蓮池薫さん、「英男さんは泣き崩れることできない」 (朝日新聞) - goo ニュース
ウソばっかり言ってもいい。ひと目会いたいのが親の心情だろう。
金英男さん一家の再会シーンを見ていた
横田めぐみさんのご両親の気持を思うといたたまれない。
まっすぐ権力への方向性で、人の心まで括ってしまう北朝鮮と
戦前、戦中の日本を重ねる。
折りしもNHK朝の連ドラ『純情きらり』は赤紙、出征の場面。
涙を隠して
『おめでとうございます』『ありがとうございます』
『死なないで』『行かないで』と本心は一言も言えない。
戦後、国のトップはあさま山荘事件をはじめ、
絶対に人命第一を考えてくれる
と、信じていたのに
テロに屈しない
たった一言で若い命を絶たせてしまった小泉内閣。
イラクへの自衛隊派遣を強行し、
どこまでも靖国参拝にこだわり、
とうとう
愛国心教育を復活させてしまった。
自衛隊イラク派遣反対署名を募って歩いた時、
快く、絶対に反対と署名してくれたのは
戦争体験者だった
戦争を知らない子供たちが高齢者の仲間入りも目の前。
戦争を知っている人はどんどん少なくなってゆく。
まだ物言える日本で良かった。
日本へ帰国当初の拉致された人たちが
あの赤いバッチを胸につけて
不自然な表情のない会見を繰り返していた姿と
今回と
そっくりに見えた。
横田夫妻のお孫さんとめぐみさんとお顔立ちが似ている。
おばぁちゃんちにいらっしゃいよ。
ちょっと会いに行こうかな。
そんな自然な感情をどんなに演出して隠しても
ウソっぽさが増して見えるだけ。
権力の意のままで自由のない
拉致されたままの人たち
服従しか許されず飢えてまでいる
北朝鮮の庶民の人たち
北朝鮮の人たち、みんなが痛ましい。