陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

ひとり暮らしの姑に認知症の疑い?

2008-05-31 23:05:45 | Weblog
車で10分程度の離れた場所にひとり住む姑から
腸が下がって出てくるから病院へ行ったと連絡があって
今日、簡単な日帰り手術と言っていた。

就職3日目では休んだり早退と言うわけにも行かず、
仕事を終えてから免停息子の合気道練習のアッシーの合間を縫って
ようやく姑の様子を見に行けた。

手術の後で夕食はどうしているか心配でもあった。
「こんばんわ」と、つかつか入ると
いつもと様子は同じ。手術の後の人とは思えない。

手術のつもりで病院へ行ったけれども
前の先生は今日は出勤でなく
違う先生で手術はなかったと言う。

かかりつけの先生は心臓の薬飲んでいるから
手術は無理だと言われたとも言い
言っていることが良く分からない。

日帰り手術の話もおかしかったし
手術日が緊急でもないのに土曜日と言うのも釈然としなかった。

客足が減っているけど
散髪屋は閉めないと言う。
家横に最初は近所のババ様3人で借りていた畑を
一人は死亡、一人は療養病棟入所のため
今では一人で作っている。

変形性膝関節症もあり心筋梗塞をしてばかり。
がんばりすぎないでと思うけれど
人の世話になるのが嫌い。
プライドも高い。
自分の物忘れ?あるいは認知症を認める人ではあるまい。
それが姑の生きる証なのかもしれない。

今度の職場は日曜と平日休みの週休2日。
週の真ん中の水曜日を休みにしてもらった。
映画がレディス・デイ。
しめしめと思ったけど
初回は姑のかかりつけ医に話を聞きに行こう。

亡夫は一人っ子だった。
その嫁である私しか看る人はいないワケだけれど
なさぬ仲。前途多難。

88歳。
しっかりしてても100%独居は難しくなって当たり前だ。
ワンクッションの夫がいないだけ…悩む。



雨上がりの朝

2008-05-31 06:05:39 | Weblog
早寝してしまうと、どうしても早く目覚める。水を飲んで二度寝しようとしたら、私の起きた気配で猫たちが餌ねだり。注射が効いている。痛みが即座に引くけれど、食欲が出過ぎる副作用もある。食べ過ぎで二匹とも下痢気味(^_^;)

雨が上っているから、いつもの散歩コースに一時間早く出た。歩いている顔ぶれが違う。日の出を待って歩く人が結構あるんだ。

帰り道、今朝はかたつむりに遭遇。のんびり行こう。私はちょっと気を抜くと、せっかちとんかち飛ばし過ぎになって結局疲れるもんね。本日、でんでん虫で\(^_^)/

初日から飛ばさない

2008-05-30 04:17:17 | Weblog
前の職場も前任が置いていった仕事内容は最悪だったけど
こんどの所も
新任ケアマネが2週間で音をあげたんだから
予想はしていたけれどものすごい書類不備。

無い書類を問いただせば
4月で辞める予定だったから
だれかれに頼んだのにしていないしていないとか
PC内にあるから今から整えるとか
絶対に『有る』と譲らないタイプ。

簡単に書類がPCからでない様子見るとPC内も恐ろしい状態に違いない。
しかも3日で引き継いで欲しいと言われた。

言いわけやら探し物で時間が経過するのはマズイ。
無いものは後からどうにかしていくしかないので
とりあえず最低限度必要なとこを聞いて、
利用者を引き継いでもらわねば。

前のところでは
早くどうにかしようとパンク状態になったから
今回は焦らない。焦らない。


自宅に帰るとこんどはふぃんふぃんが餌を食べない。
歯がないお口の口角が切れて出血している。
免停でバイクに乗れない息子を合気道へ送り迎えの仕事もある。
ふぃんふぃんを息子に抱かせて先に動物病院を回る。
道路にまで順番を待っている犬が数匹。駐車場もいっぱい。
フィラリアの予防注射の時期なので込み合っていると言う話だった。

体重4.3K
抜歯した時は2キロでガリガリだったから体力は回復傾向を言われた。
口角が治る注射をしてもらった。

息子を合気道の練習場に落として
ふぃんふぃんを連れ帰ったら電話がなった。
姑からだった。
腸が下がって脱腸の日帰り手術をすると言う。
仕事に就いたばかりで休めない。

なんでこう働くモードになると
体がいくつあっても足らない事態になるのかなぁ

練習が終わった息子を迎えに行って帰ったら
どっと体が疲れて動かない。
息子が楽になるからと
合気道の整理体操の整体もどきをやってくれた。
洗濯もしてやるから寝ろと言う。
お言葉に甘えて10時前に倒れ込んだ。

あらっ!3時半に目が醒めてしまったわ
もう一度おやすみなさい

財布わすれて

2008-05-25 09:52:24 | Weblog
TEACCH研究会に初めて参加。息子にも『かぁさん、オレの事をちゃんと知れ』と言われ、今までコソコソ講演会等に参加してたけど、今回は堂々とやって来た。

あぁ~それなのに…資料を入れるべく、いつもバックでなくデッカイのにしたのが間違い。

コーヒーやらマイボトルまで用意して、肝心の財布がない!

受付で今日の会費が払えない。
受付の方が優しく『来月で良いですよ』とツケで入れて下さった。

さすが自閉症の研究会と言うか
…息子より私の方がよっぽど問題じゃなかろうか…

今、会場の隅で小さくなって座っております。


ワタシ…29日から働くんだよね。大丈夫かな?

なんとなく決まってしまった職場

2008-05-24 08:27:19 | Weblog
母の通うデイサービスのオーナーから母を通して
「うちに来てもらえないか?」の打診があった。

今、在職のケアマネは
前の前の前の職場の元ヘルパーで
私と一緒に介護福祉士を取った後
この4月に資格取り立ての新人さん。
連休明けから勤め始めてまだ2週間程度。

彼女の採用が決まった後も
実はハローワークに求人が続いて出ていた。
一人ケアマネは不安だからオーナーが求人を出しているのなら
私に一緒に働いて欲しいと
彼女が頼んできた経緯もあって一度応募、面接すみ。

面接で話を聞けば
一人採用済みだけれども
もう一人雇い入れたいと言う話だった。

現任はパートで月10日稼働というのだから仕事量もしれている。
そこを正社員2人と言うのはどういう腹づもりかと問えば
毎月2人が2人づつ利用者を増やしてもらえばすぐに採算は取れると言う。
月に2×2で12か月。1年経てば48人増。

現実味ないむちゃな要求だし、
新人ケアマネである知人の採用はすでに決まっていたのだから
余分な2人目採用を受ける気にはなれず
こちらから断った。

ちょっと予想はしていたのだけれど
連休明けから出勤して引き継ぎを受けていた知人は
6月からの独り立ちは自信がないので
辞めさせてほしいとの希望を早くも出してしまった。

母がデイサービス利用者と言うこともあり
「娘さんはどうされていますか?」
と言う話の運びになったらしい。

面接では1時間を超えて介護理念にも及んだ。
オーナーと合意の部分もいっぱいあった。

利用者確保については
多少、そう言う気持ちを持って仕事をしてもらいたい程度で
『ノルマの目標のと言うものではない』
と改めてオーナーから言ってきたので決心がついた。

ボーナスなしで、休日は日曜と平日に1回と
労働条件は悪いけれど、
利用者数から見れば過分な給与を出してもらう事になる。
介護保険上のケアマネ報酬が少ないのだから会社としてもギリギリだと思う。
デイサービスの手伝いもあるかもしれない。

大事なところで
オーナーは経営をなんとかと考える立場ではあるが
もうけ主義でなさそうな人だ。

隣に経営母体がでかいデイサービスがこの程オープン。
自分のところの存続の焦りから
営業するケアマネの必要をオーナーは考えたのかも?

なかなか厳しい業界。
儲け主義でないってことは、
閉鎖ってことはありそうなところではある。

何よりの利点は家から近い。
8時半~17時半。
昼食は300円でデイサービス利用者とおんなじものが食べられるのも楽チン。
のんびりいきましょう~♪

新緑と花の季節 黒川温泉へ

2008-05-23 09:50:19 | Weblog
博多駅より特急リレーつばめで熊本駅へ。
なかなかゆったりしたシートで快適だった。
黒川温泉までは友の車運転で移動した。
途中、噴火口が見たいと言う話になって阿蘇山へ寄り道。



 「ねぇ、ねぇ、あれ熱いよね?」

と言う真顔な友の質問に苦笑。
熱いと思う前に溶けるんじゃないの?

火口を少し下ったところになんとミヤマキリシマ満開。
九重連山で汗水たらして登らないと
群生にはお目にかかれないと思っていた。
知らずにちょうど良い花の時期に遭遇するなんてラッキー過ぎる。



黒川温泉は谷合の川を挟んで数十件の宿がこじんまりとある感じ。
1200円で入湯手形を購入するとどこの宿でも3つまで入れる。
それぞれに嗜好がこらしてあるらしくネーミングも楽しい。
1日目は
何はともあれ名前で選んで『美人の湯』と『天女の湯』へ。
2日目は
ちょっと奥まった場所の川に面した自然を生かして作られた『幽谷の湯』へ。
もちろん宿の湯への何度も出たり入ったり。
湯流す川が汚れないように置いてあるよもぎ石鹸以外使用しないように
環境への配慮が宿をあげてなされていた。

湯につかった肌にはいつもの化粧水も乳液も必要を感じないくらいすべすべ。
源泉かけながしで湯質が良いのだろう今朝もまだ効果は持続している感じ。
毎日つかると美人なり過ぎる???
公共の壺湯は入浴料100円。でも混浴。
おばさんでも混浴はちょっと…



宿を後にして
ちょうど虞美人草(ポピー)とのぼり藤(ルピナス)が満開と
宿のるるぶでリサーチしておいた小国コスモス園へ立ち寄った。
山肌に植えられた花々が阿蘇の外輪山の稜線に生えてなかなか良かった。
花と撮ると美しく写ると友が言うのを信じて
花とツーショットで
今年、昇天した場合のマイご遺影写真用を撮り合った。



帰りの新幹線で
いつか温泉旅行をと約束してなかなか実現しない同窓生から
『晴れ女』だとメールもらった。
言われてみるとそうかな?

新緑の季節の旅もまた良かった。

働くばっかりでなく、
ゆったり気分を持ち続けて仕事に就くことは出来ないのかな?

いよいよ新幹線を降りて我が家へと自前運転中のカーラジオで
海外出張続きでの過労死を労災と認めた判決が出たニュースを聞いた。

54歳無職。遊んでもどこか ちゅうぶらりん。


















湯の里から帰ってみれば

2008-05-22 21:47:45 | Weblog
たった1泊、されど1泊、家を空けただけで家中大散乱。
玄関を開けるとこもった空気と玄関のねこトイレうんちがお出迎え。
キッチン前にもテーブルにもウエットなキャットフードが乱れとんで
おねだりにゃんこを蹴飛ばさないようにしたとたんに、
べちゃっと素足で踏んでしまった。

出かける前に干した洗濯物とピンチやハンガーが居間に所狭しと並んでいる。
テーブルには息子文房具や郵便物やマグカップ。
流しには洗わない食べカス付きの食器。

猫の水はからっぽ。生けた花は枯れていた。
いきなり夏日だった所為もある。

これから夏場向けて家を空けるのは考えもの。

行く前にちょっと口内炎が気になっていた猫だけは無事。
スーパーの閉店前半額刺身をパクついた。

お留守番息子はと言えば、
合気道の練習に家中の電灯を点けたまま不在。
猫に餌をやったり洗濯物を取り入れたりと
彼なりの努力の後はしのばれるので
まぁ~良しよう。
帰ってきたら食べられるように
とりいそぎ野菜不足だったろう食生活の補い分を調理した。

温泉効果か頭や手の湿疹が痒くない。
体の調子も良い。
山間の露天風呂はもう数週間で蛍の季節だった。
ぜいたくを言えば、蛍も見たかった。
またの楽しみに取っておこう。

シンデレラの魔法がとけた感じ。
明日から日常生活がはじまる。



薔薇が咲いた

2008-05-21 04:39:36 | Weblog
雨上がり。
除草して耕して、
園芸店で見つけたちょこちょこ植えた苗や
勝手きままに生えていたのをちょっとだけ整理移動させた花々たちが
いきいきしてきた。

築22年の家と共に植えられた古い蔓薔薇。
いっときは花も葉みすぼらしく枯れていきそうだった。
今年は葉も蔓も勢いが良くいっぱい莟が付いた。

5月に3つ目の台風がもたらした雨というのも
アジア他国の天変地異の大惨事も
地球どうしちゃったの?
と気にはなり

我が家もなんだかんだと降ったり照ったり
いろいろ賑々しいけワケだれど

朝露に清々しい花を見ているとスーっとしてくる。

写真はロクな世話もしないのに
けなげに咲いてくれた最初の一輪。


前々から行ってみたかった黒川温泉へ1泊旅行へこれから出発。
気の合う旧知の友と時間を持つ。
家を離れて束の間のリフレッシュ。
ちょっと煮詰まっている頭をからっぽにしてこよう。

無職のささやかな贅沢もこれが最後かな?

ゆったり野いちごジャム

2008-05-19 21:37:18 | Weblog
早朝散歩で野いちごいっぱい場所を発見。
我が家猫の額庭に成る量では無理だけど、
これを摘めばジャムになりそうだと踏んだ。

野いちごの葉には棘がある。
しかも生っている場所は日あたりの良い斜面。
山登りの藪こぎの要領で摘むこと一時間。
大きな鍋にあふれる程の量になった。

砂糖を何回かに分けて加えて煮ること三時間。
一晩ねかせてやっと程よい硬さにできあがり。

ゆったりゆっくりの結晶みたい。


本日、6回目の面接。

『採用決定までに最長2週間。
 重要な職務だからゆっくり検討させていただきます。』

素行、前歴を根掘り葉掘り調べる時間って事かな?
ぞっとしない返事もらって帰った。

休みが2日続きというのがないし、通勤に時間がかかるし…っと
『2週間』と言われたとたん、採用になってからの憂鬱気分が支配した。
はっきりしない返事をぼぉ~と待つより
次、次チョイスして面接受けようかな?


ジャムを煮るといつも思いだす絵本がある。

 『じゃむじゃむどんぐまさん』 
      柿本幸造 絵 ・ 蔵冨千鶴子 文  至光社

Amazonで検索しても出版社の至光社の絵本ナビにもヒットしない。。
見たくなって家中探したら、出てきた。
息子も覚えていて一緒に探してくれた。

じゃむの煮えるページが素敵。


  くっつ くっつ
  もや もや ふわーん ふあん
  あまくなあれ おいしくなあれ
  りんごじゃむ じゃむ にえろ にえろ



のんびりいこ~っと




ふられ三連発の日

2008-05-16 22:29:19 | Weblog
ここ数日前から頭の中におおきな発疹が一つ出来て痒かった。
虫さされかと思っていたら、
今朝、数が増えた気がして不安になった。
過去に全身つるっぱげの汎発性脱毛症に罹患している。
脱毛症で通院した皮膚科を受診する事にした。
車で一時間は遠い。
到着するといつもは車でいっぱいの駐車場がガラガラ。
病院のドアが閉まっいて、閉院のお知らせの紙が貼ってあった。
50代とおぼしき医師は愛想はよくないけど、流行ってないワケでもなし
センセに何かあったのかしらん?
診察券見たらH18だった。2年ご無沙汰だったのだ。

あきらめて帯状疱疹の時にお世話になった
前の前の会社近くの皮膚科に診てもらった。
虫さされでなく、汗がむれて出来た湿疹とのこと。
円形脱毛とは無関係と言われホッとする。
ついでに土いじりで両手がかぶれているのにも薬を出してもらった。

その病院の近くにおいしいケーキ屋があった。
わざわざちょっと回り道。
立ち寄ったら工事の車がいっぱいで駐車スペースなし。

改装中で営業していなかった。
ケーキにふられた。

自宅へ帰ったら
じゃじゃ~~ん~♪
面接を受けた会社から履歴書の送り返し封書が届いていた。
不採用。
昨日からずっと採用の電話がかかってこないか
ケイタイを気にしていたのだ。

う~~ん。
2年の間に2つも会社を辞めて、しかも直近は3ヶ月退社。
ワタシが雇用側でも採用は差し控えるわ。

図らずも超就職氷河期でするずるとバイトや派遣で30後半。
就職面接で
「どうしてこうなったのか?」
聞かれるのが辛いと言う話をテレビで見たけれど
ワタシも辞めた経緯を根掘り葉掘り聞かれるのが辛い。

一旦、経歴が汚れるとまともな会社は採らないのかも?
田舎の狭い業界のこと。
ワタシはブラックリストに入っているのかな?
すぐ来て欲しそうなところはワタシの方が遠慮したいし…

めげないで次にアタック!
どうしても採用なければ、次の手を考えればいいわ。
ケセラセラ~♪


小説・みすゞ  荻田 芳久著

2008-05-15 20:29:29 | 
小説・みすゞ
荻田 芳久
河出書房新社

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映画の脚本を書いた人が小説仕立てにしたもの。
遊郭通いの夫から淋病を移され
子をなしてから離婚。
実家へ帰っての自殺。
決して明るい生涯の人ではなかった。

夫以外の家族は皆あたたかな人であるのが救い。
みすゞが我が子ふさえに愛情深いのが救い。

感性の豊か過ぎる繊細な人に
この最悪の伴侶でなかったら、
みすゞの人生は違っていたかもしれない。

夫は映画に実名公開を拒んだそうだ。

しかし、小説は初めっから暗い。難解。
イメージ的な描写が凡なる脳みそでは理解不能。

朝4時起きで散歩、庭いじりと体を動かした後
昼食でお腹がふくれた
昼下がりに読み始めたワタシが悪いとは思うが、
途中でぐわ~~っと寝てしまった。
詩が書いてあるところだけ、目と頭が冴えたけど、
小説全般おもしろいとは言えなかった。
詩の書かれた原風景(漁港仙崎)についてはよく分かった。

そう言えば、
↓映画の方も明るいとは言えない感じだった事を思い出した。

みすゞ

紀伊國屋書店

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若くない日々  藤堂志津子著

2008-05-15 05:24:59 | 
若くない日々
藤堂 志津子
幻冬舎

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藤堂 志津子の本と言うと『恋愛』のイメージがあって
ここ最近、どっちでもいい気分でご無沙汰だった。
題名にちょっと興味が湧いてぺらぺらめくってみると
主人公は50代の独身女性。
私もボツイチとは言えもっか独身。(コブあり)

確かに題名どおり5つの『若くない』女性の短編が収まっていた。
50代にしてみれば30代も若い人なのだ。
先日、面接官が同世代とおぼしき女性で、
40前後の男性の事を『若い』と語った事を思い出した。

小説の方は
ふふふと笑え、ちょっと共感。同世代の女性心理はすっすっすと沁み込む。

あとがきより

  だれしも四十、五十年の人間をやっていると
  「いわくありの小さな歴史」がしぜんとからみついてくる…
   …
  悪くても、愚かでも、ずるくても、いいのである、
  一点チャーミングありさえすれば…


この一点チャーミングがないととお友達に成れない。
なかなかの人間観察。
藤堂さん自身実年齢に近い話はおもしろい。
この線でまた書いて欲しいなぁ~


最高の人生の見つけ方

2008-05-15 05:02:05 | 映画(DVD)
仕事をしている時に
ものすごくうらやましかったレディス・デイの恩恵にまだ預かってなかった。

最高の人生の見つけ方

副題が良かった。
『余命6か月、一生分笑う』
それに惹かれて出かけることに。

まるで違う人生を歩んできた余命6か月のがん患者が同室となる。
皮肉にもひとりはその病院のオーナーで
自説が
『病院はホテルではない。治療のためだから1部屋2人』

普通ではありえない大富豪が車の修理工と相部屋となる。
一代で財をなした大富豪はハチャメチャで品位のない性格で
恋に落ちた女性の妊娠で大学生活を自分の夢を断念し、
46年間家族を守るためだけに働いてきた実直で常識人の男。
彼がわずか通学した大学の哲学の授業で
棺桶に入るまでの人生でやりたいこと、見たいことの
‘棺桶リスト’を書いたことを思い出して
死を待つ病院ベッドでふただびリストを
メモしはじめたところから話は始まる。

もう生きている時間が少ない。
棺桶リストは
金はたんまりある大富豪なら、
動ける体力があれば全部実現可能に見え
ふたりで病院治療を止めて世界旅行へ出てしまう。

金で実現可能な事は終わってしまえば空しいが、
同病相哀れむ以上の友情や家族愛や納まるところへ納まって話は終わる。

大富豪の雇われ人である秘書が
ポーカーフェイスを保ちつつ
ちょっとコミカルでシニカルなセリフを吐く。
この脇役スパイスが効いていた。

死を扱っているのに重苦しさなし。
ユーモアたっぷり、スピードの娯楽性ありで退屈しなかった。

大富豪の金の使い方も
貧民の私には一生実現不可能なワケで痛快。

免疫力には笑いと言う説もあるが、
『おもいっきり笑う』事には相手が居る。
映画なんで
一人で観にいっても充分笑える。

これは『みんなで笑う』に成るのかな?


見直す度に腐ってゆく介護保険

2008-05-13 23:43:32 | Weblog
介護保険の「軽度」見直し提言へ 財政審、給付軽減で(朝日新聞) - goo ニュース

参議院は有ってないような国会で、
じゃんじゃん道路の財源だけは確保され
社会保障関係の方はどんどん財政困難で質が落ちてゆく。

介護従事者の質の向上と給与水準の向上と
掛け声だけは出たけれど
お金の出所についての案も議論もない。

軽度者への家事援助はすでに前の見直しで制限がかかって
訪問介護業界は大打撃を受け、多くのパートヘルパーの時給が下がったり
仕事量が減ったり、事業所の存続が危うくなったり
この辺りからコムスンの不正も派生してきた。
現行の介護保険では儲かりようがないのだ。
使わせない介護保険は関連事業所にも打撃をくらわす。

『介護保険を納めているのにどうして!』
と多くの人は思う。
後期高齢者医療制度だって6月年金の日までには見直すとかって、
徴収するまでには、
こちょこちょいじくって穏便に収めようとしているが
実際のところ
収める金は膨らんで、
福祉サービスの出し渋りばかりがここ何年も続いている。

国家予算の割り振りを根本的にひっくり返して
医療と介護と年金をどうにかしないと
高齢者のみならず
若い人たちの未来の見通しまで暗くする。

小手先の見直しはうんざりだ。




久々のパンツスーツ

2008-05-12 15:58:21 | Weblog
5度目の面接帰りに
シャッター通りの空き店舗に作られた老人憩いの家へ立ち寄った。
テーブルが真ん中にドンと置いてあり、
回りの壁には棚が設えてあって
高齢者の方が趣味で作られた物やいろんな障害者作業所の商品が並べてあった。
商品眺めていたらお茶とお菓子が出た。
隣の席の老夫人に話しかけたら、ちょっと愚痴っぽい。
おもわずケアマネの仕事モードになりそうだった。
家で24時間自分時間も好きだけど、ケアマネの仕事も本来好きらしい。

ここの布ぞうりが安くて良いと教えてくれた近所の張本人にばったり。

  「あぁ~どうしたん?」

彼女の目が点になった。
一応、今日は面接。
私は働くおばさんグレーのパンツスーツに黒のパンプス姿だった。

デレデレのアジアン風ファッションかウォーキングジャージでしか
そう言えばお目にかかった事がなかったかも。
しげしげと上から下まで見て、関心されてしまった。
面接帰りの話をすると
彼女は働いた経験がまったくないと、ちょっとうらやましげ。
「働くっていい事ないよ」と、
ひととき専業主婦の社会性について語り合う。
私も長らく家に居た人なのだ。
ずっと働き続けて50歳を超えた人と違って、どこか甘い。

別れ際に彼女が言ってくれた。

 「採用にならなかったら、その会社、見る目がないって事よね!」

うんうん。
惜しい人材を採りそこなったって思ってあげよう。
結果は1週間内に
採用なら電話で、
不採用なら履歴書が郵便で送り返されてくるそうだ。