陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

源氏物語の本いろいろ

2016-03-15 04:53:54 | 


林望氏のを通読した直後なんで、
すっすすっと、
登場人物が浮かんでくる。

昨今危ない記憶に、こういうのを読むと、
記憶が補充され、
しばらくは脳内源氏一色かな?

リンボウ先生は、夕顔が理想の女性型とおっしゃる。
聖子さんも寂聴さんも、朧月夜が好きだそう。

女性の視点は我が身が女性なんで、
うんうん、と頷ける。

「源氏なんて何が面白い?」

と壇勢諸氏か私も言われるけど、
圧倒的に女性ファン、源氏ぐるいまでおられるとか?

聖子さんは宝塚歌劇団並べ称しておられたけど、
豪華絢爛、王朝絵巻としてはそうかもしれない。

出家や愛する人の死、老いてからの光源氏を読んでいると、
死に近づいている私としては、無常観を感じた。

あの最後の尻切れとんぼは、余韻説、
それから、紫式部が死んじゃった説でていた。
やっぱり、あの終わり方は謎めいているんだわ。

谷崎潤一郎、与謝野晶子、円地文子等、
いろんな人の訳についても論じられていて、
ここまで長いお話はもう完読しないかな?
と思うんで、参考になった。

与謝野晶子訳はネットでも読める。
読みやすい言われていたけど、確かに。



さて、図書館に返しにいってこっと。
また、源氏関連借りてこようかな?



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謹訳源氏物語 林望

2016-02-14 10:13:53 | 


やっと「四」まで読み進んだ。
ラジオでご本人の朗読を聴いた時
とっても、分かりやすいとおもった。
本をね、買うわけにはいかないの。


☝︎こんなものが家にある。
田辺聖子さんのは、ものすごく前に読んだ。
寂聴さんのは、、、途中挫折💧

ぐふふ😁
図書館で全巻揃ってるのを見つけてしまった。

もちろん、数冊づつ小分けで借りている。
三冊並べて、本の上の部分に十二単の帯になっているのに気が付いた。



本を作るにはいろいろと工夫がされているらしい。
リンボウ先生のは和綴じっぽいイメージで本が綴じてもある。

全部、読みきれるかな?

ネットでは↓
3分で読む源氏物語
こんなのも見つけた。
青空文庫で
与謝野晶子版も読める。

リンボウ先生のを読み読み、他の人はどう書いているのかな?
と、よそ道に逸れるのでなかなか前に進まない。



こんなのも本棚に。
一般教養で習った時の教科書だった?

時間はあるので、ゆっくりいこう^_^
2月は半分過ぎたけど。
誕生日も過ぎたんで、歳も一つ増えたけどね。



と、言うわけで頭が源氏モード。




そろそろ飾ってあるお雛様を見てもね💞


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院内カフェ 中島たい子著

2016-02-09 05:08:51 | 


今度は二度目読みじゃないなぁ~たぶん^_^;


総合病院に最近、増えている感じの院内カフェ。
わざわざ、ここへお茶しに来る人は少ないだろう?

病院内ってとこは
考えてみれば
どこかしんどいものを抱えた人が右往左往している。
カフェでちょっとまったりしている人の内心も
覗けばかなりヘビーだろう。

かなり待たされて三分診療に成らざるを得ないのも
また、総合病院。
早めに受付して、院内カフェでモーニング。
そんな経験者。
感情移入しやすかった。

小さなカフェの空間で、
院内だから、そう大きくないと勝手に想像。
店員さんが客をぐるり見渡せる広さ。

カフェに集うお客様と店員さんの
ショートなお話で構成されていた。

両親を介護して見送って、
次は夫が病。
誰に頼まれたわけではないのに、
介護人になって自分の時間がまったくなくなっていることに気付く。
両親は捨てられなかったが、夫は他人だと、
瞬時、離婚を考える、、、

一生懸命にしている介護が、自分を追い込んで
介護されている人にも、優しくできなくなる
相互にしんどい状況。
よくあるけど、この袋小路がうまく描かれていた。

最後の最後、
ちゃんとメリークリスマスのハッピーエンドがにくい。

院内カフェで、
ちょっと甘くてあったかい飲み物を頂きましたって感じかな?

ほんとに、読むのははじめてかな?
だんだん自信がなくなる、、、

脳ドックでは脳萎縮なかったんだけど、、、それホント???



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非素 帚木蓬生著

2016-01-31 17:58:23 | 


和歌山のヒ素カレー事件。
小説ではあるのだけれど、犯人は実名で出ており、
ほぼノンフィクションの感がする。

著者が医師であるだけに、
ヒ素中毒と診断するにあたって克明に専門的に、相当なページを割いて説明が続いた。
残念ながら、私の脳では理解が難しく読み飛ばした。

一人の専門の医師だけでなく、各部門の専門医師がチームとして、
間違いなくヒ素であると証明してゆく。

裁判では疑わしくは罰せずの判断で、
むかしむかしの従業員の死は限りなくグレーだけれど、不問に付された。

グレーな部分では実母にまで盛った可能性が高い。

最初に保険金を手にした時から、
人の命と引き換えに巨額なお金を手にすることに麻痺が起こったのか?

殺されることが分かっても、逃げ出せない人のつながりは、
凄惨な他の事件にも見る。

人間ってどこまでも残虐になれる動物なれるなのか?

ヒ素の後遺症の怖さも知った。
これが事実だと思うと背筋が寒くなる。

医師と小説家と二足の草鞋で、
ここまでの長編を書く著者に読む度に驚かされる。

爪の垢、分けて下さい🙇🏻






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奇跡の人 原田マハ 著

2016-01-23 12:07:54 | 


最近、 涙もろくていけない。
おなじみヘレンケラーの日本版。

最初、日本初の無形文化財選定話から、
盲目の津軽三味線の名手が登場する。

サリバン先生の役は岩倉使節団として
9歳から22歳までをアメリカで過ごした旧幕臣の弱視の娘。
去場安。

ヘレンケラー役は弘前の大地主の娘。
1歳の時高熱で視力聴力を失ない6歳から土蔵に幽閉され
けものの子と言われていた介良れん。

いかなる障害のある子であろうと
育つ可能性を信じて教育に安先生と、
虐待を日常的に受けて、防御で暴れるれんの姿にただただ涙。

鼻水もすする。
活字を追いながらこうも泣けるのは老い?

コレ実話?
と、かなり後半まで半信半疑だった。

岩倉使節団とか、家庭教師の仲介が伊藤博文とか
実在するので、すっかり騙されるところだった。

よくよく登場人物の名読めば、

去場安→さりばあん→サリバン

介良れん→へられん→ヘレンケラー

マハさんって(^_^)

幕末に密航でイギリスに留学した
薩摩の薩摩スチューデント、五代さま、、、
じゃなくて
長州の 長州ファイブの一人、山尾庸三(工業の父)が
グラスゴーで騒音の造船所で働く聴覚障害者の手話を見て
日本に手話教える学校も創立した言う逸話は
知っていたから、
同じく長州ファイブだった伊藤博文が出てきた時点で、

実話???

になったの💧

この駄洒落命名は兄、宗典とやはり兄妹の香り。

お兄ちゃんの方のファンでもある。
宗典さん、
最近どうしちゃったんだろう?


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異邦人 原田マハ 著

2016-01-20 10:06:30 | 


雪ごもりで読破。

画廊、
個人美術館、
日本画、洋画、
四季折々の一般人からは程遠い一部特権階級だけが味わえるする豪奢な京都。

美術に精通もしていない私だけれど、
文字追いながら、
登場してくる風景や絵画、
女性の装束の美しさに酔った。

「異邦人」を「いりびと」

ここも作者のこだわりか?

表紙は装画「いだく」 高山辰雄 とある。
この絵ベースにあって、この小説は出来たかのよう。

生活感あふれる狭い家の中で、
何億と言う金銭感覚の雅な世界を堪能しました。

そして、
女性がしがらみを切って独立、自由を手に入れるには
やっぱりしっかりしたお金
財力の裏づけがあってこそかな?

と、つまらぬ世俗的な感想も持ってしまった。
小さいワタクシ、、、





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ギリギリ 原田ひ香 著

2016-01-18 16:01:13 | 


朝から小雨。
今、暴風。まる台風みたい。
少々不気味。

テレビは首都圏の雪ばっかり流している。
地方は自分ちの辺り予報をとなんとかかき集め、
明日は予想どうり雪かも?半分。
希望的観測で積もらない半分。

要は、
出かけるにはイマイチのお天気であったことが言いたい。
と、言うわけで、この本をコタツで読んでいましたとさ。

「ギリギリ」って?
謎は最後まで読んで納得した。

義理の義理関係者こと。

亡くなった息子の嫁の再婚者。
いや最後は
亡くなった息子の元再婚者。

ああややこしい。

友達、 ベストフレンド

簡単に言えば、そんなとこです。
みたいな軽い置き方でしめくくられていた。
「別れても良い友達です」
って、芸能人の離婚会見でよく聞く便利セリフみたい。

シナリオライターの事がやけに詳しいと思ったら、
作者のプロフィールに
創作ラジオドラマ脚本懸賞公募(現・創作ラジオドラマ大賞)最優秀賞受賞、
とあった。

人の気持ちの機微が離婚や死別と重たいテーマなんだけど、
さらっと読ませてくれた。

人と人、
添っていても個人と個人、他人同士。
離れていても血のつながりは切れない
とかとか
思うとこもあった。

結論、
おもしろかった(^ ^)

またこの作者の本を借りてこよっと。




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家族写真 荻原 浩 著

2016-01-13 16:07:49 | 


本日はむちゃくちゃ寒い。
家族、モコだけ。
餌くれ、うんち出た、遊べと飼い主に迫る時はしかたないが、
こたつでずるずるしながら、読み終えた。

家族の物語が7つ。
集中力が欠けた昨今、誠に読みやすい構成。読みやすい筆致。
表紙は最後の家族写真という話のラストシーンになる。

絵に描いたようなしあわせ家族と言う嘘っぽい家族は登場しないが
すべてなんらかの希望らしきものを見せて終わっている。

家族には時間軸があって、
切ろうにも切れず、
愛憎こもごも、なんやかや有りつつの
どこの家も
なんとかならざるを得ず
なんとかなるものかいなっと。

猛烈な努力や無理をせずに、
とりあえずパッピーエンドの話は気持ちがいい。




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シフォン・リボン・シフォン 近藤史恵 著

2016-01-08 17:51:38 | 


記憶があぶないから、読んだ印を早々に置いとこっと。

四話で構成されている。
舞台は田舎町。
最近、どこもそうだけど
昔はにぎわっていて、今は半分以上閉店している店並みが続くシャッター通り。
閉店した書店を改装し、オープンしたランジェシーショップが舞台。
題名はこの店の名前からきている。

やわらかな華やかな題名からは遠い
裏ぶれた疲れた場面から始まる。

第1話、第2話は地元に住む30歳前後の
屈折した親子関係を持つお客さんが主人公。
第3話に店主の母娘関係を中心とした育ちから、
店を軌道に乗せるまで、
なぜ東京から故郷に帰ってきたかまでの物語がやっと登場。
第4話は母娘の立場逆転、同級生の姑の 認知症と介護の話が出てくる。

ベースはずっと親子関係で
立場の弱い人にスポットの当たった話だったようだ。

子供は親の従属物ではない。
親が無意識に言う意識的に傷つけている
言葉の暴力も散りばめられていた。

ちょうど、
今朝の朝ドラ「あさが来た」のふゆちゃんが
ぴったりぽん。

リボン・シフォン・リボンは
綺麗な色や手の込んだ刺繍レースなど
セクシーというより上品で
しかも着心地は締め付けず、フィットし
付けると姿が美しくみえる、
自分のための贅沢なランジェシーやナイティしか扱わないお店。

上質な下着を身につける事が
自分を大切にすることの象徴のように描かれていたのかも。

自分に君臨して逃げることしか考えなかった母親を
介護しようと思うきっかけが
自分の乳がん
と、言うのもポイントか。

半身に麻痺の残る母親と乳がんの傷跡を半身に持つ娘と。


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二度目と気づかず借りた本・・・

2016-01-08 06:27:43 | 
おそろしすぎる・・・

作家の違う短編を集めたものなので、
集中力、持続力の切れた今の私にふさわしいと思って
図書館で借りてきた。



いくつ目かの推理小説で

ん???

この話、TVで観たのかな?
読んでいる途中でオチが思い浮かんだ。

記憶より確かな自分のブログ検索に本の名を入れてみた。
ブログを止めていた時期もあるし、
読んだ全部アップと言う訳でもない、
訳でもないが、

ジャジャジャジャーン

ばっちりアップしてるではおまへんか💧

近藤史恵リクエスト! ペットのアンソロジー
(ぽっち↑するとモコがでます)

そこにモコが岩合さん番組かな?
熱心にみているモコが写メを置いている。
その座っているガリガリ、
ボロになったんで買い替える前の。

いつ?
2014/9/17

古い記憶はあるけど、近々の記憶がないここ最近。
一年二年前も近々のうちなのか?



おかしなもので読んだと分かってからは
読んだ記憶が ちゃんと蘇って、
二度目を楽しんでいる。

うん???

ホントに二度目?
三度目、、、
もしや
四度目ってことは、、、ないよね、、、


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頭に猿が乗ってる小説は・・・う~~ん~~

2016-01-01 16:34:20 | 
新年早々、物忘れが、、、
今年は申年。

あっちこっち猿のイラスト。
無精を決め込んで
出さない意思表示をして幾年にもなる。
徐々に減る年賀状。
頂いた賀状の中から
ユーモラスなゴリラの絵を見ているうちに、
頭に猿を乗っけたジおっさんが主人公の小説を思い出した。

確か?
走るオジサン?

検索したけど出ない。
違うんだ。
作家の名前も出てこない、、、

うぅぅぅぅぅ~

出ました^_^

オジサンでなくジイサンだった。
著者は池永陽。





第11回(1998年) 小説すばる新人賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)
頭の上に猿がいる。話しかければクーと鳴き、からかえば一人前に怒りもする。お前はいったい何者だ―。近所の仲間と茶飲み話をするだけの平凡な老後をおくっていた作次。だが、突然あらわれた猿との奇妙な「共同生活」がはじまる。きっかけは、同居する嫁にほのかな恋情を抱いたことだった…。老いのやるせなさ、そして生の哀しみと可笑しさを描く、第11回小説すばる新人賞受賞作品。



元旦無料開放の動物園でも猿を見た。


新年句会で「おさる」の折句を用意せねばならず、
課題に「猿」の句会もあり。

猿、猿って
まぁ~何年って2月に入ったら言わなくなるとおもうけど。

老人の悲哀を描いた小説を思い出す事から始まった新年。
ピッタシ・・・ぽいなぁ~




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介護退職 楡周平著

2015-12-27 02:48:45 | 


雪深い地方で独居の母親が雪かき中に転倒骨折。
入院、手術。
退院後、東京自宅で妻が介護にあたる。
その妻がストレスから
かくも膜下出血で倒れる。
いよいよ万事休す。
大会社の管理職の激務こなすどころでなくなる主人公。
私的な事だと会社には事実ひたすら隠し、仕事に穴を開ける。
まっ、管理職大会社のなくても当たり前。
結局、一線から退かされ閑職部署へ配置換え。
その部署が不服で、
私立中学校へこれから通う子を持ち、
マンションのローンまでありながら、退職してまう五十代。

退職金と持ち金で5000万。
辞めれば目減りしかない。
最後は、またありないハッピーエンド。
ネタバレになるんでここらで止めておこう。

それにしても、現実味離れした小説。
介護退職って、もっと深刻。もっと苦しいはず。
生活困窮が何も描かれていない。

介護を手伝えない貧乏で弟夫婦にしても、本当の貧乏とは言えない。
むしろ実家におんぶして店まで出してもらい、
子供にお金がかかれば、また実家から援助の四十代。
ここがまた子供に学歴を付けるのに必死。

介護される親に金なし、
介護する子供に金なし。
介護退職して、親の年金でやりくり、
にっちもさっちも行かなくなって心中事件が絶えない現実から何と遠い小説か。

それに時代錯誤も甚だしい、謙信的な妻。
最後まで介護は女のもの臭が漂った。

それに一流学歴を得るために、勉強以外しない子供が登場。
認知症のおばぁちゃんと触れ合うシーン皆無。
教育の基本からムカつく。

介護退職のタイトルに惹かれ、
介護業界の大量退職者の話かと思って
バザーで作者がサラリーマン小説家とは知らず買ったもの。

お国の政策「介護離職ゼロ」も
最近まで介護職の離職問題かと思っていたアホなワタクシ、、 、

そうね、一流大学、一流会社、一流から無縁で生きてきた
貧しい知識と貧しい生活しかしらない
介護業界だけには詳しい還暦過ぎの身としては、
馬鹿馬鹿しいとしか言いようがない小説だった。

ご都合主義的なとこも白けたなぁ~

デイサービスから帰ってくる母親を待っているはずの妻がなぜか施設前で倒れた時、
主人公が夜になって駆けつけるるまで、
施設職員が親切に妻に付き添っていたり、
お困りでしょうと、
デイサービス側から即、一週間、施設が母親を預かる提案が出て、
事なきを得てしまう。
その施設がグループホームで入院している人が居て空きベッドがあるからって?
グループホームがそんなことはしない。してはならんでしょ?
デイサービスだって、
万一、ショートステイできる施設が併設されていたところで
そう事が上手くは運ばないんじゃないかな?
設定が介護保険を逸脱している上に甘い。

朝ドラを暇人なんで、良く観ているけど、
テレビドラマにはこういうご都合的な展開が実に多い。
こういうシーンが続くと一気に観る気が失せる。


介護ちゅうもんはそんなに甘いもんやおまへんにゃん。

第一、認知症本人の痛みも描かれてなかった。
自分だって認知症になる確率ゼロじゃないのに。

こういう小説は
エリートと言う名称のサラリーマンが読んで
楽しむの?






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四捨五入殺人事件 井上ひさし 著

2015-12-23 07:14:04 | 


年一回開催の福祉バザーで、
きっと何年も売れ残って毎年並んでいた文庫本だったのかもしれない。
ページは真っ茶色。
ポイントは小さい。
定価360円
昭和59年発行。

売り手が知り合いで
何か買わずに立ち去りがたく、
井上ひさしならハズレはないだろうと手にしたもののずっと積ん読だった。

読み始めたら、惹きつけて離さない。
さすが、ひさし様。
殺人事件とあるからには、やっぱり推理小説、、、ではなっかた。
どんでん返しで、小説内の仕組まれた劇から目が覚める。

読んだあと気がつくが、表紙にすべてが描かれている。
目次各章のタイトルも

事件の舞台
事件の前兆


事件の逆転

ちゃんと分かるようになっていたのだ。
殺人事件はしかも密室。

しかも、主題は農政。
笑って読んでいるうちに
歴史的に虐げられてきた農政に開眼する仕組み。

「四捨五入」とは
四捨五入で、切り捨てられるところにいつもある「農民」の意味。

現時点も
○○○ミクスも四捨五入される人たちが居そうな気がする。
貧しい人に30000円、一時ばら撒かれてどうなんだろう?

ちょっと調べたら、
1987/07/06~1987/07/24 NKHで15回連続ドラマにもなっていた。
配役入りの以下、あらすじ抜粋。

陸の孤島となった山奥の温泉旅館で、講演を依頼された2人の作家(中村雅俊、中条静夫)が不可解な連続殺人事件に巻き込まれる。井上ひさし原作の異色ユーモアミステリー。講演依頼を受けた大御所作家の石上(中条静夫)に同行し、東北の成郷市を訪れた若手作家の藤川武臣(中村雅俊)。二人が現地に着くと、あいにくの大雨であった。二人は役場職員の岡田(大竹まこと)に案内され、山奥にある鬼哭温泉の旅館へと向かう。ここは市内とは橋一本でしかつながっていないという温泉地。しかしその夜、大雨により橋が流され、鬼哭温泉は陸の孤島となってしまった。旅館に足どめをくった二人は、深夜、旅館で起きた不可解な殺人事件に巻き込まれてしまう。【以上、チャンネル銀河広報資料より引用】





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