陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

ホネ骨写真~わたくし物体A

2005-06-29 05:25:35 | Weblog
階段の上がり降りに膝が時折痛む。
腰には鈍い痛みあり。
左腕間接部にも鈍い痛み。

仕事の時は腰痛ベルト、膝サポーター、腕サポーターが暑くても必需品。
痛いには慣れていたけど、
左足大腿部に痺れがきた。

何だろう?
明日は治るかと待ったが4日目。
整形外科に仕事帰り、ラストの患者で受診。
お決まりのレントゲン写真。
あっち向いて、こっち向いて…

これって仕事で行く高齢者も撮られるんだろうなぁ~
ガン骨転移の亡夫もレントゲンは痛い。
「技師がやさしくない」と言ってたっけ
確かに痛い。大した痛みでない私でも。
やさしくしていては、きちんと写真が撮れないんだろうが。

しかし、
私、物体Aになった気分。

レントゲ写真を前に医師から説明。
腕は骨に異常なし、繋がっている筋に炎症あり。
膝はすこし骨変形。間接炎の赤ちゃん。

「足の痺れは背骨にズレからです。」
「第4と第5のトコまっすぐでないでしょ」

ふむふむ

「毎日、牽引に来て下さい。」
「えっ!毎日。」
「ご無理なら良いです。薬を出しましょ」

ちょっと待ってよ。痛いの、痺れてるのそんな
どうなるの?
しゃ~ないから、仕事帰りに通う事に。

整形で本当に治るのかな?

「腰が痛い」
と言うと、ヘルパー先輩諸氏から
「ボディメカニクス使って。ちゃんとガードせんからよ」
とケンモホロロ。

全体に骨が細いんだそうだ。
言われなくても、
鳥の筋のような骨写真が蛍光ボードに照らしだされている。
克明に如実にかつ客観的に事実として
私の体の不備が
レントゲン写真で突きつけられたようだ。

介護の仕事には不向きなんだろうか?
くやしい!

ちょっとショックで家に帰ると気力が萎えた。
夕食はスーパーの惣菜コーナー品で済ませ、
息子に「後、頼む」と言って寝たら、
朝ちゃんとダンゴ干し洗濯。なばらにモノが散乱キッチン。
彼なりにちゃんと立派に家事をしてる。

かぁちゃんがヒヨワって良いこともある。
息子が母にやさしくなる


軽度発達障害ってご存知?

2005-06-25 22:36:11 | Weblog

前記事にコメントを下さったアッキーさんのお目に止まった小さな発行部数100部?くらいの交流誌に投稿した稚文をここに置きます。

五行歌とは?うたたまごさんのHPに詳しい説明があります。

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五行歌交流誌『南の風』

エッセイ  『軽度発達障害ってご存知?』  

生まれ持った脳機能障害で物の認知に歪みがある。多くは「わがまま」「問題児」のレッテルを貼られ、「歩けない人に立って歩け」と言うような非難と否定を浴びて育つ。見た目は普通の悲劇。根は深い。この四月、期待の「軽度発達障害支援法」が施行された。どの紙面も報じない世の片隅で。もし、あなたがやる事成す事、過去も現在も非難轟々だったら?ご気分はいかが?    

  ボクどこがヘン?

  頼む!教えてくれ!  

  答えは簡単  

  歪んで見る人が  

  歪んでいるのよ


絵に描いた餅

2005-06-24 07:35:13 | Weblog
福祉用語を覚えていると、ムカムカしてくる。

ノーマライゼーション『すべての人が普通に社会生活を送れるよう、社会を正常化しようと言う考え。

QOL『その人に満足感、安定感、幸福感、安心感をもたらすものすべて』

何もかも不足の軽度発達障害。福祉の実現に長い歴史がある。支援法施行元年の今年、ようやく発達障害にも社会認知の幕が開いたのだろう。

当事者が抗精神薬で社会生活をやっと保っている現実。服薬は社会の方に必要だろう!


同窓会

2005-06-20 06:20:15 | Weblog
★十年ぶりに初めての同窓会案内が来て、出席か?欠席か?長く逡巡した。
多くの都会育ちでお嬢様の雰囲気を持つ同級生たちは、
今はまた絵で描いたような幸せ奥様になっているのだろうか?

田舎者ばかり集まって暮らした寮仲間には、
同じ釜の飯、今更気取っても始まらない裸の付き合いがあった。
会えるチャンスなら会ってみたい。

寮仲間に電話をして出欠を訊ねると皆返事が渋い。
『しあわせに暮らしている人だけが出席するもの』
と、言う人も居て、逆に反発を覚える。

確かに着て行くモノから、それなりに悩む。
場所はホテルだし、
お世話になった先生の退官のお祝いも兼ねているし、
お金のかかった衣装の用意をするゆとりはない。

もう7年も前になる寮仲間の同窓会もそう言えば、
寮の監守の教授の退官を祝う集いだった。
その先生が一番ラフなスタイルで、
ただただ懐かしい過去にタイムスリップしたんだった。

『同窓会の後で同じ安いビジネスに泊まろうよ』
と言う寮仲間の電話の声で
大きく出席に気持ちが傾いた。

当日、タンスを開けて、ちょっと迷って、
亡夫の着物で作ったワンピースにした。
生地は紬だから,
お祝いの席には本当はマズイかもしれないけど、
気取りのない普段着で感覚で夫も連れていく気分になる。
気持ちにぴったりだ。

出会ってしまえば、着てるモノも今の環境も飛んでしまう。
只々、懐かしい。
外見こそ老けたけど、若かったあの頃の雰囲気はみんなそのまま。
どうしてこう変わらないんだろう?
ツンとして見えたお嬢様方が、
みんな柔らかな雰囲気のおばさんに成っている。
歳を経たまろやかさは、
経て来た苦労が身に纏わせたモノかもしれない。

退官教授の独特の話し振りは、一足飛びに学窓に戻した。
この先生から『福祉の心』をもらったんだ。
学校に赴任されたばかりで、その前のケースワーカーとして勤められていた
重度心身障害児施設の話をよく聞かされた。
福祉の狭間、児童福祉の狭間に置かれたこの子たちの尊い命について力説されていたのを思い出す。
その所為あってか、
障害児施設に職を求め長く在職の人が結構居た。

宿泊組みの寮仲間とビジネスホテルのシングルに集まって、
夜ふけまで苦労話に花が咲いた。
夫のリストラ、無理の効かない自分の体、不意に襲う家族の病…

何も形をなさない人生などないのだと思う。
専業主婦で頂いた資格がなんの役にもたっていないと話した
しあわせ奥様風の人もまた、
種々の苦労を潜ってきてのだろう。
それがその人のまろやかさとなって、そこにあったから。

来れない人には来れない事情があり、
集えた人には集えた幸運が招かせたのだろう。
またいつか?次に会える時は?
命の儚さ、出かけられるなる諸事情、
次の幸運は巡ってくるか?否か?

計画してくれた幹事に感謝しつつ、参加して郷愁に耽った後は
みんな同じ現実に立ち戻っている事だろう。
留守居の息子は相変わらずで、
でも、疲れた母に

『何もするな!』

と命じて不出来な夕食を整えてくれ、
洗濯機をも回して、ダンゴ状態干しながらチャンと干し上げてくれた。

何の偶然で、私に巡って来た人生なんだろうか?
アスペ特有の特徴で話す息子と
相変わらず噛みあわない会話に身を置きながら
私に与えられた人生は大事に丁寧に生きようと言う気になっている。

次会う時はもっと出会って恥ずかしくない生き様をしていようと誓う。
三日坊主の決心かもしれないケド…

しかし良い学校に学んだと誇りに思う。
偏差値も高くはない、知名度も高くない、
ちょっとしたはずみで入学した地方都市の小さなキャンパスだったけれど。




資格試験を受けます

2005-06-13 05:42:27 | Weblog
昨日、ドカッと通信教育の資料が届きました。
あわわわわ~
今年度、介護福祉士は受けるつもりでいました。
実技免除講習や県が行う筆記試験の講習会も休暇が取れそうな範囲で申し込みスミ。
来月から始まります。

以前、介護保険前に何年かパートでヘルパーをしていました。
介護福祉士はパートの時間数などは換算方式で経験3年を必要とされます。
どのくらいの通算経験年数になるのか事務所で調べてもらったら、
現時点で5,5年。
これって、介護支援専門員(ケア・マネージャー)の受験資格5年も満たしています。
先に介護福祉士を取れば免除科目もあるんですが、
試験は先にケア・マネが10月、介護福祉士が来春1月。

生来のおちょこちょいで、どちらにもチャレンジする事にしました。
ケア・マネは何がなんだか分からない今の職種とは違った視点もあるので、
通信教育を申し込みました。
これが昨日、ドカッと届いたんです。
オヨヨ

日々、脳みそのクルミ化が心配されています。
『あれ、これ、それ』が会話に増え、忘れ物は日常茶飯事。
目もかなしいかな近視が老眼となり、メガネ3つ。
年々、老化の一途。
今が一番若い

毎日楽しいBlog生活はちょっと自粛します。
更新も毎日から、たまになります。
みなさまのBlogへのおじゃま回数も減ります。

こうやって受ける事をPRするとおっこちた時、
かっこわる~~いので
励みになるかも

内心3回は落ちる3年計画でいます。
仕事もあり、時折、調子の悪くなる息子あり…
ぼとぼちとまいりましょう。
と、言う事なんで姿が見えない時は
メガネかけて記憶中枢を刺激しているんだなぁ~
と思って頂くとシアワセマス

光高校爆破事件

2005-06-12 09:38:50 | Weblog

教室に爆発物、58人けが 投げた高3男子逮捕 山口の県立高校 (産経新聞) - goo ニュース

 ニュースを知ったのは息子の精神科心理治療と受診の帰りのカーラジオだった。被害者のPTSDの心配から医療心理チームが組まれる話など伝えていた。息子は『そこまで追い詰められた犯人の気持ちはどうなのか!』と盛んに言っていた。彼は小、中学校とイジメの対象として生育している。高校、大学時代はイジメこそ表面化していなが、阻害感の中で過ごした。

どうやら背後のイジメの存在が暴かれてきた。朝刊からは身体的なイジメでなく精神的なイジメのように推測された。クラスでひとりぽっちでの弁当時間。多くの冷笑の的。息子の学校生活が克明にフラッシュバックしてくる。ニュースを聞いたとたんに息子の脳裏を同じ事が過ぎったのだろう。

大きな事件となって初めて、犯人の心模様はどうだったのかと推測が始まる。事件を起こした罪は当然許される事ではないが、息子の言う通り、追い詰めた側の罪は問われる事なく終結するのだろうか?

もう10年も前になるだろうか。この高校野球部の甲子園初出場キャプテンの選手宣誓は清々しかった。例年の紋きり型でなく、「みなさんに選手を代表してメッセージを送ります…」で始まる高校球児の晴舞台を踏む喜びの声だった。のびのびした校風に拍手したのは幻だったのか?あれから変わってしまったのか?

息子の生い立ちはまだ幼稚園にこれから入る所までだが、ゆっくり学校生活に遡ろう。障害の有無の問題ではないだろう。並列に並べない子を、問題児として教師が先導してムチ打った、はみだしっ子を許さない教師の度量の狭さが、異端な子をおおっぴらにイジメル土壌にはなってはいなかったか?息子の育ちは過去の事であり、現時点、個性重視、軽度発達障害にも目が向く教育現場に変貌しつつあるのだと信じたい。

つい、光高事件とは無関係な私憤に流れてしまった。今後、この事件の原因についてもしっかり報道を見逃すまい。


蛍狩り

2005-06-05 09:30:45 | Weblog
ふわぁ~と蛍がフロントガラスの前を横切ったような気がした。蛍の季節がきたらしい。
『蛍みた~い』と血が騒ぐ。
玄関の戸を開けてすぐ、息子を誘う。しぶしぶのポーズで車に乗り込んだ。家から川の上流へ10分程度で蛍スポットがある。車がいっぱい止まっている。暗くてよく分からないけど蛍より人の数の方が多いような。
川べりの岩に座ってじっとしていると、蛍が妖しい飛行ラインで近づいてくる。捕まえようとすると、からかうように上昇した。息子は飛び石など、暗がりで飛んでハラハラさせる。
頭上には満天の星。
南こうせつのコンサート最後に歌われる『満天の星』が口をつく。

  ♪~ひとりっぽちの君に降るのは満天の星
    ひとりぽっちの君に降るのは満天の星~♪

心の奥底で『この子さえ居なかったら』と思う気持ちが微塵でも自分に無かったかと問う。息子は敏感にそれを感じて、時に怒りと不信を顕わにしていたのではないだろうか?
息子と居る時間がこんなに楽しい。
おかしいね。鬱の薬の効きすぎか?
私の自由を束縛していたと思っていた息子を、実は私が束縛していなかっただろうか?私は息子を『信じる』と口で言って信じていなかった。
健常でない事は罪ではない。アスペルガーである事のどこが悪い!
世間並みのアプローチが出来ないからと言って、私が両手いっぱい広げて邪魔なガードを張っていたのだ。母の身勝手愛だった。

息子は息子
母は母


昔ほどの元気はないけど、蛍程度には光って飛び回ろうかな?
ふわぁ~と力の抜けた飛び方で。


土曜出勤昼休み

2005-06-04 12:43:06 | Weblog
いつも喧噪のいや、活力溢れるヘルパー室で一人で昼食中。手元に川柳マガジン6月号。ちょっと良い詩を見つけた。長田弘さんの詩。


『言葉のダシのとりかた』

かつおぶしじゃない。
まず言葉をえらぶ。
太くてよく乾いた言葉をえらぶ。
はじめに言葉の表面の
カビをたわしでさっぱり落とす。
血合いの黒い部分から、
言葉を正しく削ってゆく。


ひぇ~。とてもとても長田弘さまには近づけない。いろいろ短詩系をかじったり、書き言葉好きでBlogにもはまっている。何だか書きだすと牛のヨダレで止まらなくなる。これは考えねば…

そう言えば朝刊の悩み相談に『Blogオタクな夫』と妻からの相談があった。ムムム…暇ができればBlogしている私もオタクだなぁ~

まぁ~とりとめのない事を思いながら、ガランとした事務所を楽しんでいる。私の仕事疲れの大半は人声、人の気配疲れかな?

アスぺな息子と一応健常らしい私と気質が被っている箇所も多い気がする。さぁてっと、午後からひとがんばり~

息子に起こされた

2005-06-02 21:56:25 | Weblog
いつものデシレルを飲んでふわぁ~っと眠気が来て眠りについた。寝入ったのは確か12時近かったはずなのに、最近だんだん覚醒が早くなって今朝は目覚めが4時。やっぱり睡眠が足らないと、日中のポカが増えるし、体がキツイもう一度寝たいと思いながら仕方が無いからネットを開けたり、本を読んだりして6時半まで覚えている。

 お母さ~ん!朝!

いつもは私が起こす役だった息子に起こされた。ガクッと深い眠りにそれから落ちたらしい。彼が居なかったら、完全に遅刻だった。何度も何度も礼を言った。感謝感激雨あられ。今日の天気は雨だったなぁ~

 息子と住んでいてよかった

薬はまだ効かないけど本を枕に寝よう。
息子が洗濯はしてくれるそうだ。
「安心して、寝ていい」と言ってくれている。
世話ばっかりされているのはきっとイヤなんだと思う。
ダンゴ状態の干し方でもいいや~♪
彼の好意に甘えてみよう。任せてみよう。
と、言う訳で本日はおやすみなさい

訪問介護料改定

2005-06-02 21:34:51 | Weblog
訪問介護は定額払い制に 06年度の改定で厚労省 (共同通信) - goo ニュース

訪問介護の料金体系細分化 対価に見合ったサービスへ (共同通信) - goo ニュース

時間コマ切れ出来高払いでは、稼ぎにならない訪問介護の担い手が定額安定で増えるだろうか?認知症の見守りは増えているが、現行では別な仕事に付随して明確な仕事ではなかった。細分化されると、書類関係もややこしくなるのだろうか?

措置の時代から間を置いて、職場復帰1年。同じホームヘルプの仕事をしている。以前より正直、書類ばっかり書いたり、チェックが入ったりでどうも無駄な労力、気遣いが増えている。仕事が人と離れた所で回っているような思いもする。介護保険前はシンプルだった。変えれば変える程、現場には息苦しい管理ムードが漂い、人と人のアバウトなゆったりした関係でのケアからは遠くなるような気がするが思い過ごしだろうか?そして変わる事の理解が、またまた高齢者には大変だぁ~

かけがえのない命

2005-06-01 22:43:11 | Weblog
戦後60年経って日本兵が見つかったとか?違うとか?死者の山を積んだ南方と呼ばれ激戦区だったアジアの国々では、戦争の記憶が完全に拭われてはいないようだ。戦争に徴用で行く時、妻に残した歌がとても古びた短冊に認められているのを訪問介護先で発見した。

  生乃緒の絶ゆる事もありぬべし
      嘆きを捨てて生きよ我が妻


20代の若さで幼い子と妻を残して入隊数ヶ月。内地で訓練中の病死だったそうだ。軍隊の陰湿なイジメ体質なども漏れ聞くが、真偽の程は分からない。

イラクではまた日本人が殺害された。『人命第一』が戦後の日本だと思っていたけれど、何人亡くなっても日本政府は微動だにしない。いかなる凶悪犯であっても人質の命を脅かしてまで、犯人逮捕はなかった。他所の国が人質のために撤退しても、自衛隊は居続ける。少しづつ、人命軽視に流れはじめた風潮なら哀しい。