った人であって欲しい。
谷川さんも本当のいじめをご存じないんじゃなかろうか？

　　いじめにはガツンと向かう夏みかん

数年前の某全国規模の川柳大会で大賞を射止めた句。
作者は同じ柳社の仲間だ。
私は投句前に見せてもらった時に、異論を唱えていた。
『いじめはそんなに甘いものじゃない』と。
これまでの人生にあまりに挫折が少ないから言えるんじゃないかとも本人に言った。

苦笑するしかない谷川文科副大臣が持論だけれど、
ちなみに、息子はいじめられた経験が
ずっと強くなりたい思いとのを培って今日に至る。
合気道の有段者になった。
まだ過去の辛い思いから脱却できない。
いじめられた時の倍以上生きて身体的な力を持って尚、傷は癒えないのだ。

私は合気道を学ぶことで、
技ではなく自分自身に揺るがない自信が出来た時
ほんとうに過去から自由になれるのではないかと彼を見ていて思う。

目には目を。
ガツンと抑えつければ、陰湿に影で同じことを
自分よりもっと弱い者にしてしまうのがいじめ連鎖、温床だろう。

谷川文科副大臣
無邪気でしあわせな半生をお過ごしですね。



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モコにおねぇちゃんからお歳暮

帰省をしない娘からネットで見つけたと言う猫の爪研ぎが届いた。
さっそく
モコが短い脚で爪をとぎとぎ=^_^=

　　　

続いて、入っていたダンボール箱に興味が移り

　　　

　　　　　　　　　　　

それから、梱包されていたビニールで遊び～♪

最終的には
　　　　どっかと座っておじゃる＾＾；
人間の思惑に乗らないのが猫だわ

思いますに、
宮仕えに一番向かないのが猫型人間かと。






　　　　　　　本日の歩数　６，１１６歩　雨のためウォーキングなし

　


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「はだしのゲン」の中沢啓治さん訃報

中沢啓治さん死去＝「はだしのゲン」漫画家―７３歳(時事通信) - goo ニュース

年末になって訃報が続く。
５日に５７歳で亡くなった歌舞伎俳優、中村勘三郎さんの告別式のニュースが流れて、
大事な人の事を書きおとしていたことに気付いた。
ニュースは二日前になるか？クリスマスの日だった。
１９日に亡くなられてお身内で葬儀も済まされたという知らせだった。

『はだしのゲン』は３０年以上前、
自分の小学生になる子供さんが居る職場の先輩が
のために買った漫画だけど、
戦争体験のない若い人にも読んでもらいたいと貸してくれて全部読んだ。

	〔愛蔵版〕はだしのゲン 全10巻
	クリエーター情報なし
	汐文社

６歳の目で克明な描写がショックだった。
本当はこうだったのかとむごたらしさを初めて知った。

主人公はこんな状況で底抜けに明るい。
どんな状況下からでも人は再生することが出来る強さも同時に教えている。


漫画映画にもなり、ドラマ仕立てにもなり、
漫画はいつも行く市立図書館にもあって廃れないことにホッとしていた。

映画『はだしのゲンが見たヒロシマ』予告編


はだしのゲンオープニングテーマ曲



またひとり貴重な原爆の語り部が減った。
ご冥福をお祈りします。




　　　　　　　本日の歩数　１９，２５５歩

　


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じわじわ冬太り(;_;)/~~~

ちょっと食べ過ぎが続いたか？

寒いから
ウォーキング以外の動きは鈍い。
甘い物をじゃんじゃん飲む。
ココアやホットゆず等々
おまけに夜中にポテチやおかきが食べたい。
こんな事は今まで無かった。
職場でちょっとむしゃくしゃすることが続いている。
若干、やけ食いっぽいところがなきにしもあらず。

それに
寒さに体が脂肪を蓄えようとしているのかな？

いずれにしても代謝が昔に比べて悪くなっているし、
ちょっとした事が体重増につながるお年頃。

４月転勤からこっち気もつかったか、良い具合に夏は体重が落ちて
ずっとキープしてきたのに、
ああそれなのに、それなのに～♪

５００ｇ乗り～もう５００ｇ乗り…

今日の体重計は　それはない！　重さを示した


　　　　　　


お正月に向けて、ちょっと腹八分目で気をつけよっと
この八分目がなかなかむつかしいんだけどね。
ここで踏ん張らねば、ズルズル～～～～
体型崩壊と一緒に成人病やら腰痛、膝痛まっしぐら





　　　　　　　本日の歩数　１８，９３９歩

　


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川柳マガジン １月号掲載句

かろうじて今月も全没ではなかった。ホッ（*^_^*）

　　川柳道　　題「おだてる」　　西來　みわ　選

　　　　佳作　　誉め言葉きっときれいな蝶に成る


　　必勝柳壇　　　題「透明」　　　二宮　茂男　選


　　　　佳作　　空箱の指輪泣かせる三丁目　　


新年号ということで新春・初笑い川柳が最初のページからずらり。
１年間掲載された中から１２６０句掲載されていた。
悲しいかな我が句は一句もなし。
笑いの句がどうも苦手。毎月最後まで句が浮かばないで苦労している。
知り合いの句でコレ好きいいわ～と思った句が載っていた。


　　　　あなたには嘘は言えぬとうそを言う

　　　　眠りから目覚める朝とは限らない

ブラック（*^_^*）

　　　　　





　　　　　　　本日の歩数　　　　　１１，１３５歩


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雪を見たらいそいそ散歩

夜中に寒いので、ついに炬燵を出した。
本を読むときは寝そべる悪い癖がある。
この寒波にエアコンだけでは、どうも膝かけ、毛布まで総動員したくなる。
ここまで来たら、やっぱり炬燵だろうという事になった。
だらしなさが加速するので、炬燵は出さない決心が見事に敗れた。

早朝から炬燵に潜って『孤愁』の世界へ。
明るくなってきたので炬燵から抜け出てカーテンを開ければ、
うっすら雪景色。
突如、雪が溶ける前に歩きたくなった。
本の続きも読みたし。
歩いて歩いて飽きたらどこか開いている店でモーニング読書もいいんでないかい？
さっそくリュックに『孤愁』と、いつでもどこでもの川柳メモグッズを入れた。
ウォークマンに寒風除けも兼ねたマスクも忘れない。

　　　

山道の雪は霜柱みたいに固くなっていた。
なかなか溶けにくい感じで嬉しい。
犬ではないが雪がうれしい。わくわくする。
雪は冬に数度しかない所為だろうと思う。
大の大人とも思えない＾＾；

予定どうり良さそうなカフェへ。
お客なし。モーニングなし。コーヒーだけ頼んだ。

　　　

木のぬくもりのある店内で、さっそく『孤愁』の続き。
もうちょっともうちょっとと完読するまで結局居座った。

店を出ると寒気。
頭の中はまだ『孤愁』の世界を彷徨っている。
毛糸の帽子をネックウォーマー、手袋と完全武装。
歩けばあったかくはなるが、ダウンジャケットを脱ぎたいまでには至らない。
寒気の予報が当たっている。
休んだ分、元気が出て遠回りして帰宅。

夜中に出した炬燵の周りに…物の散乱が目立つ。
後回し後回しにしてきた片付けを敢行することにした。
まずは断捨離のセンセがおっしゃるとおり、要る、要らないに分ける。

モコが邪魔　　

まったくやる気が失せるが、なんとかカタを付けた。
家中の物を本当は断捨離、大掃除すべきなんだけど…体力気力…ガス欠

なんの予定もないクリスマス・イブ。
片付けつつ聞いていたラジオが『クリぼっち』などと言っていた。
クリスマスのひとりぼっちが縮まったらしい。

結構、充実した３連休だった。
娘の帰省もないから、正月気分があまりしない。
こんな感じで年末年始も過ぎるかな？

　

今宵、３月には瀬戸内倉敷ツーデーマーチに参加しようと相談がまとまった。
１月には余所の川柳新年句会へ行こうという話も一、二持ち上がっている。
暇なのは年末年始だけなのだ。
図書館で本を借りて来てこたつむり＆ウォーク…川柳もつかえているか＾＾；




　　　本日の歩数　　　２１，２７９歩　





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孤愁〈サウダーデ〉 新田次郎・藤原正彦著

	孤愁〈サウダーデ〉
	クリエーター情報なし
	文藝春秋

図書館の新刊コーナーで発見。
２０１２年１１月３０日第１刷発行
新田次郎氏は亡くなってかなりな年月が経っていないか？
奥付きを読んで納得。
次男の藤原正彦が父親の絶筆を書き継がれた作品だという。

明治から昭和初期まで日本に住んで日本で死んでいったポルトガル人モラエスの半生記。
日本の良さを愛し、日本女性を愛し、
公職を退いた後は、
鴨長明の方丈記を真似て、亡くなった妻の故郷、徳島の日本家屋で過ごした。
眉山がたびたび出てきた。
１１月に徳島に行ってきたばかりで、阿波踊りの美しさの記述など、
ほうぉ～と思うところがあった。

今は廃れていく一方ではないかと思う日本の美風のようなものを感じた。
また当時は常識であったろう蛮習や貧しさも描かれて、時代を知るよすがともなった。

モラリスは朝ウォークを日課として、人力車より歩くことを好んだ。
また動物好きで、晩年は猫を飼っていた。
病弱な妻およねを伴って、人力車で峠を超える時、
人間ひとりの力では無理と犬にも曳かせ、もっと力を出せと鞭打つ場面では、
ついに人力車を降り、

　「犬は人間の友人」

と、犬には意味も分からぬ酷な事を強いることに怒りを露わにする。
私と同じ匂いを感じ、ちょっと嬉しかった。

女性遍歴というか、
次から次に愛するというのは、真実味に欠ける気がしないでもなかったが、
当時の男性にとっては洋の東西を問わず当たり前だったのかもしれない。
『かわいそう』→『かわいい』とういうのも、なんだかなぁ～な感じを受けた。

晩年の孤独についての感じ方には唸らせるものがあった。
独りぼっちだと、情緒の矛先が広がらないために研ぎ澄まされ、
普通の人が気付かないちょっとした自然の移ろいに敏感になると言う。
そして、日本人は自然のあらゆるものに美を見出す感性を持っていると。

夕方、山頭火をＴＶやっていたが
なにやらモラリスに通じるものを感じた。

親子２代の作家が現地取材までして史実に基づいた大作だ。
汚さないように図書館に返そう。
早く、次の人に読んでもらおう。

読後、散歩で思わず目に止まった。　

およねが日露戦争の出征兵士に千人針をするシーンが思い浮かんだ。
身近にもこんな碑が残っているのだ。
読まなければスルーしていたかもしれない。





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映画『人生、いろどり』

映画『人生、いろどり』予告編



本にもなりＴＶでも紹介された過疎の村でおこった葉っぱ産業のお話。
70代のみんながタブレット端末を持って、注文を受けては山へ葉っぱを採りに行く。
葉っぱがお金に化ける。
葉っぱ御殿を建てた人もあるとか
元気印の村の女性の話は聞いたことがあった。
あった故に
脚色されている所をつい割り引いて、
現実はどうなんだろうと余計な詮索をしつつ観てしまって映画に酔えなかったのは残念。

	そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生
	クリエーター情報なし
	ソフトバンククリエイティブ

観に行った映画館は今月２８日で休館になる。
デジタル化への対応がむつかしくこういう結果になったそう。

閉館と言わないところがニクイ。
この街で最後の映画館としてがんばっていた。
シネコンにかかる商業映画とは一線を隔してした。
この映画館ファンは少なくなかった。
休館前にもう一度と思うお客が多かったか、
いつもまばらな館内の半分は埋まって居た。

人生、いろどり。
映画もまた人生にいろどりを与えてくれるアイテム。
しかし…当分、映画館に足を運ぶ事はなさそう。




　　　本日の歩数　　　14,267歩　


　　　　


　　　　　　　休日は意識して歩かないと歩数があがらない。ダム湖を周回。
　　　　　　　寒さにも関わらず、ウォーキングの人に結構出会った。



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ウォーキングの効用

最近、妹と話すのが面倒くさい。
いろいろ辛いんだろうけれど、自分の事しか話さない。
違う私が興味あることに話題を振ると

　　「おねぇちゃんは自分の事しか言わない」

と機嫌が悪くなる。
自分の事しか言わないのは妹、あんただろうと言うのは口の中に仕舞って置く。
これって姉への甘え？
認知症の実母を同居して看てもらっているんだから、
聞いてあげるくらい当たり前なのかもしれない。

婿ドノはパーキンソン病。ヤール３。
なんでも厚生労働省の難病対策委員会が医療費助成対象の病気数を広げると
同時に軽度者への支援を打ち切り重度者だけの制度になってしまうとぼやいていた。
婿ドノ程度は軽度の部類に入るらしい。
パーキンソンの薬は高いので相当な家計圧迫になる。

これに加えて、
妹自身も乳癌手術からもうすぐ４年。
まだ治療に通っている。
医療費であっぷあっぷの年金生活が目の前であれば、確かに愚痴モードにもなるだろう。

だけれど、
一歩的愚痴は１時間が限度。
自分から気分転換を図るとか言う器用な事が妹は出来ないタイプでもある。
ふ～～らかふうらか気分転換だけで動いてしまう私とは対極。
私がどこそこへ行ったなどと言おうものなら
『私はカゴの鳥』
などと言い出し、身の置き所がなくなる。

申し訳ないが、
だんだん実家からも足が遠のきがち

実家までだいだい７，０００歩。
毎朝ウォークの距離くらいだ。
往復するとちょっと歩いた気分になる。

歩いている間に
妹からもらった愚痴オーラは後ろへ後ろへ流れて落ちて行く気がする。
ウォーキングすれば、身も心も軽くなる。その間はスカッとしている。






　　　　本日の歩数　　１６，０４３歩

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これからはどんどんお日さま時間が長くなる

冬至。（ピンポケ写真は今朝の６：５０頃）
ここまで来たら後はどんどん夜の時間が短くなって日照時間が長くなる。
そう思うと今日はちょっと嬉しい日。

今日は、ものすごく寒かった。
黒のアンゴラ帽子に毛糸の手袋、マフラー、コートだけでは足らず、
もこもこになって訪問に回った。

明日からさらにクリスマス寒波らしい。
娘が今回は帰省しないと言ってきた。
ますます正月気分が遠退く。
ここ数年、クリスマスらしき事もなにもしない。
せめてと、
ささやかなボーナスで赤いブーツを買った。
自分へのご褒美。マイプレゼントのつもり。

着る物の大半が、黒茶灰の暗い色ばかり。
せめて差し色は明るい色が使いたい。
仕事中もパステルカラーのミニマフラーで
少しでも顔まわりを明るく晴れやかにしておきたいと思い始めた。

暗い寒い冬はまだ続くけれど、
お日さまの時間はもうこれ以上短くは成らないんだ。

そう思って自分を鼓舞する。







　　　本日の歩数（朝ウォークだけ…日中またケータイ忘れ＾＾；）　８，３９１歩　





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思いがけずジャズの夕べ

帰りの車内でケータイがバイブ。
たまたま信号待ちで出てしまった。
仕事帰りはしんどいから行かないと断ったジャズのお誘い。
連れが見つからないから行こうよと再度の誘い。
今日だったのかと思い出した。
一旦断った時点で記憶から消していた。

店に職場から直行。
予定していないから、おしゃれもしていない。
バックも仕事バック。

　　

そう言えば食事付きと言うことだった。
演奏前に食事が運ばれた。

　　

　　　　↑これに雑穀ご飯。女性は小さなお茶碗で軽め。

　　

　　　　続いて↑うれしいスイーツ。ちょっとひとくちの甘みは最高。
　　　　眠くなってはいけないので飲み物はコーヒーにした。

ジャズはピアノとアルトサックス。
ナンバーはクリスマスにちなんだ曲が多かった。
『そりあそび』『ホワイトクリスマス』『サンタが町にやってきた』『ジングルベル』
お腹いっぱいの後、ちょっと照明が暗いと大抵寝てしまう私＾＾；
今夜はなんとかＯＫ。

誘った友曰く、

　　『さみしがりだから、誰かと群れてないとね』

偶然の誘いに簡単に乗れる私もまたさみしがりなのかもしれない。

ジャズも悪くないが、演奏者の性格が出るのか元気なジャズだった。
もう少しむせびなくような大人のサックスが良かったかな？
などと、知ったような感想を言ってみる＾＾；

おかげさまで思いがけず仕事モードを一掃。ホッと異空間に身が置けた。






　　　本日の歩数　１４，９７６歩


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