陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

失言こそ本音

2007-01-31 23:26:52 | Weblog
ぽろりと口から出た本心。『女性は子供を産む機械』
一番、人権に留意しなければいけないだろう厚生労動相が
一番、口にしてはいけない一言だろう。
これだけ人権意識が低い人と判明した以上、
介護も障害も扱うトップに柳沢さんはふさわしくない。
人の痛みが分からない人がいくら誠心誠意尽くしたところで
なんの期待も持てない。
女性蔑視は日常の小さな事にも容易に現れるもの。
口先で謝っても、簡単にヘンシンできる事ではないだろう。
完全に人選ミスだ。

あぁ~川の流れの中でネット生活

2007-01-30 06:43:19 | Weblog
1月のはじめにミクシーの[高機能広汎性発達障害]のトビでこうもりさんから
モーツアルトとクジラ』と言うアスペルガーの恋愛映画映画が紹介されていた。
息子はアスペは恋愛できないと思い込んで時々、暴発する。
上映映画館は最初、東京だけの情報だった。
一部地方でも観られそう。田舎のうちは論外みたいだけど。
原作もAmazonではまだ扱っていないけれど、Yahoo!ブックスならOK情報があった。
さっそく購入。
2、3日内には届きそう。
映画は地方では観られそうもないけれど、原作は読める。
楽しみだぁ~

ついでに欲しかったマリー・アントワネットのサントラはいつものAmazonから購入。
Blogにコメントを下さったマーキーさん情報から
違った視点のマリー・アントワネットが読みたくなって
藤本ひとみさんの本を図書館に予約中。
ネットがつながっていて
クソおもしろくない職場と家との往復生活に
うきうきと楽しみことが増えてゆく。

一晩ネットがつながらないだけでえらく淋しかった。
テレビがなくても大丈夫だけど、インターネットはないと困るかな?
我が家にPCが来て6年目。
その前には考えられない生活への浸透ぶり。

しかし世の中の動きがえらく早い。
XPも使わないうちにVista
だんだん適合してゆくのがしんどい気がしている。
そうそう、キーボードを叩く最初はワープロだった。
日商ワープロ検定3級などと言う過去の遺物もタンスの隅にある。
その時はいっしょけんめいで資格試験に臨んだんだった。
当時、ケアマネなんて仕事はなかった。

この先もこのスピードで変わっていくのかな?

63歳のボスが仕事を辞める。
この6月に楽になるはずで入ったソフトにずっと戸惑っていた。
この4月から改正になった介護保険制度についてゆけない。
農耕生活に入るんだと。
なんだか他人事ではない。明日は我が身か…

去年の今日は介護福祉士試験

2007-01-28 22:37:59 | Weblog
昨年一緒に試験を受けて、すっかり仲良くなった元同僚と
終末医療の講演会へ出かけた。
講演前のランチで声が揃って

  『今日、試験』

おもわずふたりで笑ってしまった。
毎年、試験は1月最後の日曜日。今日なのだ。

1年前のことを思い出した。
試験会場の女子大の最寄駅に人が溢れていたことや、
勉強していないところが出題されていて青くなったことや
試験が終って、新幹線待ち時間にケーキを食べて
大おしゃべりで時間を忘れ、
あわてて乗った新幹線がわが町は停まらないであれれ通過してしまった。
一駅乗り過ごして、次はしっかり停まるこだまに乗ってUターンの憂き目にあい
ふたりそろってそそっかしさに試験結果が不安になった事など、
げらげら笑って話が尽きなかった。
試験を一緒に受けなければこんなに親しくならなかったかも。
もう遠い昔のことみたいだ。

ワタシたちに続いて今年受験した
同じくボツイチ(夫を亡くして独り身は離婚と区別してこう言うらしい)
のおないどしの元同僚から『やっと終った』と夜、電話が入った。
明日分かるネットの解答速報が自分では出せないと言う。
去年、1つ速報を開けて安心していたら、各社で微妙に解答が違っていた。
明日、仕事から帰ったらすぐプリントアウトして、
持っていってあげられるように
去年の反省を轍に5つサイトをお気に入りに入れ込んだ。
自分の時よりなぜが力が入っているみたい。

思い起こせば、
介護福祉士の実技免除講習が8,9月で、
ケアマネの試験が10月末で、去年の今日が介護福祉士試験。
試験が終わったらすぐ、
合格していたケアマネの実務研修が控えていて
研修途中で、今のところの就職面接を受けてっと。
昨年はどえらくがんばったワタシだったらしい。
単なるおっちょこちょいのなせる業か。
試験はもう当分、いいや。

今日、試験を受けたともだち、おつかれさま。
彼女にもいっぱい手も気もかかる息子がある。
今日までのがんばりに拍手

とかくお金が絡むと…品格の問題?

2007-01-26 06:28:33 | Weblog
昨日から今日のニュースを3つピックアップ。

「客が逃げると困るから」 非常口作らず(共同通信) - goo ニュース

直接、火事の原因を作った揚げ物の火を忘れてしまった店員さんは、出火当時、ひとりで17人の客をさばいていたそうで、働きモノでがんばり屋でぱっぱっぱと手も切れる人で、おそらく経営者への不服を胸に、でも心底真面目に働き続けていたんじゃないだろうか?『客が逃げないように』と言う発想が、従業員は『安くこき使ってなんぼ』という発想とあいまって、この経営者の人物像が浮かび上がる。

アパ、京都のホテル改修へ 耐震強度偽装(朝日新聞) - goo ニュース

耐震偽装がまた明るみになった。なんだか分かっているのは氷山の一角に見える。談合はやめようよと指導的立場で談合していたスーパーゼネコンみたいに、ひょっとすると業界では周知の違法が案外、いろんな所にありそうな?なさそうな?

給食費未納100人に1人 計22億円 学校「保護者に問題」 文科省初の調査(西日本新聞) - goo ニュース

↑これは学校や教育委員会や文部科学省や教育基本法がどうのこのと言う以前の『人の親』である自覚すらないオヤオヤ親の実態がこんなに多いと言う証明か?学校だから義務を押し付けているから、押し付けている国がみるべきだと言うのなら、支払い拒否の親は手弁当を持たせるくらいの意気込みもみせなくっちゃ。これでは無銭飲食とおんなじ。せめて子供の前ではエリを正すのが親心ではないのかしらん?『卒業まで逃げおうしました』って胸張ってる親は給食費分もうかったと得意の顔が、さもしくケチくさい。子供の事も自分の子の食べた分を誰が負担しているかと思い至ることもなく『払ったヤツはバカじゃん』と自分の薄っぺらさと身勝手さをさらして恥てもいない。

ボロは着てても心は錦~♪
『武士の一文』が流行って古き良き日本と懐古調になるのも致し方ないのかな?
悪習因習しがらみを捨てて自由を目指した戦後日本はたしかに今、美しくない。
『温故知新』
どのフィルターで振るって選別するのかが問題だろう。
美しき日本のフィルターについては、安陪くんは何にも言わないけど、キナ臭い…










マリー・アントワネット

2007-01-22 08:11:30 | 映画(DVD)
ヴェルサイユ宮殿と衣装の豪華さと音楽と
うっとりと過ぎて
最後はマリー・アントワネットが宮殿から捕われて出て行くシーンで終った。
王妃の孤独も放蕩したい心理もよく出ていたけれど、それだけ。
引っ立てられて処刑されるまでの汚れシーンの割愛が妙に気にかかった。
綺麗、綺麗と堪能して終ればいいのに、ワタシがへそ曲がりなんだろう。

帰宅して確か読んだ記憶があった遠藤周作の文庫本を探した。
王妃マリー・アントワネット (上巻)

新潮社

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王妃マリー・アントワネット (下巻)

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オーストリアからフランスへお輿入れの時、
下着まで捨ててフランスの用意したものに着替えさせられるシーン。
国王の愛人ディ・バリー夫人に周りの圧力でしかたなく
たったひとこと声をかけるシーンなど、
映像で観たものとダブらせて読み返した。
その辺りどちらも史実に基づいているらしい。

小説の方にはマリー・アントワネットに瓜二つで
心底憎んでいる娼婦が出て来たり、
あのサド公爵や詐欺師カリオストロと登場人物が豊富で
ゴージャスしか見せなかった映画の物足らなさを埋めてくれる。

映画の方は音楽もなかなかいい感じだった。
今の曲がとたんに流れてきて、王妃がいきなり時代を超えて
今のワタシたちと同じ愛憎感情を持って生きる人間にみせてくれた。

読みかけの小説の方はふたりめに待望のお世継ぎを産んで
スェーデンの貴族フィルセンと恋に落ちそうなところまできた。

公式サイトにはロケは本物のヴェルサイユ宮殿で行われたとあった。
どこまでが映画のセットでどこまでが本物だったのか?
小説のシーンが観てきた映像で焼きなおされる。
映画の方のルイ16世は
もうちょっと不細工でもよかったんじゃないかしらん?とか、
勝手な感想を持ちながら、当分はマリー・アントワネットで楽しめそう。

テレビの言う事は話し半分に聞いておこう

2007-01-21 09:22:43 | Weblog
「あるある大事典」の納豆ダイエットで捏造 関西テレビ(朝日新
聞) - goo ニュース


『ヘルパーさんはお昼のおもいっきり○○の後にしてね』
『紹介された食品を買いに行ってもらうから』
と言うおばぁさまも実際に居られる。
スーパーに行くと
『○○TVで紹介』とPOPがくっついているのもよく見る。

ココアがよい、ワインが良い、黒豆がよい、黒ゴマがいい、etc
まぁ~次から次に出てくる。
そんな情報を結構、素直に受け止めている
健康に不安を感じる年齢層はたしかに多い。

納豆もその延長で
更年期の以後女性に欠乏してくるエストロゲンに
有効なイソフラボンが入っているとか評判になって
そのうち
ダイエット効果があるとのウワサは
TVは見ていないけれど、かなり前から流れていた。

納豆を日常的に食べる習慣のある関東地方の人に
肥満の人がいないワケではないから
ちょっと考えたらウソじゃないの?
多少あるにしても過大情報じゃないのかな?
と半信半疑ではあったけど、
肥満は気になるし、納豆は体に良さそうだから
私も習慣のない西日本に住んでいるけれど
最近、食べるようになってきていた。

メタボリックシンドロームなんて
長たらしいカタカナ語もあっと言う間に広がって、
美容目的以外にやせなくっちゃ意識をあおっている。

たしかに過度の肥満は
職業柄、体を支える足腰が弱って
歩行困難にもつながっている高齢者を
毎日、目の当たりにし
膝間接軟骨の摩滅を医者に指摘され
かつ、寒い日にはちょっと膝が痛いワタクシ。
これ以上太ってはヤバイ意識は持っていて
食べすぎと食欲とのせめぎ合いの日々。

ほんとうのところ
健康維持のためには、
まんべんなくいろんな食品をきちんと食べて、
肥満の危険があってやせようと思ったら
食べる量をひかえて運動する
って言うのが正攻法だろう。

それがなかな大変なので
だれしも
『楽して』とか『簡単に』と言う言葉に弱い。

そのくせ、最近のやせすぎの若い娘が
高齢者になった時
骨ぼろぼろのおそろしさを心配するのは
おばさんの単なるおせっかいか?やっかみか?

番組の作りかたでどんな風にも伝わってしまうテレビ。
マスコミからしか情報は伝わってこないのだけれど
こわいのはその情報の取上げ方、伝わり方。

このニュースも社長が『しぶしぶ認めた』という
ネット配信ニュースも文字もあった。
ねつ造にプラスされてワルが色濃く伝わってくる。

いじめとテレビのお笑い番組のありかたの影響がとりざたされた事もある。
テレビは一生懸命、視聴者に媚ている間に
リモコンでカチャカチャ変えられて
じっくり見られるものでなくなってしまい
テレビ離れが進んでいる気もする。

映画『プラダを着た悪魔』で世界トップのファッション誌の編集長が

 『流行は私が作るのよ』

って不遜なセリフを吐いていた。
やせすぎがファッションの基本みたいな事を言わせていたけれど
ファッションだけでなく
いろんな方面で、
尻馬に乗ってもうけを企む人々の手にかかって
ワタシも踊られていないか?

小気味良くだまされたふりで
生活の彩り程度に信じて、過信せずってスタンスで。

だけど
ウソつきは不二家だけではなくて、
『バレなければ、まっこのくらいいいんじゃない?』
意識は
あっちこっちにマンエンしている気がする。
くんくん匂うなぁ~




施設の人々への目を変えないで

2007-01-19 06:29:43 | Weblog
「施設を追い出されたかった」と供述 男児突き落とし(朝日新聞) - goo ニュース

こう言う事件が起こると、
いろんな作業所や施設に通っている人、
入所している人
全部が全部
『おっかない人々』
だと思われることが怖い。

懸命に社会とのつながりを保とうと
自立への足がかりを得ようと
がんばっている人たちに
向きかけたあたたかな目が
くるりと
冷たい目にかわることが怖い。

異様な事件がこれだけ続く中で
障害のある人々が引き起こした事件と
健常な人が引き起こした事件の割合と
比較してみたらいい。
健常と言われる隣人の方がどれほど安全パイでないか分かるはず。

『施設のひとだからね』
と言うレッテルが困る。
よりデリケートな精神の持ち主は
世間の目にものすごく敏感。

自分からそう言った場所へ
足を踏み出す芽すら自分で摘んでしまうから。
せっかく通っている人たちも
通うことができなくなるから。

福祉作業所のクッキーやパンが
売れなくなることがありませんように。
福祉作業所が
地域から締め出される事がありませんように。





ノーサラリーマン・ノークライ  中場利一

2007-01-19 04:54:46 | 
ノーサラリーマン・ノークライ

幻冬舎

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ミスター・シープ―ノーサラリーマン・ノークライ〈2〉

幻冬舎

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こっそりバラす。
私の職場は同族経営のいろんな業種グループのひとつの医療法人。
社長のご親族さまのケアマネもウチのボスがさせられている。
見ているとロイヤルファミリーはわがまま言い放題。
あっちこっちに頭下げて、わがままを可能にして
かつ不都合はケアマネが悪いと言って憚らない。

それもこれもすっかりイヤになったと
近々ボスは辞める。
彼女が持っている利用者を残りの人員で担当しないといけない。
ロイヤルファミリーの後任にだけはなりたくない。
ボスからも貴女にだけはさせたくないからと、
こっそりと早々とご親族以外で難ケース以外を
引き継がせてもらっている。
ケアマネには持ち件数35というお決まりがあるから
自分が辞めて、後任ボスがいじわる采配できないように
私にだけ楽チンそうな仕事を回してくれている。

入社当初あれだけキライだったボスと
内緒ができるほどの信頼関係が出来てしまった。

職場の休憩室で、
赤と黄色と言う目立つ表紙のこの本を広げていると
自虐的な気分にもなる。

  『本=お勉強』

そうしか見ないオタンコナスが毎日、
私がねっころがっている向こうにあるポットの湯を取りに来て
『みかんさんはエライ』と
間がもたないから
ワケのわからないお世辞を落としてゆく。
『ヘヘヘ』
適当に笑って本に集中。

彼女はダイエットの粉を湯で溶いて
自分のデスクでそれを飲んで昼食にしている。
彼女がそれを押し頂くように
ばぁちゃんがお茶を飲むごとく
ひとくちずつ『はぁ~』と味わうのが気色悪くて
休憩室に非難しているところもなきにしもあらず。

『休憩をとると仕事がたまってしまう』
とかなんとかおっしゃってましたが、
ピコピコ打ってるPC画面はゲームだったの
みぃ~ちゃった

腹の底に『いつでも辞めてやりまっせ』と
思って働いているし、
この舞台となっている大手銀行ほど、
安定収入としがみつく程の給与をもらっていない。
中小企業には安定保障もない。

会社にしがみついて
胃潰瘍や精神を病んでいる人に自分を重ねてみたり
辞めて行った人たちのその後の悲惨さと
社員でいることのメリットを天秤にかけているカネテツ。

サージと言う定職のないカネテツの同級生の存在も
会社と言う檻の中と外と言う対比で話をおもしろくしている。

会社の人間に全部ニックネームが付いているのが
話を漫画チックにしている。
登場人物像が単純で分かりやすい。
テレビドラマにでも成りそう。
宮使えでお疲れの脳におすすめなんだろう。
『日経ビジネス アソシエ』に
2006年5月2日号まで連載されていたのが単行本になったそうな。
サラリーマンのおじさま向け小説かもと
おやじ化した目で読みすすんだ。
出てくる女性はみんな元気でいきいきしてたけど、
男の目でみた女って感じがしないでもなかった。

ふと
不二家も同族経営だったなぁ~と遠い目になる…
ご箴言申し上げるはクビ覚悟だから
おそらく経営陣の周りはイエスマンだらけ。
簡単に裸の王様化するんだなぁ~これが。
極小同族会社にお勤めしている私の想像だけどね。

ぺこちゃんは買わないと言う意志表示もアリ

2007-01-17 07:55:32 | Weblog
雪印の商品を買う気が失せて間がないのに
こんどは不二家。

こういう不祥事が起こると思い出す人が居る。
学生寮に学生運動に熱中して、
留年したというウワサの1つ年上の人が入ってきた。
学生運動はもう下火だったし
学校のキャラからして、右も左もいない雰囲気の中で
彼女のおしゃれっけなしは、逆に目を惹いた。

彼女は当時、森永砒素ミルク事件に憤慨していた。
寮中を走って
『森永の製品を買うのをやめましょう』
『コーヒーにクリープはやめましょう』
とてもうるさかった。

母乳のかわりに飲まされたミルクに砒素が混入して
赤ちゃんに障害を負わせた事件があった。

  森永の製品を買うことは
  砒素ミルクを売った企業を認めたことになる

彼女は若くて正義感に燃えていて
あまりに正しいので、
みんな食べたくても
森永砒素ミルクの被害あかちゃんを思ってと言うより
彼女の顔が浮かんで
寮に森永製品は持ち込めなくなった。
私はムーンライトと言うまあるいビスケットが好きだったけれど
彼女にみつかるとおっかないしと
すっかり口にしなくなった記憶がある。

恩師の退官で招集された同窓会に彼女が来ていた。
聞けば、特別違った人生を歩んだ様子でもなく
普通の結婚をして私と同じ、
今は普通の田舎のおばさんだった。

留年騒ぎの時に親身になってくださった先生の退官祝いだから
出席する気になったと言っていた。
あの森永不買運動の話を振ると
なんと、
張本人はすっかり忘れていた。

でも、
彼女のあの時の正義感は私のどこかに染み付いているらしい。
雪印製品はあれからもう、
どんなに家計にやさしい特売の価格でも
買う気にならない。

不二家問題で業界再編も 森永製菓による支援浮上(共同通信) - goo ニュース

↑不二家の支援にあのクリープの森永ねぇ~?
もしかして懲りない面々が助けあうのかしらん?
それともエリを正すのかな?



らいおんのぱくぱくタイム

2007-01-15 06:19:00 | ねこ
お天気が冬とは思えないぽかぽか。
動物園近くで用事がすんだので、ひさびさに入園してみた。
いきなり行列で前に進めない。
らいおんに餌やりができるらしい。
『がおー』と百獣の王らしい唸り声。
どうやって客が餌をやるんろうと興味津々で
行列をかき分けて、
眺めややすい位置に移動して待った。

生肉の塊を長い鉄の棒に刺して檻につっこんでいる。
係りの人が手渡して
檻のこの辺りへと棒の誘導している。
らいおんは毎度のことなのだろう
檻の柵にたてがみのあるオスがへばりついて餌を待っている。

客はらいおんより一段高い台の上から
らいおんが立たないと口が届かない位置に生肉を差し出す。
檻にすがって立った位置でやっと一口の餌にありつく。
まるで犬のちんちん。
百獣の王にこんな恰好をさせて。
こうしないと食べ物にありつけないのかな?
たてがみがあるだけ哀れに見える。

雄の後で餌にありつくと聞くメスたちは
知らん顔で転がっていた。

びくびくしながら、長い棒を差し出して
喜んでいる人間がえらく浅ましくみえてその場を去った。

人間もまた世間と言う檻の中で、
餌のためには
みっともないちんちんだってしてみせる。

らいおんのぱくぱくタイムは
斜陽の動物園の増収のための客寄せパンダなんだろう。

そう言えばレッサーパンダは
土も遊び場もたっぷりある檻の中に居て
子パンダは
白いハンカチみたいな花がひらひらしている木に
登っては降りて
無邪気に遊んでいた。
こっちはしばらく眺めて和んだ。

家に帰ったら猫がおでむかえ。
この子たちも人間の都合で家から出さないで
完全室内飼い。

我が家の猫たちは
らいおんほど冷遇されていない。
レッサーパンダ並みか?

歯がない猫のために小あじをチンして
小骨ひとつない様に身だけむしってほぐして
蒸し汁をかけて、さましてっと。
猫さまがおなかいっぱいになってから
やっと腹ぺこ人間の食事のしたく。

ペットを飼う動物は人間だけか?
動物の中で一番不可解な人間に生まれたのは
幸か?不幸か?

いづれにしても
動物園が無邪気に楽しめなくなったのを大人と言うらしい。
つまらん。

らいおんのぱくぱくタイムは
動物愛護の精神に触発しないのかな?


優しい音楽  瀬尾まいこ

2007-01-12 06:00:01 | 
優しい音楽

双葉社

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こんな殺伐とした家族内での事件が続く世に
家族にひとり他人が加わって、
本来の家族以上に優しい家族的な情愛が流れる小品が3つ入っていた。

ひとつは本のタイトル『優しい音楽』
死んだ息子にそっくりと言うことで恋人の家族とに起こる波紋から
そっくりさんがそっくりさんを越えて受け入れられる語。

ふたつめは『タイムラグ』
不倫相手が妻と旅行する間にその子供を預かって知る
相手が親に結婚を反対されている事で、
まったく知らない妻の応援をついしてしまう話。

みっつめは『がたくた効果』
がらくたを拾う趣味のある同棲相手が
元大学教授のホームレスを拾ってきて
うまくいってなかったふたりが逆に
いい感じに変化して行く話。

ふつうないよねって話に、すっすっすと惹き込まれるのは
登場人物全員に何でも
つい、かうかと受け入れてしまう
『まっいいか』みたいな
柔軟性がどこなし備わっているせいらしい。




卵の緒

マガジンハウス

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図書館の神様

マガジンハウス

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瀬尾まいこの小説は
どれも
ふわふわとして、からっとしていて、透明な感じがして
じんわりとあったかい。
冬の暖房器具ではデロンギのような。

自分の中のコリコリやおかしな力みが和らぐような。
こころのマッサージ効果を感じる。

彼女は1974年生まれ。
親はもしかするとあの色濃い団塊の世代にあたろうか?

折りしもバラバラ遺体遺棄の犯人があがった。
暴力団がらみかと思ったら、
エリートと言われるこの世代の家庭で起こった
ドメスティックバイオレンスのなれの果て。

朝日新聞朝刊でロストジェネレーション(25歳~35歳)の特集を掲載中。
良しにつけ悪しきにつけ、
新しい感性の人たちから時代は動いていると言うことだろうか?

ふと私と同世代の林真理子の世界と並べて
女性が紡ぎ出す話に生きている世の中を透かしてみたりする。


ギリギリのところにいる家族

2007-01-10 08:36:25 | Weblog
金づちで殴打 68歳の妻死亡 70歳夫を逮捕(産経新聞) - goo ニュース

TVニュースを見た利用者宅2軒で
『うちもいつこうなるか分からない』
と聞かされた。
家族介護が崩壊。
周りはやさしくても実際に動く手がない。
介護保険サービスはかゆいところに手が届かない。
私に訴えた方は共に介護度の付いた本人も体調がよくない体で
介護の必要な人を抱えておられた。

介護サービスをすすめはいるけれど

『今はまだ大丈夫』
と返事が返ってくる。

子供たちには子供たちの生活があり、
気になるけれども世話ができない事情がある。
その辺りもよく分かって、
かつては出来た自負は保って
思うように動かない体で
踏ん張って、無理している日常だから
こんなニュースを見ると、つい辛さが吐露されるのだろう。

自宅で妻と義母絞殺 「将来悲観」と68歳(共同通信) - goo ニュース

いきめのいかない介護保険の隙間を埋める実費サービス産業が増えている。
1割の介護保険サービスすら『高い』と使えない世帯も多い。
身につまされる格差社会で介護の沙汰も金次第。

家庭内で起こるいやなニュースが今年も続く。

自衛隊格上げの日

2007-01-09 06:35:51 | Weblog
防衛省が発足 文民統制の徹底課題(共同通信) - goo ニュース

イラクへの自衛隊派遣からとんとん拍子に
軍隊を持たない国からじわじわと変貌している。
『自衛隊よ去れ』と人質が捕られた時
『テロに屈しない』の小泉さんのひとことで
将来ある若き男性がひとり殺されてしまった日、
日本は変わってしまった様に思う。

あの赤軍派の浅間山荘立てこもり事件でも
人命、犯人をも含む人命が一番に考えられた。
どんな事件があっても、
人の命を尊ぶことは守られる国だと言う安心感が崩壊した日だ。

教育基本法が変わった。
防衛省に格上げされた。
平和憲法が変わる。

久間長官は
「より精強な自衛隊となることが重要だ」と強調している。

自衛隊の海外活動は、
これまでの「付随的任務」から「本来任務」に格上げされる。

日米防衛協力拡大に対応するため日米防衛協力課、米軍再編調整官を新設。

ますます精強となって
力には力のアメリカとの仲は
ますます濃くなって
力には力で、
何が守れて、何が壊れるのだろう?

『君死にたもうなかれ』と詠った
古きよき美しき日本
与謝野晶子の時代へ復古?

国家予算は老人より子育て支援に力を入れているけれど
こんな時代に子供を生んで育てたい?

 



フクシノヒト  役所てつや 案 ・ 先崎綜一 著

2007-01-08 10:41:21 | 
フクシノヒト

文芸社

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フクシノヒトってカタカナタイトルがポップな表紙に踊っていて
まちがいなく明るい話と踏んで図書館で借りてきた。
原案のヒトが居て、小説に書き上げたヒトが居て
『U_30大賞』30歳以下を対象にした、原稿がなくても応募可能な文芸賞を
受賞しているんだそうな。

フクシノヒトは役所の生活保護課のヒトの事だった。
一浪して入った大学を無事卒業して、公務員試験に合格して、
ホワイトカラーとしての生活が始まると思った23歳の主人公が
役所の嫌われ部署である保護課に配属になって、
世の底辺といわれるヒトたちを知って、カルチャーショックから
立派なフクシノヒトになるまでの1年のものがたり。

役所の配属はころころと本人の気持におかまいなく
事務系のヒトは昨日、税務課、今日、いきなり保護課なワケで、
主婦時代にコープの荷分けの後のお茶ダベリングタイムに
実際に保護課配属になった夫の嘆きしゃべっている妻が居た。

確かに好きでフクシを志したわけでない。
お上の配属に従ったまでで、条例、規則どおりの仕事をこなせばいいって
態度もいたしかたないのかもしれない。

ものがたり上の上司や同僚がみんな
その辺りのツボとフクシのココロのツボを押えた人物で
かつ、主人公がまことに素直な良識人なんで
ちゃんと一人前にフクシノヒトに育ってゆく
明るく健全なしあがりになっている。

熱くなるな。
もやもやは酒でその日のうち流せ。
手持ちのトランプカードは決まっているのだから
どの札を自分が引くかって言う選択肢しかない。
引くのはこれこれと決まっているのだから
そこにないカードに迷うことはいらないし
引いたのは自分だから後悔しない…

実に深いアドバイスをタイムリーにもらう。
うらやましい~まぁ~小説ですから。

生活保護はいろいろと問題含みで、
今、高齢受給者も増えて
国は保護にかかるお金を地方自治体に押し付けてきている。
だんだんと申請しても簡単にOKとはいかなくなった。
そしてもし孤独死した人が保護却下例だったりしたら、
役所への世間の風あたりが強くマスコミが書き立てる。

確かに、
介護保険の利用料も医療費も住宅費も葬式代も
全部、保護を受けるとタダになる。
障害年金より保護費は多いし、
1割負担になった障害者よりはるかに優遇されている。

ちゃんと諸条件を満たした人が
『健康で文化的な最低限度』の保障を受けられる。
受けられない人はその最低限度の保障すら門前払いになる。
住所のないコトで生活保護からもれるホームレスの人にも触れてあった。

制度自体がどうなのよってとこは
役所の人間も人間だから感じて苦しい。

ものがたりの最初の出てくる
異臭と汚物のボロアパートの一室でアル中の瀕死のヒト。
描写のなまなましさに
そうなのよ、そうなのよ、ほんとうにあるあるとうなずいてしまった。

いったい何年かかったらこうなるのと言う
年代物の汚物の山をまずていねいに片付けて、
生活空間を確保してからでないと援助不能なケースに
訪問ホームへルパー時代に何件か遭遇した。
事務所に帰ったら、シャワー室へ直行。
まるでハードのスポーツをしてきた様相。
おもいっきりシャワーを浴びても取れないような匂い。
会社のロッカーにはいつも着替えが入っていた。

しょっぱなのレアケース洗礼は、
なかなか上手いものがたり構成になっている。

キタナイ、正しい、こうでなくっちゃ!
それはあなたの持つ価値観であって、人それぞれ。
端から見て信じられない生活も
本人にはなっとくいく快い生活なのだ。
体を蝕む不衛生との境目はどのあたり?

ヒトをちゃんとヒトとして認めて接する。
書いてしまえばキレイ事。
利用者本位、利用者ニーズに添ってと
ケアマネくんの教科書にも載っている。
簡単で簡単にいかない。

いろんな人の生き様に接して、
自分の持っていた価値観の一切に疑問を持ちはじめる辺り
人生50年過ぎて、ようやくそんな気になってきたワタクシ。
主人公の23歳の若造にココロヨク負けている。

これが若い人の思いなら日本の未来は明るいわ~
でも、ちゃんとこの話には
迷子にならないようにサイドを固めくれて
お手本になる立派な大人が登場してていたっけ。
う~~んむむむ~

Gooブログのランキング

2007-01-06 05:22:26 | Weblog
265位(700814 BLOG中)

管理画面には毎日1000位までのランキングのみ表示がある。
昨日のニュースからのHitが500を越えていた。
ずっと無縁なことで
順位が出てないことが普通だとだと思っていたから
ちょっとびっくり。
世の片隅にひっそりとある地味Blogの珍事だわ。

ものすごい過去記事が検索にひっかっかる事もあるらしく
書いた本人が忘れている記事が読まれた形跡も管理場面で分かる。
例えば昨日あったのが『年賀状 来る来ない』
なんと去年の記事。

そんなに来てもらわなくてもいいわぁ~
誰にも読んでもらえないのも淋しいけれど。