ちゅんちゅんがまた食べなくなったので
仕事から帰って動物病院へ急いだ。
夕方はいつも混雑している。
完全室内飼いで他の犬猫を見ることのない我が家の猫には
待合室で待つことも恐怖なのだ。
誰にでも愛想よくしっぽを振って病院大好きで
帰らないとドアで踏ん張るワンコにも出会ったけど猫ではそうはいかない。
毎度、ちっくん痛い注射の記憶もある訳で、
出来たら待たない時間に連れてゆきたいが、人間の都合でそうもいかない。
ちゅんは毎日飲まなければいけない抗生物質を飲まない。
餌に混ぜると食べないし、口に押し込むと舌で押し出す。
バスタオルで前足をしっかりくるんで、大変な思いをして飲ませるが
ちゃんと後から錠剤の形まんま、床に転がっているのを発見する。
おまけに薬タイムの察知が良くて、飲ませる気配だけで
私が入り込めない息子の部屋へ逃げ込む。
ちゅんのための行為でだんだん嫌われている感じまでする。
食べなくなって3日目。
病院嫌いだけどいたしかたない。
ちゅんは抱っこしてると大人しいから洗濯ネットに入れて
顔だけ出してやって車の運転席の膝に乗せて連れてゆく。
キャリーに入れるとギャーギャーと大鳴きで暴れる。
人のぬくみを感じていれば多少不安が減るらしい。
ハンドルがちょっと切りにい。安全運転義務違反
犬猫病院の駐車場が空いていた。
待合室にはキャリーの中で撫でられて大人しくしているのが1匹。
ものすごくラッキーだ。
洗濯ネットごと抱っこで順番を待つ。
先客は蓋を開けたキャリーの中でうずくまっているから、そうとう重症な感じ。
悪くても猫ならもそもそ逃げようとするから
犬かなとチラッとみたら、とんがり耳。やせた猫だった。
飼い主さんに話しかけると20歳だと言う。
子供が入ってきたらキャリーでぐったりしていた猫が
にゃあ~と鳴き出した。
その家の子供たちで甘え鳴きだった。
キャリーから逃げ出す元気もないのに、
可愛がってくれる人の気配にはちゃんと反応する。
出来たら入院させて点滴を試みたいと告げられて
飼い主さんは悩んでいた。
猫にとって家を離れてサークルに入れられての生活は一晩でも恐怖。
具合の悪い時に手放すのは治療と分かっていても
理解できない猫には大変な事だ。
高齢でもあり点滴治療の効果は100%ではない。
一時あって、「預けます。」と言われた。
「おばぁちゃんがさみしいね」と子どもたちが言う。
毎晩、その人の傍で寝ているらしい。
キャリーごと入院する奥へ運ばれたら、
大人しかった猫が不安で鳴き出した。
そして、ちゅんちゅんの治療の順番。
診察台で助手の人に抑えられて、ちくんが2本。
終わったら、いそいで抱っこ。
私の肩にすがりついてくる。
獣医さんちにも猫が10数匹居るそうで口内炎猫も居て
何度も注射が必要だと話される。
嫌われたくないから助手の人に注射をしてもらうんだそうだ。
『20年生きるんですね』
『22年の子もウチにきますよ』
14歳ちゅんちゅんも15歳ふぃんふぃんも、
まだまだこうやって治療を受けていくのかも。
『20年可愛がられている様子が良くわかりましたね』
と入院猫のことを言ったら、
獣医さんの顔がにんまりほころんだ。
この人は本当に猫が好きなのだ。
ふぃんふぃんが入院した時も
夜中にまで起きて様子を確認して下さったと聞く。
おかげで今もわがままいっぱいそれなり元気。
今夜もこうやって何匹も診て、
夜中にさっきの入院猫を気づかわれるのだろう。
生まれた時というか
我が家に野良子猫登場して時からのお付き合い。
ちゅんちゅんはガリやせで声まで出ないブサイク野良だった。
声が出るように注射をしてもらった後で
ウチの猫になったお祝いの猫缶と鈴をもらった。
猫も人も何かの出会いかな?不思議。
獣医さん、最後までよろしくにゃん
仕事から帰って動物病院へ急いだ。
夕方はいつも混雑している。
完全室内飼いで他の犬猫を見ることのない我が家の猫には
待合室で待つことも恐怖なのだ。
誰にでも愛想よくしっぽを振って病院大好きで
帰らないとドアで踏ん張るワンコにも出会ったけど猫ではそうはいかない。
毎度、ちっくん痛い注射の記憶もある訳で、
出来たら待たない時間に連れてゆきたいが、人間の都合でそうもいかない。
ちゅんは毎日飲まなければいけない抗生物質を飲まない。
餌に混ぜると食べないし、口に押し込むと舌で押し出す。
バスタオルで前足をしっかりくるんで、大変な思いをして飲ませるが
ちゃんと後から錠剤の形まんま、床に転がっているのを発見する。
おまけに薬タイムの察知が良くて、飲ませる気配だけで
私が入り込めない息子の部屋へ逃げ込む。
ちゅんのための行為でだんだん嫌われている感じまでする。
食べなくなって3日目。
病院嫌いだけどいたしかたない。
ちゅんは抱っこしてると大人しいから洗濯ネットに入れて
顔だけ出してやって車の運転席の膝に乗せて連れてゆく。
キャリーに入れるとギャーギャーと大鳴きで暴れる。
人のぬくみを感じていれば多少不安が減るらしい。
ハンドルがちょっと切りにい。安全運転義務違反
犬猫病院の駐車場が空いていた。
待合室にはキャリーの中で撫でられて大人しくしているのが1匹。
ものすごくラッキーだ。
洗濯ネットごと抱っこで順番を待つ。
先客は蓋を開けたキャリーの中でうずくまっているから、そうとう重症な感じ。
悪くても猫ならもそもそ逃げようとするから
犬かなとチラッとみたら、とんがり耳。やせた猫だった。
飼い主さんに話しかけると20歳だと言う。
子供が入ってきたらキャリーでぐったりしていた猫が
にゃあ~と鳴き出した。
その家の子供たちで甘え鳴きだった。
キャリーから逃げ出す元気もないのに、
可愛がってくれる人の気配にはちゃんと反応する。
出来たら入院させて点滴を試みたいと告げられて
飼い主さんは悩んでいた。
猫にとって家を離れてサークルに入れられての生活は一晩でも恐怖。
具合の悪い時に手放すのは治療と分かっていても
理解できない猫には大変な事だ。
高齢でもあり点滴治療の効果は100%ではない。
一時あって、「預けます。」と言われた。
「おばぁちゃんがさみしいね」と子どもたちが言う。
毎晩、その人の傍で寝ているらしい。
キャリーごと入院する奥へ運ばれたら、
大人しかった猫が不安で鳴き出した。
そして、ちゅんちゅんの治療の順番。
診察台で助手の人に抑えられて、ちくんが2本。
終わったら、いそいで抱っこ。
私の肩にすがりついてくる。
獣医さんちにも猫が10数匹居るそうで口内炎猫も居て
何度も注射が必要だと話される。
嫌われたくないから助手の人に注射をしてもらうんだそうだ。
『20年生きるんですね』
『22年の子もウチにきますよ』
14歳ちゅんちゅんも15歳ふぃんふぃんも、
まだまだこうやって治療を受けていくのかも。
『20年可愛がられている様子が良くわかりましたね』
と入院猫のことを言ったら、
獣医さんの顔がにんまりほころんだ。
この人は本当に猫が好きなのだ。
ふぃんふぃんが入院した時も
夜中にまで起きて様子を確認して下さったと聞く。
おかげで今もわがままいっぱいそれなり元気。
今夜もこうやって何匹も診て、
夜中にさっきの入院猫を気づかわれるのだろう。
生まれた時というか
我が家に野良子猫登場して時からのお付き合い。
ちゅんちゅんはガリやせで声まで出ないブサイク野良だった。
声が出るように注射をしてもらった後で
ウチの猫になったお祝いの猫缶と鈴をもらった。
猫も人も何かの出会いかな?不思議。
獣医さん、最後までよろしくにゃん