陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

感情から老化してゆく人いつまでも感情が若い人 和田秀樹著

2015-02-04 06:15:27 | 


いるいるこんな人^_^
まわりのあの人この人を思い浮かべつつ、
よくよく思えば私にもしっかり当てはまる老化。

老化は記憶力より体力より感情の衰えが先なんだそう。
前頭葉が歳と共に縮んできて、感情の抑制がきかなくなり、物事を深く考えなくなる。
歳を取って丸くなったんじゃない、感情鈍麻ってことらしい。

考えたくないから、保たれている過去の記憶に頼って新しい事を自然と避ける。
馴染みに所ばかり選んだり、
ルーチンワークで日々を過ごして安堵している。

老化したくなかったら、不慣れなことをし、未知なことにとにかくチャレンジ。
なかなかしんどい話だ。

少し小タイトルだけ書いておこう。

🙆キレやすく、いったん怒りだすとなかなかおさまらない

🙆わけもなく不機嫌

🙆お世辞に弱くなった

🙆部下や店員に向かって怒鳴り散らす

🙆物が捨てられない

🙆白黒をはっきりしたい

🙆なにをしてもつまらない

🙆くよくよ考えて抜けられなくなる

🙆服はラクなのがいちばんいい

🙆涙もろくなり、感情のコントロールがきかない

🙆議論するのがめんどうになった

🙆思考が短絡的で決めつけが多くなる

🙆人の話を聞いていられない

🙆財産は子供に残してやりたい

🙆新しい友人ができない

🙆昔の話、子どもの話が多くなる

🙆過去の栄光にすがる

🙆お金が使えなくなる

🙆同じ著者の本ばかり読む

🙆自分におしゃれは似合わない

🙆なんでも否定してかかる

🙆仮面夫婦をつづけている

🙆集中力が落ち飽きっぽくなった

🙆漢字が書けなくなった

🙆飴など甘いものを持ち歩く

🙆旅行はいつもおまかせツアーで行く

🙆わかりやすいものが好き

🙆昼食はいつも同じ店、同じメニュー

🙆最初の答えに飛びつく

🙆テレビのコメンテーターは正しいと思う


予防策に結婚二度説、財産は残さず使い切ると提唱されている。
著者は精神科医だから説得力あるが、
老いはしかたないじゃん、自然なことじゃんと思う自分がいる。

いろいろ面倒くさい人のアレは老化だと納得。
そういう人との関わりを避け、議論も避け、人の話を聞かず我は我と思うのも我老化ってこと。

性格の歪みは歳と共にパワーアップしてくると思ってたのは当たっていたらしい。

川柳とダジャレ句

2015-02-03 05:39:19 | 川柳
『取り合った母の取り合いしなくなり』
大嶋千寿子
川柳展望 季刊2015 冬 より

言えてるわ~
お世話の必要になった老母は悩ましい。
この句が頭に残ってはいても、
いざ人に話そうと思うと老化現象で正しい句が出て来ない。

《取り合った母を今では取りわぬ》

原句とまるで違った言葉並びで
川柳素人の友人に語った後、
原句を確かめて読み上げたら
間違って口を突いた方が面白いと言う。

ダジャレを狙ったわけではないけど、
つい口をついてから
(ダジャレぽい感じ)
原句はどうだっけ???
と、あわてて探し出したところの意外な感想だった。

川柳人は
サラリーマン川柳や⚫︎⚫︎川柳と言う世に広まっている川柳に眉をひそめる。

斯く言う私も語呂合わせや品のない笑い狙いの句を
川柳と言って欲しくないと思っている。

そんな事を言っているから
川柳人口はどんどん減って、老齢化してと憂う声もある。

さて、今日は例会。
最高齢会員が今年になって亡くなった。
享年88歳。
亡くなった後にも新聞に投稿句が載っていた。
最後の最後まで…
我らの鏡だと活字に止まった目がうるうるした。

会にはポツポツ友達の輪で新入会員がある。
あるが年齢は60代70代。
若返りのない会では、やはり年齢相応の思いの句ばかりにお目にかかる。
ちょっとため息。

川柳界のこの先…どうなる?



【おまけ】
なんで久々にブログ更新しているか?

老化は前頭葉から。
予防には日記が良い。
手書きがベストだけど、ブログは人目を気にしているところが良い。

と、読みかけの本に書いてあって
ほったらかしのココを思い出したわけで…

そうそう、書いてあることやコメンテーターなんかの言うことを鵜呑みにする傾向も老化だって^_^